7月30日 野菜がどれも高騰しているみたいです

今年は 各地で大雨による川の氾濫などで 大きな被害を受けていますが そのためかなかなか梅雨が明けてくれません。雨の日が多ければ 当然晴れの日が少ないわけで 日照時間が例年に比べて かなり短くなっているはずです。その為に野菜や果物の収穫量が落ちて それでスーパーで販売されている野菜果物の価格が凄く高くなっているのでしょう。白菜が丸々一つで7~800円キャベツがやはり一つで350円なんて言う価格になっている日もあります。農家にしてみれば 勿論気候に恵まれて 豊作になってくれる方が嬉しいのかもしれませんが 但しあまり収穫量が多いと 商品がだぶついて 値崩れしてしまう場合も考えられます。でも今年のように 気候に恵まれないで 野菜の収穫量が落ちて 価格が高騰しても とても喜べないのでしょうから 農業というのもなかなかにデリケートで 難しいお仕事だと思います。
私は八月の第一週に自分の病院の診察が待っています。従ってこの一月ほどは 極力炭水化物を食べないように心掛けて 野菜中心の食生活です。キャベツやレタス キュウリなどが主食になりますので 特にこの時期には スーパーの野菜の価格には 敏感になってしまいます。この頃はあまり言われなくなりましたが 外出自粛を求められていた時期も 現在も変わらず 私は連日スーパーへ買い物に出かけております。するとたまに目玉商品みたいに扱われて かなり安い値段が設定されている野菜があります。但しそんな目玉商品は すぐに売り切れてしまうので 私がいつも出掛ける病院の仕事が終わって 終い掛けの時間帯にまで残っていることは殆どありません。
但しスーパーの終い掛けには おつとめ品として 昼間の価格よりも大分値下げされた商品もありますから そちらで得した分 少し高いけれどしょうがないと諦めて 高値のついた野菜を購入しております。キャベツは キャベツ用の大きなスライサーがありますので 適当な大きさに切って スライサーで簡単に千切りにして ドレッシングをかけたり 出来合いのサラダは濃いめの味付けがなされていますので ドレッシング代わりに混ぜていただいております。基本的に 病院にかかる前の一月は 千切りキャベツが主食になります。レタスやサニーレタスが安売りされているときは代用する場合もありますが それでもキャベツよりは高くついてしまうので なるべくキャベツを中心に頂きます。一食当たり ほんの数十円の違いですから その時に食べたい野菜をたべればいい という事は分かっておりますが 器の小さな貧乏人である私は その数十円が勿体ないと考えてしまいます。
話を元に戻して 野菜が高騰しているのは 日照時間が相当に例年よりも短いからだと思いますが 平成の米騒動が起こった年も やはり雨続きで日照時間が短かったように記憶しています。その為に政府のバカどもが「今年のコメは大凶作である」などと愚かな日本国民を勘違いに誘導してしまったのです。結局 その年のコメの生産量は 例年の七十九パーセントぐらいだったのだそうですが 大凶作などと政府が発表してしまったがために 殆どの国民が勘違いして 今年はコメがほんの少ししか収穫できない 米不足の時代が到来するなどと勝手に勘違いして 米の買いだめに走ったのです。
普段は 米なんてスーパーのコメ売り場には 幾つもの品種が山積みされていますから 自宅の米びつが空になりそうになったら 必要な分だけ買い足して暮らしていたはずです。なのに米不足の時代が到来するなどと 勘違いしたおろかな日本人が 一斉にコメの買いだめに走ったがために 市場に溢れていた米が 一瞬にして姿を消してしまいました。沢山あったはずの在庫が 仕入れて店頭に並べれば 高値でも飛ぶように売れますからスーパーや米屋さんが大量に仕入れて あっという間に売りつくしてしまいました。うちは一切買い溜めしませんでしたが 恐らく一般の家庭には 数十キロのコメがストックされていたのだと思います。
一般庶民にしてみれば 米を買おうとしてどこを探しても見つからないから 猶更コメ不足の実感を強めてしまって 古米 古古米など普段は商品として見向きもされない米まで倉庫から引っ張り出して売り出したら 驚くような高値で飛ぶように売れたのだそうです。印象に残っているのは 安売りで評判の家電販売店が 畑違いですが 何処からか 多分古米などのくず米だと思いますが いつどこで販売するとチラシを配布したら 凄い行列ができていたことをニュースの映像で見ました。日本人て本当に愚かな国民だと思いました。
最終的に その年のコメの収穫量は八十パーセント弱だったのです。つまり日本人が毎日米を食べているとして 週に一度だけ 米を食べない日を作れば 実質的に米不足なんて感じないで済んだのです。週に一度だけ 朝はパン 昼はウドン 夜はお好み焼きにすれば 関西人にとってはコメを食べなくても 全く困らないはずです。香川県の人なら 朝昼晩ともウドンにしても 誰からも文句は出ないでしょう。関東の人なら 朝はパン昼はそば 夜は気取ってパスタの日が 週に一度あったってそれ程不自由は感じないのではないでしょうか。
つまり平成の米騒動なるものは 日本人が勝手に大騒ぎして 自分さえよければ他人なんてどうなっても構わない という浅はかな考えから 不必要なコメの買いだめに走って くず米に高値がついているのに 行列を作ってまで買い込んで 有難がっていただけなのです。皆が冷静になって少しだけ譲り合う気持ちを持てば あんな大騒ぎをしなくても 市場から米が消えてなくなるような不思議な現象が起こらなくて 済んだはずです。私は当時の妻に 米の買いだめは絶対にするな と言い渡しておきましたので 当然我が家の米びつがいつの日か空っぽになってしまいました。
次の日から 朝はパン 昼はインスタントラーメン 夜はちょっと上等のソバやうどんの乾麺を茹でて たっぷりと天ぷらをのせたり 甘く炊いた御揚げさんをタップリとのせたり 鍋焼きうどんにしたりして 美味しく頂いておりましたので 全然不自由は感じておりませんでした。そんな生活をしているうちに 私と当時の妻の実家から連絡があり 米は足りているのかと尋ねられて 米を全然買い溜めしていなかったので しばらくの間 米を食べない生活をしていると返答した所 両方の家から 十キロ入りの米が送られてきました。両方の実家共に 愚かな買い溜めに走っていたみたいです。
米があるのに 米を食べない食生活に執着するつもりもないので なるべく米を食べないようにと生活しておりましたら その米がなくなる前に 翌年の新米が販売され始めましたから 結局買い溜めしなくても 何不自由を感じない食生活が送れたように思います。別に両親からコメが送ってもらわなくても パンや麺類で代用できるし 野菜中心の健康な生活にシフトするいい機会だったのかもしれません。今の日本は 米が一粒もなくても 簡単に生きていけるし どうしても米が食べたくなれば 外食すればいいのです。立派なレストランでも 町の定食屋さんでも 近所の牛丼屋さんでも 幾らでもお米は食べれれます。ですから今年もまた 政府のバカ野郎が 米の収穫量がいくらか減少したと分かっても 愚かな日本国民を米の買いだめに走らせるような たわけた発表はしないで欲しいと思います。まあたわけの極みのアベチャンですから 米の収穫量が落ちないことを祈っております。

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