よくあるご質問

飼い主さんからよく受ける質問にお答えします。
※10年前に掲載した内容もあり、情報が古い場合もございます。お気付きの点がありましたらご指摘、ご指導ください。

  • 雑種犬(生後四ヶ月、メス)を庭で飼い始めました。避妊しておいた方が安心だと分かっていますが、自然の摂理に反するようで気がすすみません。避妊手術による身体への悪影響はありませんか?また、妊娠の心配がなくなること以外に何かメリットがありますか?


    犬猫の避妊の手術は、一般的に 開腹して卵巣と子宮を摘出するのですが、若くて健康な動物であれば、手術による体への負担や危険性は低いと思います。当院では、手術の当日は入院していただきますが、翌日には歩いて退院できます。
     手術による身体への影響が全く無いわけではありません。卵巣は女性ホルモンを分泌する重要な器官ですから、その摘出によって体内のホルモンの分泌バランスが狂います。但し、それは一時的で数週間、長くとも数ヶ月で治まりますし、通常の生活には殆ど影響は無いと思います。
     避妊手術によるメリットは以下のようなものがあると思います。
     1)生理による出血が無くなります。(室内犬の場合、部屋が出血で汚れません)
     2)乳腺腫瘍の危険性が低くなります。(乳腺腫瘍は女性ホルモンによって細胞
      の増殖や転移が促進されるからです)
     3)子宮蓄膿症(子宮に細菌が侵入し増殖して膿がたまる病気)、卵巣腫瘍の
      心配が無くなります。(卵巣と子宮を摘出してしまうからです)
     以上の事から、避妊手術は若くて健康な犬猫にとって、身体への負担や悪影響が少なくて比較的安全性の高い手術であり、飼い主さんの意に反する妊娠の心配が無くなる以外にもメリットがありますから、ご家族で十分に相談された上で前向きの結論を出される事を期待します。


  • 犬のフィラリア症を予防する前に、血液検査が必要だと聞きましたが、何を調べるのですか?


    前年の夏を過ごしてフィラリア症に感染する可能性のある犬は、例え毎年予防をしていても100パーセント感染していないとは断言できませんから、血液検査をして感染していない事を確認する事が必要です。何故、フィラリア症に感染していない事の確認がそんなに重要かと思われるかもしれませんが、万が一感染していて、予防薬を投与するとショックを起こして最悪の場合死亡する可能性さえあるのです。ですから、感染していない事を確認してから安心して予防を始めましょう。昨年の秋以降に生まれた犬は今年は検査せずに予防が始められますが、来年からは検査を受けましょう。もし、検査でフィラリアに罹っている事が解っても、それなりの対策がありますから諦めないでください。


  • 14歳のゴールデンで、昨年から殆ど立てなくなり、左側の腰から足にかけて酷い床擦れがおきて触ると痛がるので消毒も出来ません。マイクロバブルで入浴すれば少しでも楽になりますが?


    大きな犬が寝たきりになると、体重が大きいだけに突出した部分から予想以上に早い時期から床擦れが起こってくると思います。
    床擦れとは、寝たきりになる事で普段圧迫されていない部位が体重により継続的に圧迫されて血流が悪くなり、酸素や栄養が不足する事によりその部位の皮膚及び皮下の組織が壊死して潰瘍となる状態を言います。加えて、寝たきりになると排泄が上手に出来なくなりますから、皮膚がどうしても不潔になりがちです。床擦れの起きている部分が不潔になると、化膿しやすくなりますから更に床擦れが悪化します。
    床擦れについての対策はQ&Aの「老犬の介護」の項で取り上げていますので、そちらも参考にしてください。
    さて、床擦れの起きている犬にマイクロバブル入浴をしてもらうと、以下のような効果が期待できます。
    まず、ゴシゴシ擦らないので殆ど苦痛を伴わずに患部の隅ずみまで清潔にする事が出来ますから、細菌などによる化膿を軽減し、匂いも無くなるでしょう。そして、泡の破裂によるマッサージ効果で血行が促進されますから、薬剤が患部まで届き易くなりますし組織の回復が早まります。
    従って、床擦れに対する根本的な対策が勿論重要ですが、定期的なマイクロバブル入浴により、床擦れ状態からの回復にある程度お役に立てることは間違いないと思います。


  • ゴールデンウィークに愛犬と四泊五日の予定で九州の実家へ帰省しますが、何か犬の為に特に準備や注意する事があれば教えてください?


