7月31日 関東学生アメリカンフットボール連盟の裁定に ホッとしました

この裁定によって 今年の日大アメフト部は今シーズンの公式戦に出場できなくなってしまい 特に四年生が最後のシーズンですから可哀想だ と言う安易な同情論がもっと表だって聞こえてくるかと思いましたが それ程でもなかったのは やはり日大の選手がしでかした罪の重さと そのプレーを厳命した 指導者や大学の責任者から その事実を認める発言はおろか 一切謝罪もありませんし 殆どダメージのあるような処罰もうけていないと言う事実から 日大経営陣の今回の一大事件についての 認識の甘さに対する批判が相当に強いからだと思います。そもそも日大アメフト部の学生は 悪質な反則行為を犯すことを命ぜられた選手と同等の立場にいるのですから 自分たちも同罪であることを自覚していたら 自主的に公式試合への出場を 辞退することを申し出ていもいいのではないかとさえ 思ってしまいます。
日大の最高責任者である理事長は これまで一度も公の席に顔すら出さず 一言のコメントも出していません。この理事長は と言うよりも日大の理事会と言う組織は 極悪非道な問題をこれまでにも何度も繰り返してきたのだそうですが よほど上手く立ち回ってきたのか 殆ど表沙汰にならずに済んできたのだそうです。ですから 今回もある程度時間が経過すれば 人の噂も七十五日といいますから いつの間にか忘れ去られてしまい 何時ものように有耶無耶に済ませておけば何とかなるであろうという 甘い考え方が透けて見えているような日大側のいい加減極まりない対応だと思います。
流石に今回の事件は 幾ら時間を経過しても 忘れ去られたり 有耶無耶に済まされたりはしないと思いますが 取り敢えずは今年の公式戦への参加が認められないことが決まりましたから 日大理事会としては 何とか来年のアメフト部の公式戦への参加に向けて動けばいいのですから 尚更理事長が顔を出して発言する機会は 遠のいたのかもしれません。ここの所 スポーツの指導者の問題が 立て続けに起こっています。どうしても体育会系の 縦社会を原則とする組織では 先輩や役職が上の者には逆らえない悪しき慣習があるために 一般社会では信じられないような 横暴がまかり通っているみたいです。
再来年には 東京オリンピックが開催されますから それまでに 何とかスポーツ界の組織が もっとオープンで 民主的な組織に生まれ変わって すっきりした形で オリンピックを迎えて欲しいものだと思います。

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