Dr.喜作のブログ

2016年3月 の記事一覧

  • 3月30日 「あなたも当てはまる?「話の面白くない人」4つのタイプ」という記事を読みました

    何を調べようとしていたのかもおぼえていませんが ふらふらとネットサーフィンしていたら こんな気になるタイトルが見えましたので 寄り道してみました。その四つのタイプとは

    1)空気が読めない人 2)自慢話の多い人 3)人の話を聞かない人 4)ネガティブな発言の多い人

    なのだそうです。要するに話の面白くない人 というのは 嫌われやすい人 友達の少ない人 とも言えるのかもしれません。

    一つずつ自分が当てはまるのかどうか検証してみたいと思います。まずは一つ目の空気が読めないのかどうかといえば あえて読まない場合もしばしばあります。そこにいる人間がビビってしまって 殆ど発言できない雰囲気の時などに あえて過激な発言をしてみたりすることがたまにあります。勿論反感を買う事もありますが 一部の人間が共感してくれればそれで十分だと考えるからです。

    それから仕事をしている時に 例えば検査の結果を飼い主に説明している時に 空気を読み違えてしまう事が時々あります。飼い主が興味を持ってくれていると勘違いして 丁寧に具体的な例をあげたりして懸命に説明している時に ふと相手が全然こちらの話を聞いていないことに気づくことがちょくちょくあります。聞く気のない相手に 丁寧にできるだけ分かり易く説明するのは それだけ労力もかかるし時間を無駄遣いしてしまいますから説明を始めるときに 相手がこちらの説明を聞く気があるのかどうかの見極めを大切にしようと心掛けています。

    まあ奥様に言わせると私は細かい心づかいのできない人間だそうですから 基本的に空気を読むことは苦手なのだと思います。勿論私も人に嫌われたり 無用な反感を買ったりはなるべくしたくありませんから 出来るだけ空気を読んで行動しようとは思っていますが 読めていないケースが少なからずあるように自覚しています。

    二つ目の自慢話ですが 情けないことに人に自慢できるようなことが現在の所殆どありませんから 必然的に自慢話をすることはあまり無いように思います。

    三つ目の人の話を聞かないことについては 奥様からさんざん言われていますから ほぼ間違いがないのかもしれません。人間には人に話を聞いてもらいたい願望が 一見無口な人でもあるのだそうです。「不倫は文化だ」の石田さんが女性にもてるのは 男前だからばかりではなくて 話の聞き上手であることが要因なのだそうです。特に女性はおしゃべりがお好きですから 上手にその話を聞いてあげることが大きくポイントを稼ぐことになるのだそうです。私は男のくせにおしゃべりですから 女性の話を聞くことよりも自分の喋りたい気持ちを優先してしまいます。私が女性に全くモテないのは見てくれが悪いことも大きな原因ですが 女性の話を上手に聞いてあげられないこともあるのでしょう。と言う事で三つ目は残念ながら当てはまっているみたいです。

    四つ目のネガティブな発言は 基本的にポジティブシンキングなので 皆無とは申しませんが 少ない方だと思います。友人にネガティブな発言が多い人がいますが 喋っていて不快な気分になることが多いですから 気を付けようと思います。

    以上の考察から どうも一つ目のと三つ目はそこそこ当てはまっているようです。私は友達が少ないのが悩みの一つですが 話が面白くないからなのかもしれません。友達をできたら増やしていきたいので これからはその場の空気をできるだけ読んで 自分がしゃんべりたい気持ちを抑えて相手の話を聞くように心がけていこうと思いました。このブログを読んで頂けている有難い皆様 今後ともどうぞよろしくお願い致します。

  • 3月27日 四月から始まる「電力自由化」にどのように対処すればよいのか分りません

    私は大雑把な人間なので そもそも自分が毎月いくらぐらい電気料金を払っているのか 全然興味もないし その金額など全く知りません。毎年確定申告をするときに 月々の電気料金として引き落とされている金額をパソコンに入力するときに その具体的な金額は目にしていますが 殆ど記憶に残っていませんから 私は月ごとの電気料金や一年で幾らぐらいその料金を支払っているのか 把握できていません。