    まず飼い主さんにとっても犬にとっても、余裕のある無理のない旅行のスケジュールを組みましょう。そして、余裕を持ってかかりつけの動物病院で健康診断を受けておきましょう。飼い主さんの気付いていない病気や怪我が見つかるかもしれませんから、もし見つかれば、勿論旅行の前に治療を済ませて安心して出かけましょう。
    もし狂犬病及び混合ワクチンを一年以内に接種されていなければ、良い機会ですから是非接種される事をおすすめします。繰り返し申し上げますが、旅先ではどの様な状況でどの様な犬と接触するかわかりませんから、予想外のトラブルに巻き込まれるかもしれませんし、体力や免疫力の低下により伝染病をもらう可能性は普段よりずっと高くなると予想されます。
    宿泊するのがご実家であれば、親戚の方に頼んでゴールデンウィーク中も緊急の場合対応してくれる動物病院を見つけてもらっておけば安心です。いざという時に探してもなかなか見つかりません。
    もしも、旅先で病院にかかる場合、初めての先生に診てもらうわけですから、犬の事を要領よく的確に知って貰う為に、犬の情報(種類、生年月日、性別、予防歴、手術歴、治療歴、特徴等)を予め紙に書いておいてみてもらえばスムーズに診察が始まるかもしれません。
    最後にもう一度申し上げますが、飼い主さんとの旅行は犬にとっても凄く楽しい出来事ですが、だからこそ犬にとっては精神的にも肉体的にも大きなストレスがかかります。ですから、くれぐれも余裕のある楽なスケジュールで旅行を楽しんでください。


  • 番犬として庭で柴犬を飼おうと考えています。私は強くて番犬に適している雄を選びたいのですが、家族(妻と二人の娘)は大人しいし将来子犬が欲しくなるかもしれないという理由で雌を望んでいます。どちらにすべきかアドバイスをお願いします?


    犬を面倒みていくうえで性別による違いは結構大きいと思いますから、飼い始める前に雄雌どちらにするか慎重に考えてみることはとても良い事だと思います。
    まず、柴犬という犬種について私の経験に基づいて説明します。飼い主さんの家族にはなつき易いが、それ以外の人に対しては警戒心が強く聴覚や嗅覚が鋭いので番犬に必要な要素は備えていると思います。但し、来訪者や侵入者だけではなくて単に家の前を通りかかった人や乗り物にも吼えてしまって相手に不快感を与えたり、その鳴き声が飼い主さんやご近所の人にとって耳障りになるかもしれません。(犬種図鑑等では、柴犬は性格は我慢強く無駄吠えの殆ど無い犬として紹介されていたりしますが、我慢強くて無駄吠えがの少ない柴犬を育てるには相当に厳しい訓練が必要だと私は思います)短毛種ですからカットは不要ですが、ブラッシングは習慣づけた方がよいでしょう。活動的ですから、ストレスがたまらない様に毎日の適度な散歩が必要だと思います。
    さて、質問の本題に入りますが、まず人間の場合で考えてみると幼稚園児位の年齢なら、一般的に男の子の方が腕白で利かん気が強く女の子の方が大人しくて素直に言う事をきき易い傾向があるのではないでしょうか。犬の場合も、柴犬に限らず殆どの種類で同様の傾向があると思います。
    ですから、一般的な躾け(咬み癖、無駄吠え、排泄等の習慣)について考えればメスの方がどちらかと言えば簡単で飼い易いと思います。柴犬という種類は、躾けのあまり易しい犬種とは思えませんから、私の個人的な意見ですがメスをおすすめします。番犬として考えた場合も、メスの方が性格が穏やかである場合が多いですから、かえって番犬としては適しているのではないかと思います。
    将来、子供が欲しくなった時メスは割りと簡単にお婿さんが見つかりますが、オスが花嫁さんを見つけることはかなり難しいのが現実です。子供が欲しくなる可能性があるのなら、尚更メスを選ばれるほうが得策かもしれません。
    以上申し上げた事は、あくまでも私の経験に基づく、個人的な見解でありますから、あくまでも参考にして頂くにとどめてください。飼い主さんのご家族で十分に話し合われた上で納得されてから飼い始めて頂く事が、犬にとっても飼い主さんのご家族にとっても一番幸せな結果につながると思います。


