8月25日 本日は サマークリスマスなのだそうで 映画「八月のクリスマス」を思い出します

この映画は 元々韓国の映画だと思います。ハンソッキュさんと シムウナさんという 韓国を代表するような役者さんによって描かれていますから それなりに興行収入も上がったのではないでしょうか。私はたまたまテレビで放送されたのを録画して 視聴しました。普通は一度見たら すぐに消去してしまうのですが あまりに印象が強かったので 消去しないで 何度も何度も繰り返し見ました。ストーリーとしては 重い病気を抱えていますが 何とか日常生活が送れている写真館を経営するオジサンと その辺りを担当する若い婦警さんがふとしたことから出会って 恐らく互いに指一本触れ合っていないけれど とても心は親密な関係になってしまった男女の恋愛を描いた そしてオジサンの死によるとても寂しくて悲しい別れが結末となるラブストーリーです。
私は中国と韓国と言う国が 大嫌いなことはこのブログで何度も申し上げておりますが ですから韓流ブームが来ても 韓国のドラマなど一切見たくないという気持ちでした。ただ何となく録画された映画を見てしまったら あまりにインパクトが強くて おばさんたちが韓国ドラマにはまるのもしょうがないのかな と思い始めました。丁度その頃 この映画の二人が主演する映画「カル」が公開されたので わざわざ映画館にまで出かけてみました。こちらは 猟奇的な殺人を描いた かなりショッキングな内容と結末でしたが それなりに面白かったし スリルも味わえましたから 韓国映画に対する評価がさらに上がってしまいました。
「八月のクリスマス」は同じタイトルで日本版としてリメイクされました。山崎まさよしさんと関めぐみさんが主演して ほぼ同じようなストーリーで描かれていましたが 普通リメイクされた作品と言うのは ガッカリさせられる場合が多いのですが さすがに心理的な描写なども 凄く繊細に 丁寧に描かれていましたから 日本版「八月のクリスマス」も これまたたまたま録画できたので デッキのハードディスクに保存しておいて 何度も繰りかえし見ました。山崎さんは 本業が歌手なのに オジサンの役を見事に演じておられて感心してしまいました。関めぐみさんも それまで存在は知っていましたが この役を演じられてから あまりに可愛らしさを感じてしまって 大好きになりました。
写真館のガラスを 逢いたいのに逢えずにいる切ない気持ちが爆発して 石を投げつけて割ってしまう所の 迫真の演技は シムウナちゃんと関めぐみさん 甲乙つけがたい位に秀逸な演技で その場面を見ると必ず泣いてしまいます。韓国の映画はあまりよく知りませんが「イルマーレ」という現実にはあり得ない現象を描いたやっぱり風変わりな恋愛を描いた素晴らしい名画だと思いますが この作品はハリウッドでリメイクされたぐらいですから 世界的にも相当に評価が高かった作品なのだと思います。リメイク版を見ましたが はっきり言って凄い駄作でした。不可思議なポストを通じて 時空を超えて心を通わせあう 男女の細かい心のひだひだを 全くうまく表せていませんでした。アメリカ人には アジア人のような繊細な気持ちを描く優れた作品を造り上げる事は 不可能なのだと思います。「リング」などもリメイクされたみたいですが 見る気も起りませんでした。思わず笑ってしまうような コミカルな作品になっていなければよいとだけ思っております。
「八月のクリスマス」韓国版も日本版も大切に保存しておりましたが DVDのデッキが故障してしまい 買い換えた時になくなってしまいましたので それ以来見ておりません。勿論DVDなりブルーレイなりで 販売されているのでしょうが テレビ放送を録画して 繰り返し見ていたので 根がけちん坊な私としては わざわざ探し出して お金を出してまで購入しようという気持ちになりません。でも派手さはありませんが 淡くて切ない恋愛を描いた 非常に素晴らしい作品なので いずれテレビでまた放送されると思いますから その時には逃さずに録画しようと考えております。繰り返しますが 韓国と言う国や韓国人は BOAちゃん以外大嫌いですが 韓国映画は結構好きな作品が多いです。
ちなみに韓国映画で一番好きな作品は「シュリ」です。この映画を最後まで見て 涙を流さない人は「火垂るの墓」を見て泣かない人と同じく 大嫌いです。ちなみに「シュリ」はあまりに大好きすぎて けちん坊な私がDVDを購入してしまいました。私の好きな映画ベストスリーは「フィールドオブドリーム」「シェルブールの雨傘」「冒険者たち」ですが 四番目を問われたとしたら 「シュリ」をあげるだろうと考えております。

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