生後六ヶ月のシーズーを飼っています。初めての梅雨を迎えるので、この時期に注意すべき事があれば教えてください?


シーズーは顔かたちからして、目と耳の病気になり易い種類です。特に梅雨時は結膜炎や涙が溢れて目の下の部分に炎症を起こし易いので注意してください。目ヤニや眼の充血、瞼の腫れ等に気づいたら早めに病院で診察を受けて治療しましょう。耳が垂れているので 耳の穴の風通しが悪い為 細菌や真菌、そしてダニによる外耳炎にも罹り易いので 時々耳の穴をチェックしてください。耳垢で汚れていたり、赤く腫れていたりしたら要注意です。顔を左右に繰り返し振ったり、耳を前肢で掻いたりする様になったら 直ぐに治療が必要ですから、病院へ行きましょう。この時期には、ノミやダニ等の皮膚に寄生する害虫が発生して活動を始めますから 公園などの草むらにも要注意です。お散歩の時に草むらから犬や猫に飛び移ろうと待ち構えていますから 近付かない事が懸命ですが、犬はそんな草むらが大好きです。だから、この季節に何もしなければ ノミやダニに寄生される事は仕方のないことです。ですから、寄生される前に駆除薬を予防的に投与する事をおすすめします。特にノミは飼い主さんにも被害を及ぼしますから、動物病院で 効果の確実な薬をもらってください。ぶっちゃけた話、スーパーやホームセンターで売っている似たような薬は殆ど効きません。梅雨時の散歩については、散歩中にうっかり身体を濡らしてしまったらタオルで拭いてあげるだけでなくて、出来ればドライヤーで毛の根元まで乾かしてあげましょう。真夏なら気温が高いので ある程度自然に乾きますが、この時期は気温はそれ程高くないし 湿度が高いのでなかなか毛の根元まで からっと乾燥しません。洗濯物を部屋干しすると、匂いが発生しますが これは乾くまでの間に細菌が増殖してしまうからです。同様に、犬の皮膚でも細菌やカビが繁殖して 好ましくない匂いも発生しますし 人間の水虫と似たような皮膚病が起こりやすくなりますから注意が必要です。それから、この時期には、身体を掻き毟ったり、脱毛が目立つ犬との接触は、病気をもらう可能性が高いので気をつけましょう。体が濡れたままだと もう一つ心配な事があります。体が冷えてしまって風邪をひく事です。人間もそうですが、この時期に風邪をひくと身体をしっかりと温めることが難しくて、冬場よりもかえって長引くケースが多いので気をつけてあげましょう。この時期には、人間も食中毒が問題になったりしますが、ドッグフードもドライタイプは保存に気をつけないとうっかりするとカビが生えていて、下痢や嘔吐を起こす可能性がありますから、注意しましょう。この時期は少量の包装を購入し、冷蔵庫にでも保管しておけば安心でしょう。ウェットタイプでも、例えば夜に与えて、食べ残しを片付けておかないと翌朝に食べてしまい、被害を受ける可能性もありますから、特にこの時期にはフードの管理に普段以上に気をつけましょう。

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