Dr.喜作のブログ

2016年8月 の記事一覧

  • 8月31日 久し振りにラウンドワンの スポッチャで遊びました

    本日は何も予定のない休診日でしたが まだまだ暑そうなので 屋外には出かけたくなかったので 久し振りに一号線沿いにあるラウンドワンでスポッチャの朝割 と言う安い料金設定で遊んでみました。通常なら三時間で二千円以上もかかるのですが 十一時までに入ると朝割と言う事で千円+αで遊べるのです。勿論フリータイムの方が心置きなく遊べますが 三時間と時間制限がある方が 集中して遊べて 効率的で せっかくのお休みを有意義に過ごせると考えました。
    十時半ごろに入場しましたから一時半ごろまで遊べます。取り敢えずは屋上に出てみました。暑くならないうちに屋外で楽しもう と言う事です。まずは手始めにアーチェリーに挑戦しました。中々的に当たりませんし やっと的に的中しても 矢の勢いが足りないためか的に刺さりません。奥様の方がコントロールが良くて何とか的には当たりますが 尚更力不足の様で全然的に突き刺さりませんでした。頑張ってもストレスが溜まるばかりなので諦めました。
    続いてバッティングセンターの様な設備がありましたので やってみました。バットを手にすること自体が凄く久し振りでしたので 球速のそんなに速くない設定の場所でチャレンジしましたが 振り遅れてしまってなかなか前に飛んでくれません。二ゲーム目を続けてやると 徐々にミートできるようになり 空振りはしなくなりましたが なかなか快音を発するところまではいきませんでした。奥様は中学時代 ソフト部で活躍されていましたから バットを手にするのは勿論すごく久し振りだったと思いますが 殆どからぶりもしないで 直ぐに快音を発していました。全く私は何をやっても奥様にはかないません。
    その後キャッチボールを少しだけやってみましたが 筋肉痛になることが心配でしたので ごく短時間で切り上げました。だんだん太陽が高くなってきて 汗ばむような気温になってきましたのでエレベーターで室内の遊戯のある階におりました。
    平日の午前中ですからもっと空いているのかと思っていましたが 結構小さな子供を連れた若いお母さんたちが沢山いました。取り敢えずはゲームセンターみたいなコーナーに行きました。だいぶ前に来た時には 手持ちの銃で弾丸を発射して迫ってくるゾンビなどを打ち殺していって 指令を実行していくゲームがありました。そのゲームを普通にゲーセンでやると 最期の指令まで達成するのに二人で三千円以上もかかりました。ここでは勿論ライフが無くなると一旦ゲームから離脱しますが 再生ボタンを押せばすぐに復活できますから 何とか最後まで楽しめました。このゲームをやるだけで料金の元は取れているように感じました。残念ながらそのゲームはなくなっていましたが 同じようなゾンビを倒すゲームで AKBバージョンのものがありましたので やってみました。
    まず最初にお気に入りのメンバーを一人チョイスします。私のお気に入りの横山由依ちゃんは 残念ながら選択肢に入っていませんでしたので マユユをチョイスしました。状況としてはやはりゾンビ化したAKBのメンバーや一般人のゾンビ化したものが 次々に襲いかかってきます。音楽をかけるとゾンビ化したメンバーは踊りだすので当面危険ではなくなりますが 様々なトラブルで音楽が中断するとすぐに襲い掛かってきます。最終的なミッションとしては 研究所に侵入して ワクチンを空気中に散布すれば ゾンビ化した人間が 普通の人間に復活して平和に戻る と言うストーリーでした。
    襲い掛かってくるゾンビを銃で打ち倒すパターンが多かったですが途中で 太鼓の達人みたいにリズムに合わせてボタンを押すように指示される場面もちょくちょくありましたので 結構変化があって楽しかったです。
    先程 バッティングマシーンでも 奥様に敵わないと書きましたが このようなシューティングゲームでも 奥様には全く歯が立ちません。勿論私としても高得点を出そうと必死に頑張っているつもりですが 極端な時には奥様の点数の半分にも満たないことがあります。全く悲しくなってしまいます。本日の結果も奥様の圧勝でした。正直申し上げて 私が奥様よりも秀でていることを一生懸命に探しても全然見つかりません。私はそこそこの大学を二つ きちんと卒業していますから 学歴としてはそんなに恥ずかしくないものを持っているのかもしれません。まあ十年も大学生をやってきたことなんて とても自慢出来たことではないようにも思いますが。
    しかし奥様と話していて 私の方が知性で勝っていると感じる事等殆どありません。記憶力的には天と地ほどの開きで負けています。かといって頭の回転の速さでも確実に数段私の方が劣っています。ですから喋っていて口げんかになっても 勝負になりません。体力的には 例えば握力だけをみると私は五十近くありますし 奥様はその半分ほどですから 圧倒的に私の方が勝っていますが 例えばベッドの上で奥様を押し倒そうとしても 頑としてはねつけられてしまい 全く私の思い通りにはなりません。それどころか結局は私がごめんなさいを言うまで奥様の攻撃が続きます。
    まあ泣き言はこれぐらいにして その次にドライビングの技術を競うゲームを始めました。いくつかの機種を回りましたが 一対一の対決では 私の一勝五敗でした。やっぱりかないません。その後 ダーツやビリヤードを冷やかし程度に遊んで 最期に休憩も兼ねてカラオケルームに入りました。ほんの数曲歌ったところで 三時間たってしまいました。あっという間に過ぎてしまったように感じた と言う事は それだけ楽しかったのだと思います。まあ二人でそこそこ楽しませてもらって三千円で大分お釣りが来ましたから 十分に満足できました。お昼ご飯を久し振りに王将で食べてから帰りました。結構充実した休日だったように思います。