    勿論このことは自慢できることではないと自覚しています。きちんと月毎の推移を確認して 料金の高い月には使用量を減らすためにはどのようなことに心掛けるべきなのか などを検討する必要があるのだと思っています。しかし私は根っからの怠け者でありのんき者であるので 取り敢えず銀行引き落としが無事できていますので 気にも留めていませんでした。

    四月から自由化されるわけですが それほどいわゆる既存の電力会社 うちの場合は関西電力 意外の会社のPRを目にしませんし 関西電力からのアピールも気が付きません。簡単に調べたところによると 電気料金を形成するのは大部分が発電にかかるコストなのだそうです。その点でいうと各社ともに似たり寄ったりの発電方法なので その価格も必然的に似たり寄ったりにならざるを得ないのだそうです。

    後は会社によって 付随するサービスとして 携帯電話とセットにするとか インターネットとセットにするとかで セット割引をして お得感を醸し出そうとするのだろう と言う事です。そのようなセット割引にされてしまうと 電気料金だけで比較することが難しくなりそうですから 私にはどこの会社を選べば自分にとってメリットがあるのか さっぱり見当がつきません。

    電気を供給する会社を選ぶときには その目先の料金も気にはなりますが 安定して電気を供給してくれることが非常に重要になってくると思います。その点でいうと既存の電力会社の場合はこれまでの実績がありますから ある程度信用できます。夏の電力消費量が多い時期には 供給を制限する可能性を示唆されたことはありましたが 実際に制限された経験はありません。

    以前は電話の契約をするのは NTTしかありませんでしたから 勿論みんながみんなNTTと契約していました。所が携帯電話の普及とともに民間のAUやドコモ、ソフトバンクなどと契約する方が増えていきました。私も現在はNTTとは契約していませんが 慎重派なので というよりも不勉強でめんどくさがりなので なかなか切り替えていませんでしたが テレビを契約するときに電話もセットにするとお得だと説明されて やっと切り替えることが出来ました。

    今回の電力自由化についても 当面は何もしなければ既存の関西電力とこれまでの状態が継続されるわけですから 当面はそのようになると思います。いずれ様子を見て 切り替えた方が自分にとって明らかなメリットがあることが確信出来ましたら そのようなことになるのかもしれません。まあ私は難しいことは理解できませんので 奥様に相談して 奥様の指示に従って行動することになるのでしょう。私の人生のかじ取りは これまでもこれからも 全て奥様にお任せして 私はのんびりと生きていくのでしょう。

  • 3月26日 林経済産業大臣の「おすいせん]発言について思う事

    林大臣は 私と同姓ですから古くまでさかのぼれば ひょっとしたひょっとして親戚関係にある方なのかもしれませんから あまり悪口は書きたくありません。そもそも日本における大臣の決め方に根本的な問題があるように思います。日本の大臣は各省のトップでありますが身分としては国会議員である場合が殆どです。大臣の下で各省を構成するお役人は全て国家公務員なのです。根本的に立場が全く異なりますから各々が目指しているものも全然違っているわけで各大臣とそれに従うお役人が上手に連携して仕事が出来るはずがないと私は思います。

    各省のお役人は それぞれのお役所を目指して就職したわけですし その道一筋で頑張って一生を終える方が多いのだと思います。しかるにそのトップたる大臣は 原則としては与党のの中でも子分をたくさん抱えた派閥を率いる方々がなられる場合が多いように思います。現在では 自民党の中で以前ほど派閥の存在が声高には 叫ばれていませんが何人かの大物と言われる国会議員さんを中心にしたグループが幾つか存在しているのは間違いないでしょう。

    アベチャンは総理大臣になるぐらいだから当然安倍派のリーダーかと思いきや 最大派閥ではありますが 細田さんの率いる派閥に所属しているみたいです。角栄さんが元気なころには閣僚の人選に派閥の力学 つまり派閥の力関係が大きく影響していたように思います。小泉さんがその辺りの悪い慣習をかなり打ち壊してくれたのかもしれませんが 所詮国会で物事を決めるときには多数決ですから 最後は数がものを言うのは必然的な事ですし、所属議員の数が多い派閥が 大きな発言権を持つのは致し方の無い事かもしれません。

