4月21日 高校の同窓会に参加しました 

私は 大阪府立四条畷高校の卒業生です。還暦と言うのは 一つの人生の大きな区切りですので 色んな形で 同窓会が開かれるようですが 本日野村君と言う私の麻雀友達が 発起人として 凄く頑張ってくれましたので凄く盛大な同窓会が開かれて 大成功のうちに幕を閉じました。私は 高校生の頃から 自分の外見に強いコンプレックスを持っていましたので 性格はかなり暗くて 友達が全然いないわけではないけれども かなり少ない方だと思います。こんな私が参加しても 話し相手に事欠いて 寂しい思いをするのではないかと かなり不安な気持ちもありましたが 高校時代の友達と再会できる最後の機会かもしれないと思い 勇気を持って参加してみました。
参加者は 同窓生が四百五十人いるうち 何と二百人以上が集まりました。私のクラスの参加者は 残念ながら 十五人ほどで かなり少なくて 寂しかったです。円卓に座席指定されていましたので 私は自分が指定された席に座り 両隣を見ると 何とクラスでも一二を争う可愛らしい女の子たちに挟まれていて 凄くラッキーなポジションでした。勿論 私自身が ジジイになってしまっていますから やってきた女性たちも それなりにお年を召した女性になっておられましたが 若い頃に可愛らしかった女の子達ですから それなりに風格のあるとても魅力的な女性になっておられました。彼女たちと再会できただけでも この同窓会に参加してよかったなと 思いました。
公立高校ですから 勿論男女共学で クラスの約半数が女の子です。でも私は 高校生の頃 人一倍自意識が強いし とにかく自分の外見に対するコンプレックスが強かったので 一日教室で普通に授業を受けて帰る時に 女の子と一言も口をきかなかった なんていう事がざらにありました。勿論彼女なんてできるはずもなくて 寂しい高校生活でした。まあ友人の大部分が 彼女のいない独り者でしたから そんなに落ち込んではおりませんでしたが。
そんな事を 左隣の女性に話してみると その子は見た目が可愛らしいし 性格もおっとりとして優しそうな印象でしたから かなり男子から人気があったはずなのに 自分も女の子の友達から 根暗と言われていて 結構寂しい思いをしていたんだよ と言われて驚きました。その子の周りには 何時でも女の子は勿論 男の子も何人かいたりして 凄く楽しそうにしていたように思っていたからです。そして現在の私は 醜く太ってしまっていますから 女性の目から見てかなりポイントが低いのは致し方がないけれども 高校時代の私は 自分が思っているほどに女性からの評価が低くないらしかった と言われて 大変驚いてしまいました。
逆隣りの女性との高校時代の唯一の思い出が 最後の体育の授業で 普段は女子と男子は別々の先生がいて 全く異なる授業を受けるのですが 最後の最後だけ 先生たちにしてみれば特別サービスのつもりだったのかもしれませんが ダンスの授業 と言う事で 男女が一緒に体育の授業を受けました。多分背の順に並んで 順番に男女のペアを組んでいったのだと思いますが 私は偶然に右隣の女性とペアになりました。どんなダンスを踊ったのかなんて全く覚えていませんが 当時そのペアになった女の子がうちのクラスで一番可愛いのではないかと思っていた私としては 凄く嬉しかったのを覚えています。
何しろそんな可愛らしい女の子とずっと手をつないでいられたのですから。とはいえ 凄く嬉しかった私はよく覚えていますが 相手の女の子にしてみれば 只のちょっと変わった内容の体育の授業 という認識しかなかったのでしょうから 勿論記憶の片隅にも残っていないだろうと覚悟していましたが その事を尋ねてみると 案の定全く記憶には残っておられなかったみたいでした。覚悟はしていましたが せっかくのいい思い出でしたから わざわざ尋ねてみることはなかったのかもしれません。