  • 8月30日 深夜時間外に患者さんが三人もいらっしゃいました

    うちは動物病院を営んでいますから ペットが病気やケガをしたときに来院して頂いて お仕事が始まります。勿論フィラリアの予防や ワクチンの接種で来られる場合で 健康な状態でお越しいただくことも少なくありませんが 基本的には ペットが困った時 心配な状況になった場合に来院されるわけです。勿論ペットがけがをしたり病気になったりすることを期待しているわけではありませんが そんな困った事態に なるべくいつでも対応させて頂ける病院を目指しています。
    ですから時間外 例え深夜や早朝であっても お電話を頂きましたら 出来るだけ対応させていただくように心がけているつもりです。昨夜は一人目の方が十時を回ったころにお電話を頂きました。夕方ごろから 嘔吐と下痢を繰り返していて 現在はぐったりしているのだそうです。嘔吐物と下痢便を持って 来院して頂くことにしました。割と近所の方でしたから 急いで病院におりて 恐らく血液検査と便検査はするでしょうから その準備をして カルテに分っていることを記入して 診察室と待合室の照明を点灯してエアコンのスイッチを入れて 患者さんを迎える用意を整えてから シャッターを開けて到着を待ちました。
    かなり慌ててこられたみたいで 急ブレーキを踏む音が聞こえて車が病院の前に停まりました。チワワを抱っこした飼い主さんが降りてこられましたので 先ずは下痢便と嘔吐物を預かって検査を始めてから カルテを作り始めました。年齢やこれまでの病歴 今夜の詳しい病状などを手短に尋ねてから 診察室に入ってもらいました。かなりぐったりしていて心音もゆっくりになっていましたし体温も低下していましたから かなり危険な状況であることを伝えました。取り敢えずは採血して血液の検査を行う事にしました。 何しろチワワでも小柄な体格の子でしたし 血圧も低下していそうだったので いつもよりもさらに細い針を使用して 辛うじて検査に必要なだけの量の採血を行い ただちに検査を始めました。
    血液検査の手順をこなしている途中で 二件目の患者さんからの電話が入りました。夜の散歩で仲の悪い犬とすれ違った時にかなり興奮してしまった直後から ぜーぜーと呼吸が苦しそうで心配だと言う事でした。高齢犬だったので 直ぐに来院してもらう事にしました。二件目の患者さんを受け入れる準備だけして 血液検査の作業に戻りました。検便の結果も出たころに血液検査の結果も全項目判明しましたので 両方の結果を結果用紙に記入して 飼い主さんに説明しました。その途中で二件目の飼い主さんが到着されたので 取り敢えず受付をして カルテに必要事項を記入してもらって待っているようにお願いしました。次の患者さんが見えましたので 出来るだけスムーズに検査結果を説明して 分ったこと 必要になる治療のやり方と手順 等を飼い主さんに話しました。取り敢えずは脱水していますから たっぷりと皮下点滴を入れてあげて そこに肝臓のダメージを回復する薬や整腸剤 抗生剤などを混入して投与しました。何しろ小さな犬でしたから 割と短時間で治療が終わりました。飲み薬を急いで準備して 投与法を説明して渡して お会計をしてから お帰りいただきました。
    続いて 二件目の患者さんの診察に入りました。状況から心臓病が疑われていましたが かかりつけの病院では 心臓については何も言われたことがなかったのだそうです。 取り敢えず聴診器を胸にあててみると 真雑音だけが大きく聞こえてきました。心臓弁膜症のそれも重症であることが直ぐにはっきりとわかりました。いつもの病院では聴診器さえあててもらったことがないのだそうで そんなやぶ医者に通うのは考え直すことを勧めました。とは言ってもかなり遠方の方でしたから 当院に通う事は勧めませんでしたが 心臓病でありますから一時的に治療すれば治ってしまうような状態ではありませんから 最低限基本的な聴診をしてもらえる病院を探すように話しました。
    血圧を測定したところ 普通なら高血圧が想定されますが 収縮期血圧も拡張期血圧も 凄く低い測定結果が出ました。要するに心臓の機能が低下してしまって 血液を拍出する力が弱まってしまっている状態 簡単に表現すると心臓が弱って停止しかけている状況でした。取り敢えず採血して検査して腎機能や肝機能をチェックしましたが その辺りにはそれほど異常が認められませんでした。しかし緊急を要する状況でしたので 静脈に留置針を装着して 静脈から 直接強心剤などの薬を投与しながら酸素室での治療が必要だと判断しましたので そのように説明すると 飼い主さんが理解して頂けたみたいで 酸素室での入院を了解されました。腕の静脈に留置針を装着して点滴に薬を混入して 投与を始め 酸素室を準備してその中で預かることになりました。
    かなり差し迫った状況でしたから 酸素室でお預かりして 静脈から強心剤や利尿剤などを投与するのがベストな治療であると判断して 初めてのそれも結構遠方の患者さんでしたが 入院して頂きました。一応最善と考えられる治療をしても 明朝まで心臓がもってくれる可能性は五分五分位であることを説明しましたが 連れて帰った場合には助かる確率がかなり低下してしまう事を理解して預けて頂きました。私を信頼して任せて頂きましたからには 何とか元気な状態になって退院して頂けるようにベストを尽くすつもりでおります。入院の書類を説明している時に三限目の患者さんから電話が入りました。
    室内で遊んでいて椅子から転げ落ちて後ろ足を浮かせてしまっているのですぐに見て欲しいとのことでした。
    相当に心配されている様子でしたので 来院して頂くことにしました。二件目の飼い主さんがお帰りになって一息つく間もなく 三件目の患者さんが来院されました。右後肢がびっこをひいているとのことでしたが 来院されるまでに時間薬が効いたのかもしれませんが 症状は多少改善されているみたいでした。カルテを作ってから診察室に入っていただきました。先ずは普通に床を歩いてもらいましたが 確かに右後肢を地面につけないように浮かせて歩いていました。診察台で触診しましたが 特に腫れ上がったり熱を持ったり 極端に痛みを訴える個所も見つかりませんでしたから 少なくとも骨折などの骨の損傷や 靭帯断裂や 関節の脱臼等の重大な怪我ではないことが分りました。事実左足を持ち上げてみると 痛いはずの右足でなんとか体を支えることは出来ていました。
    恐らく打撲の類であろうと判断できました。この状況ではレントゲンを撮っても 血液検査をしても 明確な異常は発見できる可能性が低いと判断しましたので 取り敢えずは抗生剤と消炎剤を注射で投与して様子を見ることにしました。
    一応飲み薬を5日分を出しましたが 出来るだけ狭い場所に閉じ込めてしまって なるべく歩き回らないように 出来るだけ右後肢に負担をかけないで過ごせる環境を作ることが回復への近道だと説明しました。極端な事を言えば 朝夕に投薬するときに水と食事を与えて それ以外はほったらかしにしておくのが最善だと説明しましたが まあ小さな子供さんが何人もいらっしゃるみたいなので ほったらかしには出来ないでしょう。心配して様子を見に行くと 犬も反応して立ち上がり動き回ろうとするでしょうから それだけ回復が遅れてしまいそうです。でもそれほど重症ではなさそうなので 何とかそんな環境でも痛めた右後肢はいずれ回復してくれると思います。
    三件目の飼い主さんが帰られた時には一時を回っていましたから 時間外にきっちり三時間もお仕事をしました。かなり疲れましたが 先日エアコンが壊れて想定外の出費がありましたが その分は今夜だけで稼げたみたいですから 有難いことだと思います。

