4月26日 1887年の本日 明治天皇が初めて 歌舞伎を観覧されたのだそうです 

私は 歌舞伎と言う日本を代表する古典芸能に全く興味もありませんし 一応クラシック音楽とは縁がありそうな経歴ですが クラシック音楽の集大成と言えるかもしれないオペラにも全く関心がありません。私は 鑑賞する前の段階で 最低限度そのストーリーや人物関係を知識としてインプットしておかなければならない所に 何だか反発を感じてしまうのです。
歌舞伎と同じように ストーリーから落ちまでよく知っている 落語は大好きです。落語は 初めて聞くお題の噺でも 日本語さえ理解できれば 十分に楽しめるからです。昔は芝居と言えば歌舞伎の事だったようですが 落語でも芝居狂い と言うか歌舞伎大好きな人物がよく登場しますが 映画やテレビ、ラジオのなかった時代には 日本人の娯楽の代表が歌舞伎だったのかもしれませんから 現在でもお好きな人は 入場料がかなりお高いみたいですけれど 頻繁に通っておられるのだそうです。
私はこの歳になって 未だ歌舞伎やオペラと縁のない生活をしてきましたから 恐らく一生縁のない生活で終わるのだと思いますが、天皇陛下を始めとする皇室関係の方々は 日本を代表する娯楽である歌舞伎とは 子供の頃から御縁があるのかと思っておりましたが 初めて鑑賞されて その事実がわざわざ記録されていることに 正直凄く驚いてしまいました。私は 信仰心が全くありませんが 毎年初詣には出かけてその年いいことがあるようにお願いしますし おみくじで大吉をひければ 思わずニコニコしてしまいます。天皇家に対する気持ちは 日本で一番由緒正しくて 日本国民の象徴としてのお務めを 代々継続して果たしてこられたのですから 勿論最大限の敬意を感じております。
私は共産党と言う政党が 昔から一番主張にぶれがなくて一貫性があるので 凄く信頼できる政党の様に思っています。但し 共産党の方から見れば 天皇を筆頭にする皇室の方々に対する敬意を全く持っていないと言うよりも 反感すら持っている所には 凄く反発してしまいます。やはり日本人の感覚では 天皇陛下の御一族に対して 少なからぬ敬意を持つのは 自然の感覚だと思います。地方の特産品でも 一番上等のものは 今でも天皇陛下に献上されているみたいで 思い切って贅沢をするときに 天皇陛下に献上するのと同じランクの品を頂くことがあります。天皇陛下のご一家は いつもいつも最高級ランクの品を 食されているわけで 羨ましい事この上ありません。
以前 皇室の方々の懐事情を解説するテレビ番組がありました。あまり生産的な生活をなさっているわけではありませんが そのスケジュールは結構詰まっているみたいで 何もしない休日と言うのは殆どないみたいでした。国民の象徴として 常に注目されているわけですから 迂闊で軽はずみな行動は全くできませんから 一般人からすると かなり窮屈な生活であろうと思います。
昔野球の福本選手が  立小便が出来なくなるからという理由で 国民栄誉賞を辞退されましたが 私もその気持ちは凄くよく分ります。私が国民栄誉賞をもらう事はありえませんが もしそんな大層な賞を頂いてしまったら だらしない恰好で街を歩いたり 勿論風俗のお店になんか 絶対に出入りできなくなりそうだからです。皇室の方々は 望むと望まないに関わらず 生まれた時から死ぬまで 品格のある生活を求められるのですから 本当にご苦労様な事だと思います。ですから 私は皇室の方々に 感謝の気持ちと 尊敬する気持ちが 湧いてくるのかもしれません。
そんな天皇陛下が お幾つの時かわかりませんが 初めて歌舞伎を鑑賞された と言うのは 普段から楽しい事があまりなさそうな生活をされているわけですから 何だかお可哀想な気持ちになってしまいました。もし初めて見て 歌舞伎を気に入られたのなら それからは頻繁に鑑賞されていればいいのに なんて思いますが 余計なお世話ですね。

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