8月29日 本日は 語呂合わせでしょうが 焼肉の日なのだそうです

私は このブログに何度も何度も書いていますが 子供の頃塊のお肉が 大嫌いでした。嫌いと言うか 呑み込めないので 生理的に受け付けないというのが正直な所でした。私がこんな風になってしまったのは ひょっとしたら母親の作ってくれる料理に問題があったのかもしれません。塊の肉の入っている子供の好きな料理と言えば カレーライスが代表的なのかもしれません。所が我が家のカレーに入っているのは ミンチ肉だったのです。我が家のメニューに 焼肉は存在しなかったし 外食に出かけたこともありません。
友人の家で晩御飯を御馳走になった時に カレーが出てきたことがあります。勿論カレーは子供の大好物ですから 私も喜びましたが いざ食べてみると でっかい塊肉が幾つも入っていたので 驚きました。よそのお宅でご馳走になっているのですから 残すのは失礼にあたると子供ながらも何とか飲み込もうと頑張りましたが 無理でした。恥ずかしいし 情けないのですが 生理的に受け付けないので何ともなりませんでした。
やはり普段家で出される料理に 塊肉が登場していなかったために 私がミンチ肉しか食べられない情けない状態になってしまったのだと思います。その為に給食でもたまに塊肉が出てきたときに 凄く苦労しました。当時は 自分の食器に盛られた食べ物は 残すことが許されませんでした。どうしても食べられないと 先生が先割れスプーンにすくって 半強制的に口の中に放り込まれるのです。私はそんな惨めな状態になりたくなかったので 塊肉をある程度噛み砕いたら お茶と一緒に流し込むように飲み込んでいました。友達が 昨日の晩ビフテキだった 等と嬉しそうに話しているのを 不思議な気持ちで聞いていました。子供の好物として 鶏の唐揚げが大人気だという評判に 信じられませんでした。
そんなに苦手だった塊肉が 中学生になったころに 急に食べられるようになりました。食べられるようになったら 逆に大好物へと急変しました。一旦食べられるようになってからは 母親にリクエストして 積極的に塊肉の料理を作ってもらいました。母は 父の為の料理には 普通に塊肉を使っていましたが 子供のための料理はミンチ肉を使うものだと勘違いしていたみたいでした。我が家では 焼肉と言う料理が存在していませんでしたので 大学時代に始めて友人と焼肉屋さんで 焼肉を食べた時には 感動したとともに こんな美味い物をこれまで食べてこなかったことを悔しく思いました。
還暦を過ぎた現在も 焼肉はやっぱり大好物ですので 自分の病院に出かけた直後に 暫くの間食べたいものを食べられる時期に 喜び勇んで焼肉屋さんに出かけます。以前は一品ずつ注文していましたが 最近は焼肉屋さん自体がお会計が面倒だからかもしれませんが 食べ放題のコースが幾つも設定されています。焼肉ばかりではなく サイドメニューやご飯物 デザートまで含めて食べ放題ですから お支払いの心配なく食べられますので 大抵食べ放題のコースを選んでしまいます。コースとしては 価格が安いと 選べないお肉の種類などがあるので なるべく一番高いコースを選択します。還暦を過ぎると 普通の大人よりもいくらか安い価格が設定されていたりします。なんだかいかにも年寄り扱いされているみたいで 不愉快に感じていましたが 還暦を過ぎてしまうと 流石に抵抗したい気持ちが薄れてきて 安上がりになるのが嬉しく感じてしまいますが 自分が年寄りであることを認めているようで悲しくなってしまいます。
次の病院で検査を受けるのが 一月先なのでまだあと一月は 我慢の生活ですが 糖尿病と心臓病を患っている身としては 元気で長生きするために辛抱が肝心です。病院に出かけたら ほんのひと時摂生生活から解放されますので その時期になったら 思いっきり焼肉を食べようと思います。焼肉としては カルビやロースと言った脂っこい部位のお肉でも 美味しく感じるのですが すき焼きの場合は あまり上等の 所謂さしが沢山入った脂っこいお肉は 胃がもたれてしまうので 赤身のサッパリとしたお肉の方がありがたく感じてしまうので 年をとったことが痛感して悲しくなります。
但し テレビで報道されているのを見たのですが 何時までも元気なお年寄りは 結構お肉好きが多いらしいです。朝からステーキや焼肉を喜んで食べている方が多いのだそうです。食生活まで 老け込んでしまうのは 長生きには望ましくないらしいので 焼肉をいつまでも美味しく楽しめるように頑張って生きていこうと思います。

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