  • 8月28日 犬の乳腺腫瘍の手術をしました

    乳腺腫瘍と言うのは 私の経験上殆どが悪性腫瘍です。腫瘍には良性のものと悪性のものがあります。厳密にいうと 良性腫瘍と悪性腫瘍は構造的な違いがあります。勿論その違いは病理検査に出さなければ 正確には判定できません。でも腫瘍が良性か悪性がの判断は 実際的にはもっと簡単に病状から分ります。簡単に表現すると その生体に大きな迷惑をかける腫瘍が悪性であり あまり迷惑をかけないのが良性の腫瘍なのです。
    具体的には 出来てしまった腫瘍が 急激に大きくなる場合は悪性と判断できます。もう一つの形は 腫瘍の数が短期間に増大する場合も 悪性と判断してよいでしょう。ですから逆に良性の腫瘍とは 腫瘍ですからいずれは徐々に大きくなるのですが その成長が非常にゆっくり 例えば数年単位でのんびりと大きくなる場合や 腫瘍の数がほとんど変化ない場合は 良性の腫瘍と判断しても構わないように思います。
    そもそも腫瘍細胞が体内に発生してしまう事自体は 運不運の次元の事だと思います。人間でも悪性の腫瘍ができるかできないかは 勿論生活習慣によって 発生頻度に違いがある場合もありますが ある程度は持って生まれた体質などによって決まってくるのだと思います。本日手術した犬は 飼い主さんがその存在に半年位前に気づいておられたのだそうですが 様子を見ているうちにみるみる大きくなってしまったので 来院されました。
    実際の腫瘍の大きさは三センチかける五センチ位で 相当に大きくなってしまっていました。更にもう少し増大してしまうと 皮膚が破れて 排膿が始まりそうな状況でした。乳腺を丁寧に確認しましたが 他には主要らしいしこりは見つかりませんでした。乳腺腫瘍は 卵巣から分泌される女性ホルモンによって 成長したり増殖したりしますから 乳腺腫瘍の摘出手術は 同時に卵巣を摘出する手術も行われることが 望ましいと言われています。
    しかし今回の場合 腫瘍自体が相当に大きくなってしまっていましたから 腫瘍の摘出手術だけで かなりの出血も予想されましたし 年齢もそんなに若くはなかったので 腫瘍の摘出手術だけを行う事にしました。今後様子を見て出来るだけ速やかに卵巣を摘出する いわゆる避妊の手術をした方が安心です。現在は しこりとして確認できていませんが 腫瘍細胞の種が乳腺全体にばらまかれている可能性は高いし、万が一肺などに腫瘍が転移していたとしても 卵巣を摘出してしまえば 女性ホルモンの影響で 腫瘍の種が芽を出して 成長したり 転移してしまった腫瘍が成長する可能性を非常に低く出来るからです。
    本日はかなりでっかい腫瘍の摘出手術だけを行いましたが このブログでは何度も書いていますが 腫瘍の摘出手術は太い血管が張り巡らされている部分から腫瘍を摘出するので どうしても出血の多い面倒で気の重い手術に予想通りなってしまいました。太い血管は傷つける前に一本一本結紮して 防げる出血は出来るだけ抑えましたが ガーゼが何枚も血だらけになってしまいました。こんな手術は勿論細心の注意を払って 丁寧に行いますが あまり丁寧さにこだわって時間がかかりすぎても結局は出血量が増えてしまいますから ある程度は思い切りよく素早く手術を終わらせる努力も必要なのです。
    そんなわけで 丁寧にかつ大胆に手術しましたが 麻酔をかけて手術を始めて終了するまでに やっぱり三時間ぐらいはかかりました。
    若い頃なら 美味しいお昼ご飯でもタップリと食べれば 直ぐに元気が回復できたのかもしれませんが 還暦に近い年齢になってしまうと かなりダメージが残るのかもしれません。まあ加齢には逆らえないので ゆっくりと休養しようと思います。
    さて腫瘍ができるのか出来ないのかは ある程度持って生まれた運不運によるのかもしれないと 先に書きました。この手術をした犬は 腫瘍が出来てしまったのですから そういう意味では不運であったのかもしれません。でもものは考えようです。体の表面に腫瘍ができたので その存在が分かり易かったのかもしれませんから そういう観点から考えるとひょっとしたら 幸運だったのかもしれません。分かり易い場所にできた腫瘍でしたから 発見が早くてそれなりに対応が出来ましたが もし腫瘍が腹控内などにできてしまっていたら 発見できずに腫瘍が悪化して 原因不明の急死なんていう悲惨な結末をむかえていたかもしれないからです。
    本日手術した犬は 近いうちに避妊の手術をする必要がありますし 乳腺を全摘出したわけではないので これから先定期的に腫瘍が見つからないか診察を受ける必要がありそうですから まだ安心はできませんが 取り敢えずはこの病気の治療の一つ目の山は乗り越えられたように思います。今後この病気と粘り強く対応していけば そこそこ長生きは出来ると思いますので 飼い主さんが頑張って治療に取り組んでくださることを期待いたします。