  • フェレット(4歳、メス)を飼っていますが、以前が凄く活発で注意深かったのですが、最近は昼間なのに寝ぼけたようにボーっとして、涎をダラダラ流したりしています。もうボケの症状が始まったのでしょうか?


    フェレットの寿命は、8~10年と言われていますから、ボケが始まるには、ちょっと早すぎるでしょう。3~4歳で、ボーっとしたり涎が続くのなら、膵臓が腫瘍、それも悪性の癌に侵されている場合が予測されます。
    膵臓は、グルカゴンと言って血糖値を上げる働きをするホルモンとインスリンと言って血糖値を下げる働きをするホルモンが分泌されて、血糖値を一定に保つように働いている臓器です。そこに腫瘍が出来ると、インスリンの分泌量が増加して、血糖値が下がりすぎる状態、つまり低血糖の状態になります。フェレットのこの病気をインスリノーマと呼びます。
    症状としては、初期にはボーっとしたり涎が認められます。やがてふらついて腰が抜けたようになったり、痙攣を起こして、昏睡状態になる場合もあります。
    治療法としては、外科的に腫瘍を摘出する方法があります。但し、1~2年のうちに再発する可能性が高いと言われています。内科的治療法は、血糖値を正常にする事を目的とする根治療法ではなくて、低血糖状態になる事を防ぐ為にステロイドホルモン等を死ぬまで投与し続けます。勿論副作用の心配もありますが、手術の危険性と再発の可能性を考えると、私は状態を見ながら内科的な治療を施す方が、本人の苦痛も少なくて長生きできる治療法である場合が多いように思います。
    何れを選択されるかは、飼い主さんが先生と納得のいくまで相談された上で決めてください。


  • 「新変異型クロイツフェルト・ヤコブ病で日本人も死亡」と言うニュースをみましたが、狂牛病とどの様な関連があり私達の生活とどの様に関わりがあるのでしょう?


    クロイツフェルト・ヤコブ病(以下ヤ病)は人間の病気ですから、私も関連ホームページを読んでの知識しかありませんが、解る範囲でお答えします。
    ヤ病の原因としては、家族性(つまり、遺伝で的なもの)、医原性(つまり治療に由来するもの)、弧発性(要するに関連不明)等があったようです。
    それに対して、狂牛病にかかった牛の危険部位(脳、脊髄など)を食べた可能性が高く他に強いて原因らしきものがない症例で、更に臨床症状に(1)比較的若年層で発生する(2)発症から死亡までの期間が長い(3)特異な脳波を認める(4)病変部に広くブリオンクラークを認める等の特徴が認められるものを新変異型ヤ病と呼ぶようです。
    あくまでも現段階では動物実験の結果などから、「狂牛病と関連する可能性が高くて、他の原因の可能性が低いヤ病」としか表現できないようです。
    死亡された日本人も、イギリスに危険な時期(狂牛病が発生して、特定部位の食用が禁じられるまでの期間)の滞在歴があり種しゅの条件が合致して新変異型ヤ病と認定されたのだと思います。
    ハンバーガーやソーセージ等のひき肉は危険性が高いが、ロースやもも肉等の塊肉は安全である、と言う説もあるそうですが、ヨーロッバでは肉のうまみを高めるために、塊肉に脳や脊髄を擦り付けて販売する場合もあるので全く心配ないわけではなさそうです。
    もし、何か個人的に思い当たる方は、対応してくれる公的機関がありますから、そちらへ問い合わせてください。


  • うちの犬は何でも直ぐに口に咥えて咬んでみる癖があるので、散歩中はすごく気をつけていますが、もし何かを舐めたり、飲み込んだりして中毒を起こした時には、どの様に対処すればよいでしょう?


