1月27日 甘利さんがお金を受け取ったことを認めました

甘利さんが勤めていたポストには強大な権限がありましたから 何らかの便宜を図ってもらいたい輩が群がってきて 献金するのは当然かもしれません。現在甘利さんが認めているのはごく小さな金額のものだけですが 国民の誰一人としてたった百万円やそこらの金額を受け取ったことで 大臣を辞めるに至る決意をしたなどとは思っていません。

政治家は献金と言うと奇麗な表現ですが いわゆる賄賂を受け取っても 政治資金として処理をすればお咎めを受けない と言う有難い制度があります。政治資金規正法などで徐々に締め付けはきつくなっていますが 抜け道などいくらでもあるはずです。それに政治家には、最後の切り札「秘書が勝手にやったことで 私は知らなかった」と言う呪文を唱えれば それで済んでしまうのです。小渕さんの所の小娘も 有耶無耶にしたまま怪しいお金の流れをきちんと説明しないでのうのうとお仕事を続けておられます。

甘利さんとしても それ相応に悪いことをしたという自覚があるから アベノミクスやTPP問題が正念場を迎えているこの時期に そのポストから去りたくはないはずですが辞任したのでしょう。辞任したと言う事は 明らかに何らかの悪いこと 法律に触れる行為を犯してしまった と言う事を公に認めたという事ではないのでしょうか。

もし本当に法律に触れるような行為をしたのであれば 大臣の職を自ら退いたことで 禊が済んだと考えるのは甘いんじゃないでしょうか。名前が甘利だから考え方も甘いのでは済まされないはずです。もう少し反省の度合いの強い人ならば 取り敢えず自民党から離党することを発表しますが そのようなニュースはまだ入ってきていないみたいです。

犯罪人が国民の代表である国会議員を務めているのは 甚だおかしい行動だと思いますが 議員さんでは 取り敢えず就いているポストから降りる 所属している政党から離れる までの行為は よくこれまでにも見かけましたが なかなか議員辞職までされる方はお見かけしません。国会議員と言うお仕事は 一旦始めたらそれこそ簡単にはやめられない位に美味しいことが沢山あるのでしょうか。

安倍ちゃんの任命責任を追及する声も上がるのかもしれませんが 私は任命されて悪いことをした人間の責任は徹底的に追及されるべきだと思いますが 任命された人が どんな行動を取るのかまで正確に見極める事等 例え総理大臣になる人でも 不可能な話だと思いますから 任命責任の追及などで無駄な議論に時間をかけるよりも 日本の国が良い方向に向かうための実のある議論を国会議員の方々には期待したいです。

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