  • 8月27日 1969年の本日 映画版「男はつらいよ」の第一作が封切られました

    元々はテレビドラマで放送されていた「男はつらいよ」の最終回 主人公である寅さんが死んでしまいましたが ファンが納得しないので 映画版で復活することになったのだそうです。以後はお盆と正月の年に二回封切られ続けたのだそうです。山田洋次監督としては それほど長期のシリーズ化するつもりはなかったみたいですが 公開される度に観客動員数が増え続けたので 48作と言うギネスにも認定されるほどの長期シリーズになってしまったのだそうです。寅さんを演じる渥美清さんが年齢を重ねて 体力的にしんどくなってからは 年に一本公開のペースになったのだそうです。
    寅さんの映画は日本の原風景を描かれているように見えますが 実際は全然異なる世界だと思います。だって日本人なら 例え映画そのものを見たことがない人でも 渥美さんを見れば寅さんを思い出すはずです。マドンナ役の女優さんなり歌手の方でも 日本人なら大抵は知っている超有名人ばかりです。なのにごく一般人として登場していて極普通に出演されていますから 取り立てて騒がれることがないのです。まあそんなつまらないことにこだわるのはやめておきましょう。私は現在でもしょっちゅうテレビで放送されている寅さんの映画が お任せ録画で どんどんハードディスクに貯まっていきます。自動録画されても 全く見る気にならない映画は再生しないままに消去されてしまいますが 寅さんの映画の場合は 最後までみるとは限りませんが 取り敢えずは再生してみて 寅さんの映画の独特ののんびりとしていてほのぼのとした雰囲気を味わいます。ストーリーは それこそ高倉健さんの出演していた任侠やくざ映画に匹敵するぐらいに ワンパターン化されていましたし それほど感動する場面やセリフがあるわけではないように思います。でも日本人独特の優しさや人情にあふれていて 家族の温かみを感じられますから 以前に見た記憶がありますが 何度も繰り返し見てしまいます。まあ私の様に女性に全くもてない男にすれば 毎回毎回繰り返される寅さんの失恋シーンを見て 自分を慰めていたのかもしれません。
    私は殆どの寅さんシリーズの作品を見たことがあるように思いますが 映画館でちゃんと料金を払ってみた経験は無いように思います。あまりに人気のシリーズの為 繰り返し繰り返しテレビで放送されていますから 全てテレビで放送されているものを見たように思います。似たようにシリーズ化された作品としては「トラック野郎」とか「釣りバカ」などがあります。釣りバカについては原作の漫画を殆ど全巻読んでいますから 大好きな作品ですが 私の持っているイメージと 映画化されたキャストが どうしても私のイメージに合わないので 見る気になりません。「トラック野郎」も 主演の菅原さんがコミカルな演技で新境地を開かれたのかもしれませんが やはりコミカルな菅原さんはあまり見たくないので 殆ど見る気になりませんでした。
    主演された渥美さんが亡くなられてから二十年がたちますが 相変わらず寅さんの映画の人気は衰えていないように感じますけれども 若い人たちはご存知ない方も多いのかもしれません。でも寅さんの映画には 日本人が大切にしてきた優しい気持ちが込められているように思いますから 何時までも語り継がれていくことを期待します。