    話が横道にそれてしまいましたが 国会議員さんは政治家を目指してなられたわけで 特に何々省の大臣になることを目標にしてはいなかったはずです。大臣のポストに就くのは ご本人にしてみれば たまたまめぐりあわせで その席が空いていたので取り敢えずは座らせてもらったという感覚なのかもしれません。勿論大臣の椅子に座れば それなりに知名度は上がるし 次の選挙にも有利な材料になるはずですから喜ばしいことではあるでしょう。

    但し大臣という役職についてしまえば 担当している職域については 最低限の受け答えができる位には 基礎的な知識を身に着けておかなければなりません。ほんの短期間で膨大な情報を頭に叩き込まなければならなくなるわけで 情報をため込む記憶力や その情報を自分なりに噛み砕いておける理解力必要に応じてその記憶を引っ張り出せる応用力など それこそ政治家としての資質が問われる状況に遭遇するはずです。

    林さん8回も衆議院選挙に当選されている ベテランの国会議員さんですから それなりの修羅場もくぐって来ておられるはずですが 今回の失態,「汚染水」を「おすいせん」と連発したのは情けなかったように思います。意味合いを考えれば 汚染された水だから汚染水であり別にむずかしい言葉ではなかったはずです。一つ一つの言葉の意味合いを理解しながら原発の現状をとらえようとしていれば そのような言い間違いはなかったはずですから よほど内容の理解に努めずに表面的に言葉面だけを記憶しようとしたのではないでしょうか。

    自信がなければ 自分にとっては不得手な分野である為に 十分な知識と理解できていない現状を 正直に告白した方が 返ってみている人たちから 馬鹿にされたり 失笑を買ったりしないで済んだのかもしれません。私は獣医師として 動物病院の院長として 来院する動物の どんな分野の病気やケガにも対応しなければならない立場だと思っています。でも私も人間ですから 得意な分野と苦手な分野が混在しているのは否定できません。

    飼い主さんに対して 極力嘘はつきたくありませんから 分らないものは正直に分らないと申し上げますし 助かりそうにない状況の時には やはり正直に残念な見込みをお伝えしているつもりです。数ある病院の中から当院を選んで来院されている飼い主さんに対して正直に対応するのが 病院として一番大切な誠意だと考えるからです。

    林さんも原発についてのスペシャリストだなんて誰も期待していないのですから せめて基本的な知識だけは正確に身に着けてテレビ番組に対応すべきだったのではないでしょうか。まあ「汚染水」なんて言葉は イロハのイに当たる基本中の基本かもしれませんけれど。長年政治家としてふんぞり返っているのでしょうから 素直にごめんなさいをするのに抵抗があったのかもしれませんが 失態を演じたのは事実ですからそれなりに十分反省すべきだと思います。このままでは少なくとも私の選挙区から立候補しても絶対に投票しないと思います。まあ自民党の候補者には これまでも そしてこれからも投票するつもりはありませんが。

  • 3月25日 シャープがどうなってしまうのか心配です

    私の一つ目の大学時代からの親友がシャープに勤めていますので シャープという電機メーカーが今後どのような道をたどっていくのか心配しています。私の友人は 以前にはフランスの支社で活躍していました。もう日本に戻ってかなりたちますが この所年賀状のやり取りだけで なかなか顔を合わせることは出来ていませんが 奈良県に在住なので 結構近所で車なら一時間もかからずに会いに行けるはずです。

    会社の経営が苦しくなっていることはニュースなどを見て何となくは 知っていましたがまさか外国の会社に身売りをするほど苦しんでいるとは最近まで知りませんでした。まあ私と同い年ですから 直ぐに定年を迎えるはずですし 外国企業に身売りしても大して影響は受けないと思いますが ひょっとしたら身売りする前にさっさと引退して 退職金をもらえるだけもらってしまった方が賢いのかもしれません。

