先日からハムスターを飼い始めたのですが、ヒマワリの種を主食に時々野菜や果物を与えています。友人から「ヒマワリの種は太りやすいので健康によくない」と言われました。現在の所、その兆候はありませんが本当によくないのですか?


「ハムスターのご飯」といえば、ヒマワリの種を思い浮かべられる方は多いと思いますし、事実ヒマワリの種の袋にはハムスターが描かれていたりします。
しかし、本来ハムスターは涼しくて乾燥した砂地で生活していますからヒマワリの種の様に高脂肪の食物を摂取する機会は殆どありません。そして、一晩で10km以上歩き回る程運動量が豊富な動物なのです。
ところが、ペットとして飼われた場合の生活環境をみると、ハムスター用の混合飼料等は栄養価の高すぎる種子(ヒマワリ、クルミ、ビスタチオ等)の比率が多すぎる傾向がありますし、スペースの問題で致し方ないのでしょうが運動量が不足してしまい肥満気味である場合が来院されるハムスターをみても多いように思います。そして、肥満から肝臓や心臓の負担が大きくなり長生きできないケースも少なくありません。ですから、ご友人の忠告は正しいと思います。
犬や猫の場合、肥満対策として一番簡単なのは、餌の供与量を減らすことですが、ハムスターはご存知の方も多いと思いますが、頬袋やねぐらに食物を貯蔵する習慣があります。ですから、供与料を制限して、摂取量をコントロールすることは難しく、そのフードの内容を総合的に考慮する必要があります。
ハムスターは、かなり草食性の強い雑食動物ですから、ラビットフード等の草食動物用ペレットを中心に(勿論ハムスター用のペレットもOK)野菜(ブロッコリー、ニンジン、サラダ菜等)、野草(タンポポ、ハコベ、クローバー等)果物(リンゴ、バナナ、イチゴ等)などを与えればよいと思います。蛋白源として、時々ゆで卵や煮干を与えてください。
もし種子類を与えるのであれば、脂肪率の低いヒエ、アワ、カナリアシード等を選ばれれば問題ないと思います。
尚、脂肪率の高い種子は美味しいので主食となるべきペレット等をあまり食べなくなる場合が少なからずあることも、フードとしておすすめしない理由のひとつです。
(cf)リスの食事についてもハムスターとほぼ同様とお考え頂いて構いません

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