宴もたけなわになってくると みんな仲の良かった友達を探してうろうろと歩き始めました。私も 誰か知り合いがいないかと歩いていると 同じ中学出身の女の子を見かけました。その子は 親同士も知り合いで 結構親しくしていましたから パッと見てその子だと分りました。と言うかその子は 勿論おばさんにはなっていましたが 高校生の頃のイメージと殆ど変っていないように思えたからです。久しぶりに話しかけてみると 中身はもっと変わっていなかったので 嬉しくなってしまいました。
何人か懐かしい顔ぶれと話をして 互いの近況を報告し合いました。みんなそれなりに立派な人生を歩んで それなりの確固たるポジションを築いているみたいで 感心してしまいました。まあ同窓会に堂々と顔を出せるのは それなりに自分の歩んできた道に自信が無ければ 参加しにくいのかもしれませんし もともとかなり優秀な人たちばかりですから 自信を持って自分の人生を語れるのだと思います。
私のこのブログで 永長直人君 と言うとんでもない秀才がいることは 何度も書いておりますが 彼は高校で行われる模擬試験でやはり信じられないような高得点を記録していました。同窓会に出席された数学の先生が思い出話として語られたのですが 五教科各二百点満点で 相当に優秀な生徒でも数学では百二三十点取れればいい方だと考えて問題を作っていたのだが 永長君だけは 何時も満点を取っていたのだそうです。全体の平均点が八十~九十点ぐらいでしたから 恥ずかしながら 私は百店の大台に乗ったことが一度もありませんでした。
数学の先生としては いつもいつも満点を獲得されるので 何とか満点が取れないような難問を作ってみるのだが 彼はやはり楽々と満点を取っていたのだそうです。そこで先生も意地になって 高校生の数学のレベルを大幅に上回って 数学科の大学生が 二三年生ぐらいになって習うような内容の 超難問を出題した所 やっと永長君が満点を取れなかったのだそうで その時に先生たちが ガッツポーズを取った と言った話で皆が大笑いをしました。
彼は現在 東大の教授として活躍されているみたいですが 残念ながら本日は 参加してくれていませんでした。何しろ彼は 小学生の時に将来の目標としてノーベル賞を受賞することだと書いていましたから 東大の教授になる事等 ほんの通過点にしか過ぎないのでしょう。学者や政治家の世界では60歳なんてまだ駆け出しみたいなものかもしれませんから 焦っても仕方がないのかもしれませんが いずれは彼がノーベル賞を受賞してくれることを 同窓生は皆待ち望んでいるように思います。
本日は土曜日ですが 午後の診察はお休みして 二次会にも参加しました。その後同窓会の開かれたホテルグランヴィアに奥様と二人で 宿泊しました。晩御飯は あまり食べた事のないスペイン料理を食べさせてくれるお店に出かけて 頂きました。凄く美味しくて久し振りにお腹いっぱい食べてから ホテルの部屋に入りましたが ここでちょっとびっくりしたことがありました。
私が予約したので 勿論かなり安いプランを申し込んだはずでしたが 案内されたのが最上階の27階の部屋でした。そこは特別なフロアで 部屋のカギを持っていないと 客室に続く廊下に入れないのです。そして特別なラウンジがあって そこではジュースやコーヒーが飲み放題なのです。時間限定でアルコールまでサービスされるのだそうですが 部屋に入った時間には アルコールは 片づけられていました。そのラウンジには ゆったりとしたソファーが並んでいて 優雅なBGMが流れていました。新聞や雑誌も沢山おいてありますから ゆっくりと寛げます。かなり安い料金で朝食付きのプランを申し込んだのに 最上階の特別のフロアに宿泊させてもらえて ラッキーでした。
本日は 同窓会も楽しくて懐かしくて とても充実した時間が過ごせましたが 最後まで楽しく優雅に過ごせましたから 同窓会に参加して本当に良かったと思います。幹事の人たちに 本当にご苦労様と 申し上げたいと思います。野村君本当に頑張ってくれて ありがとうございました。

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