3月13日 1577年の本日上杉謙信が49歳で亡くなりました

上杉謙信の人生を振り返ってみると 本当に各地との戦いに明け暮れた人生でした。現在の私よりもずっと若い年齢での死亡の原因はおそらく脳溢血であったろうと推測されています。人生五十年と言われた時代ですが その終生のライバル武田信玄が53歳で亡くなっています。二人とも上洛を目指していた矢先にその夢の途中で人生を終えてしまいました。同世代の秀吉が60歳以上、家康に至っては70歳以上まで生きていますから謙信、信玄の死がやはり早すぎたのではないかと思ってしまいます。歴史を振り返る時に 「もし」「たら」「れば」は厳禁かもしれませんが二人のうちどちらかでも もう数年寿命があれば その強大な軍事力は戦国大名のうちでは ずば抜けていましたから 織田信長を間違いなく蹴散らしていたでしょう。二人の室町幕府への忠誠心は確固たるものでしたのでほぼ間違いなく室町幕府が再興されていたでしょう。それ以後の日本の歴史は全く別物になっていたはずです。

まあ、歴史が変わっていたらおそらく私という人間も存在しないのでしょうから そんな仮定の話をしても無意味ですが 謙信の経歴というか戦歴をみればいかに若い年齢で色んなことをなし度げていたのか よく分ります。勿論謙信は 小なりとはいえ大名の家に生まれた恵まれた環境にあったとはいえ稀に見る軍略の天才であり 凡人のうちでも低レベルの私の人生とと比較してみて嘆いても 謙信公に失礼に当たります。

謙信と信玄という軍事力的にずば抜けた武将がいずれも自分を倒しに来る寸前に病死するというラッキーに恵まれた織田信長が 日頃の自分の行いの報いを受けるかのように家臣の裏切りにあって戦死したのが48歳で 人生通してみれば結局は 運不運はトントンになるのかとも思います。

先日書きましたように落語家の吉朝さんと枝雀さんという私が大好きな落語家さんが凄く若くして亡くなられたのが残念でたまらないように 謙信と信玄がもう少しだけでも長生きしていたら戦国時代の結末がどのようになっていたのか興味が尽きません。私はあまりゲームをやりませんが 「三国志」と「信長の野望」だけは大好きで いろんな武将が天下統一を成し遂げる結末を楽しみましたが 戦国時代はほんの小さなことが切っ掛けになってその後の流れが大きく変わってしまいます。

上杉謙信のあまりに早すぎる死が もう数年先送りさていたら どんなふうに世の中が変化したのか想像して 妄想を膨らませながら今日という日を過ごしたいと思います。

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