5月23日 誕生日を迎えましたから ついに還暦を突破してしまいました

昨年 還暦を迎えてしまった時には これで正真正銘のじい様になってしまったのだと それなりに落ち込みましたが 本日還暦を超えてしまいましたので 更に惨めな気持ちになっています。惨めさを感じるのは 客観的に自分の事を見た時 全然成長していることが実感できないからもあるみたいです。同じような惨めさは 二十歳の誕生日を迎えた時にも感じました。その時は まだ童貞だったし 性欲の一番強い時期でしたから 周囲の友達たちが次々に初体験を済ませていましたので 凄く焦りを感じていましたし 相手をしてもらえるような女性のあてが全然ありませんでしたから 尚更惨めさと寂しさを痛感していました。
次に 焦りを感じたのは 三十歳を迎えた時です。普通なら そろそろ仕事が一人前になりかけていて 結婚していても不思議ではない年齢です。なのに私は岐阜大学で学生の身分でした。周囲の学生たちは私よりも十歳近く若かったからかもしれません。一度普通に大学を出て サラリーマン生活を数年経験してから 再度学生になったのですから 回り道をした分年をくっていることは 分り切ったうえで この道を選択したのに 三十歳になった時 未だ一学生の身分でしたから 一般の人に比べて 凄く出遅れていることを改めて自覚して 焦燥感にさいなまれた日々でした。
何時の間にか四十歳になった時には 中年オヤジになってしまったことを痛感していましたが この時は仕事が上手くいき出して 現在の奥様とも巡り会っていましたから 一応の人生でやりたい事 つまりやりたかった仕事でなんとかカッコがついていましたし、人生の私が巡り合えるであろう 最良のパートナーも見つかっていましたから 割と落ち着いてこの年代を通過しました。
五十歳になった時には このブログを書き始めていて まだ爺さんではないけれど 頭髪が白くなり かなりボリュームダウンを始めたことを自覚しておりましたので 完全に肉体的な衰退期に差し掛かったことを自分なりに受け止め始めていたころでした。まあ生物は時間経過とともに確実に衰退期を迎え やがては最期の日を迎えることを 毎日の仕事で思い知らされておりましたから 素直に現実を受け止めようと努力していたように思います。
昨年 還暦を迎えてしまった時 赤いちゃんちゃんここそ着ませんでしたが 老人 お爺ちゃんになったことを自他ともに認めざるを得ませんでした。私は子供がいませんので当然孫もいませんが 友人たちが孫の誕生を喜び 立場上もお祖父ちゃんお祖母ちゃんになっていましたから じたばたしても始まらないと 覚悟を決めようと思いました。この一年 このブログでも自分は還暦であることを 何度も記してきましたが その年齢を突破してしまいましたから もう諦めの境地に達しようとしているみたいです。
まあ何時まで立っても ちゃんとした大人にはなれていないように思いますが 自分なりに精いっぱい頑張りながら生きてきた人生ですから 上手く行ったことも少しはありましたし 勿論上手くいかなかったこと しくじってしまったことの方が 断然多かったようには思っています。これからも失敗ばかりの人生だとは思いますが 後悔しながら死んでいくのでは 結果的に残念な人生 不幸な一生だと思いますから 現実には無理な話なのかもしれませんが にっこりと笑いながら 満足できた一生だったと思いながら最期を迎えられるような生き方を心掛けていこうと 本日改めて思いました。

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