7月24日 麻婆厚揚げを作ってみて 失敗してしまいました

私は基本的に辛い物が好きなので 麻婆豆腐は 一味唐辛子やラー油をたっぷりと使って かなり辛い目に作ります。若い頃には 豆板醤や甜麺醤等の中華味噌を常備していましたので 自分なりに味付けして 自分が一番おいしく感じる麻婆豆腐を作っていました。しかし最近は料理に対する情熱を失ってしまいましたので 丸美屋の麻婆豆腐の素を使って 簡単に仕上げています。ネギなどの香味野菜はたっぷりと使って 味に深みが出るように工夫はしているつもりです。
どうも最近は 還暦を過ぎてからは特に 料理に対する情熱がすっかり冷めてしまっているようで 悲しくなります。一番の好物であるカレー作りでも 一番大変であり 一番面倒な 一番時間のかかる作業である玉ねぎの微塵切りを炒める作業でも手を抜いています。昔は カレーと言う食べ物は 丁寧に炒めた玉ねぎの香ばしさを 色んなスパイスでアレンジして楽しむ料理である という信念を持っていましたから 微塵切りの玉ねぎを炒める工程に 平気で一時間以上もかけていました。玉ねぎの体積が元の五分の一位になるまで 徹底的に飴色になるまで手を抜かずに炒めたものでしたが 最近は一応火が通って 多少焦げ色がついてきたら それで出来上がりにしてしまいます。当然 カレーとしての出来上がりにも 満足がいきませんが 手を抜いたのだからしょうがないと 簡単に諦めを付けてしまっている自分が情けないです。
麻婆豆腐も以前は そこそこ上等の木綿豆腐を豆腐屋さんで買ってきて 傾けたまな板に布巾を分厚く引いて その上に豆腐をのせて 丁寧に水切りをしていましたが 最近ではスーパーで買ってきた豆腐をそのまま使うようになりましたから 手を抜いた分正直に 美味しくなくなっているのは間違いありません。そんな風に最近麻婆豆腐づくりにも手抜きをしている 私ですが 本日近所のスーパーに買い物に行くと いつも買う木綿豆腐が売り切れていてありませんでした。おつとめ品の入った箱をみると 厚揚げが賞味期限が本日までなので 半額で売っていました。
私は 今朝目覚めた時から 暑い時期ですが ピリリと辛い麻婆豆腐を食べたい気持ちでしたので 木綿豆腐が売り切れてありませんでしたが 厚揚げが半額で売っていたのは ひょっとしたら神からのお告げのような気分になってしまって 購入してしまいました。私は厚揚げと言う食材自体は 割と好物なので ちょくちょく購入しては 簡単なレシピとしては オーブントースターで カリッと焼き上げて おろしショウガや刻みねぎをたっぷりとのせて 味ポンでいただくことが多いです。安上がりであり 血糖値もあまりあげないのでヘルシーであり 結構お腹も膨れますから 頻繁に作っては頂いています。
学生時代のお金がない頃には 回鍋肉は本来 豚肉とキャベツの味噌炒めですが 貧しくて豚肉が買えないときに 厚揚げを薄く切ってフライパンでカリカリになるまで炒めてから キャベツと合わせて 中華出汁に味噌を加えて回鍋肉もどきを作って食べていました。こんなものでも 貧乏学生には ご馳走で ご飯の進む有難いオカズの一品でした。当時はそこそこに美味しく感じていましたが ある程度お金に余裕のある現在 同じように作ってみても 全然美味しく感じません。悲しい事ですが 人間は懐具合によって 味覚にも変化が起こるのかもしれません。
本日は 別に経済的に追い込まれていたわけではありませんが 本日も暑かったので 主婦の皆さんが冷奴を一斉に用意されたからかもしれませんが たまたま木綿豆腐が降り切れてしまっていましたところに 厚揚げが半額で売っていましたので  豆腐の代用食品として厚揚げで麻婆厚揚げを試しに作ってみました。普段麻婆豆腐を作る時と同様に 先ずは豚ひき肉を適量炒めてネギやしょうがを適宜加えて炒めてから 丸美屋の麻婆豆腐の素を加えます。ある程度火が通ったら 適当な大きさに切った厚揚げを加えます。最後に添付されている片栗粉を水で溶いて加えてとろみが出たら出来上がりです。
豆腐の場合は お玉でかき混ぜるときに注意しないと豆腐の形が崩れてしまいますが 厚揚げなので崩れることもなく ごく簡単に出来上がりました。私は普段の麻婆豆腐を食べるときに 山椒やラー油を加えて 好みの味に調えますので 同様に薬味を加えてから 食べてみました。厚揚げと言う食品は 豆腐を油で揚げたものです。見た目も食感も全然異なりますが 一応親戚筋に当たる食材のはずですが 麻婆豆腐のを厚揚げで代用してみるのは 私の正直な感想としては 失敗でした。
私は他人が作ったものの場合は 不味いものは 我慢して食べたくありません。でも自分が作って 失敗した料理の場合は 本当に口に合わなくて食べられない場合は除いて せっかくの食材を無駄にしてしまっては 申し訳ないので 我慢してでも完食します。麻婆厚揚げは 不味くて食べられない と言うほどの失敗作ではありませんでした。しかしやはり豆腐のつるっとして柔らかい感触と 他の食材の混ざり具合などが 美味しさのポイントになっているように感じました。厚揚げでも 美味しくないわけではありませんが もう一度作って食べてみよう とか友人に作ってご馳走しようとは 全然思えませんでしたから やはり失敗作品だったように思います。これが 貧乏学生時代なら ひょっとしたら美味しく感じられたのかもしれません。
勿論これからも いろんな料理をアレンジして 調理してみることは これからも 続けていくだろうと思いますが 試しに作る時には 少なめの量で試してみるべきだと 学習しました。私は普段料理を作る時には その料理でお腹いっぱいになれる量を作ってしまう習慣がありますので 失敗した時の後始末が大変でした。料理は私の数少ない趣味の一つですからこれに懲りないで頑張ってチャレンジしていこうと思います。

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