6月26日 天橋立を初めて訪問しました (後半)

回転橋の回転する所を見学してから 遊覧船乗り場に行きました。遊覧船で橋立の一番先端の部分から 付け根の部分まで運んでもらえます。私は船に乗ることが大好きなので 喜んで遊覧船に乗り込みました。予想よりも船のスピードが速くて あっと言う間に目的地についてしまいました。まずは元伊勢籠神社にお参りしました。あまり有名ではありませんが 伊勢神宮の御本家の神社なのだそうで 神殿のつくりや屋根の形に 伊勢神宮の雰囲気がありました。それほど大きな神社ではありませんので 訪れて説明されるまで その存在すら知りませんでしたが もう少し上手にPRすれば知名度も上がるのに なんて余計なお世話な事を考えてしまいました。但し十時を回りましたから そろそろ観光バスが到着して 団体さんたちが ぞろぞろ歩き始めましたので そそくさと退散しました。

次に友人が案内してくれたのは 真名井神社 と言う知る人ぞ知るパワースポットとして有名な神社でした。元伊勢神社の脇の道から奥に入って 坂道を延々と登り続けましたので 汗びっしょりになりました。真名井の水 と言う有難いお水が湧いてましたので のどを潤しました。この神社では これからまだまだパワフルに生きていけるようにお願いしました。帰り道は下り坂でしたので 楽でしたが この神社を訪れる人が殆どいないのには 少し驚きました。本当に知る人ぞ知るポイントなのだと思いました。

船着き場に戻ると 丁度帰りの船が出発する所でしたので 乗り組み またあっと言う間に出発地点に運んでくれました。今では海辺の遊覧船ではどこでもやっているのかもしれませんが カモメにデッキから えびせんを与えるのが名物みたいで 観光客が結構盛り上がっていました。五木ひろしの「契り」と言う歌が 結構気に入っていて 時々カラオケで歌うのですが その中の歌詞に「人の心は カモメの様に真っ白だろうか」と言うのがありますから このトリは真っ白なのかと思っておりましたが 実際に間近で見ると かなり灰色の部分が大きくて とても真っ白ではありませんので あの歌は一体なんだったのかと考えてしまいます。

ちょうどお昼ごろになっていましたので お昼ご飯を食べに出かけました。私がリクエストした 今がちょうど旬の名物トリ貝を食べさせてくれるお店に連れて行ってくれました。トリ貝の場合 食べる部分は 普通のすしネタになっている部分 いわゆる二枚貝の隙間からはみ出している足と言われる部分がメインです。他にキモの部分も食しますが ホタテガイの場合は貝柱の部分が主役になりますがトリ貝は 小さすぎて食べないのだそうです。

お店で 調理する前の生きたトリ貝を見せて頂きましたが 友人も初めて見たと言っていましたから かなり貴重な経験だったのでしょう。普通のブログだと 当然写真を掲載されるのでしょうが 私のブログは ひたすら文字だけが並んでいるのが売りですから 掲載しません。トリ貝は 原則として火を通してからしか食べられないのだそうで すしネタのトリ貝は 短時間茹でてあるのだそうです。本日は 小さな七輪が登場して 足の部分を表裏さっと炙って 味ポンのようなたれで頂きました。食感もよくて美味しかったですが ほんの一口サイズですから あっと言う間に食べ終わってしまいました。貴重なものだからでしょうが 一人一個分しか出てきませんので 正直物足りなかったです。

その後 凄く立派なサイズの岩ガキが出てきました。こちらは 勿論生のまんまでレモンを絞って頂きましたが 海水の塩味がちょうどよくて とても美味しかったです。但しこれも一人一個しか出てきませんでした。友人にトリ貝も岩ガキも三つ四つ位食べないと 食った気がしないと贅沢な事を言うと スーパーでは 同じくらいのサイズのトリ貝や岩ガキが 一個千円位で販売されているのだそうで 一人で三つ四つ注文していたら 料金が倍ぐらいに跳ね上がってしまうのだそうでした。まあ昼食は 友人を朝から呼び出して半日つきあわせたお礼に 私が御馳走しましたので 高くついても文句は言いませんでしたが いい歳になっているのですから 美味しいものを少しだけ頂いて有難がるのが年齢相応な食欲なのでしょう。

友人は 昼から実家の農作業を手伝うので お昼ご飯まで付き合ってくれました。それで 昼から奥様と二人で 橋立近辺を観光することにしました。とは言っても 結構朝早くに出発しているし 午前中もかなり歩き回って 体力を消耗しているので 小高い山の上にある遊園地天橋立ビューランドに登って 有名な股くぐりを体験してみることにしました。

ビューランドに登るのには 下の駐車場に車を停めて リフトかケーブルカーを利用するのですが その辺りに向かう途中で海岸線を横切っている鉄道を渡るために踏切に差し掛かりました。それまで全然列車が通過しているのを見かけていませんでしたので 運が悪かったのかもしれませんが たまたま踏切が下りてきて 遮断されてしまいました。まあすぐに通過してくれるだろうと思って待っていたら 列車が踏切を通過するときに急ブレーキをかけて 停車してしまいました。

何かトラブルでも発生したのかもしれませんが 踏切で待っている人に いちいち説明なんかしてくれません。十分近く待たされていると 列車が後退しはじめて戻っていってしまいました。列車がいなくなったので踏切が上がってようやく通過できました。その後駐車場に車を停めて リフトでビューランドに登りました。股くぐりのポイントが指定されていましたので 屈んで股から天橋立をみると 丁度タイミングよく一番の青空になりましたので 美しい天橋立を拝むことが出来ました。ただその体勢が デブの私には 結構きつかったので そんなにゆっくりとは楽しめませんでしたが まあしょうがないでしょう。

山頂の遊園地の様子を見て回りましたが 小さな子供用の機関車や観覧車などが 幾つもありましたから 小さな子供さんなら十分に楽しめそうな遊園地でした。そこそこうろついていたら かなり疲れてきたので リフトで下ってから帰途につきました。帰りも約一時間半ほどで 病院に帰り着きましたから 本当に天橋立は近いなと思いました。帰ってから 友人にメールで踏切で結構待たされたことを報告すると この辺りは結構鹿などの野生動物が列車と接触事故を起こして 止まってしまう事は よくある話なのだそうで ある意味自然が豊かで 羨ましいような話だと思いました。

私も還暦過ぎていい年になっていますので かなりくたびれましたが 二十年ぶりぐらいに 懐かしい友人とゆっくり話せたし いい景色も沢山楽しめたし トリ貝や岩ガキと言ったご馳走も頂けましたので とっても楽しくて 有意義な一日でした。明日からまた仕事を頑張ろうという気持ちになりました。

 

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