1才の柴犬を飼っていますが、動物病院からワクチンの時期を知らせるハガキが届きました。予防注射は子犬の時期を過ぎても必要なのですか?


飼い主の皆さんは、犬を飼い始めた時それなりに勉強されて例えば躾についてとかワクチンやフィラリアの予防について等のいろいろな知識を身につけておられますが、一年もたつと当然なのですが、忘れてしまったり、うっかりされるている事も少なくないのではないでしょうか。
ですから当院でも混合ワクチンの接種時期にはハガキでお知らせしています。最初にワクチンを接種するときに、どうして一月間隔で二回接種するのか(二重免疫効果と言って一生続く高い免疫効果を得る為)とか、何故一年間隔で追加免疫が必要なのか(予防効果は接種後数週間でピークに達して約一年でかなり低下してしまう為)について、私なりに一生懸命説明させて頂いているつもりですが、どの程度飼い主さんが理解して一年後まで覚えて頂けているのかあまり自信はありません。
前置きが長くなってしまいましたが、前回接種されたワクチンによる免疫効果は全て失われたわけではありませんが、かなり低下しているはずですからこの時期にもう一度接種されますと、またこれから一年間安心して過ごせると思います。
そして、久しぶりに病院で簡単な健康診断のつもりで体重や体温、眼や耳、歯、皮膚や爪等の状態をチェックしてもらえば、気付かずにいた病気が見つかるかもしれませんし、生活習慣などについてのよきアドバイスが得られるかもしれません。
言葉で身体の異状を表現できない動物のために病院へ行く良い機会だと思って頂ければ嬉しく思います。

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