8月20日 子供たちの夏休みが いつの間にか終わっていたようです

今年はコロナ禍の影響で 夏休みの始まりが 非常に遅かったみたいですが 始まったと思っていたら あっという間に終わっていたみたいで 朝子供たちが集団登校をしているのを見て二学期の始まりを知り 驚いてしまいました。確かに三月の始めから 小中学生はお休みさせられていて まともに卒業式や終業式も行われなかったように記憶しております。子供たちにしてみれば 思ってもみなかった長期の春休みが 前倒しでやってきたようなもので 当初は喜んでいたのかもしれません。但し学校の卒業式というのは 人生の大きな そして大切な節目ですから その儀式が行われなかったのは 卒業生にしてみれば残念に感じるのかもしれません。
その後新学年が始まる時期になっても 全く学校の活動は再開されないままに 緊急事態宣言などが発令されてしまって 学校の授業どころの話ではない状況になっていきました。卒業式が行われなかったように 入学式や始業式も割愛されてしまいました。六月ごろから ようやく徐々に学校の活動が始まりましたが 正常な形で授業が始まったのは 既に暑さを感じる頃だったように思います。一学期のスタートがかなり遅れてしまったがために それまでもリモートで授業が行われたり 各自に課題が配布されて 正常な授業ができない時期を何とか誤魔化していたのかもしれませんが スタートが遅れを取った分 一学期の終わりも 普段よりはかなり遅くなってしまったみたいです。つい先日 やっと夏休みが始まったらしいと知り 何時までなのか詳しいことは知りませんでしたし 地域によって夏休みの始まりも 終わりもまちまちみたいですが 正味お盆休み+アルファ のような形の夏休みになってしまったみたいです。
私は器の小さな人間なので 毎年七月の二十日ごろ 終業式を終えて長い長い夏休みになる喜びを全身で表しながら 帰宅していく子供たちの姿を見て お盆休みすらない我が身が悔しくて このブログでも毎年ボヤいてばかりでした。でも今年に限っては いつものように新学年がスタート出来かったうえに 一年でも一番楽しいかもしれないゴールデンウィークのころ 外出を自粛させられて 寂しくてつまらない雰囲気の中 過ごさざるを得なくて そのうえ楽しい夏休みは ほんの少しだけ というのは正直とても可哀そうに思ってしまいます。ましてやお盆が過ぎても 連日猛暑日が続いている中 昼下がりにしょんぼりと帰っていく子供たちを見ると 熱中症にだけはならないようにと 願ってしまいます。
今年は七月に大雨が各地で続いて 梅雨まで長く居座りましたから それ程気温が上がらずにすんでいましたが 八月になってからは 例年通りの猛暑がやってまいりました。昨年までなら 熱中症の患者さんが 病院に運ばれますと 一刻も早く体温を下げるべく治療が始まりましたので それ程重症化したり死亡したりする確率が高くなかったのかもしれませんが 今年は体温が上昇していてぐったりしている場合 新型コロナ感染症の症状と類似しているために 対応する病院のスタッフが まずはコロナ感染症を想定して対応を始めるのだそうで 取り敢えずは コロナ感染症の検査を行って 陰性と判断されるまで 熱中症の適切な治療が始められないのだそうです。その為に治療の初動が遅れてしまって 熱中症が重症化するケースが多いのかもしれません。ですから 勿論毎年熱中症にならないように気を付けることは大切ですが 今年の夏は ひょっとしたら来年の夏も特に熱中症にならないように気を付ける事が大切だと思われます。なので猛暑の中 炎天下に結構な距離を歩いて帰る子供たちを見ていると 余計に心配になってしまいます。
特に来春 受験の時期を迎える子供たちが 猶更心配です。不安な中手探りで受験の準備をしなければならないのは みんな平等なのかもしれませんが ただでさえ不安になってしまう入学試験に ひょっとしたら例年とは異なる状況が発生するかもしれませんから 肉体的なストレスと共に 精神的にも大きなストレスに見舞われてしまいそうで 他人事ながら 心配してしまいます。何も入学試験で 人生が決まるなどとは思いませんが ただでさえ相当なプレッシャーのかかる出来事ですから 悔いの残らないような準備ができて 試験に臨んでいただきたいと考えます。
このコロナ禍の世の中 本当に有り難いことに うちの病院は という事は恐らく動物病院という業種は あまり例年と患者さん数も売り上げも 変化がないのかもしれませんが 現在のような異常事態があと数か月続いたら かなり名の通った企業にも力が尽きてしまうような影響が出始めるであろうと言われています。人間も動物も 病気やけがでダメージを受けても 回復できる範囲であれば 元の状態に戻れますが 致命的なダメージを受けてしまうと 命に関わってしまい その後どんなに状況が好転しようとも 復活できない場合も少なからずあると思います。私はこの新型コロナ感染症なんて 十年後には 多分普通の風邪やインフルエンザと共に 人間社会にごく当たり前に存在するつまらない病気と認識されているはずだと思っております。ですから あんまり大騒ぎしないで 冷静に的確に対処すれば すむ話だと確信しております。
この病気でお亡くなりになられた方には 心からご冥福をお祈りいたしますが 例年普通の風邪やインフルエンザで亡くなっている人数と比較したら 全然大したことはありません。無論病気ですからかからないように 努力することは 大切なことですが もし万が一かかってしまっても 適切な治療を受ければ 大部分の人が無事に治って 日常生活を送っているのですから 必要以上に警戒したり この病気にかかってしまった人を恐れる必要は 全くないことを いいかげん賢い日本人は 理解していくべきだと 私は思います。

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