9月18日 テレビドラマを見るスタミナも 残念ながら 年相応に衰えているようです

ここの所 名探偵ポワロを 予約録画して 視聴することが多いです。以前は 一本が二時間前後の 長編ドラマを好んで見ていました。二時間ドラマだと かなり登場人物もいるし 人物関係も複雑であるし 様々なストーリーの伏線が 張り巡らされていて 本格的に推理小説を楽しめるようで 興味深く 嬉しかったのですが 正直な所 今となりましては 二時間バージョンのポワロさんの活躍を見るのが しんどくなってきました。たかがテレビドラマを楽しむのに 複雑なストーリーや人物関係を 理解して 記憶していくのが 面倒になってきたのです。
ここの所 一時間バージョンの作品が よく録画されますが 一時間バージョンだと 一時間のうちに 事件が起こって ポワロさんがなぞ解きを始めて 割とシンプルなトリックで 事件が解決して 犯人が逮捕されます。若いころには トリックが単純な場合 物足りなさや底の浅さを感じたりしたものですが 理解力や記憶力 そしてドラマを集中してみるスタミナが乏しくなってきたからだと思いますが 今は一時間ぐらいで完結してくれるタイプの方が 丁度良いボリュームなのです。
なので 映画を見るときも 二時間を大幅に超える大作の場合 正直しんどさを感じるようになりました。映画館の暗い中で見ると まだ集中力が持続しますが 今度は 途中でおしっこがしたくなってしまうという 情けない 全然別別次元の問題が発生してしまいます。ここ十年以上 夜中に二度以上トイレで用を足すのが当たり前になっていますから 昼間でもあまり長時間の拘束は辛いのです。本当に年をとるという事は 色んな意味で 残念で恥ずかしい問題を抱えながら 生活せざるを得ないのです。まあこんな情けなさは 私だけが感じているのであって 同年代の方でも そんなに老いぼれてはいないと仰りたい方が 少なからずいらっしゃるとは思いますが 誰でも六十過ぎれば 老眼で悩むようになるし 耳が遠くなっているのは 否定できないように思います。多分みんな似たりよったりの老化現象に 悩まされているのではないでしょうか。
この頃あんまり読書しなくなりましたが やっぱり小説を読むのも あまり長編になると しんどさを感じるのでしょうか。私は高校生の頃に つまり一番読書欲があり スタミナがある時代に トルストイの大作「戦争と平和」を読破しようと何度もチャレンジしました。確か四巻に分かれて 文庫本で本屋さんに並んでいました。一巻を読み終えたら 二巻を買おうと思っておりましたが 私が二巻目を購入する日はやって参りませんでした。あの作品は 非常にスケールの大きな物語なので 登場人物が非常に多いのです。ましてやロシアの物語なので 人物名が聞き慣れないロシアの名前なのです。更には 略称の類もありますから 沢山いる登場人物の個性や関係をきちんと理解したうえで覚えきれないのです。人物関係を画用紙に書き出して 整理してみたことがありましたが それでもすんなりとストーリーを理解して納得して 読み進める事が 何度挑戦しても出来ませんでした。あらゆる意味で 衰えを痛感する今日この頃 さして長編と言えないような作品でも 読み始めて 最後まで読み通せる自信がありません。
人間だれしも 年を重ねていくと 色んな方面で 衰えていくのは 致し方のないことだと思いますが その悲しさ 辛さを日々感じる私は やはり仕事を引退するべき時期が来ているのだと思います。プライベートな面で 予定外の出来事と遭遇してしまい 本来なら引退している時期を過ぎても なんとなくダラダラと仕事を継続しております。このままでは 私に残された 元気に楽しめる老後が どんどん縮小していきそうです。なのでなるべく早く するべき決断をして 潔く 自分の進むべき道を決意するべきだと思います。突然このブログで 病院を閉じて 引退を発表するかもしれませんが その時には 宜しく受け取って頂けるよう 予めお願いしておきます。

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