1月15日 雪が積もっていますのでセンター試験が無事に出来るのか心配してしまいます

昨日と今日は 大学を受験する高校生にとっては非常に重要なセンター試験の日ですが 天気予報通りに気温が下がり 今朝見たら道路にうっすらと雪が積もっていますし 更に雪が降り続けています。何も大学受験だけでその人の人生が決まってしまうなんて全然思いはしませんが 受験勉強を頑張ってきたその成果を発表する場ですから 全受験生が悔いの残らないように全力を出し切れることをお祈りいたします。かくいう私も センター試験の以前の形式である 共通一次試験は 受験した経験があります。私が現役の高校生の頃には まだ共通一次試験なんて存在していませんでした。国立大学は受験する日にちによって 一期校と二期校に分かれていて 一年に二度国立大学を受験する機会がありました。
現在の受験制度は 凄く複雑怪奇な位に細かく分類されていて 同じ大学 同じ学部でも前期と後期に分かれていたりして 私の様に全く興味がないものには 殆ど理解できないようなややこしい仕組みになっているようです。受験制度がどんどん変遷していくのは 時代の流れに沿っているのであったなら 致し方の無い事なのかもしれませんが 受験する高校生にしてみれば 新しい仕組みに変化することがどの様に自分に影響するのか 分らなくて 只でさえ不安な入学試験をより心配なものにしてしまいますから 制度の変更は必要最小限度にしておいてほしいと考えます。
私が二つ目の大学 岐阜大学を受験した年も 共通一次試験に大きな変更がありました。理科と社会で 理科Ⅰと言う科目と 現代社会と言う科目が 始めて受験科目として設定されて 更にその科目が現役の受験生には 必須科目に指定されていました。浪人している受験生は 履修していない科目なので 選択しなくても構わないように設定されていましたが 私は受験科目として初めて採用されたわけですから かなり基本的で易しい問題が出題されることを予想して 勿論私は理科Ⅰや現代社会などと言う科目の授業を受けたことはありませんでしたが 一つ目の大学の同窓生で高校の教師をしているものを頼って 先ずは教科書を手に入れて 自分で勉強しました。初めての科目 と言う事で過去の問題で準備することは出来ませんでしたが 実際に出題された問題は 予想通り基本的でかなり易しい問題でしたので 予定通り殆ど満点を取ることが出来ました。
私が二度目の大学受験にチャレンジした時 基本的には自宅で 或いは図書館で勉強しました。何とか教科書を入手して それなりの参考書を買い揃えて勉強しましたが 準備の進行が順調であることを確認するためと 私が飛び切りの腰抜け野郎なので 本番で緊張してチョンボをやらかさないために 出来るだけ数多くの模擬試験を受けてみました。全く知らない場所で 一人も知り合いのいない会場での模擬試験でしたから それなりに緊張はしたのでしょうが ほぼ予定通りに 自分の実力を発揮できて 期待通りの点数を獲得できていましたから 岐阜大学農学部獣医学科を第一志望として判定を受けると 十数回の模擬試験の全てでA判定 即ち合格の可能性80パーセントをもらいました。
そして共通一次試験の当日を迎えて 枚方市は何故か受験会場が京都大学でしたので 立命館に通っていたころに 憧れとかなりのコンプレックスを感じながら 訪れた事のあるキャンパスにやってきました。全く知らない場所で 一人の顔見知りもいませんでしたが 自分としては割と落ち着いて試験に臨んだつもりでした。所が試験の内容が たまたまなのかもしれませんが 例年とかなり変わっていました。先ず数学で例えば正解が五ケタの数字の場合は 普通だと回答するマス目が五つあるので 答えの数字をマークシートで選択して記入します。所が 回答欄のマス目が六つある場合は一マス余るので右端だったか左端だったか覚えていませんが 余ったマス目に星印を選択しなければならないと 回答するときの注意書きに記されていました。しかし過去の問題で 星印を選択するような解答は一度も出題されていませんでした。所がその年の数学の回答には星印を記入する必要のある回答が何か所も存在したのです。
個々で腰抜け野郎と私は ひょっとしたら自分の回答が間違っているために 星印を選択するような解答になっているのではないかと 疑心暗鬼になってしまって すっかりパニック状態に陥ってしまいました。数学は二百点満点で あわよくば満点 悪くとも180点ぐらいを予定していましたが 帰宅して自己採点してみるとなんと100点そこそこしか得点できていませんでした。更に国語では 現代国語と古典いわゆる古文と漢文の授業比率が変化したので その配点比率が前年までは 現国120点、古典80点だったのが 古典の授業比率が下がったので配点も60点ぐらいに低下するのではないかとかなりの信憑性のある情報筋から 噂されていました。所が 現実には 現国100点 古典100点の配転になっていましたので 国語の問題を見た時の受験生のざわつきはかなりのものでした。私はどちらかと言うと古典の方が得意でありましたので 古典の配転が高い事には 反ってありがたく感じた位で 一切動揺しませんでしたし 自己採点でもほぼ予定通りに得点できました。
とはいえ数学で予定よりも80点も低い得点に終わりましたので 総得点では予定していた点数よりも凄く低い点数になってしまいました。
自己採点による自分の点数を正直に申告して 岐阜大学の獣医学科での合格判定をしてもらうと 三つの予備校に申し込みましたが 三つと判定はDで 志望校の変更が必要と診断されてしまいました。これまでの模擬試験では全てA判定 即ち合格の可能性80%だったので 凄くショックを受けましたが 模擬試験では勿論二次試験用のテストもあり そちらも全てA判定でしたから 二次試験さえ普通に得点できれば 挽回は可能であると自分を慰めて 志望校の変更はしませんでした。国立大学の獣医学科の難易度は 東大と北大が 当然レベルはずば抜けて高かったのですが それ以外の大学では似たり寄ったりだったから 二次試験の内容に合わせて受験勉強をしていましたから 慌てて志望校を変更してもほとんどメリットはありませんでした。
当時国立大学の授業料は年間二十万円程度でしたから 何とか自力でも支払い可能でしたが 私立の獣医学科を卒業するのには その十倍以上のお金が必要と言われていましたから 私立大学に進むつもりは全くありませんでしたので 共通一次試験のつまづきで ピンチに立たされたのは事実ですが ここは腹をくくって 二次試験での挽回を図るしかありませんでした。覚悟を決めて二次試験を受験すると 今度は開き直ってしまったからかもしれませんが 凄く落ち着いて冷静沈着に受験できて 実力を発揮できたように感じました。
それでも合格発表の時には かなりプレッシャーがありましたが 何とか無事に合格てきて 現在に至っています。年に一度の試験ですから プレッシャーがかかるのは当然ですし その為に色々とつまづいたりもするのでしょうが 試験に失敗したからと言って 生きる道を失われるわけではありません。失敗すれば その失敗を埋め合わせて挽回すればいいだけの事です。人生悪いことがあれば 必ずいいこともありますから 気楽に考えて 今回のセンター試験で運悪くつまづいてしまったとしても 気持ちを上手く切り替えればきっと挽回できるはずですし 落ち込まないで前進してください。私のような 怠け者で 根性なしの人間でも なんとか今年還暦を迎えるまで暮してこれたのですから。

ブログ一覧