6月29日 1966年の本日 ビートルズが来日したので ビートルズ記念日と言うのだそうです

私はもう六十に近い年代ですが ぎりぎりビートルズ世代と言えるのかもしれません。私たちの時代は 中学に入ってから 勉強をするときなどにラジオをかけるのが当たり前の風潮したから ラジオを聞き始めて 初めて外国の音楽と接するようになりました。私が中学一年の時に アルバム「レットイットビー」が発売されて 少ししたら最後のアルバム[アビーロード」が発売されて ビートルズは解散してしまいました。

ですから 私はビートルズがバンドとして活動していた時代を殆ど知らないようなものです。私の家は 父の考え方で電化製品については 結構時代遅れの傾向がありました。私が中三になった時に始めてステレオを購入しました。昔風の 家具調でプレイヤーからアンプから全てが組み込まれて一体化したものでした。当時はたまたま四チャンネルが流行でしたので スピーカーが四つあり リアスピーカーは部屋の隅っこに置かれていました。

ステレオが自分のうちにやっと登場しましたから その時からせっせとレコードを買い集めるようになりました。中学時代は小遣いが月に二千円で 高校時代は三千円だったと思います。当時のLPレコードは一枚が大体二千円でしたから レコードを一枚買うと 殆ど小遣いが無くなってしまっていました。高校時代は 一番お腹がすく頃なので 持参したお弁当だけでは足りないくて 食堂でうどんなどを食べていましたから その分のお金が必要でしたので 本当にカツカツの生活をしながらも月に一枚のペースでレコードを買い集めていきました。

当初はバカの一つ覚えのようにビートルズのレコードばかり買い集めていきました。記念すべき一枚目のレコードが「ヘルプ」でした。次が「ヤアヤアヤア」で ビートルズとしては中期から初期にかけてのレコードを買い揃えていきました。購入するのは 大抵土曜日に学校の帰りがけに今はなきレコード屋さんに立ち寄って お小遣いをはたきました。家に帰り着くと 急いで昼飯を食べてから ステレオの前に陣取り 買ってきたレコードを再生して 主にヘッドホンで聴いていました。

ヘッドホンの方が 他の音が遮断されているし 自分の好みの音量で楽しめたからです。レコードですから A面を聴いたらB面にひっくり返さなければならず げんざいのCD盤と違って結構手間暇かかりましたが 当時はそれが当たり前でしたから 全然平気でした。その日の晩御飯の時間まで 繰り返し繰り返しレコードをひっくり返しながら聴いていたものです。

私が初めてビートルズ以外のレコードを買ったのは カーペンターズでした。その後モンキーズにも興味が湧いた時期もありましたし、子供の頃からピアノを十数年習っていましたので ピアノ曲やピアノ協奏曲等のクラシック関係のレコードも買うようになり 私のレコードもバラエティーに富んでいきました。途中で 現在まで続くアイドル好きのために 浅田美代子のアルバムまで購入しました。美代ちゃんは歌は極端に下手糞でしたが おまけについているポスターに目が眩んでしまい 喜んで買ってしまいました。

その後は クラシック関係のレコードばかりを購入する時代が続きましたが CDの時代になってここ数年は大好きな乃木坂や欅坂のシングルCDを 秋元さんの戦略にはめられて 全てのタイプを買い揃えていますので 結構な金額になってしまいます。私と奥様はカラオケに出かけても 乃木坂や欅坂 そしてAKB関連の曲を少なくとも十曲以上は歌いますから 秋元さんの収入にかなり貢献しているのかもしれません。

話をビートルズに戻しますが 私の一番好きなアルバムは 「ラバーソウル」です。一般的には 音楽的に成熟してきた後期のアルバム 例えば「ペパ-」や 「ホワイトアルバム」[アビーロード]辺りが名盤と言われているように思いますが、私はまだみずみずしい感覚のビートルズが「ラバーソウル」で一番 新しいことにチャレンジしている名盤だと思います。

楽曲としても 「カムトギャザー」や「レットイットビー」などが人気がありそうですが 私はどちらかと言えば初期の頃の作品「シーラブズユー」や「キャントバイミーラブ」等の方が いかにもビートルズらしいサウンドのような気がして好きです。もうだいぶ前に CD盤のビートルズ全アルバム集 を購入しました。買った時には嬉しくてすぐに 時代順に一枚ずつ丁寧に再生して聴きましたが 何となくそれで安心してしまって 本棚に飾ってあるだけの存在になっています。今夜あたり久し振りに何枚かチョイスして聴き直してみようと思います。

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