    電機メーカーが経営が苦しくなってきているのは 東芝等のニュースなどで見当はついていましたが まさかシャープが身売りせざるを得ないほどに追い込まれているとは正直驚きました。私が子供の頃には 確か早川電機という会社名だったと思いますが 技術力に優れていて その方面では規模は大きくないけれども一流の会社 というイメージでした。

    その後も技術力を誇り 会社でもどうしても技術系の社員の発言権が強かったのかもしれません。そのような企業では どうしても営業系の社員の発言権がよわくなるけいこうにあるらしくて 市場のニーズに敏感に反応して 対応策を考えていくことが出来なかったのかもしれません。もうだいぶ前の話になりますが パナソニックを中心に製造していたプラズマテレビとシャープを中心に製造していた液晶テレビが家電市場で一騎打ちをして 液晶テレビが完勝しました。今では電気屋さんでプラズマテレビは殆ど見かけません。

    天下のパナソニックに完勝したことで 尚更技術系の発言力が強まってしまい 売り上げを液晶テレビだけに頼る一本足経営になってしまったのだそうです。しかし素晴らしい技術もいつまでも独占できませんから いずれは人件費の安い東南アジアで製造された製品に価格競争で負けてしまう事は明らかだったのに シャープは次なるヒット商品の開発を怠ってしまったことが失敗だったようです。

    それに営業系の発言力が弱いために 市場のニーズが大型テレビではなくて スマホ用の小型のモニターを求めているのに大型テレビを作るための工場ラインを作ってしまったために スマホには対応が凄く遅れてしまったとも聞いています。研究開発から始まった会社にはありがちな 技術系に偏った経営方針が現在の危機につながったのかもしれません。

    まあ私の友人は大学を卒業してから シャープ一筋で勤め上げてきましたから 厚生年金も含めるとそこそこの額は受け取れるのでしょうから 早目に引退してのんびりするのも悪くは無いように思います。遅かれ早かれ私もあとに続きます。ただ長年勤めた会社が大きく変貌してしまうのは 卒業した学校が 廃校になり別の建物が立ってしまうような寂しさを感じるのかもしれません。

    近所に住んでいますから 何時でもあえるような気持でいたら もう何年も顔を見ていませんでしたから 今度機会を作ってあって話をしてみようと思います。ニュースで取り上げられる位の渦中の会社に勤めている人間の本音を聞けるのは 又とないチャンスかもしれません。彼とは一つ目の大学時代に所属していた合唱団の仲間です。枚方市に先輩や同期のメンバーが数人いて 会う機会を作ろうと思っているうちに月日が経ってしまってもいますから その人たちとも同時に会える機会が出来たら 凄く楽しい時間が過ごせると思います。

    誰かがよっぽど頑張って動かないと 結構な年齢になってしまって お尻が重たくなっているメンバーですから集まれないと予想されます。何とかここ数か月のうちにそのような機会を作るとここに宣言します。実行できたら 勿論このブログでその内容を細かく報告することになると思いますが 何時までたってもそのような内容がアップされていなかったら 私がへこたれてしまったのだと思って馬鹿にしてやってください。

  • 3月24日 発表された待機児童の数について思う事

    待機児童についての定義は お役所の文書だとダラダラ長ったらしくて 結局何を言っているのだか理解できませんでしたが 要するに働きたいお母さんが 保育所に子供を預けたいのだけれども 受け入れてもらえなくて 保育所に空きができるのを待っている状態の子供の事を指すのだと思います。私自身は 母親が専業主婦でしたから 幼稚園に通いましたし 保育所や学童保育とは無縁の生活をしていましたから 保育所に預けられる子供の気持ちは理解できません。気付いていませんでしたが 有難い身の上だったのかもしれません。

    最近ニュースになっていたのは お役所が発表した待機児童の数と 実質的に保育所に預かってもらいたいのに 現実には預かってもらえていない子供の数に大きな隔たりがあると言う事でした。我が国の政府や各都道府県、各市町村が待機児童を減らすことを目標として掲げています。お役所としては毎日仕事をしているからには数字的に向上しなければならない という使命感が強すぎるのかもしれないと思います。仕事なんて真面目に頑張っていても成功しないことも多いし とんとん拍子に進むことなんて非常にまれなことだと思います。

