8月20日 富士急ハイランドの「ドドンパ」と言うアトラクションで 実はけが人が出ていたのだそうです

富士急ハイランドには 一度泊りがけで出かけたことがあります。以前 乃木坂のロケが割と頻繁に行われていたので ひょっとして遊びに行ったら 乃木坂に会えるんじゃないかと期待して 出かけました。残念ながら 乃木坂のロケとは遭遇しませんでしたが かなりハードなアトラクションがあるので 結構楽しめました。特に迫力のある四大アトラクションがヒューチャーされていました。凄く高い位置からスタートするジェットコースター「フジヤマ」と 90度以上のつまり垂直以上の傾斜を 滑り落ちる「高飛車」と何度もぐるぐると回転させられる「ええじゃないか」とロケットスタートがセールスポイントの 「ドドンパ」の四つです。
出来たら この四大アトラクションを一日で全制覇しようとかんがえておりました。但し時期がすでに春休みに入っていましたので かなり混みあっているので 人気のある四つのアトラクション全てに乗るのは 時間的に難しいかもしれないと考えておりました。ディズニーランドでは 人気のあるアトラクションの場合 行列に並ぶ時間を短縮できるように ファストパスと言う制度が設定されています。ファストパス専用の受付機があって 自分のチケットを挿入すると そのアトラクションのファストパスの空き時間が指定された紙切れが発行されます。その時間にその紙きれをアトラクションの入り口で提示すると 長い行列に並ばなくても すんなりとアトラクションを楽しめるシステムです。日本で一番 人気があって 行列に並ぶことが必至のテーマパークですから お客さんの事を配慮してのシステムだと思います。
富士急ハイランドでも 四大アトラクションは 毎日長蛇の列ができるからだと思いますが 行列に並ばずに済むチケットが 有料で販売されていました。そこそこ高い入園料を支払って 入園しているのに 更に追加料金を取られるのですから 不愉快ですが 遠方に住んでいて 何度も訪れられないのなら 何とか人気のアトラクションには乗っておきたいと考えますから 大した金額ではありませんでしたから 普通に並んでいて今日中に乗れそうもなければ 有料チケットの購入を考えようと思いました。
提携ホテルに宿泊していると 特典として一般の入場者よりも確か十五分ぐらい早く入園できましたので 取り敢えず人気のアトラクション「高飛車」には 殆ど待たずに乗れました。これは 垂直よりも更に傾いた角度で滑り落ちるのですが その傾斜にかかる寸前に じらすためなのでしょうが 二三秒動きがとまるのです。わずかな時間が恐ろしさを増大させられたところで 垂直以上の角度での落下を経験しました。実際に滑り落ちてみると そんなに大して恐ろしくもありませんでしたが その前後の動きなども含めると 評判になるのも頷けるぐらいに 怖い思いをさせてもらいましたので 期待していた以上に楽しめました。
その後すぐに 日本一の高さまで登ってから滑り落ちる「フジヤマ」の列に並びました。かなりの行列の長さでしたが 何とか午前中に楽しめました。ジェットコースターは 一番上り詰めたところから 滑り落ちていくまでの時間が ある意味一番ヒヤヒヤするのかもしれませんが 隣に座った奥様は 正面に丁度富士山が見える と喜んでおられましたから 滑り降りる段階になっても 全然平気みたいでした。このコースターは 高い所から滑り落ちる為に 落差とスピードは相当なものでしたが 特に回転したり捻じれる動きをすることはないので 迫力は凄かったですが 普通のジェットコースターの恐ろしさを 何割か増大させただけで それ程恐怖を感じませんでした。
昼ご飯を食べてから すぐに「ドドンパ」の行列に並びましたが 最後の「ええじゃないか」には 普通に並んでいてもとても閉園までに乗れそうになかったので 有料チケットを購入しました。「ドドンパ」と言うアトラクションは とにかくロケットスタートの迫力がすごいと評判のアトラクションでしたので ある意味一番楽しみにしていましたが これに乗った時に 事件は起こりました。ユーチューブで何度もその場面を予行演習していましたが 実際の迫力は 予想を大幅に上回ってしまいました。乗り終わった時に あまりの恐怖に吐きそうになりましたが 辛うじてこらえました。
