2月22日 かの聖徳太子が亡くなられた日だそうです

厩戸(うまやど)の皇子というのが正式な呼び名だそうです。1400年以上前になくなられた方なのにいまだに今日は何の日カレンダーに登場されるのですから 立派な方なのでしょう。私が知っているのは小学校の社会の授業で習った推古天皇の摂政となり、天皇中心の政治を目指して冠位十二階や十七条の憲法を制定して 遣隋使を派遣し 法隆寺を立てた事位ですが、私ぐらいの年齢の人にとっては やはり一万円札の肖像画が印象的だと思います。聖徳太子の名をきいたことのない方は殆どいらっしゃらないと思いますが、聖徳太子という呼び名は ご本人がお亡くなりになられてから百年以上過ぎてからついたものだそうです。当然ご本人んも後世にまさか自分が聞いたこともない呼び名で凄く有名になっている事には驚かれている事でしょう。

聖徳太子について検索すると「未来記」という予言書があるらしいのですが文書としてきちんとした形を成していないものだそうで その辺からしてかなり怪しげなものだと思いますが桓武天皇が平安京に遷都して約千年後にペリーの黒船が来航して東京に遷都される所まで当たっているのだそうです。さらに二百年後に恐ろしい何かが起こるのだそうです。何となく「ノストラダムスの大予言」で1999年に恐怖の大王がやってきて恐ろしい事が起こると大騒ぎしたのとよく似ています。私が感じるのはどう見ても後付けで予言が当たっていると大騒ぎをして喜んでいた 二の舞にしか思えません。

こんな真実味の欠片もない薄っぺらい五島勉の三文小説と言われる「ノストラダムスの大予言」と 聖徳太子の「未来記」を同じ次元で扱うこと自体が 聖徳太子に対する冒涜だと思います。後付けでつじつまを合わせて 無理やり予言が当たっていると大騒ぎをするよりも 当たっていない記述が何を意味するのか想像して突き止めて行くことの方が 余程歴史のロマンを感じられるミステリーだと思います。

くれぐれもあと数年のうちに 巨大隕石が襲来するとか 富士山が大噴火するとか言った何の根拠もない事で大騒ぎするようなバカげたことは無くて 冷静に過ごすように努めましょう。

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