    役人にとっては数字がすべてなのかもしれませんが 前年の実績を上回るためにはどんなことでもしてしまうように思います。逆にいうと数字が向上していなければ 仕事をしていることを評価されないような採点システムに振り回され過ぎているのかもしれません。私たち自営業の人間は特にそうだと思いますが 動物病院では患者さんの数であり 売上高が直接自分の収入に結び付きます。頑張れば頑張った分収入が増えますし サボればすぐに収入減につながります。

    その点公務員の人たちの場合は 毎日その日の仕事をどれだけ頑張ったとしても その頑張りが収入増には直接結び好きません。それどころが あまり一人だけ頑張りすぎると 周囲の反感を買ってしまうのかもしれません。積極的に仕事に取り組んで失敗すれば 経歴に傷がついてしまって 結局は出世に響いてしまうのだそうです。ですからお役所に用事で出かけた時に 窓口から覗いた雰囲気では とても積極的に元気よく仕事に取り組んでおられるような方はお見かけした記憶がありません。しかし結果が数字として残ってしまい 明白に上がったのか下がったのかそれとも横ばいなのか判明してしまう内容の仕事の場合は話が異なるのかもしれません。ですから公務員の方が数字に執着するのも致し方の無い事なのかもしれません。そもそも公務員の仕事なんて 民間人の生活を助ける為に役立ちたくて始めるのが本当だと思いますが 現在の公務員の方のすべてがそうだとは申しませんが 不況のこの世の中 大企業ですら身売りしたり倒産したりしています。そんな不安定な状況で 公務員は親方日の丸で潰れる心配が殆どありませんし 日ごろの給料は高いとは言えませんが 年金が一般人よりも相当に手厚いという評判です。無難に失敗をしなければ年功序列でそこそこ出世もできるのでしょうから 安定志向の方にはもってこいの職場かもしれません。

    話が迷走してポイントがぼやけてしまいそうですが 要するに公務員は 仕事の結果の数字に非常に執着すると言う事が申し上げたかったのです。その為に待機児童については取り敢えずその数が減少していれば 安心しはるのかもしれません。減らすためには 待機児童の定義を現実から遠ざけようとしているようにしか思えません。例えば 公共の交通機関を使って30分以内の保育所に通っていなければ待機児童とは認めないのです。

    特に朝の30分、一時間は誰にとっても非常に貴重です。仮に自宅から30分かかるところにある保育所に子供を預けて帰宅するまでには確実に一時間以上かかります。自営業者の場合は仕事場が自宅ですから まだましなのかもしれませんが 子供を預けた後にそこそこ通勤時間のかかる職場に出かける場合は 毎日毎日時間的な負担が非常に大きくなってしまうはずです。それが毎日続くのであれば 親が通わせることをためらうのも当然だと思います。しかし時間的負担を理由に子供を通わせていなければ その子供は待機児童とカウントされないのです。

    以前に年金支払いの徴収率をあげようとお役所が必死になっていた時期がありました。その時には何でもかんでも理由をつけて支払い免除の人間を山のように生み出しました。つまり徴収率を計算する分母を小さくすればするほど し払う人が増えていなくても徴収率は上がっていくのです。なぜもっと年金事業の将来を見据えて そんな小手先のやり方で 見た目の数字をあげることにばかり奔走して 公務員としての本来の仕事に取り組まないのかと思うと 非常に残念です。

    私は昔水戸黄門のドラマを見ていて思ったのですが 黄門さんの訪れるところには必ず 私腹を肥やしている悪い役人がいました。昔の日本はそんなに悪い役人ばかりなのだろうかと疑問に思っていましたが 現代でも 役人は最近はあまり聞かなくなりましたが裏金づくりに凄く頑張ったり、接待大魔王と呼ばれる人物がいたりしましたから ろくでもない奴らの集まりなのかもしれないと思えて仕方がありません。国民の生活を向上することに頑張るべきなのに 目先の自分の評価につながる数字をあげる事ばかりに必死になっているようにしか思えません。

