7月28日 今年も土用の丑の日が近づいてきました

今年は土用の丑の日に当たるのが具体的には 7月30日なのだそうです。そもそも土用の丑の日と言うのはどのような意味合いがあるのでしょうか。このブログで過去に取り上げたことがあるみたいですが その時にはインターネットで仕入れた情報で それこそ付け焼刃なのに 知ったかぶりをして 偉そうに説明したのかもしれませんが 付け焼刃なので 時間が経つとすっかり忘れ去っているようなので もう一度調べ直してみたいと思います。

昔なら 何かの言葉の意味をきちんと調べようとしたら それこそ広辞苑等の大きな辞書でも引っ張り出して 調べなければならなかったはずですが インターネットの普及したこの時代は 「土用の丑の日」と検索するだけで その詳しい説明が羅列されますから 便利な世の中になりました。但し人間苦労して調べた情報はほんの少しずつでも自分に蓄積されていくような気がしますが 簡単に入手してしまった情報は 殆ど垂れ流し状態で 直ぐに忘れ去ってしまうみたいです。

先ず土用とは 季節の区切りである立春、立夏、立秋、立冬の四立の前の約18日間を指すのだそうです。それから干支と言えば それぞれの歳に十二支から順番に振り当てられていることはご存知ない方の方が少ないのかもしれませんが 今年は申年なのだそうです。毎年年末に年賀状を作る時には 来年の干支を図案に反映させるかどうかで 一時的に干支を意識しますが 普段は申年だからと言って 普段の生活に猿が頻繁に登場するわけではありませんから 忘れてしまっています。私は毎年近所の枚方信金さんのカレンダーを貰って帰って トイレの壁に貼り付けています。信金のカレンダーはその年の干支を表す動物が無数に描かれていますので ウンコをするたびにそのカレンダーを眺めていますので 普通の人よりはその年の干支を意識できているのかもしれません。

話が横道にそれましたが 干支は十二年周期で循環して各歳に振り分けられていますが 実は同様に一日ごとに干支が振り分けられているのだそうです。このことは日めくりの情報がたくさん載っているカレンダーでも見ると 分るのかもしれませんが 普段から意識されている方は 恐らく皆無だと思います。その日ごとに振り分けられた干支も当然十二日周期で循環していますから 土用の期間が十八日ありますので 年によって「土用の丑の日」が一回しかない年と二回ある年があります。

昨年はたまたま一年に二回「土用の丑の日」があったのだそうですが今年は7月30日の一回だけなのだそうです。年に二回ある年は それこそクリスマスイブが二回あればケーキ屋さんにとって非常にありがたいようなもので ウナギを販売している業者さんにとってはとっても嬉しい巡り合わせなのかもしれません。昔は ウナギのかば焼きと言えば 多分魚屋さんやウナギの専門店みたいなお店でだけ販売していたのかもしれませんが 現在では普通のスーパーは勿論 コンビニや通販でも盛んに宣伝していますから それなりに売り上げが上がっているのでしょう。

「土用の丑の日」にウナギを食べようと言い出したきっかけは 諸説あるみたいですが 一番ポピュラーなのは 平賀源内が知り合いの魚屋さんに相談されたので 丁度その時期が暑い盛りなので ウナギを食べて精を付けて乗り切ろう と言う宣伝を始めるように勧めたのだそうです。日本にだけある習慣 例えばバレンタインデーにチョコレートを贈る とか 節分に恵方巻きを食べる 等も もともとはチョコレート業界や海苔業界が売り上げを伸ばす目的で推奨していたのが 何時の間にやら 昔からのもっともらしいいわれがある習慣 かのように定着してしまったのと 同様な現象みたいです。

そもそも夏と言う暑い季節は 人間にとっても辛くて過ごしにくい時期なのですが それはウナギにとっても同様のはずで 大きなストレスにさらされているわけですから体調がいいはずがありません。ウナギも他の多くの魚と同様に 旬は脂ののってくる冬なのです。私はこのことを知っていますから 土用の丑の日の前後にウナギを食べたことがありません。最近は普段でさえ凄く高い値段がついているウナギのかば焼きが 土用の丑の日が近づいてくるとますます高騰してしまいます。たまに多少安めの価格設定の商品がありますが 大抵は産地を確認すると中国産なので 食べたくありません。

商品が品薄になるために高騰するのは 当然の市場原理だと思いますが もともとピンチの魚屋さんが始めた起死回生の手段にのって どうして旬でもないのに凄く高いウナギのかば焼きをありがたがって食べなければならないのでしょうか。源内の時代は それこそスタミナ食と言えば 魚ぐらいしかなかったのかもしれませんが 現代のスタミナ食の代表はやっぱりお肉だと思います。別に土用の丑の日だからと言って 焼肉屋さんの価格設定が高くなるなんて話は聞いたことがありません。

確かに暑い季節だからと言って 涼しげなあっさりとした料理ばかりを食べていては 元気が出てこないのかもしれませんから 栄養価の高い食品をモリモリ食べて仕事を頑張るのはいいことだと思います。けちん坊な私は 今年も価格が一時的に高騰するウナギではなくて 恐らくお肉で暑さを乗り切る方向に向かうと思います。まあ私のようなデブは 夏バテで食欲不振に陥ってくれた方が 少しは体重も落ちて嬉しいぐらいの気持ちですが 勿論太っている分普通の人よりも余計に暑さを実感しているはずなのに 全く食欲が落ちてくれません。夏バテでお悩みの方には申し訳ありませんが 暫くの間でいいから食欲が低下してほしいものだと切に思っています。

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