7月27日 最近のコマーシャルで気に入らなかったこと

一つ目に気に入らなかったコマーシャルが キャットフードのテレビコマーシャルです。どこのフードメーカーの 何という商品かは よく知りませんが「初めて手から食べてくれた」等と言うフレーズを使ったコマーシャルです。犬にしても猫にしても 特に室内で飼っている場合には人間の手から直接餌を与えるのは 厳禁な行為なのです。手から餌を与えるのが何故いけないのかと言えば 人間の手から餌を食べる習慣がついてしまうと 人間が持っている人間の食べ物まで欲しがるようになってしまうからです。

人間の食べ物は犬猫の寿命を確実に縮めるので絶対に与えてはいけないものです。ペットフードでは ジャーキーなどのおやつの類は これもペットの寿命を縮めますから 獣医師で進める人は絶対にいません。ペットフードには大まかに分けて ドライフードタイプとウェットフードタイプがあります。ウェットフードとは 以前なら缶詰の事でしたが 現在ではアルミパックに入ったものや レトルトパックに入ったものもありますから 一概に缶詰のフードとは呼べなくなりましたから ウェットフードと言う耳慣れないかもしれない表現を使いました。

ドライタイプとウェットタイプは 見た目が違うだけの事ですから どちらを与えても構わないと思います。飼っているペットの好みに合わせて上げればいいかと思います。但し大型犬の場合は 何しろ大量に食べるのでしょうから ドライタイプを与えたほうが経済的であり ごみを減らす効果もあるのかもしれません。

ドライタイプと見た目は似ていますが ドライフードに比べて柔らかなフード いわゆる半生タイプは 絶対に与えてはいけません。半生タイプはその特徴である柔かさを維持するために 大量に糖分を使用しているはずです。凄く口当たりも甘くて美味しいので ペットは喜んで食べるかもしれませんが人間も糖分を取りすぎて ろくなことはありませんが それはペットも同様です。

ペットが好きなフード、喜んで食べるフードばかりを与え続けていると 最後は半生タイプに行きつくパターンが 多いように思います。半生タイプを主食としてフードを与えるぐらいなら ジャーキーを主食として与えたほうがまだましかもしれません。但しジャーキーの類は人間の食べ物で言えば スナック菓子に相当すると思います。人間もスナック菓子を主食として食べていれば 確実に長生きできないのは明白でしょう。

話を元に戻しますが 人間の食べ物をペットが食べることは ジャーキーを主食にする事よりも もっとペットの健康にとって悪い事なのです。ですから人間の手から餌を与えることが切っ掛けで 人間の食べているものを欲しがるようになるとしたら それはペットの寿命を縮めてしまう ある意味凄く残酷な行為なのです。

よく「可愛いペットがあまりに欲しそうな顔をするものだから ついつい自分の食べているものを与えてしまうのだ」等と言い訳をする飼い主さんも少なくありませんが それは自分の食べ物を与えてしまったから 欲しがるようになったのです。一度人間の食べ物の味を覚えてしまうと 自分たちの食べているフードとは段違いに美味しく感じるので 欲しがるようになるのは当然です。飼い主が先に与えてしまったがために 欲しがるようになってしまったのです。

人間の手から食べ物を受け取った経験のない動物は 人間が食べ物を手にしていてもそれを自分たちの食べ物とは認識していませんから 欲しがることは普通の状況ではありえません。一度でも与えてしまって その凄く美味しさを教えてしまったがために 欲しがっているだけなのです。ペットが欲しがるから仕方なく与えるというのは 本末転倒な表現なのです。

まあ、人間の食べ物を食べる習慣がついたペットは遅かれはやkれ病気になってくれますから そのほうが病院としては儲かる話なので こんなことを口うるさく言わない獣医師の方が多いのかもしれませんが 私はペットの健康の方が大切だと思うので敢えてしつこくグダグダと書いているのです。ですから「初めて手から食べてくれた」と言うのはそのきっかけを作る行いですから 絶対にペットを健康で長生きさせようと思えば 絶対にしてはならない行動だという事を よく認識してコマーシャルを作ってほしいと思います。

私が飼い主さんにお勧めするペットフードメーカーは 二つしかありません。「サイエンス」と 「アイムス」の二社だけです。理由は簡単で この二社だけがペットの健康を大切に考えてフードを作っています。飼い主さんがフードを選ぶときの一般的な基準は そのペットが美味しそうに喜んで食べる、と言う点だと思います。

人間も美味しいもの、好きな食べ物だけを食べて 健康で長生きできればすごく幸せなのですが 現実はそうはいきません。健康を大切に考えて食事を作ると 栄養のバランスの為に 好きではないものでも食べなければならないことはよくあります。味付けも少し塩味が効いているほうが。少し油気が強い方が 美味しく感じます。でも塩気や油気は健康にとってはあまり望ましいものではありません。

ペットフードについても 全く同じ事情なのです。ペットも人間と同様にいくらか塩気、油気が強い方が美味しく感じるのです。先ほどあげた二社を除くほとんどすべてのメーカーが 健康のことはさておいて ペットが美味しく感じることを目標にフードを作っているように思います。ですから、別に宣伝量を貰っているわけではありませんが 犬猫のフードとしては先ほどの二社をお奨めいたします。

二つ目に気に入らないコマーシャルは ラジオから聞こえてきたのですが サプリメントだったか栄養ドリンクのコマーシャルだったかさえ覚えていませんが その商品に含まれている ある栄養素の量を10000ミリグラムと表現していました。10000と言う数字から受ける印象としては凄く沢山のように感じますが 私たちがもっと日常的に使っている重さの単位である普通のグラムで表現すると 10gという事です。

例えば 長さを表現するのに10000ミリメートルと表現するよりも10メートルと表現した方が はるかに実際の長さとして理解しやすいはずです。こんな細かい表現にイチイチ目くじらを立てていると また奥様に怒られますので 本日はこの辺りで終わりにしますが 他にもいろいろと気に入らない表現を使ったコマーシャルがありますので それはまた別の機会に書きたいと思います。

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