8月21日 毎月21日は漬物の日なのだそうです

漬物とは 塩や酢、糠、酒粕などに野菜を漬けこみ 保存性を高めて 更に発酵などを伴い風味を増した食品の事だそうです。呼び名としては 「漬物」以外に 「おこうこ」「おしんこ」などもあるみたいです。

子供の頃にお漬物と言えば 母親が糠床をかなり長い期間 大切にしていて 白菜やキュウリ、大根、ニンジン、ゴボウ等の糠漬けを作ってくれていたので 家での食事の最後の〆に いつも食べていた記憶があります。浅漬けのあっさりしたものも好きでしたが 古漬けになってしまって 色が黄色くなっている かなり酸っぱくなってしまったものも結構好きでした。

私が一番好きな漬物は 高菜漬けを刻んで油いためにして ゴマや七味を加えたものでした。高菜漬けは勿論そのままでも頂きましたが 古くなってくたびれてしまった高菜漬けで 母がフライパンで炒めてくれると 香ばしい匂いがして 高菜の油炒めがあれば何杯でもご飯が食べられました。

他に好きな漬物と言えば お歳暮にもらう京漬物が好きでした。特にしば漬けやスグキ等 どちらかと言えば酸っぱいお漬物が好きでした。それからやはりお歳暮にもらうカブの千枚漬けが大好きでした。秋になるといつもテレビのニュース番組などで 千枚漬けの漬け込みが始まりましたと放送していて それを見ると今年も残り少ないなと感じたものでした。千枚漬けはあっさりしていて 少しだけしょうゆを垂らしたら 温かいご飯が幾らでも食べられました。私は 白ごはんが大好きなので こんなに太っているのだと思います。漬物は そういう意味ではダイエットや糖尿病の大敵ですが やっぱり大好きだし 日本人に生まれてよかったと思いますから 漬物文化は世界に誇れる日本の大切な宝だと思います。

私は日本人なら 漬物にはそれこそすごくたくさんの種類がありますから 好みに合うもの 合わないものはあっても みんな大好きな食品だと思っていました。所が 一つ目の大学で所属していた合唱団のメンバーに 漬物が大嫌いで 漬物やさんの前を通るだけでその匂いに吐き気がする 等と言う人が何人かいました。

最初は冗談だと思っていましたが 漬物の嫌いな友人と商店街を歩くと 漬物屋さんの前を通らないように 遠回りをさせられましたから 本当に漬物が嫌いなのだと 納得しました。私が子供の頃には関西人で納豆を食べる人は殆どいませんでした。現在は普通にスーパーで沢山の種類の納豆が売られていますし テレビのコマーシャルでも流れていますから 以前ほど納豆が関西人に嫌悪されていないのかもしれませんが あの独特の臭いと味は 馴染むのに相当に時間がかかる食べ物であるのかもしれません。

私は正直申し上げて 子供の頃には納豆が食べられませんでしたが 両親が美味しそうに食べているのを見て 何度もチャレンジしてその美味しさを知ってしまってからは 大好物になりました。ただ現在は私がワーファリンと言う血液をサラサラにして 血管に詰まることを未然に防ぐ薬を常用しているので 納豆は禁止されていまして 大好物なのにもう何年も食べていません。

話を漬け物に戻しますと よく食堂などで 丼物を注文すると 沢庵が二切れついてきます。あれは三切れや一切れが縁起の悪い響きなので 二切れとどこのお店でも申し合わせたように決まっているのだそうです。最近は漬物食べ放題で そんな事には無関係のお店も増えてきているみたいですが。

私はあと数日したら 病院で診察を受ける日のひと月前になりますので また炭水化物いわゆる白ごはんや麺類、パン類など一切食べない生活に戻りますので 当然お漬物とも縁のない生活になります。元気で長生きしたいので 辛抱しなければなりませんが いつ死んでもいいと覚悟が決まったら 炊き立ての白ごはんに美味しく漬かったキムチをのせて思いっきりかきこむ生活がしたいです。

ブログ一覧