6月24日 消防車でうどん屋さんに立ち寄り昼食を取ったことが問題視されています

愛知県の一宮市で起こった出来事の様ですが 一宮市消防本部によると、4月にあった消防操法大会の説明会に参加した帰りに、分団長ら男性団員7人が消防ポンプ車でうどん店に立ち寄った事が問題視されているようなのです。市民から「消防車がうどん店にあった」と写真付きメールが市消防本部に届き、発覚。その分団長さんの話によると「説明会後に町内会の仕事があり、分団に戻っていると間に合わないので 通り道にあったうどん屋で うどんを食べた」と説明したのだそうです。市では、消防車の活動外での使用を禁じており、消防本部は市内の全分団長に口頭で注意したのだそうですが 如何なものでしょうか。
要するに説明会に参加したのは 消防団の公務であったわけだし その後の町内会への参加も公務であったようなので その間の移動であるのなら 当然移動中も公務と考えて差し支えないように 私には思えますが 客観的にはどうだったのでしょうか。確かに消防車は非常に目立つ存在でありますし そんな類の車が駐車場においてあれば  近所でボヤでもあったのかも と見た人が不安に思うかもしれませんから うどん屋さんに立ち寄り食事をとったのは 厳しい見方をすれば 軽率な行為と言えるのかもしれません。
例えば コンビニに立ち寄り 飲み物や弁当、パンを購入していれば 駐車している時間も短いし その場に消防団員がいる訳でしょうから 見かけた人にあらぬ不安な気持ちを起こさせることもなかったのかもしれません。しかし消防団員も普通の人間ですから 公務と公務の間の移動中の事ですから 車内でおにぎりやパンを齧るよりも 落ち着いて休憩がてら食事をとりたい気持ちになったとしても その事をせめては可愛そうにも思います。
ただ自分たちの仕事の特殊性をもう少し自覚していたら 店に立ち寄って食事をとる行為は 周囲に対する配慮が欠けていて 注意を受けても致し方の無い事であったのかもしれません。私たちだって 近所で警官が何人か うろうろしていたりしたら 何か事件でも起こったのか 危険な状況が存在するのかと不安な気持ちになってしまいますから。今回の出来事がインターネットを介して 市民の知るところとなったみたいで そこそこの数意見が寄せられたのだそうですが 九割方の意見が 肯定派 と言うか うどん屋に立ち寄った団員を擁護する意見であったらしいので 真っ当な反応だと思いますし 少し安心しました。
私がこの出来事で引っ掛かったのは キチンと駐車場に停めてあった消防車を 問題視して 写真つきメールを本部に送りつけた人間の 浅ましい気持ちが理解できません。消防団員だって 普通の人間ですから 食事時にはお腹もすくし きちんとした仕事をするためには 普通に食事をすることが必要だと思います。別にのんびりと食事をしていて 後の仕事に遅刻したのなら 当然厳重に注意を受けるべきでしょうが 後の仕事に間に合っているはずですから 人間としてごく当たり前の食事をとるという行為を 否定するかのように 告げ口をするようなやり方は 人間として恥ずかしい行為だと 私は思います。
公用車を 自分たちの足代わりに使って わざわざ食事に出かけたのではないのです。仕事と仕事の合間の移動の最中に立ち寄ったのですから 事情が分かってしまえば 誰も問題視する人はいないと思います。そんな事情を知らない馬鹿が その現象だけをとらえて 告げ口をするような輩に 少なくとも私はなりたくありません。目に見えた表面の現象だけをとらえて 分ったようなお節介を焼くのは 余計なお世話だと思います。
現在は芸能人などのプライベートな行動が 本人の了解もなくツウィッターなどで勝手に流されて 迷惑な被害を受けている事例が無数に存在するみたいです。芸能人は顔を知られてナンボの仕事ですから ある程度売れて顔が知られてしまうと プライバシーに関する被害を受けるのは致し方の無い事かもしれません。勿論芸能人と知れると 予約を優先してくれたり 何かおまけがもらえたりして 得することもたびたびあるとは思います。只昔は プライベートな行動が一般人に知られてしまっても その場限りの事だったのかもしれませんが 現在はインターネットが普及してしまいましたから あっと言う間にその情報が拡散してしまいます。勿論ネットの普及により 便利になった一面もありますが 困った一面も少なからずあるみたいです。
私は現在もガラケイを使っていますし 携帯でメールの交信さえできないアナログ人間です。今後も一生スマホを持つつもりはありません。緊急の連絡の際には 電話機能さえあれば何とか対処していけると思うからです。それ以上の見知らぬ人間たちと 接触したくもなければ 勿論接触されたくもありません。ほんの二十年ぐらい昔までは 携帯電話すら持っていなくても 十分普通に生活できたのです。便利になったのは認めますが 正直暮し易くなったのかどうかわかりません。自分としては あまり機械に振り回されるような生活はしたくありません。そんなものはなくても 多分普通に生きていけると思いますから。古い人間 頭の固い人間と思われても 還暦を迎えてしまいましたから 全然恥ずかしいとは思いません。最新の機械を使いこなす方を 勿論尊敬はしますが 別に羨ましいとは全然思いません。
世界の本物のセレブは 携帯電話もパソコンも自分では所有していないのだそうです。勿論周囲のサポートする人間が沢山いるからだと思います。私には勿論サポートしてくれるような人間は奥様以外にはおりませんが 引退してからも 携帯電話を首からぶら下げる生活は続くと思いますけれども このブログを書いているパソコンとは さっさとおさらばしたいのが正直な気持ちです。このブログは 少なくとも仕事を辞める日まで書き続けるつもりですので 最後の最後までよろしくお付き合いくださいますよう お願い致します。

ブログ一覧