1月29日 NHK新会長の発言について思う事

   私はこれまでにも何度も書いてきましたが 「従軍慰安婦」問題について 似たような組織は世界中に存在したはずだと思っています。第二次世界大戦に敗れて 連合国の支配下に置かれた日本において 占領軍の男性の性欲を処理するために 公営の売春宿が少なからず存在したことは隠しようのない事実です。日本だってそんな組織作りたくて作ったわけではなくて 占領軍の性欲のなるべく多くの部分をその組織で働く一部の女性に処理してもらって 一般の女性の強姦事件の数を少しでも減らすためだったと思います。

 そんな組織で働く女性は占領軍の性欲を処理する仕事だと承知して働いていた方もいらっしゃるでしょうが お国の為に役立つ仕事だと半分騙されたような形で働かされていた女性も少なくないと聞いています。その様な組織を作っていても残念ながら一般女性の占領軍による強姦事件は相当に頻発していたみたいです。現在の沖縄ですら類似の事件が無くならないのだから 敗戦直後の日本では被害者が泣き寝入りするしかなかったのだと思います。

 敗戦により戦勝国の支配を受けた日本にそのような組織を作らざるを得ない事情があったように 韓国に似たような組織があったとしても全然不思議には思いません。以前にも書きましたが戦争に従事している男性の生き残りたい気持ちがそのまま自分の子孫を残したい欲求即ち性欲につながるのは動物の本能として致し方のない事だと思います。私は自分が男性でありますから 致し方のない事だなどと他人事のような表現をしてしまいますが その獣のような性欲の処理を請け負わされる女性の身になってみればそんな簡単な表現では済まないのでしょうが私は男性であり女性の本当の気持ちは理解できません。御免なさい。

 戦争はいろんな理由で そして「様々な事情で昔から現在に至るまで世界のあらゆる地域で繰り返されています。争うわけだから必ず勝者と敗者が存在し 軍隊に所属する男性の性欲は洋の東西を問わず 時代を問わず必ず存在していたのは間違いなく そのはけ口も必ず必要とされていたのだと思います。軍隊の性欲のはけ口を担当する女性の組織なんて あまり表だって表現されていないし そのような組織に所属していた女性だっていつまでもそのような事実をつつかれたくないでしょうから きちんとした歴史書に記されないのは当然かもしれません。

 以前に歴史書とは戦いの勝者が作るものであり 勝者の都合の良い記述だけが残り 敗者は常に悪者とされるのだと書いたことがありました。日本の歴史の研究者によってその事実は徐々に解明されてきています。世界の歴史書も同様だと思います。殆どが勝者の都合の良い事実だけを記述され 都合の悪い事 表沙汰にしたくないことは 揉み消されていくのです。だから歴史書を調べても軍隊の性欲を処理する女性の組織についての明確な記述がないのは当然だと思います。歴史書に記述されていないことでも 存在する事実は必ずあると思います。

 日本は初めて戦争に敗れて 何でも戦争に関することは自分たちがすべて悪い 一方的にひたすら反省すべきだ 等と考える風潮が強まった時代があったように思います。その様な極端に偏った考え方が 日本という国を海外からの一方的な意見を言われても 何の反論もしないで受け入れてしまう情けない国にしてしまったのだと思います。

 NHKの新会長の発言が何も就任記者会見ですべきだったのかどうかは分かりませんが 私は日本を代表する放送局のトップが はっきりとした意見を言える人になったことは素晴らしい事だと思います、私のような考え方の人間は間違いなく凄く少数派だとは思いますが 異論のある方は遠慮なくメールで結構ですから 感想をお寄せください。お互いの納得のいくまできちんと意見を交換しましょう。

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