1月17日 1995年の本日未明に 阪神淡路大震災が起こりました

いつの間にか この大きな災害から二十五年が過ぎました。当時は 病院を開業してから間もなかったので 改築する前の病院の二階に一人で寝起きしておりました。未明の事ですから 当然まだぐっすりと寝ておりました。ぐらっと来た時に 瞬時に目を覚まして私がすぐにとった行動は 台所に移動して 食器棚と本棚の間に立ち これらの家具が倒れないように 手で支えておりました。恐ろしい瞬間なので 実際よりも長く感じたのかもしれませんが 十数秒も揺れていたでしょうか。揺れがおさまったので 直ぐにテレビをつけて 地震のニュースを確認しました。直ぐに臨時ニュースが流れて どうも神戸の辺りに震源があって 枚方のこの辺りは 結構揺れましたが 大した被害はなさそうな状況でした。
私はこれまで経験した地震の中で 一番大きな揺れを感じました。ずっと離れたこの辺りでも 相当な揺れでしたから 震源地の神戸の街は いったいどのような被害を受けたのか 心配になりましたが 落ち着いて考えて 取り敢えずは一階に降りて 病院の様子を確認しました。ほとんど何も異常は見つからず 薬だなから プラスチック製の薬の入れ物が 一つだけ床に転がっておりました。トイレを除くと トイレットペーパーを積んでいる突っ張り棚が傾いていて トイレットペーパーがに二つほど 床に落ちていましたので 元に戻しました。我が家の被害は 薬瓶一つと トイレットペーパーが転がり落ちただけで済んだみたいです。
只後になって 冷静になり自分のとった行動が適切であったのかと考えれば 大いに反省する必要があるみたいでした。私のこれまでの経験から判断して 地震といってもそんなに立っていられないほどには揺れないだろうといった 甘い見込みがあったのかもしれません。もしこの枚方が震源地に近くて 揺れが段違いに大きかった場合 大きな家具の間に立つなんて 一番してはいけない行動のようです。もし自力で立っていられないぐらいに揺れがひどかったら 自分が倒れて その上に大きな家具がのしかかってきたかもしれないからです。食器棚や 本棚が たとえ倒れて本や食器が放り出されたとしても 我が身の安全を優先して考えて行動すべきだったはずです。それ以来 大きな揺れを実感する地震で出会ったことはありませんが それからはとにかく揺れを感じたら まずは我が身の安全を図る行動をとろうと日頃から自分に言い聞かせております。
日本のあらゆる地域で 地震や台風などの自然災害によって 多くの方が被害を受けておられます。私は別に少しでも安全な地域で暮らそうなどという意識は全くありませんが 生まれてからこの方 大した被害を受けずに済んでおります。自分のふしだらな生活によって 糖尿病と心臓病を患ってはおりますが 病気に気づいてからは なるべく病気の進行が遅くなるように 少しでも元気で長生きできるように意識して 病院に通い 先生のアドバイスに従って生活しておりますので 病気もまあ年齢を考えれば致し方のない程度かなと 思える位の状態を維持できておるつもりです。
勿論 いつ突然命に係わる病気が発覚するか分かりませんし 交通事故などで命を落とす可能性は 毎日車を運転しておりますからには 常に覚悟が必要かもしれません。まあこれまでは 幸いにも災害の被害や 病気による災いから 運よく巡り合わずに 生きてこれましたが この幸運がいつまで続くのか 全く保証がありません。まあ一人の人間としては 毎日真っ当に生きて 無事に寿命が尽きる日を迎えられることを祈るばかりです。私のような被害を受けていない人間からすれば あっという間の25年ですが 被災されて 財産や家族を亡くされた方にとっては 辛くて悲しい日々だったと思いますので 心よりご冥福をお祈りいたすとともに 真の復興を目指して頑張っていただきたいと 願います。

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