8月24日 煙草による社会的損失が 一年間に 二兆円を超えるのだそうです

社会的損失とは煙草の喫煙によって発生して日本が被った損失のトータル金額なのだそうです。厚労省の研究班が たばこの喫煙と因果関係が深いとされる癌や脳卒中 認知症、ぜんそくなどにかかる医療費や それらの病気によって発生した介護費用に加えて 家屋や山林の火事による損失などを合算すると それくらいの金額になるのだそうです。癌や 脳卒中、認知症 ぜんそくと喫煙の因果関係を どれほどのものと考えるかによって 被害の金額は大きく異なってくるように思いますから 頭からこの金額を信用するのは如何なものかと思います。
私は煙草を喫煙したことが一度もありません。別に品行方正ぶっているわけではないつもりですが たばこを吸い始めるきっかけがなかったのかもしれません。私は高校がそこそこの進学校でしたから お坊ちゃん学校ではありませんでしたが 学校内でたばこを吸う生徒は皆無だったはずです。当時は先生方が 高校内では 職員室が喫煙可能だったか覚えていませんが ひょっとしたら喫煙所辺りで喫煙していたかもしれませんが 興味が無かったので その辺の事情は全然分かりません。
中学の同級生が 他の高校に通いながら 喫煙している話を聞いたことはありますから 当時は高校生の喫煙は別に珍しい話ではなかったのだろうと思います。大学に入ると 流石に周囲の先輩方 特に男性は殆どが喫煙していたように思います。大学に電車通学していた時に 帰り道の夕方 京阪電車の三条駅で 新発売の煙草のサンプルと百円ライターを無理やりのように受け取らされた事がありました。そのままゴミ箱に捨ててしまおうかとも思いましたが 煙草に全く興味がなかったわけではありませんので 試しに火をつけて吸ってみようとした経験があります。
見よう見まねで煙草を口にくわえて ライターの炎を煙草の先端に近づけましたが 上手く着火しませんでした。あとで友人に話したら 煙草を吸ってやらないと 着火しないことを知りました。結局かなり長いことかかって 辛うじて煙草の先端が燃え始めましたが 一息吸ってみたら 当然ゲホゲホと咳き込んでしまいました。こんな体が拒否するものを 吸い込む行為は体に四くん隊事だと判断して それ以降は たばこを咥えた事すら一度もありません。
高校時代の同級生たちも 大学生になると 周囲からの影響かもしれませんが 次々に喫煙を始めたようです。当時は 男子の大学生でたばこを吸わない人の方が かなりの少数派だったと思います。私もサークルの先輩などが 喫煙している姿が何とも言えずカッコよく見えましたから 吸ってみたいなあと言う気持ちが無かったわけではありませんが 体があれだけ拒絶するものを何も無理してまで馴染ませて喫煙することはないだろうと考えて 手を出さなかっただけの事の様です。
私は 酒も全然体が受け付けてくれないので 恥ずかしながら 正真正銘の下戸ですが お酒はやはり人生の大きな楽しみだと思いますので 煙草と違って何度も飲めるようになろうと努力をしたつもりですが 残念ながら体が受け付けてくれるようにはなってくれませんでした。塩野義製薬に営業職で勤めていた時代には 医者を飲みに誘って受けてもらえれば そのドクターと親しくなれたと 評価されましたので 繰り返しの身に出かけましたが 乾杯程度しかつきあいできませんでしたし 正直仕事の一環とはいえ辛かったです。これは持って生まれた体質の様ですから その体質とうまくつきあって生きていくしかないと諦めました。繰り返しますが 喫煙も飲酒も健康の事を考えてとか 無駄なお金がかかるから と言ったしみったれた理由で 馴染まなかったのでなく 特にお酒は飲めるようになりたかったのですが 体が受け入れなかったのですから 致し方ありません。
まあ年をとってくると 健康上の理由から 喫煙や飲酒にドクターストップがかかって 苦労されている方ももいらっしゃいますが 私にはその心配はなさそうです。まあ糖尿病を患っていますので 血糖値には一生悩まされますが 今更どうしょうもありません。元気で長生きしたいので 血糖値が上がりにくいような食習慣と仲良くしていくしかありません。
私の人生は 煙草とお酒の楽しみを知らないままに終わってしまうのでしょうから 他人から見れば可哀想な人生かもしれませんが お酒が苦手な分 甘いものが大好きなので そんなに寂しくはありません。でも糖尿病のために甘いものとは仲良く出来ませんから 結局は勿体無くて 残念な人生かもしれません。でもまあ子供の頃からやりたかった仕事に就けて 最愛の奥様と巡り合えたのですから 十分に幸せな人生だと思いますし 感謝しながら人生の終末を迎えたいと考えております。

ブログ一覧