10月23日 京都で 初めての吟行会なるものに 参加してきました

私が二か月ほど前から 趣味として俳句を始めましたので 枚方で月に一回開かれている 俳句同好会の集まりに参加していることは このブログでも報告しました。普段の集まりは 何時も枚方市駅の近所のビルの会議室に集合して 各自が作った俳句を持ち寄り 互いに批評しあう句会なるものを開いています。集まった俳句は その場にいる先輩方からの アドバイスもいただけますが 東京在住のお偉い先生のところに 送られて 一言ずつ寸評をいただきますので 会場代やコピー代などの諸経費と先生の謝礼などが含まれているからだと思いますが 月に千円会費を納めております。
今回はたまたま年に一度しかない機会のようですが そこそこの近場に出かけて行って その地にあるものを題材にして その季節の句を作り やはり批評したり意見を交換したりする催しがあるらしいので 吟行会 というものらしいのですが たまたま水曜日でお休みの日でしたので 参加させていただきました。今回の場所は 京都の蹴上や南禅寺 平安神宮辺りを歩いて 句づくりにチャレンジしてみよう という試みのようでした。結構広い地域ですし お昼の十二時が 俳句の提出期限でしたので 私は俳句作りに慣れておりませんし 不器用な質なので その場ですぐに五つもの俳句を それも自分なりに納得のいくものを作り上げられるわけがないので 事前にその地で俳句の題材になりそうなものを ネットで調べて 写真や動画をみて 予め俳句を作ってしまいました。
勿論わざわざ 本日朝一で出かけて 九時ごろから十一時ぐらいまで その地で私が俳句として取り上げた題材を自分の目で確かめて 作った俳句の景色や雰囲気にマッチしていることを 確認する作業をしました。ほんの二三時間で かなりの移動距離がある場所を歩き回りながら 五つもの俳句を作り上げることなんて 私には至難の業のように思えました。ですから 現地に出かける前の段階で 提出する五つの俳句を完成させて提出する短冊という細長い紙に 書き込んでしまってから出かけました。
まあこのことは 別に誰かから尋ねられたら 正直に答えるつもりでしたし 吟行会のしきたりに反したことだとは思っておりませんでした。但し 私がネットでその地の写真を眺めながら 雰囲気を観察して 俳句を考えている段階で どうも間違いをしでかしてしまったようです。私は南禅寺の水路閣というレンガ造りの水路に夕日が当たって さみしげな雰囲気を醸し出している写真を見て 俳句を作りました。季節は秋ですから それだけでも寂しい気分になりますし 夕暮れ時は猶更その寂しさを引き立ててくれるて その気持ちを俳句に読み込もうとして かなり懸命に言葉を選び 季語を考えて 一番の力作であり 自信作を捻りだしたつもりでした。
所が いざ皆さんの反応は 冷淡なものでした。午前中に作ったはずの俳句で 夕方の情景を詠むこと自体を全否定されてしまいました。
確かに私が現実に その地を見て回ったのは 午前中でしたが 午前中の日の当たり方と 水路閣の方角から判断して 夕方になると 夕日の当たる方角からは 遮るものが何もなくて 見ごとに夕日が射し込むことを確認しましたので 水路閣に夕日が当たる光景を目にしてはいませんが 夕映えに輝くレンガ造りの水路閣を詠みこんだ俳句を提出しましたが あくまで午前中の状況を詠みこむことが 前提条件だったみたいで 評価に値しない俳句と見做されてとても残念な思いをしました。まあ吟行会での俳句作りとしては 当たり前の決まり事なのかもしれませんが 初心者の私には 指定された地で 指定された時間帯に その時期の季節にマッチした季語を用いて の俳句作りが求めらていたことを 認識できていなかった私が悪いのですが 出来たら初心者の私に 吟行会のルールを説明していただきたかったです。
まあ過ぎたことで泣き言を並べても致し方のないことですから 気持ちを切り替えて 今後も俳句作りに精を出そうと思います。

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