9月20日 ハンコが行方不明事件が起きました

ハンコレス時代に 向かっているのだそうですが アナログ人間の私は なかなか馴染めていません。キャッシュレス時代になっているのだそうですが 私は電車に一切乗りませんので ICOCAの類を手に触れた事さえありませんし スマホも持っていませんので ペイペイなどによる支払をしたことも全くありません。自慢できることではないし パソコンやスマホに全く興味がなくても 奥様にサポートしていただけているので 何とか暮らしていけております。仕事を辞めたら さすがにパソコンは手放せないでしょうが 現在使用しているガラケイは 多分手放すと思います。
いきなり話が本筋からかけ離れておりますが そのようなハンコレスの傾向が世の中の風潮として進行しているのは なんとなく感じておりますが 今でも何かの契約をするときや 銀行に書類を提出するときなどには 重要な役割を果たしていると思います。そのとても大切な印鑑が 今朝行方不明になってしまっている事に気付きました。だらしのない使ったものをキチンと元あった所に戻せない 私の事ですから 大事なものが行方不明になることは ちょくちょくあるのですが 何時も奥様にがみがみ怒られるので なるべく奥様にバレないうちに 見つけて 無事にこの緊急事態を回避しようと思いました。
ハンコを持ち出すのは 例えば銀行でお金をおろすときです。私はッキャッシュカードを紛失する心配があるので 作っていませんので 自分の口座から現金を引き出すときに 出金伝票に記入して 銀行印を押す必要があるのです。まあ私の仕事は 毎日現金収入がありますから 口座から出金することは 年に一回あるかどうかなのですが 重要な意味合いを持つ銀行印として登録してあるハンコが行方不明になってしまったのは 平静を装っていましたが 客観的にみても かなりのピンチです。
ここ最近銀行から出金した覚えはありませんから 銀行に出かけた時ではないし 何かハンコが必要な機会があって 出かけた時を思い出そうとして 頑張りましたが 全く思い出せません。勿論行方不明の原因としては 自分で持ち出しておきながら 帰宅してから 何時もハンコを置いてある場所に戻していない場合もありますが 単にだらしない私が 定位置にあるべきハンコをどこかに移動させてしまった可能性もあるのかもしれません。
そこで ハンコの定位置の近所を丁寧に探してみました。カウンターの隙間や下の床の部分を隅々まで 探してみました。ひょっとしたら どこかの整理棚や引き出しに入れてしまっているかもしれませんので 病院の受付にある 引き出しを隅から隅まで 慎重に探してみましたが 見つかりませんでした。出かけるときに使う セカンドバックや 荷物をまとめて入れるカバン代わりに使っている紙袋なども 中身を確認しましたが 見つかりませんでした。自分でできる限り探してみましたけれど 見つかりませんでした。とはいえ銀行員として登録してある大事なハンコですから ハンコ自体は 近所の文房具屋さんで購入した 数百円の所謂三文判ですから 失くしてしまったことは諦めてもいいのですが 銀行に紛失届を出してなどなど面倒な作業をしなければなりませんし 現実に口座からお金を引き出せないわけですから このままではほったらかしにしておけません。
それで またまた奥様から叱責を受けることを覚悟して 奥様にハンコが行方不明になっていることを報告しました。奥様は 至って冷静に 「またなの」といった表情を浮かべられました。取り敢えずは 先ほど私が探したつもりの ハンコの定位置回りや 引き出し 書類棚などをチェックされました。更には 絶対ないはずの診察室 処置室 手術室 入院室などをチェックされましたが 勿論見つかりません。私が出かけるときに使うセカンドバックや カバン代わりの紙袋の中などもチェックしましたが 見つかりません。奥様が探して見つからないのですから どうやら病院の一階部分には 存在しないようです。
そこで奥様の尋問が始まりました。最近お金をおろしたりしたことがないのか とか ハンコを押す必要がある用事はなかったのか 等質問されましたが 特に思い当たることがないと答えました。そこで奥様が思い出されたのは 先日大分県杵築市に出かけた時に ダイワハウスと土地購入の契約を結んだので その時にハンコを持参したのではないか という事です。そういえば いつもの旅行鞄のポケットの部分にハンコを入れて出かけたことを思い出しました。すぐに旅行鞄のポケットのチェックするように指示が出されましたので 慌てて二階のカバンの置いてある所へ出かけて そのポケットを確認したら ありました。見つかりました。さすがに 私だけでは 何時まで経っても見つからない 思い出せないままだったように思いますが さすがに奥様に相談すれば 何とか見つかりました。
私は やっぱり情けないですが 奥様にすがって 頼り切って生きていかなければならないのだと思います。せいぜい見捨てられないように 奥様を大切にして 生きていこうと思っております。まあ何とか大事なハンコが見つかって よかったよかった。

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