10月12日 毎月十二日は語呂合わせで 豆腐の日なのだそうです

豆腐と言う食品は 私が凄く好きな食材の一つです。春から秋にかけては取り敢えず冷奴で頂きます。かける醤油は 普通の濃い口醤油の時もあれば 濃縮された麺つゆの場合もありますし 雰囲気を変えるために刺身用の醤油を使う場合もあります。但し刺身用の醤油は 色が真っ黒なので 真っ白な豆腐までどす黒くなり 見た目が良くないのであまりかけません。豆腐にのせる薬味としては ネギが一般的かもしれません。ネギの切り方もその時の気分で小口切りが多いですが 食感に変化をつけるために 斜めにそぎ切りにするときもあります。白ネギと青ネギ(万能ねぎ)のどちらも使いますが 私は白ネギの方が甘みを感じられるので好きです。
父はミョウガが好物だったので よく刻んだりスライスして豆腐にたっぷりとかけて食べていましたが 私はミョウガの独特の香りが苦手なので 絶対にのせません。その他の薬味としてはシソの葉を刻んだり 海苔を千切りにして振り掛けることもあります。何にもない時には ゴマを振りかけることもありますが ゴマの香ばしさが楽しめるので 結構美味しいと思います。その他に 海苔の佃煮やお茶漬け用のなめたけ、高菜漬けの刻んだものなどをのせることもありますが それぞれに風味が変わってとても美味しいと思います。
所謂一般的な薬味としては 辛子が一番ポピュラーなのでしょうか。昔豆腐屋さんで豆腐を買うと 辛子のコブクロ入りのものをつけてくれましたので 試しに豆腐にのせてみると予想外に美味しくなりましたので 最近も何もなければチューブの辛子をのっけて食べます。その他 ショウガや山葵をのっけて食べてみましたが それなりに美味しいとは思いますが やはり豆腐の冷奴には 辛子が一番合うのかもしれません。
豆腐には木綿と絹ごしの二種類がありますが 私は断然しっかりとした木綿豆腐の方が好きです。女性は 結構絹ごしの滑らかな舌触りを好まれる方が多いのかもしれませんが 私は豆腐にまさか歯ごたえは求めませんが 田舎豆腐と言われるかなりしっかりとした お箸で挟んでも簡単に形の崩れない位の方さの豆腐の方が美味しいように感じます。どこかの地方の田舎豆腐は あまりにしっかりとしているので 運搬するのに縄で縛っているのを見かけました。どれくらいしっかりしているのか一度食べてみたいものです。
私の料理のレパートリーとして豆腐が登場する頻度が高いのは 麻婆豆腐です。暇がある時には ニンニクやしょうが 唐辛子などを刻んで油でしっかりと炒めてから 豆板醤、甜麺醤等の中国のお味噌を加えて そこでひき肉をよく炒めてから豆腐を加えて さらに熱を食材に通します。そこで仕上げに水溶き片栗粉でとろみをつけて出来上がりです。只時間がない というよりも手間暇かけて作るよりも早く食べたい気持ちを優先する時には 麻婆豆腐用の出来合いの調味料を利用することも多いです。これを使うとひき肉を炒めて調味料を投入してから 豆腐を加えて最後にとろみをつければ簡単にできますので凄く楽ちんです。辛みが物足りない時には 一味やラー油を加えて辛さを自分好みに調節します。私は辛さにかなり強い方なので 自分の為だけに作る時と 他人も食べる分を作る時とでは 辛さを調節します。例えばレトルトのカレーでいうと グリコのリーカレーの二十倍は全然平気ですし 三十倍も結構汗をかきますが食べられない事はありません。
それ以外の豆腐の食べ方としては おでんやなべ物に入れるのが一般的だと思います。私はおでんが大好物です。好きな具材は 大根、玉子、厚揚げ、蒟蒻に次いで豆腐です。但し子供の頃には やはり玉子は好きでしたが ごぼう天や竹輪などの味のしっかりとついている練り物が好きでした。我が家では 大根はあまり人気が無くて 割と最後の方まで残っていました。大人になってくると しっかりと煮込んで出汁の味が浸み込んだ 元々の味を感じにくい蒟蒻や豆腐が好きになりました。おでんの豆腐を食べるときにも 冷奴と同様に辛子をたっぷり目につけて食べます。
父の好物が湯豆腐でしたので 冬場の日曜日は 大抵湯豆腐かすき焼きでした。すき焼きはスライス肉なので辛うじて食べられましたので 子供の頃から好物でしたが 鍋料理に入っている豆腐は 熱くて食べにくいし ポン酢の味もあまり好きではなかったので 美味しいと思って食べたことは殆どありません。白菜やエノキ、春菊などの他の具材ばかりせっせと食べていました。大人になってからも お鍋は冬場にちょくちょく作りますが 豆腐は美味しいとは思いませんので うっかりすると買い忘れるぐらいの ほんの脇役でしかありません。冷たいまま薬味をのせて 醤油をかけて食べた方が 美味しいように思います。
私が豆腐を食べるのは 大体こんな料理の食材としてですが 他の食べ方をされる方もいらっしゃるのでしょうか。子供の頃には 母が白和えという料理を時々作ってくれました。ゆでた野菜などを味噌と豆腐をすり合わせたもので和えた料理だろうと思います。勿論子供の口には 美味しい料理とは感じられませんでしたが 我が家では 母が作ってくれて食卓に並んだ料理に 文句を言う事も残すことも許されていませんでしたから 仕方なしに食べておりました。まあ基本的に野菜は苦手ではないのですが 味噌と豆腐をすりつぶしたもので和えてある食感が 子供には結構辛かったように覚えています。
それから極たまに豆腐や蒟蒻に味噌を塗って炙った田楽料理が出てきました。こちらは結構甘い味の味噌が塗ってありましたので そこそこ美味しく頂けました。只白和えにしても田楽にしても 大人になった現在でも それほど美味しいとは感じられませんし 結構手間暇がかかりますから 自分で作って食べようとは思いません。今年も寒くなってきましたから お鍋の季節が近づいてきました。お鍋は基本的に油を使わない料理だし 野菜をたっぷりといただけますから 減量には有難い料理ですので 豆腐は私のお鍋ではほんの端役に過ぎませんが 温まりますから美味しく頂こうと思います。

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