    犬が何か異物を飲み込んだ場合、液体は30分以内、固体は3~4時間以内なら胃内に留まっている可能性が高いので、基本的には嘔吐させる事が、被害を少なくする為に必要な処置だと思います。ご家庭で嘔吐させる場合、塩水やオキシドールを用いますが、濃度や投与量を誤まると脱水症状等を起こす場合もありますので、飼い主さんだけの判断で実行されう事はお勧めしません。
    尚、異物の種類によっては、例えば洗剤や漂白剤、薬剤や化粧品の場合、嘔吐させると食道等が腐食されたりして危険な場合もありますから、とりあえずかかりつけの病、院に相談して、状況に応じた判断(その場で何らかの処置をするのか、自宅に連れ帰って嘔吐させるか、直ぐに病院へ連れて行くか等)をしましょう。
    最近は、インターネットや書籍等で勉強されて飼い主さんが驚くほど専門的な知識をお持ちだったりしますが、断片的であったり、勘違いされていたりする場合も少なくないようで、飼い主さんの独自の判断がかえって危険な状況を招く場合もあるようです。ですから、例えば、散歩中に異常が発生したら、その場で直ぐに携帯電話で信頼できるかかりつけの病院に連絡して、適切な指示を受けてから行動された方が懸命だと思います。
    ところで、犬が何でも咥えたり咬んだりする事を当然の様に表現されていますが、そのような行為は犬自身にとっても周囲にとっても、大変危険で悪い習慣ですから、改めるよう努力しましょう。基本的に犬が食べてよい物は、飼い主さんから決まった時間に決まった場所で与えらるフードだけであり、咥えてよい物は飼い主さんと遊ぶ時の咥えて遊ぶ為のおもちゃだけです。それ以外のものを咥えたり、咬んだり、飲み込んだりしようとしたら、厳しく叱りましょう。最近の躾についての書物や報道では、叱らずに褒める事ばかりを奨励していますが、悪い事をしたときには悪い事をしたことを犬自身に教える為には、出来るだけ恐い顔をして叱り、必要に応じて引っ叩きましょう。
    昨今は体罰に対して否定的な風潮が強いようですが、人間であれ、動物であれ教育するときにある程度の体罰は必要不可欠だと私は思います。親が自分の子供を引っ叩かなくなり、学校の先生も教え子を引っ叩けなくなってから、成人式にもまともに出席出来ないような輩が出現したとのではないでしょうか。犬の躾も同様で、その犬にとっては楽しいことでも、悪い行為であれば、それを辛抱することを繰り返し教えるべきです。悪い行為をしようとした時に、繰り返し中止させて、その行為が悪い事であり、辛抱しなければならない事を教えましょう。悪い行為をしようとしたら、恐い顔して怒り、場合によっては額の部分を叩きましょう。叩く行為は犬に苦痛を与える為ではなくて、飼い主さんが本気で怒っている事を伝える為の行為です。そして、辛抱できたときには笑顔で大げさに褒めましょう。犬も、人間ど同じで恐い顔で怒られるのは嫌だし、笑顔で褒めてもらえる事は嬉しいのです。言葉が通じないので人間同士よりも少し時間はかかりますが、飼い主さんの一生懸命な気持ちは必ず伝わりますから、頑張って悪い習慣を改めましょう。


  • 「ドッグフードはその材料や添加物、製造過程等についての法律や規制がないので自分の犬には心配で与えられない。」と友人から言われて、これまでペットショップにすすめられたフードを与えていた事が不安になりました。大丈夫でしょうか?