  • 8月25日 本日はラーメン記念日なのだそうです

    1958年の本日 日清食品が チキンラーメンと言うインスタントラーメンを発売したので ラーメン記念日と言うのだそうです。当時一袋が30円だったそうです。現在でも60~70円ぐらいですから 当時としては結構いい値段したのかもしれません。私はいわゆる庶民の子でしたから 子供の頃にラーメンと言えば ほぼ間違いなくインスタントラーメンでした。勿論ラーメン屋さんと言う御店があるらしいのは知っていましたが 家族でラーメン屋さんに出かけた記憶はありませんから ラーメンと言えば自宅でお鍋に湯を沸かして 作るものだと思っていました。
    チキンラーメンは 私の最初のラーメンについての記憶から登場していました。その他の種類として覚えているのは サッポロ一番とチャルメラ 辺りでここら辺のブランドは現在もスーパーで当たり前のように販売されています。兎に角価格が安いので 岐阜大学に通っていたころはかなりの貧乏学生でしたから 野菜など何にも入れないインスタントラーメンをオカズに パン屋さんからただでもらってきたパンの耳を主食にして 食いつないでいた時代もありました。その後カップラーメンも登場しましたが 袋物のラーメンよりもかなり高くつきましたから あまり手を出しませんでした。
    多少余裕がある時には ネギやキャベツ、玉ねぎなどを炒めて具材としてラーメンの上にのせて食べたりしましたから やはりカップラーメンよりも使い勝手が良かったのもあったかもしれません。更に余裕があれば竹輪やフィッシュソーセージを細切れにして 具材に加えましたので そんな時はたかがインスタントラーメンでしたが 当時としてはご馳走 と言う気持ちで食べていました。その前後にも結構インスタントラーメンは食べていましたが 特に岐阜大学に通っていた貧乏学生時代が一番お世話になったような気がします。
    インスタントラーメンも時代とともに進化しているみたいで 何とか生めんに近づけるような努力を重ねているみたいです。たまにはそのような新製品も食べてみますが あまり好みには合わないみたいです。大人になってからは ラーメン屋さんに出かけて 本格的なラーメンを食べる機会も増えましたが ちゃんとした本当に美味しいラーメンを食べたいのであればやっぱりラーメン専門店に出かけるべきだと思います。それもいろんなお店を回って味を確かめて 自分の好みに一番合うお店を探すべきだと思います。
    それに対して インスタントラーメンはやっぱり夜中なんかに小腹がすいた時に 台所でさっと作って直ぐに食べられる有難味があるものなのだと思います。よくコーヒーでレギュラーコーヒーとインスタントコーヒーの違いについて議論されることがありますが 勿論香りや旨味の点ではレギュラーコーヒーをサイホン式であれドリップ式であれ キチンと入れたレギュラーコーヒーの方に軍配が上がるのかもしれません。でもインスタントコーヒーはお湯さえ沸かせば どこででも簡単に飲めるメリットがありますから インスタントコーヒーが劣っている飲み物だとは断定できないように思います。
    同様にラーメンも 本格的なお店のラーメンは確かに凄く美味しく感じる場合も多いですが かといってインスタントラーメンが無くなってしまうのは とても寂しく感じますし 困ってしまう事が必ずあると思います。コーヒーと同様にインスタント食品には 便利性と言う凄く大きな付加価値がありますから 同じ土俵で勝敗を付けるのは難しいのかもしれません。 
    ちなみにラーメン屋さんのラーメンで 一番私の好みに合うのは 天下一品のこってりラーメンです。とは言っても私はそれほどラーメンに拘りは持っていませんから そんなにたくさんのお店を食べ歩いて比較検討したわけではありませんから 私の評価はそれほどあてにはならないと思います。インスタントラーメンで一番好きな銘柄は こちらはかなりの種類を食べた経験がありますが やっぱり一番の元祖である日清のチキンラーメンのような気がします。友人に尋ねると サッポロ一番の塩ラーメン最強説を唱える人が多かったように思いますし 奥様は九州出身だからかもしれませんが とんこつ味のラーメンが大好きなのでうまかっちゃん が一番だと仰います。
    よく大阪人は お好み焼きや麺類と一緒にご飯を食べるので 他の地域の方から不思議がられますが 私はやっぱりラーメンを食べるときには 白ごはんが食べたくなってしまいます。特に天下一品のようなこってりとしたスープが残った場合には ご飯を蓮華にすくって スープに浸しておじやののようにして食べるのが最高に美味しいです。塩分たっぷりの炭水化物ですから 心臓と血糖値の心配な私にとっては最悪の食べ物ですが 凄く美味しく感じるのでどうしても食べてしまいます。こんなものが最高に美味しく感じるのですから やっぱり私は貧乏人根性がしみ込んでいるのだと感じて悲しくなりますが 美味しいものは美味しいのです。

