7月20日 私が子供の頃には 本日が一学期の終業式で明日からは 待望の夏休みが始まるはずです

今から思えば かなり楽しい学校生活が長期にお休みになるわけですが どうしてそんなに嬉しかったのわかかりません。休み中は 仲の良い友人たちと会えないのですから そんなに手放しで喜んでいたのが不思議に思えます。でも さして興味の湧かない授業を教室に座って 聞いているふりをしないで済むだけでも 凄く有り難かったのかもしれません。子供の夏休みと言えば 宿題がつきものです。終盤までほったらかしにしておいて 最後に必死でやっつける苦労をされた方が多いのかもしれませんが 私は 殆どの宿題を七月中に終わらせておりましたので あんまり最後に苦しんだ記憶は ございません。いわゆるお勉強の宿題 漢字や計算問題のプリントなどは 殆ど瞬時に片づけました。
ただ私は 図工 美術系統の宿題が 苦手なので どうしても最後まで残りがちで その分野の宿題には手を焼いた覚えがあります。大抵一枚お絵描きを 提出しなければなりませんでした。絵の好きな子供なら むしろ楽しんでやれる宿題なのかもしれませんが 私には 算数の計算問題の方がよほど楽ちんでした。絵でなければ 工作の提出を 求められることもありましたが やはり大変苦労しました。一時間ぐらいで完成するような簡単で大雑把な物でもいいと 割り切ってしまえれば そんなに苦労しないのでしょうが 夏休みの長時間かけて 完成させるそれなりのレベルのものを 期待されていると 不器用極まりないのに 張り切ってしまったのが 悪かったのだと思います。まあ最終日までには なんとかかんとか仕上げて 提出しましたが 何時もあんまりよい評価はもらえませんでした。私は マリンバやピアノを毎日練習してそれなりのレベルには至っておりましたので 音楽の成績は いつも五段階評価で五をもらっておりましたが 図工 美術の評価はいつも 自分なりに頑張ったつもりでしたが 真ん中の三でした。図工 美術の先生に嫌われているのではないかと思ってました。
今も 小中学生には そこそこの量の宿題が出されているのでしょうか。何回か 学校のプールに泳ぎに行かなければならなかったり 登校日があったりするものでしょうか。たまに クラスメイトと会えるので 私は楽しみにしていました。朝のラジオ体操をする習慣は 今も続いているのでしょうか。私は子供の頃から 多分血圧が高かったからでしょうが 早起きは得意だったので 苦痛ではありませんでしたが 朝寝坊の友達が 半分寝ぼけた状態でやって来ていたのが 印象的でした。家に帰ったら 直ぐに二度寝するのでしょうから 早起きの習慣はつかなかったのでしょうが 夏休み中ずっと 寝たいだけ寝るよりは ましだったのではないかと思います。小学生の頃は 夏休みに 両親の実家に帰省するのが楽しみでした。父方の実家は本格的な田舎で セミやカブトムシ クワガタムシが獲り放題なので それなりに幸せでした。母の実家は菓子工場を併設するぐらいの規模お菓子屋さんでしたから 子供にとっては天国でした。今思い返しても 私の人生で一番楽しかった日々と言えるのかもしれません。そんな楽しい事極まりない帰省が出来たので 夏休みが楽しみだったのかもしれません。
ただ長期の休みが楽しければ楽しいほど その休みが終わりに近づくと なんだかとても寂しい気分になりました。いつもその時期になると ツクツクボウシが鳴きはじめるので ツクツクボウシの鳴き声を聞くと いつも落ち込んだ気分になります。休みが始まったばかりの時には 永遠に続くかと思っていましたが やがて必ず終わりが来ます。子供たちも今のうちに 幸せの絶頂を楽しんでおいていただきたいと思います。自分に夏休みがないので 悔しいのですが 始業式の日のうんざりした気分を味あわなくてすむことを 慰めにしようと思います。

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