    人間の食品は食品衛生法という法律に加えていくつもの規制により管理されています。家畜(牛、豚、家禽類など)の餌にも飼料管理法という法律や規制があります。
    ところが、ドッグフードを含めたペットフードには、そのような法律や規制がありません。ですから、材料選びから製造工程、添加物の有無、品質管理等については、各フードメーカーの良心に期待するしかありません。成分表示にしても義務付けられているわけでもないし各個人で調査できませんから現在の所信用するしかありません。但し、法律や規制があるにもかかわらず、「日本ハム」や「雪印」といった日本を代表する企業が行った国民の信頼への裏切り行為や、法律で禁止されて混入するはずのない肉骨粉により日本でも狂牛病が発生した事実を考え合わせると、何の制約も無いペットフードについて必要以上に大きな心配される方がおられても致し方ないかもしれません。
    更に先日、「アメリカの某メーカーの製品により、犬が被害を受けた」という記事が雑誌に掲載されて不安を増大された方もいらっしゃるかもしれません。このメーカーのフードは当院でも扱っていますが、現在の所、科学的で確実な根拠に乏しいと判断しており、今後の展開については注目していきます。
    さて、最初にペットフードについての不安な面について長々と書きましたが、犬に与える食餌としては、やはり信頼できるメーカーのフードを選択される事をおすすめします。
    理由は、飼い主さんが毎日自分のペットの適切な食餌を作ることは、技術的にも、経済的にも、労力的にも非常に難しいと思うからです。すごく勉強して、努力されても結局は時間と手間がかかり、高くついて、その上ペットの健康面で望ましくない食事作りに挫折された方を少なからず存じあげているからです。
    勿論、獣医師からみてお奨めできないメーカー多いので、かかりつけの病院の先生と相談されて、そのペットの現状に一番マッチするフードを選ばれる事が最善だと私は思います。


  • ミニチュアダックスを飼いたいので、ペットショップを何軒か回って探しています。どうして、同じ種類で同じ位の年齢なのに価格がかなり異なるのでしょう?


    子犬の価格について考える前に電化製品の価格についてすこし考えてみましょう。全く同じ商品でも店によって異なる価格がつくことはよくありますね。それはその商品の人気や注目度、或いは仕入れ価格や在庫数、他の商品との兼ね合い等で店が独自に価格を決めるからでしょう。同じ店でも一週間後に同タイプの新製品が発売されれば旧タイプの商品の注目度はガクンと下がるでしょうし新製品を在庫する為にも旧製品は少しでも早く売りたいので価格はドンと下がる場合が多いでしょう。全く同じ商品が販売店によってそして同じ店でも時期や条件によって価格は大きく変化します。

    子犬の価格については勿論専門外ですからあまり細かい事は知りませんが、わかる範囲でお答えしておきます。電化製品と違って子犬の場合全く同じ子犬が複数存在する事はありません。(どこかにクローン子犬が存在するかもしれませんが、ペットとして販売されている事はないと思います)同時に生まれた兄弟なら年齢も両親から受け継いだ資質も同じはずですが、厳密に言うと性別や体格、顔立ち、毛色や模様の具合等によって生まれたばかりの段階で既に価格が異なる場合が多いそうです。
    同じ両親から生まれた子犬でも、母親の年齢や何度目の出産か、同時に何匹を出産したか、等の条件によって当然子犬の価格は違ってくるそうです。
    ですから、親が異なればその血統の違いによって、子犬の価格の違いは更に大きくなっても不思議ではないのかもしれません。
    そして、同一の子犬の価格もその時期によって変化するそうです。生後6週齢位から3ヶ月位までがピークで、その時期を過ぎると子犬としての商品価値は低下するのだそうです。容貌の愛らしさやあどけない仕草はやはり時間の経過とともに大人びて失われていくのかもしれません。ペットを求めてこられる方はどうしてもより小さくて幼い動物を選ばれがちなのだそうですから、ペットショップはあくまで子犬を商品としてみますから売れ易ければ高い価格売れ難くなれば安い価格をつけるのはしょうがないと思います。
    そして、ペットショップによって少しでも安く売ろうと考えるか、高く売ろうと考えるかによっても価格は違ってくると思います。
    以上の様な諸事情によって同じ種類の同じ位の年齢の似たような顔をした子犬の価格に差が生じるのだと思います。ある程度信頼できるペットショップをみつけましょう。インターネットなどを利用して、その犬種の子犬の価格相場をある程度勉強しておいて、そのショップの価格が相場と違いがあれば何故高いのか若しくは何故安いのか説明してもらいましょう。その説明に自分なりに納得できればそこで購入されればいいのではないでしょうか。