7月27日 夏休み と言う言葉を長いこと使っておりません

子供たちは 夏休みが始まったばかりで まだこの休みが永遠に続くかのように思い込んで 思い切り羽を伸ばしている所でしょうか。私にも当たり前ですが 子供の頃がありましたから 人並みにたっぷりと夏休みを経験しております。私は 学校の勉強がそれほど嫌いではありませんでしたし 苛めた経験は幾らかありますが いじめられた経験は全くありませんから それ程学校に通うのが苦痛ではなかったように記憶しております。但し 自分では気づかずに クラスメートから 嫌われたり疎んじられたりしていた可能性は 否定致しません。昔も今も やりたい事をやり 言いたい事を言う性格は 変わっておりませんから。
そんな訳で 別に学校が特に嫌いだとか 苦手だとかいう意識は全然ありませんでしたが やっぱり夏休みの42日間 学校に通わなくてもいい長期休暇は 凄く嬉しかったです。私は 恐らく子供の頃から血圧が高めだったのかもしれませんが 朝目覚まし時計や親に起こされて目覚めることは殆どありませんでした。当時も現在も変わらず 朝目覚めるとしっかりお腹が減っていて 母の用意してくれる朝食を たっぷりと美味しく頂いており 元気よく そして機嫌よく学校へと出かけていたものですが 時間に縛られないのが嬉しかったのかもしれませんけれど のんびりと出来る解放感が 無上に楽しかったように思います。
宿題に関しては ほぼすべて七月中に終わらせてしまいますので 終盤になって焦っている友達を不思議な気持ちで眺めていました。但し唯一苦手だった図工系の宿題 お絵かきや工作の類はどうしても後回しになっておりましたが それでもお盆前には必ず終わらせてしまっておりました。けっこうみんな苦痛だったみたいなのが 朝のラジオ体操ですが 夏休みでも起こされる事なく目覚めていた私には 友達と顔を合わせて その日遊ぶことを相談するための 大切な集まりのようなもので 皆勤すると鉛筆かノートと言ったしょうもない賞品でしたが貰えましたから 楽しみにしていました。
うちの家庭では 家族旅行に出かける習慣があまりなかったみたいで あまり家族で観光地に出かけた思いではありませんでしたが お盆の前後父母の出身地である福岡県へ里帰りするのが楽しみでした。このブログには何度か書きましたが 母方の実家は 和菓子を沢山の種類 自分の所の工場で製造するような 観光バスが休憩に立ち寄ったりする位に大きくて立派なお菓子屋さんでした。勿論チョコレートやスナック菓子と言った子供の喜ぶお菓子も扱っておりましたから 子供には天国のような場所でした。
年齢の近い従兄弟たちがいましたから 朝から晩まで精一杯遊びました。午前中はマンガ本を読みふけり 昼からは近所の川で泳いだり魚を取ったりしました。勿論お菓子は食べ放題です。最初は遠慮していましたが 直ぐに厚かましくなって 食べたいお菓子を食べたいだけ頂きました。子供にとってこれ以上幸せな環境はなかったように思います。父方の実家は もっと自然の豊かな更に田舎にありました。農業をやっているので 新鮮な野菜が食べ放題で 立派なトウモロコシや巨峰と言う上等の葡萄を食べ切れない位に用意して歓迎してくれました。それに夜になると家の明かりに誘われて カブトムシやクワガタムシが飛び込んでくるぐらいに ワイルドで自然豊かな環境でしたから 男の子にとっては こちらはこちらでパラダイスでした。そんな訳で 夏休みの一番の楽しみは 父母の実家への帰省旅行だったように覚えております。
そんな訳で 子供の頃には 夏休みを思い切り楽しみましたが 病院を開業してからは 基本的にお盆の前後は お休みされる病院が多いので 逆に稼ぎ時だと考えて 仕事を頑張りましたので 夏休みとは サッパリ縁のない生活になってしまいました。まあお盆の時期は ゴールデンウィークと同様に 何処に出かけるにしても まずは渋滞を覚悟しなければならないし ようやく目的地に辿り着いても 混雑していて 長い事順番待ちをして 混んでいるので雑なサービスを受けて 普段よりも高い料金を請求されたりしますから 下手に遊びに出かけないで 大人しく仕事に精進した方が得策のような気がします。
まあ勤め人の場合 会社がお盆休みと言うか夏季休暇を設定してくれるのでしょうから その時期はお休みせざるを得ないのでしょうし お墓参りに帰省する必要があれば 混んでいても故郷を目指さなければならないのでしょうし 家族サービスの為に 旅行を企画される方は 普段よりも割高であり混んでいるので必然的にサービスの質は落ちるのでしょうが その時期にしかまとめて休めないので 出かけざるを得ないのでしょうから 何だか可哀想に思えてしまいます。
我々自営業者は 規模が小さいので 潰れるときには あっと言う間に消え去ってしまう可能性を孕んでおりますが 逆に働いたり 休んだりを自分の意思で決定できますから 今年も夏休みとは全く無縁の生活ですが 秋になって涼しくなってから 幾らかのんびりとした旅行に出かけてみようと考えております。恐らく移住先 最有力候補である 大分県を中心に九州まで車とともにフェリーで出かけて 移住先の環境をしっかりと下見して ついでに南九州をドライブで楽しむ旅行になると思います。今はその旅行を楽しみにして 仕事を頑張ろうと考えております。

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