  • 8月23日 病院のエアコンが突然壊れてしまいました

    二三日前から 何となくエアコンが調子が悪いように感じていました。設定温度を下げても殆ど涼しくならなかったからです。それが本日 そのエアコンが全く動かなくなってしまいました。このエアコンは正確には覚えていませんが 七八年前にやはり以前使っていたエアコンが壊れて 新しいものと買い替えたはずです。このエアコンも恐らく七八年頑張ってくれたのでしょうから もはや寿命と考えた方が良いのだと判断しました。
    昔は 電化製品なんて 庶民感覚からすると高い商品が多かったからかもしれませんが 壊れたら修理して又使い続けるのが当たり前だったのかもしれません。しかし現在は 勿論その商品によって 寿命に違いはあるのでしょうが 少なくとも五年以上使い続けたものなら 新しい商品に買い替えた方が得策である場合が多いように思います。電化製品の技術的な進歩はとても速くて 五年以上たっていれば 新しい機能がついて便利で使い易かったり 省エネ設計になっていて ランニングコストがかなり安くなっていたりするからです。特に冷蔵庫のようにランニングコストが大きい商品の場合は 壊れていなくても ある程度使用年月が経っていれば 新製品に買い替えた方が 長い目で見れば結局安くつく場合が多いらしいです。
    エアコンですから 工事費や諸々の経費も考えると下手すれば十万円ぐらいはかかってしまいそうですが まだまだ残暑が厳しいので エアコンなしでは 病院としても困ってしまいます。仕方がないので 取り敢えずネットの電気屋さんのチラシを チェックしました。もう季節としては秋が近づいていますから 値下がりを期待していましたが それほど安い商品はありませんでした。一応ジャパネットたかたのチラシとも比較検討しました。これまでの経験からすると ケーズデンキが かなり安い価格を付けているイメージがありましたが 今回調べたところではジョーシンがかなり頑張った価格を付けてくれていました。
    先ずは先発隊として 奥様にジョーシンとケーズデンキのお店に様子を見るために出かけてもらいました。私としてはこれまで使っていたエアコンと同等のワット数のものを考えていましたが 店員さんは当然かもしれませんが それよりもさらに大きな容量のエアコンを勧めてきたのだそうです。余裕のあるエアコンを使った方が 結局は長持ちするので得ですよ と言ってきたのだそうです。奥様から電話で状況の報告を受けて 検討しましたが 結局これまでと同じ大きさの エアコンを購入することにしました。メーカーとしてはエアコンの場合 ダイキンが有名ですし 日立やパナソニックなども一流メーカーですから安心ですが どっち道修理する機会はないのでしょうから コロナの商品が一番価格設定が安かったので選びました。
    ネットで買えば ウェブ割引で79000円ぐらいで 工事費から古いエアコンの引き取り代、消費税まで全てコミコミと言う情報を得ました。奥様がいったん病院に戻って 私がその情報のメモと購入に十分な現金を持って 再び電気屋さんに出かけました。奥様から ジョーシンの店員さんの方が感じが良かったとの報告もありましたので ジョーシンに直行して ネットの情報を突き付けて 同じジョーシンから買うのだから同じ価格にするように交渉しました。店員さんが若くてそこそこ可愛いお姉さんだった事も 購入の切っ掛けにはなりましたが 結局八万数百円と言う価格を提示してきました。
    現金で今すぐに支払うので 八万円ジャストにするように更に交渉してOKだったので購入を決めました。
    その商品なら在庫があるので 明日にも取り付け工事できるとのことでしたから助かりました。予期せぬ出費で八万円は痛いけれども 台風で 大きな被害を受けた方たちよりも ずっとましだと考えるようにしようと思います。台風と言うそれこそ予期せぬ自然災害によって 大きな被害を受けた方たちに 文末にはなりましたが 心よりお見舞い申し上げます。経済的な事もあるでしょうし精神的にも大きなダメージを受けられたと思いますが 一日も早く元気になられることを 心からお祈りいたします。

  • 8月22日 本日はドビュッシーのお誕生日です

    ドビュッシーと言うフランスの作曲家がどれくらい有名なのか見当がつきません。バッハやベートーベンの名前を聞いたことがない方はいらっしゃらないと思いますが ラベルやドビュッシーといったフランス近代音楽を代表する方々が どれくらい世間に認知されているのか殆どわかりません。私は自分がピアノを十数年習っていましたから いわゆるクラシック音楽のジャンルでの知識も偏りがあるのかもしれません。ドビュッシーについて知っていることは 1800年代から1900年代の初めまで いわゆる印象派音楽の作曲家として 機能和声にとらわれない自由な和声法を用いて かなり独創性の強い雰囲気の曲を生み出された方 と言う事ぐらいです。
    自分がピアノを演奏するから ドビュッシーの曲で知っているのはピアノ曲をほんの数曲ぐらいです。「月の光」と言う曲は 発表会で披露する曲として先生から指示されましたが 自分のこれまでによく知っているショパンやベートーベンの曲とは かなり雰囲気が異なっていたので 相当に戸惑ってしまいました。私は不器用な人間なので どんな雰囲気で演奏するのが適切なのか 見当をつけるために 当時はまだレコードの時代でしたが レコード屋さんに出かけて 演奏されているレコードを買ってきて聴いてみました。それである程度見当がついたので やっと自信を持って弾くことが出来ましたが 正直に言って 私の好きなジャンルの作曲家ではないことが分りました。先生に次回からは ドビュッシーの曲は避けて選曲してほしいと希望を出しました。
    その他で辛うじて知っている曲が 「版画」と言う曲集や「子供の領分」と言う曲ぐらいです。今回ウィキペディアでドビュッシーについて調べてみると 彼の作品は 勿論ピアノ曲が筆頭に紹介されていましたが 歌曲から管弦楽曲まで かなり広い範囲で 少なからぬ作品を生み出されていました。所謂ドビュッシーの代表作としては 管弦楽曲の「海」や「夜想曲」なのだそうですが 恥ずかしながら 全然聴いたことがありません。一応岐阜大学時代にオーケストラに一年ほど混ぜて頂いてファゴット と言う木管楽器を触らせて頂いた経験もありますが そのような作品の存在さえ知りませんでした。
    そんなわけですから フランス近代音楽の印象派の代表的な作曲家と言われているドビュッシーを 一般の方々がどの様に認知されているのか 大変興味深く思ってしまいます。学校の音楽の授業でも あんまり登場されることはないと思いますが 如何でしょうか。クラシック音楽にお詳しい方から見れば 鼻先で笑われるような次元の話かもしれませんが 特に最近はクラシック音楽とは縁遠い生活をしておりますので 知りたくなりました。まあ現在の私の興味は 欅坂に相当な部分を持って行かれていますので クラシック音楽が盛り返す可能性は薄いように思いますが。 

