1月31日 今日で一月が終わってしまいます

 本当に年が明けたと思っていたら一瞬でした。いつの間にか一年の十二分の一が終わろうとしています。このひと月の間にしたことは百件以上の患者さんの治療をして、数件の手術をしてきました。あとはブログの更新を頑張ったことと、確定申告の準備が八割方終わらせた位です。まあ一月は毎年これ位の事で終わっていたのだと思いますし 特に今年張り切って頑張ろうというつもりもありません。

 ただ順番で回ってきただけなのですが枚方市の獣医師会の代表を務めておりますので 一番大きな行事である狂犬病の集合注射が無事に終了できることだけは強く望んでいます。別にとくに張り切るつもりもありませんが 平穏無事に二年間の任期が全うできれば幸いだと思います。

 ただ不運な事に今年の四月から枚方市が中核市になりますので 狂犬病の集合注射を主導するのが 市役所さんから新しく出来る枚方市の保健所さん主導に変わるのです。勿論市役所さんとしても無責任なことをされるつもりはないでしょうから 十分な仕事の引継ぎはされるのでしょうが 実質保健所の方は集合注射を初めて経験されるので これまでスムーズに出来ていたことで戸惑い躓くことがあるかもしれません。

 現場の総責任者は注射を実施する獣医師なので これまで以上に完璧な仕事は勿論望みませんが けが人や注射による事故などのないままに終了できることだけを望んでいます。

 そもそも枚方市は何故中核市になろうとしているのでしょうか?中核市になるメリットは具体的にどのような事があるのでしょうか?私はあまり広報枚方などを熱心には読んでいませんが 奥様は割ときっちりと目を通されているみたいなので広報で何か中核市になることについての説明があったのかどうか尋ねてみましたが ちょうど三年ぐらい前から急に中核市を目指しますという報告があっただけのように思うとの事でした。

 当院の患者さんの飼い主さんに市会議員の方がいらっしゃるので 来院された時に何故中核市を目指すのかと市民にとって具体的にどのようなメリット、デメリットがあるのかを尋ねてみました。お忙しい方なのでじっくりとは伺えませんでしたが中核市になると地方交付税の面でプラスαがあることと 保健所を独立して持つことについて府から土地と建物の協力が得られることを挙げておられました。市民サービスという点では さほど変わり映えはしないようなことを仰ってました。

 保健所はこれまでもありましたが大阪府保健所の出先だったので働いている方が大阪府の公務員だったけれど これからは枚方市の保健所に変わるので枚方市の公務員が務めを果たされることになるのだそうです。

 私は不勉強ですのでお役所の仕組みが変わることに殆ど理解力も興味もありません。まあどうでもいいと言えばどうでもいいのですが 市民サービスが良くなったり住民税が下がったりといった市民にとって分かりやすいメリットがないから中核市を目指す理由の説明が市側から殆ど無いのかもしれませんが 枚方市の立場がこれまでとは微妙にだけれど確実に変化するのだから どのような目的で中核市になるのか市民に分かりやすく そして納得できるような説明を枚方市としてすべきではないのかと思います。

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