6月20日 合唱団の練習見学に出かけました

私は立命館大学に通っていた四年間と卒業して塩野義製薬に勤めていた数年間 合唱団に所属していました。音楽はマリンバ(木琴の下に金属製のパイプのついている楽器)を八年間と ピアノを十数年間習っていましたから 楽譜は読めますし 声にも多少自信がありましたので 立命館大学に入学してしばらくして サークル活動として混声合唱団に所属しました。正直な所 より本格的な男声合唱団にお焦がれる気持ちもあったのですが やはりまだ十代の男ですから 女の子目当てで 混声合唱団を選んでしまいました、

でも四年間の大学生活は 勿論学業も何とか卒業できるぐらいには頑張りましたが 殆ど合唱団の活動がメインだったように思います。現在も付き合いの続いている友人は何人もいます。岐阜大学でも友人は勿論できましたが やはり十年近い年齢差があるので 現在まで付き合いが残っている友人は僅かです。

そんなことで合唱団に所属すれば 必然的に仕事関係以外にも 友達ができるのではないかと期待して 数十年ぶりに 合唱団に入ってみようと思いついたのです。私一人で参加しても良いのだけれど 兎に角私は奥様が大好きだし 奥様と一緒でなければ楽しくないので 一生懸命にお願いして 練習見学に奥様にも付き合ってもらいました。

枚方市で活動している混声合唱団で 練習時間の都合がつき易そうで ホームページがあってある程度その団の規模や活動状況が把握できたのが二団体ありましたので 実は先週も土曜日に一つの合唱団の練習見学に出かけていました。その合唱団の練習は正直申し上げて 生温く感じました。

それで本日見学する合唱団の練習にも正直言ってあまり期待はしていませんでした。所が 予想していたよりもレベルの高い練習をされていたように思います。指揮者の先生の指示も 分かり易くて 歌っているメンバーもその指示に沿って歌おうという気持ちが感じられました。

帰り道で奥様と相談しましたが 本日見学した合唱団の方がやりがいがありそうに感じられましたので そのように申し上げますと 「あなたが気に入ったのならこちらの合唱団に入りましょうか」というお言葉を頂戴しました。最初は奥様は合唱にあまり乗り気ではなさそうでしたが 見学した時に相手をしてくださった方が良い方だったみたいで 奥様もやる気を持って下さったようなので 二人でこの合唱団に入団して頑張っていこうと思います。

ただ正直な所 本日の練習でも自分の老いを痛感させられました。私は楽器を長年練習していたので 初見の楽譜でもある程度対応できる自信があったのですが 数十年ぶりに見る楽譜がすんなり頭に入ってきません。以前なら一度頭に叩き込んだメロディーは自然に覚えてしまっていましたが 年を取って物忘れもひどくなったみたいで ほんの五六分の曲を頭から練習していき 最後にもう一度頭から歌いだすときには 最初の部分は殆ど初めて楽譜を見るような状態に戻ってしまっているのです。

数十年ぶりにボーリングをしたときにも 全く自分の体がイメージ通りにコントロールできませんでしたが 合唱の練習でも同様のショックを受けてしまいました。多分練習していけば徐々に勘が戻ってくるのだろうと思いますが 本当に自分が年老いてきていることを実感させられて 少なからずショックを受けている私でした。

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