7月22日 体罰によって処分を受けた教師の数が増え続けているそうです

数年前に大阪の高校で教師の体罰によって 生徒が自殺した事件が起きてから 体罰に関する教育現場での調査が厳密に実施されたことによって その隠れた実態が だいぶ表に現れてきて 処分される先生の数が急増しているみたいです。ですから体罰が急増したわけではなくて これまでは過去の慣習から大目に見られていた体罰が 表面化しただけの事のようです。

体罰とは 父母や教員などが、子供や生徒などの管理責任の下にあると考えられる相手に対し、教育的な名目を持って、肉体的な苦痛を与える罰を加えること と定義されています。私が小学生の頃には 勿論体罰は存在していました。悪さをすれば 当然叱りつけられます。悪さの程度が極端な場合は その子供が先生にビンタされる事もたまにありました。

私自身は こズルくて計算高い可愛げのないガキでしたから 表だってはそんな悪さには参加しませんでしたから 体罰を受けた覚えはありません。当時は 子供の親も体罰を受けねばならないほどに自分の子供がひどい悪さをしでかしてしまった という事実を理解していましたから 先生にお詫びをするのが普通で 学校に文句を言うことなど考えられませんでした。

そもそも学校というのは 児童なり生徒が 先生の授業を受けて知識を受け取り 生きていくうえで必要な知恵を授けてもらうための場であると思います。ですから児童なり生徒は 少なくとも最低限度でいいので 先生を敬う気持ちを持つことがまずは必要だと思います。そんな風に子供をしつけるのは 親の義務だと思います。

私が一つ目の大学を卒業するころには 「デモシカ教師」という言葉がありました。就きたい職業が見つからないので教師にデモなるか、とか 教師位シカ仕事が見つからないような輩を「デモシカ教師」と世間では呼びました。そのような気持ちでなった先生なんか なかなか尊敬できないのかもしれません。

確かに近頃ニュースなどで垣間見る先生の実態は 事なかれ主義のサラリーマン的な先生や セクハラ、パワハラ、モラハラのオンパレードの非常識な人間もかなりいるみたいなので 一概に先生に尊敬の気持ちを持つことは不適切である場合もあるのかもしれません。しかし親にしたら少なくとも自分の子供を その学校を信頼して託すのであるのなら 学校に対して感謝や敬う気持ちは 持っておくべきだし 子供にも同様のしつけをすることはやっぱり親がやるべき仕事だと思います。

私も子供の頃 私語の多いガキでよく授業中に先生から怒られました。授業など全く聞いていないで自分の世界に入っている友達もいたように思います。でも授業中は一応教室内の自分の席に着く という子どもとして最低限度のルールはみんな守っていました。新聞で読んだだけの情報ですが 現在では授業中に教室を飛び出して遊んでいる子供がそれほど珍しくもないのだそうです。学校という集団生活をする場での 最低限度のルールさえ守れない子供は やはりそんな基本的なことを教えていない親に責任があるように思います。

自分の子供の頃と比較してどうのこうの申し上げるのは いかにも年寄り染みていてあまり好きではありませんが 私の子供の頃には重大な過失(例えば忘れ物)があったりすると 教室の後ろや場合によっては廊下に立たされていたものです。立たされた経験は私もあります。所が 現在では子供を立たせること自体が体罰に該当して 立たせた先生が処分を受けるのだそうです。

現在のこしゃまくれたガキどもは 先生がうっかりにでも体罰に該当した行為をさせようとして 挑発的な言葉や仕草をするのだそうです。そのような場合は 先生に正当防衛が適用されて そんなクソガキを ぼこぼこにしても責任を問われないようなルールを作るべきだと思います。

一時期給食費を払わない親が問題視されましたが 私は給食費を払わない親の子供には 給食の時間「私の親は給食費を払っていません」というプラカードでも持たせて 学校の正門の前に並ばせたらどうかと思います。立たせたら体罰になるというのなら 教室から椅子を運ばせて 座らせれば問題ないのではないと思いますが如何でしょう。

話が横道にそれてしまいましたが 処分を受ける先生が沢山いる教育の現場は確かに大変な問題だと思いますが、教師を問題視する前に 最低限度のしつけなり教育をしていない親の責任をもっと追及するべきではないのでしょうか。

 

ブログ一覧