4月23日 セクハラ パワハラについて思う事

国会でも 世の中でも セクハラ パワハラについて 色んなニュースが流れているようです。そもそもこれらの言葉は 私が子供の頃には 存在していませんでした。ひょっとしたら存在していたのかもしれませんが 全く世間では認知されていなかったと思います。只言葉自体は存在していなくても その類の行動は 大昔から巷にあふれていたはずです。それから不倫騒動も コンスタントに明るみに出ていますが 人間の性欲が倫理観を上回ってしまう事は 日常茶飯事なのだと思います。現在の私は 奥様一筋ですが 以前に道を踏み外したことが ないでもありません。何しろ女性に全くモテない人生をずっと歩き続けていましたから 女性からアプローチを受けた経験が全然なくて 舞い上がってしまったことがありました。
ただセクハラ、パワハラ と言う言葉があまりに注目されてしまい 何かあれば セクハラだ とかパワハラだ と騒がれ過ぎているのではないかと思います。上司が部下に厳しく指導するのは ひょっとしたら自分の仕事の実績を上げようとしている利己的な考え方に基づいているのかもしれませんし その部下を成長させようとして 厳しめの愛のむちを振るっているのかもしれません。上司が部下に対して 上から物を言うのは 立場上当然のことのように思えますし 自分の点数を上げるために 部下に厳しく当たるのは 結局は会社の利益につながる事かもしれませんから あながち悪い事の様には 思えません。動機が純粋に 部下の成長を促そうとする気持ちから 厳しく接したのかも知れなくても 現在の風潮だとパワハラ扱いを受けてしまうのかもしれません。
これは別に恥ずかしい事だとは思わないので このブログにも書きましたが 私の行動がセクハラ扱いを受けてしまいました。ここ数年近所の中学校の職業体験に協力していました。うちの場合スペースの関係で 三人だけ中学生を二日間預かって 動物病院の仕事を見学してもらっていました。実際の実習の前に 中学生たちが 下見を兼ねた顔見世をして 挨拶にやってくるのですが その時に自分で書いた 自己紹介文を私に提出します。
私はその紹介文を見ながら 実習の本番の時までに少しでもうちの病院に馴染んでもらおうと 世間話を交えながら 実習への心構えや 準備しておくべきことを話します。例年は 和やかな雰囲気の中で 話は終わるのですが 昨年は自己紹介文の事を プロフィール と言う自分勝手な表現をする子がいたので 注意しました。何度か注意しましたが 繰り返しプロフィールと言う表現を改めない子がいたので 少し厳しく注意しました。私としては ユーモアを含めた表現のつもりで「アイドルのプロフィールには 体のスリーサイズとか書いてあるけれど この紹介文には 君らのスリーサイズがかいてあるのか」と厳しめの口調で問いただしました。
今どきの子は 面と向かって注意された経験が殆どないのかもしれませんが 不服そうな顔をしてその子は黙りこみました。私もそれ以上話を続けても 不愉快なだけなので その辺で挨拶を打ち切り 中学生たちを返しました。所が翌日に中学校の教頭から電話が入り 話があるので 至急会って話がしたい と言う事でした。こんなことは例年ない展開なので どうした事かと思いながら時間を指定して 来院してもらいました。
教頭は やってくるなり自己紹介文の返還を求めました。私が預かっていた紹介文を教頭に手渡しました。そこで言い出したのが 昨日のあいさつに来た中学生が 私からセクハラを受けたので 職業体験は 取りやめにします ということでした。私には何のことか意味が分からず 一体私のどのような行動がセクハラに該当するのか尋ねました。私は勿論中学生たちと カウンター越しに話しましたから 一メートル以上はなれていたわけで 指一本触れていないし 上半身しか見ていませんから 別にいやらしい視線を送ったとも思えません。
教頭が言う事には 私が中学生に対してスリーサイズを尋ねた と言うのです。恐らくは プロフィールの件で 厳しく注意した生徒が 私に対する腹いせで 事実を捻じ曲げて 親に報告したのだろうと思います。まあ親が子供の言う事を鵜呑みにしてしまうなんて 致し方がないとは思いますが 教育者が子供の言う事だけを 頭から信じ込んで 物事を判断するなんて あまりに馬鹿げているように思いますが これを読んで頂ける方々は どのように思われますが。
常識で判断したって 実習の下見に来た中学生に対して スリーサイズを尋ねたりするはずがない事がなぜわからないのでしょうか。その中学生がそのような発言をしたのには それなりに動機があるはずですが 何故その辺りをきちんと確認しないのでしょうか。もしもこんなことで 注意されたことを全く反省しないで 腹いせの行動をとり その自分の言い分が簡単に通ってしまう事を経験してしまうと その子が 世の中をなめてしまいそうで 心配です。
何故教育者たるものがそんな簡単な事に気づかないのでしょうか。客観的に判断して 私が中学生の女の子のスリーサイズを尋ねて どのような得があるのでしょうか。あまりに馬鹿げた話なのに 自分の教え子の言い分を鵜呑みにしてしまうのでは 盲目的で客観視できない親たちと同じではありませんか。少なくとも過去数年にわたって 私はその中学の職業体験に 無償で協力してきた実績があるのに その教徒は自分の言いたい事だけ言うと さっさと帰っていきました。これまで世話になったことに対する 感謝の言葉すらありませんでした。わたしとしては 全く身に覚えのない言いがかりをつけられて セクハラ親父扱いを受けたのですから 何だったら名誉棄損で訴えてやろうかとも考えましたが もし私の言い分が認められたとしても 相手が公立の中学校では 私が得することは一切ないので辞めておきました。
この事実を客観的に分析すると 私が自分の感覚として 自己紹介文をプロフィール等と 勝手に自分の言いなれた表現を使われたことに対して 注意したことが ひょっとしたら パワハラにあたるのでしょうか。スリーサイズと言う言葉を使用しただけで 中学生の女の子にスリーサイズを尋ねたなどと事実と反する報告をされてしまいましたが その報告を鵜呑みにされて 一応中学の教員と言う常識があるべき大人たちに 中学生に対してセクハラを働いたと決めつけられたのです。
私から言わせて頂くと 決して中学生に体のスリーサイズを尋ねてはいませんから そのようなあらぬ疑いをかけられたこと自体で 私がセクハラを受けたように思いますが 如何なものでしょうか。セクハラが行われるのは 大抵密室でと言う場合が多いのでしょうから その場の会話を録音でもしていない限値は 発言した しないと水掛け論に終わってしまい 結局は疑いを受けた方が損をするような傾向にあると思います。だからと言って 少人数で話をするときには 何時でもボイスレコーダーのスイッチを押すのも 何だか悲しい事です。
セクハラ パワハラ と言うのは なかなか客観的に判断するのが難しいデリケートな問題を多々抱えていると思いますから 安易にそんなハラスメントがあった等と判断すべきではないように 私は思います。 

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