私は、素麺が嫌いです。子供の頃、夏休みの昼ご飯と言えば週に3～4回は素麺だった事が嫌いになった原因だと思います。私が子供の頃のお中元の定番として素麺を沢山もらっていたから　それらを消費していかなければ仕方がなかったのだろうとは思いますが　あまりに頻度が高すぎて　嫌いになりました。別に素麺の味や食感が受け付けないのではなくて　もう二度と素麺の姿を見たくないと　子供の頃に固く決意したからだと思います。

　素麺は茹でて氷水に浮かして冷たく冷やして、めん汁に適当な薬味を入れて頂く。食べ方のパターンが単一的で殆どバリエーショｊンの広がりがありません。例えばラーメンならまずスープの味が　醤油、味噌、豚骨、塩と全然趣が変わります。上に乗せる具材もたっぷりの野菜をスープで煮込んだり、油で炒めたりと変化がつけられます。チャーシューをたっぷりのせたり、コーンをどっさりのせたり餃子やシューマイを油で揚げてのせても美味しくいただけます。だから、もし子供の頃に夏休みの昼ご飯にインスタントラーメンが頻繁に用意されても決してラーメン嫌いにはならなかったと思います。

　私が素麺の唯一美味しく感じる食べ方は　茹でた素麺が残ってしまって　次の日のお味噌汁の具材になった時です。味噌の味の素麺は美味しく感じられます。その他ににゅうめんという料理がありますが　これも割と好きです。ですから、どうも私の素麺嫌いは食べ方として　冷やし素麺に拒絶反応を起こしているだけで　食材としての素麺を嫌悪しているわけではなさそうです。

　私が本格的に嫌いな食べ物はニラやセロリーのように独特の匂いがある野菜が食べられません。それでも、ニラは奥様が上手に調理されるのでなんとか食べられるようになってきました。他に食べられないのが焼肉屋で出てくるレバーやはつ（心臓）です。ホルモンは全般的にあまり得意じゃありませんが　ミノやテッチャン等の消化器系は割と美味しく食べられます。少し前に問題になって事実上消滅したレバ刺しを若くてかわいらしい女の子が美味しそうに食べているのなんてとても信じられませんでした。私の苦手なものの組み合わせであるニラレバなんてとても人間の食べ物とは思えませんが　世の中にはお好きな方が多いみたいなので　不思議です。

　子供の頃は納豆も苦手でしたが　大人になるにつれて好きになり　今では大好きで毎朝でも食べたいくらいです。所が　私は心臓に病気を持っているので治療のため飲んでいる薬の関係でドクターストップがかかっていて食べられません。私の一番の好物であるカレーにドクターストップがかかれば相当にストレスがかかりそうですが　納豆ならなんとか辛抱できています。但し、新薬が開発されていずれ納豆も食べられることになりそうなので　その時には思いっきり納豆三昧の生活をしてみたいです。