6月16日 本日でプロ野球のセパ交流戦が終わりました

今年もプロ野球のせパ交流戦が無事に終了しました。結果はパリーグ61勝 セリーグ44勝と 圧倒的にパリーグに軍配が上がりました。おかげで順位表をみるとセリーグで貯金があるのは首位の巨人だけ それもたったの二つ、二位以下は全てが借金を抱えるという悲惨な状態になってしまいました。逆にパリーグは貯金を沢山抱えた金満チームのオンパレードです。

私が子供の頃から プロ野球は人気のセリーグ、実力のパリーグと言われていました。セリーグには断トツの人気球団であることは認めざるを得ない巨人が所属していますから どうしてもテレビ中継も殆どがセリーグの試合ばかりですから 断然注目されるし 注目される分球場もにぎわっていました。その点パリーグには勿論個々には人気と実力を兼ね備えた選手もいたかもしれませんが どうしても注目度が低くて 球場は何処も閑古鳥が鳴いていました。

ただ私がプロ野球に興味を持ち始めた頃は巨人の不滅の9連覇の真っ最中でしたから ずっと巨人が日本一に輝いていました。私は最初から中日ファンでしたからパリーグには注目していませんでしたが 日本シリーズでは毎年パリーグの優勝チームを応援しては くやしいおもいをしていました。プロ野球とは巨人の日本一というシナリオがまず先に出来ていてそれに沿って試合をしているのかと思えるぐらいでした。

巨人の10連覇を中日が阻止してからやっと その年に日本一に輝くのはどのチームにも可能性があることが理解できたような気がします。そんな事で実力のパリーグと言われてはいるけれど 当時はそれほどセリーグがパリーグに比べて弱いとは感じていませんでした。

しかし、交流戦が始まって以来 正確な資料は見ていませんが 殆ど全ての年でパリーグの方が勝ち越しているような印象があります。日本シリーズでも この十年間でなんとパリーグが七度も日本一に輝いています。今となっては完全に戦力、と言うかチームの強さにおいてパリーグがセリーグを圧倒しているように感じてしまいます。

人気においてもパリーグの球団が努力して その努力が結実して徐々に各球団が独自の個性を育てて それぞれに地元と密接に結びついて人気が高まり 今では球場も相当な賑わいをみせているように思います。やはりチームの戦力が整って 日本一になれる可能性をファンに感じてもらえれば 球場に足を運んで応援しようという気持ちが高まった結果だと思います。

勿論パリーグの各球団のファン獲得を目指した涙ぐましい努力は高く評価すべきだとは思いますが もう一つパリーグ人気を高めた原因は ドラフトによるくじ運にパリーグの方が圧倒的に恵まれていたからのように思います。ここ十数年でその年に一番注目された選手は殆どがパリーグの球団に指名されて パリーグに入団しています。勿論注目された選手がそのまま活躍するとは限りませんが そのチームの注目度が上がりますから他の選手にも相乗効果的なレベルアップをしてきたように思います。

マー君やダルビッシュのようにずば抜け過ぎて大リーグ流出してしまった選手も少なくありませんが プロ野球ができて以来長い間不遇をかこっていたパリーグの各チームが やっと日の目を見たような感じで 私はこのくじ運の偏りにはむしろ喜ばしさを感じるぐらいです。それに活躍するのは一位指名の選手ばかりではなくて二位以下で指名された選手が大活躍する場合もあるわけですから パリーグの方がスカウト陣が充実していて より優秀な選手を発掘してきた結果が結実してきているようにも思えて 余計に嬉しく思います。

只今年のプロ野球のこれまでの結果をみると 私が今年から応援しようと決めた 今年は少なくとも優勝争いに絡んでくれるはずだと見込んだ広島とオリックスが不動の再開にいることが 残念です。恥ずかしながら現在に至っても 両チームの監督名も直ぐには思い浮かばない位のいい加減な応援の仕方である罰が当たっているのかもしれませんが 下馬評的には両チームによる日本シリーズの可能性も高いように思いました。私がプロ野球を嫌いにならないためにも 両チームの奮闘に期待致します。

ブログ一覧