兎に角 あまりの急発進に 私の神経が大きなダメージを受けてしまったみたいで ふらついてまともに歩けない状態になってしまいました。乗り終えてから その場に近い休憩場所で イスを並べて横になりましたが 一向に気分が回復してくれません。吐きたいような吐きたくもないような 状態でとても最後に残った難敵「ええじゃないか」に挑戦する勇気が湧いてまいりませんでした。その為 わざわざ有料チケットを購入しておりましたが そのまま無駄にしてしまうのも 勿体ないので 「ええじゃないか」に並んでいる行列の中から 爽やかそうなカップルを見つけて 声を掛けました。
事情を説明して ええじゃないかにすぐ乗れるチケットを無料でお譲りしたいと 申し出ました。「ええじゃないか」も勿論長蛇の列でしたので そのまま並んでいたら 確実に一時間以上はかかりそうな状況でしたから その若くて爽やかなカップルはにっこり笑って 私たちの有料チケットを受け取ってくれました。勿論丁寧にお礼の言葉を述べてくれました。雰囲気だけで声をかけたのですが 予想通り 礼儀正しい 感じのいいカップルのお役に立てたので せっかく有料チケットを購入までしていたのに 乗れなくて 奥様には残念な思いをさせたのでしょうが まあそこそこ有効に使えたのだと思って帰りました。
そんな訳で 兎に角「ドドンパ」というアトラクションの迫力は 普通に遊園地で楽しむ乗り物の度を越えていたように思っていましたが 最近になってバタバタとけが人を出してしまったのだそうです。私が気分を悪くしてしまったのも 私が軟弱だったからからかもしれませんが やはりそのド迫力は 一般的な遊園地の乗り物の許容範囲を超えていたのではないかと 思ってしまいます。まあ隣に座っていた奥さまは 全然平気だったわけだし その他の人も楽しんでいたのですから 大部分の人には問題がなかったのかもしれませんが 一部のひ弱な体質の人間には 負担が大きすぎたのではないでしょうか。
当たり前ですが 遊園地のアトラクションですから 全ての人にとって安全であるべきです。但し その面白さや楽しみを提供する側としては 出来るだけ限界に近い所を味わってもらう事で それまでに味わったことのない面白味を感じるのかもしれませんから その辺りの兼ね合いで アトラクションの動きを上手く調節すべきところが 少し迫力がありすぎる所に 設定してしまっていたのかもしれません。以前に UFJのアトラクションで 火薬の使用量が 規則に定められた範囲を超えてしまっていて 問題になったことがありましたが これもやはりお客さんに少しでもインパクトの強いショーを見せたかったために起こってしまった事件でした。悪気があったのではないけれど やはり決められたルールを守っていなかったのは 問題視されても仕方がありません。
最近 関東方面への旅行から遠ざかっておりましたし 似たような迫力あるアトラクションがそろった遊園地として 長嶋スパーランドが 訪れる時期にはお客さんが特に少ないからでしょうが 殆ど待ち時間がないので よく利用しています。富士急ハイランドに訪れる機会がないので 「ドドンパ」に再チャレンジできていませんが けが人が何人も出てしまっていては やはり私は再度のチャレンジを諦めたほうがいいのかもしれませんし 現実的に重大なアクシデントが発生してしまいましたから アトラクションとして継続できるのかどうかさえ疑問です。
仕事をリタイヤしてから 多分富士急ハイランドを 再訪すると思いますが チャレンジはしないまでも「ドドンパ」がアトラクションとして 迫力は減少しているのかもしれませんが 継続されていて欲しいと思います。昔 エキスポランドのアトラクションで お客さんが事故で死亡してしまい エキスポランド自体の閉園につながってしまいました。今回の事故では胸や首などの骨折により 数か月の重傷なのだそうですから アトラクションとしての継続が難しいのかもしれませんが 楽しめる人にとっては とっても面白くて楽しいアトラクションなのでしょうから 自分が気分が悪くなってしまったわけですが 出来たら残って欲しいと思います。
遊園地 テーマパークの絶叫マシーンには 非日常的な刺激を求めて 皆チャレンジするわけですから 勿論徹底的な安全を保障されることは 当たり前ですが 限界ギリギリのところに すごい迫力 凄い面白味があるのでしょうから 心配な人 自信のない人はチャレンジしなければいいように思いますので あんまり安全運転ばかりされて 面白みに欠けるアトラクションばかりになってしまうのは 筋金入りのビビり野郎の私ですが賛成できません。

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