  • 8月21日 本日は漬物の日なのだそうです

    愛知県にある萱津神社で 野菜と塩を供え物としていたのだそうですが 野菜がすぐに腐ってしまうので 野菜と塩をカメに一緒に入れて備えた所 いい具合に塩漬けになり 美味しくて日持ちする食糧になったことにちなんで 毎年本日 香の物祭りがおこなわれているからなのだそうです。我が家では 父が漬物が好きだったみたいで 子供の頃の食卓にはいつも漬物があったように記憶しています。私も漬物は好きですが 現在心臓を患っている身の上なので 極力漬物は食べないようにしています。但し焼肉を食べに行った時だけは キムチの盛り合わせなどを注文して 食べてしまいます。

    一口に漬物と言っても かなりたくさんの種類があるみたいです。一番身近なのが塩漬けにしたもので 白菜漬けやしば漬けなどが代表的でしょう。どちらも大好きです。糠漬けとしてはタクアンが代表選手みたいです。ひょっとしたら漬物の代名詞のような存在かもしれません。糠味噌漬けはうちの母も糠床を持っていて 毎日かき混ぜて丁寧に面倒をみていました。キュウリやニンジンなど 子供の頃にはほとんど毎日食べていたように覚えています。古漬けになって酸っぱくなってしまった色の変わったキュウリは苦手でした。

    粕漬けと言ったら奈良漬が有名ですが 子供の頃に甘くておいしかったので 大量に食べてしまって 酔っぱらったようになってしまったことがありました。ラッキョウやピクルスなども酢につけた漬物なのかもしれませんが 私は子供の頃も現在も大嫌いです。子供の頃に母親がラッキョウを家で漬け込んでいましたが その匂いが強烈で大嫌いになったのかもしれません。こうじに大根を漬けこんだべったら漬けは 甘くて大好きで あればあるだけ食べてしまいそうになります。やっぱり私は甘党なので 漬物も甘い口当たりのものを好むのかもしれません。

    私が一番好きな漬物は 高菜の油炒めです。漬物を油で炒めるなんて とんでもない話の様ですが これが最高に美味しいと私は思います。ゴマなんかがたっぷりとは言っていたりしたら それこそご飯を何合でも食べられてしまいそうです。私が子供の頃には 高菜漬けは関西の人はあまり食べておられなかったように思います。母から買い物を頼まれた時に 漬物屋さんで高菜を買おうとすると お店の人に「君のうちは九州から来たんでしょう」とよく言われたものでした。

    その他で私が好きだった漬物は 千枚漬けです。お歳暮に頂いたりして お正月に頂きましたが やはり食卓に出された分は 全部食べてしまっていました。私が白ごはんが大好きなのは漬物が大好きだからかもしれません。但し現在は 糖尿病まで患っていますから 白ごはんも思いきり食べられません。漬物は塩分が多いので心臓にもよくないし、ご飯がすすむので血糖値を上げる困った存在でもありますから 極力食べないように努めています。

    立命館に通っていたころの友人に 漬物が全て大嫌いな友人が何人かいたのには驚きました。漬物なんて日本人のソウルフードみたいなもので そりゃ種類によって好みに合うもの合わないものはあっても みんな大好きな食品だと思っていました。所がその友人たちは 漬物の臭いさえ苦手で 漬物屋さんの前を通る事さえ拒否していましたから本当にビックリでした。まあ大好きな人がいれば 大嫌いな人がいるのは当然かもしれません。

    あまり漬物について考えていると スーパーで漬物を買い込んで 白ごはんを大量に食べてしまいそうになりますから 今日はここまでとします。

     

  • 8月19日 1856年の本日 コンデンスミルクが発売されたのだそうです

    私の感覚では コンデンスミルクと呼ぶよりも 加糖練乳と言った方が ピンときます。子供の頃には イチゴを食べるときの必須うアイテムでした。まずはイチゴをスプーンで丁寧に潰してから 練乳をたっぷりとかけて頂きました。イチゴの果汁の赤色と練乳の白色が混じって鮮やかなピンク色になるのが何とも美しかったように記憶しています。お風呂上りなどに よく冷えたイチゴを頂くと もう世の中で一番おいしい食べ物のように感じていました。練乳が切れている時には 牛乳と砂糖をかけて代用していましたが やはり一味も二味も落ちるような気がしました。

