9月28日 ラグビーで アイルランドに勝利してしまいました

私は 先日ロシアに勝利した日のブログで 絶対にアイルランドには勝てないのだから 無駄に頑張って 怪我人を出したり 体力を消耗してしまうような愚かな戦いはなるべく避けて 上手に敗戦する事を提案してしまいましたが 大間違いでした。昨年か一昨年か覚えていませんが 深夜に六か国対抗戦が放送されていて たまたまアイルランド対スコットランド戦だったのですが アイルランドが スコットランドに圧勝していました。ランキングは 二位と七位ですが ランキングの差よりももっと大きな実力差があるのではないかと感じていました。事実今回の予選一試合目で対戦しましたが またアイルランドが完勝していました。
ですから 勝ち目の全くなりアイルランド戦を潔く諦めて 予選の最期にあたるまだ勝ち目のありそうなスコットランド戦に全精力を傾けるのが 決勝トーナメントに進出する最善の方法であるのではないかと 考えたわけです。アイルランドは ランキング二位の世界の強豪国ですから 勿論バックスにも決定力のあるタレントが 並んでいますが 本来フォワードに自信があるのでしょうが スクラムからでもラックやモールからでも ボールが出ると スクラムサイドにボールを持ち込んで ゴリゴリとディフェンスラインに穴をあけて 大きく前進するフォワード中心の攻撃が好みの戦術であり また得意とする所みたいです。
本大会のスコットランド戦でも フォワードがこじ開けた穴から 大きく前進することで 危なげなくゲームを運んで 試合を進めていましたので 恐らく日本のディフェンスラインも ズタズタに切り裂かれて トライの山を築かれるだろうと予想していました。しかし日本は 強力なアイルランドのフォワード選手が ある程度走り出して勢いがついてからでは 止めようがないのでしょうが 加速してしまう前の段階で 二人組で確実にタックルを決めて ディフェンスしながら 少しずつ地域を挽回していくような 素晴らしく攻撃的な防御態勢を完成させていました。
試合の流れとしては 別にロシア船の様に浮き足立っていたわけではないのに あっと言う間にツートライあげられて どうなる事かと心配していましたが その後は強豪アイルランドに一点も許さない 完璧な防御で 試合をひっくり返して 日本としては ボーナスポイントこそ獲得できませんでしたが ほぼ完勝と言えるような形で ノーサイドとなりました。前大会で 南アフリカに勝利したような奇跡は二度と起きない と偉そうに書いておりましたが 見事に覆されてしまいました。まあおめでたい結果ですから 素直にお詫びして喜びたいと思います。
今後の展開としては 次のサモア戦が要注意だと思います。アイルランドに勝ったのだから ランキングが日本よりも下のサモア戦も勝つのが当たり前のような勘違いをしていると ウッカリ足を掬われてしまいそうで心配です。勿論試合をする選手に そんな驕りはあるはず有りませんが 大きな仕事を成し遂げた後の 満足感から 何時もの闘志あるプレーが出来なければ 日本よりもロシア戦で大きな点差をつけた勢いのある国ですから よほど心して戦うべきだと思います。慎重にそして万全の試合運びで 危なげなく試合をすすめられれば 勝てる見込みは かなり大きいと思います。
最終戦のスコットランドとは 最新のランキングで日本の方が上位に来ましたので 決して気後れしないで冷静に戦えば 決して勝てない相手ではなさそうです。接戦になればなるほど やはりホームチームであるため 殆どの観客が日本を応援してくれますから そのアドバンテージは生きてくると思います。それから日本のまだまだ蒸し暑い気候も 味方してくれているのかもしれません。ロシアもアイルランドも日本よりも涼しい国ですから 後半になると選手がバテバテになっていましたから スコットランド戦も粘って接戦に持ち込めば 試合終盤には かなり日本が有利に戦えると思います。
当初は 何とかうまいこと言って 決勝トーナメントへ進めたら という期待でしたが こうなったら予選リーグ全勝して 一位通過した方が トーナメントの準々決勝の相手が 二位通過のチームになりますので ひょっとしたらひょっとして 勝てる可能性がわずかでも生まれてくるのかもしれません。まあ取らぬ狸の皮算用は やめておいて 次のサモア戦に確実に勝つための準備を周到にしてほしいものです。 

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