8月25日 銀行の紙の通帳が有料化されるのだそうです

コロナ禍のもとで なるべく人間同士の接触を抑制するような方向に世の中が向かっていることは なんとなく感じておりましたが そんな「新しい生活様式」に対応するために、通帳レス、印鑑レス、ペーパーレスへの取り組みが実行されていくのは 致し方のない流れかもしれません。有料化と合わせて、通帳を発行しない代わりに、取引明細をオンラインで確認できるサービスを銀行側としては提供するのだそうです。紙の通帳は、印刷費や管理コストなどが結構かかるのだそうですし、口座あたり年間200円の印紙税が いったい何のためなのか全く理解できませんが かかってしまうのだそうで銀行側の負担となっているのだそうです。低金利化時代なので 収益減に苦しむ地方銀行なども、積極的に紙の通帳からデジタル通帳への切り替えを期待していたのだそうですが、メガバンクの一角が通帳の有料化に踏み切ることで、追随する形をとる地方の銀行も出てきそうなのだそうです。
私は やっぱり時代遅れの アナログ人間ですから 昔ながらの紙の通帳の方が 馴染んでいる分扱いやすいような気がします。まあ今でも 通帳やハンコがなくても お金のやり取りや支払いを パソコンやスマホで簡単に済まされている方は 凄く沢山いらっしゃるのだと思います。ただ昔ながらのやり方が染みついた私は どうしても銀行の窓口 もしくはATMの前に立って 伝票に記入したり ボタンを操作したりして 入出金や支払いを済ませる方が 安心できるのです。紙の通帳がなくなれば 自分の講座のお金の出入りや 現金の残高の確認なども スマホを持たない私はたぶんパソコンでみることになるのでしょう。その方が 簡単だし安全なのかもしれませんが 味気なくて寂しいと感じること自体が 時代遅れなのでしょうか。
70歳以下の人でも パソコンもスマホも使っていない人は 多くはないのかもしれませんが 必ずいらっしゃると思います。そんなマイノリティの方々からは 平気で1100円という料金が高いのか安いのか 適当であるのか見当がつきませんが 徴収するのは 決して褒められたことではないように思います。私は このブログをパソコンで書いて ホームページというネット上に投稿していますから 現在の所ネットとつながりがありますが 多分仕事を辞めたら 携帯電話 とは言ってもガラケイですがは 持たないでしょう。買い物などのためにネットと縁を切るわけには 行かないのでしょうから パソコンはある程度使用するだろうと思います。今どき スマホを持たない人だって そこそこいるのですから 少数派に不都合が生じるかもしれないような扱いには 納得しかねます。
まあ 通帳がすぐにでもなくなってしまうわけではないのでしょうが 私の場合銀行通帳としっかりと向かい合うのは 確定申告の作業をするときです。真面目な方々なら 自営業の人たちは 帳簿の管理や売り上げ 仕入れなどの管理のために 少なくとも月毎に伝票を整理されて 現在ならパソコンの会計ソフトを利用されている方が殆どだと思いますが それらの作業を月毎になさっておられるのだと思いますが 怠慢人間の私は 毎年正月明けから 一年分の売上伝票から 領収書の類 仕入れ関係の伝票の整理 そして銀行のお金の出入りなどを まとめて二週間ぐらいで 一年分の振替伝票を作成して パソコンに入力して 確定申告の作業をおわらせますので 通帳と関わるのはその期間のほんの数日だけです。紙の通帳がなくなれば パソコンの画面に一年間のお金の出入りを表示して プリントアウトして同じような作業をするだけの事でしょうから それ程困ったことにはならないのかもしれません。
ペーパーレスは時代の流れですから 逆らおうとしても無駄な努力なのかもしれませんが 銀行は最近のあまりにも極端な低金利に腹が立っております。私が子供のころには 一年定期に預けても3パーセント前後の利息が付いておりました。銀行が預かったお金を果敢にチャレンジ精神で運用していたから それ位の利息が生み出せていたのです。しかるに最近では リスクのある運用は一切しないで 国債などの購入という絶対に安全な運用しかしていないので くそみたいに僅かな利息しか付かないのだと 誰かが言っていました。すべての銀行が足並みをそろえていますから 無知な私は誰に文句を言えばいいのか 見当がつきません。バブルの時代のような 高金利は夢のまた夢としても もう少しまともに貸付業務で仕事をしてまともな利息をつけてほしいと思います。そんな風に感じておりますので 紙の通帳の有料化という 一部の預金者にある意味負担をかける変更を一方的に行う銀行が 私は大嫌いです。

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