    以前に病院にアルバイトに来ていた高校生に このイチゴの食べ方を話したところ 「コンデンスミルクなんて初めて耳にしました、イチゴは何もかけないでそのまま食べます」と言っていました。確かに私が子供の頃に食べていたイチゴと現在の高校生が食べているイチゴでは 品種も異なれば 甘さも違うのかもしれません。当然時代とともに品種改良されてきて 何もかけなくても十分に甘く食べられるようになっているのかもしれません。

    私も最近はイチゴのパックを自分で購入して 練乳をかけて食べた覚えがありませんから イチゴを潰して練乳をかけるような食べ方が最近も実際に行われているのかどうか自信がありません。でもスーパーでは 相変わらず缶入りやチュープ入りのコンデンスミルクが 何時でも販売されているのは間違いありません。コンデンスミルクをかけるのは 殆どがイチゴを食べるとき 後はかき氷やトーストにかけるぐらいのものでしょうか。ですからコンデンスミルクが何時でもスーパーに売られていると言う事は やっぱりイチゴの付き物として存在しているのではないかと思ってしまいます。

    私はジジイになった今でも 甘いものが好きですから 子供の頃にはもっと好きだったのかもしれません。子供の頃に 昼間なんかに小腹がすいた時には 台所にだれもいないと 冷蔵庫に忍び寄り 密かに練乳を口に流し込んでいたことがありました。このことを奥様に話したところ 奥様も同じような事をされていたのだそうです。甘い物好きな子どものすることは似たり寄ったりだったのかもしれません。

    コンデンスミルクと言うのは 割と簡単に手作りできるみたいです。ネットでレシピを調べてみたら 牛乳に砂糖を適量溶かして 焦げないように弱火で丁寧にとろみがつくまで煮詰めたら 出来上がりなのだそうです。但しドロドロしているし ベタベタしますから保存が難しそうなので 自分で作ってみようとは思いません。でもイチゴが安売りしていた時に 奥様が大のイチゴ好きなので まとめて購入したことがありました。そんな時には自分で練乳を作って タップリとイチゴにかけてみるのもいいのかもしれません。

    いい歳こいたジジイが あまりコンデンスミルクについて語っても おかしいので本日はこれで御終いにします。

  • 8月18日 本日は 城山三郎さんのお誕生日です

    城山さんは 私が経済小説のジャンルを読むきっかけを作ってくださった 貴重な作家さんです。あまりどんな人生を歩んでこられたのか知らなかったので 今回ウィキペディアで調べてみましたら 最初は現名古屋工大に在籍されていて 理系学生であったために徴兵猶予の立場であったにもかかわらず 志願してあえて特攻部隊に入り 訓練中に終戦を迎えられたのだそうです。その愛国心と気骨には感服いたします。その後 今度は文系の現一橋大学を卒業されましたから 文系、理系両道に優れた能力を持っておられた非常に優秀な方だったみたいです。

    最初に城山さんの作品として読んだのが「重役養成計画」でした。丁度 塩野義製薬でサラリーマンをしていたころでしたので 将来は重役を夢見ていたわけではありませんが ユーモアがちりばめられた楽しい小説でしたから 結構分厚い文庫本でしたが 一晩で一気に読み終えて すっかり城山さんのファンになってしまいました。その後「百戦百勝」や「素直な戦士たち」など 割とユーモアたっぷりの小説を 特に選んだわけではありませんが 読み進めました。

    その後「官僚たちの夏」や 「価格破壊」「うまい話あり」など分かり易い作品に出合い 結構影響を受けました。一時期は 官僚に憧れたり 商売を始めることを夢見たりもしましたから。これらの作品は いずれも後にテレビドラマ化されましたから 分り易くて 誰にでも興味の湧くストーリーだったのだと思います。但し先に原作を読んでいると ドラマのキャストが 私のイメージとかけ離れていたりして 残念な気持ちで ドラマを見ていることが多かったように思います。但し「価格破壊」の 中内功さんやくを演じられた 山崎努さんだけは 私のイメージ通りでしたので 凄く楽しめました。

    その後「乗っ取り」や「緊急重役会」「小説日本銀行」等などの経済小説を読み漁りましたが 私が株の売買やいわゆる投資そのものを恐ろしいもの 自分とは縁のない世界のものと考えるようになったのは これらの小説の影響を受けているからかもしれません。現在そこそこの現金を貯蓄していますが 銀行に定期預金で放り込んでいるだけです。勿論増やしてみたい気持ちはありますが それなりにリスクが発生するわけですから 増やしたければ地道に稼ぐ方が 簡単であり確実だと思うからです。

    城山さんの作品は それほどたくさん読んだわけではありませんが お金の扱い方 と言うとても基本的であり 且つ非常に重要な面で 大きく影響を受けたのかもしれません。今どきの若い方には 投資が身近に感じられる商品が 結構出回っているみたいですから 実際に投資をかじってみるその前に 投資の面白さと恐ろしさを知るために 城山さんの小説を読んでみることをお勧めします。