    京都府が発表した待機児童の数は 僅か六人なのに対して 民間の調査会社が調べた結果は およそその百倍は待機児童が存在するであろうと言う事でした。あまりの違いに 笑うしかありません。私ごときが こんなブログでぼやいたところで何の影響力もないのは承知していますが 公務員の方々 もう少し真面目に真剣に仕事に取り組んで頂きたいと思います。

     

  • 3月23日 欅坂46のデビュー曲「サイレントマジョリティー」のPVを見ました

    欅坂46のメンバーは 乃木坂の妹分という設定ですが 正直な所 個々のメンバーを見ていくと 乃木坂ほどにインパクト というか際立った個性がはっきりしない女の子たちだと思っていました。乃木坂には初期の頃から 美人と言えばマイヤン、ナナミン、イクチャン辺りが現在とほとんど変わらない位に完成されていましたし、可愛い方面ではミナミちゃん、ヒメタン、アシュなどがやはり現在と殆ど同様に輝いていたように思います。

    今あげた六人は デビュー当時から 殆ど完成されていましたから 四年が過ぎてより洗練されたのかもしれませんが ほぼ原形をとどめているように思います。ナーちゃんやイコマ、カワゴ辺りはデビュー当時はハッキリ言って田舎娘丸出しでしたが 凄く変貌してしまって 特にナーチャンは 私にとって史上最高にチャーミングな女の子に成長したように感じます。

    所が欅坂のメンバーをみても 特にすごくきれいな女の子は見当たらないように思います。渡辺りか、リサ辺りは美少女かもしれませんが 見栄えの良い女の子たちが集まっているアイドル界では 特筆するほどではないように思います。原田アオイちゃんや鈴本ミユちゃんも かなり可愛らしいとは思いますが ミナミちゃんのようにどんな時のどんな表情をどんな角度から映してもものすごく可愛いかといえば 疑問が残ります。勿論競争率千倍の狭き門をくぐってきたのですから 不細工な女の子は一人もいませんし みんなそこそこにチャーミングではありますが アイドル界では極平凡な女の子たちの集まりにしか見えていませんでした。

    CDデビューの時期が決まり 曲が決まっていきましたが 「欅って書けない」を見ている限りでは 放送が始まってから半年位になりますが それほど個々のメンバーの状態に 変わり映えは無いように思っていました。所が 「サイレントマジョリティー」のPVをみてから 彼女たちに対する認識を大きく改めました。

    まずは衣装が軍服みたいでカッコいいし 振り付けもかなり難しそうです。曲調も何となく可愛らしい雰囲気を 乃木坂でいえば「グルカー」のような楽曲を予想していましたが 乃木坂が「制服のマネキン」から 笑顔の無いカッコいいアイドルに変貌しましたけれども 欅坂はいきなりデビュー曲から カッコいい路線で活動を始めました。細かく見れば ダンスの決めポーズが決まっていなくてぎこちない場面も多少はありますが デビュー曲のPVとしては 十分に合格点の貰える出来栄えだと思います。

    特にセンターを務める最年少の平手ちゃんのカッコよさは 抜群でした。まだ十四歳中二の女の子が ナーちゃんに匹敵するぐらいにチャーミングに見えました。私が一番お気に入りの織田ナナは三列目ですから 何処にいるのかよく分りませんでしたが 次にお気に入りの栗太郎は センターの左隣ですから たっぷりと映っています。

    「欅って書けない」の中で 織田ナナは 化粧が全くできないし 私服のセンスもメンバーの中で最悪に位置付けられてしまいましたが 私は化粧しない女の子の方が好きだし 私自身がお洒落には全く興味が無いので その辺りに無頓着な織田ナナは 尚更魅力的に感じられます。続いて気に入っているアオイちゃんや栗太郎はその辺を歩いている普通の女の子のように身近な存在にも感じられますが その普通さ、身近さが凄くいいのかもしれません。

    とりあえず奥様にお願いして 欅坂のデビュー曲を三枚予約して頂きました。これからは乃木坂と欅坂二つのグループを応援しなければなりませんので大変です。乃木坂の三期生も募集されるみたいで どんな女の子が集まるのか楽しみです。それから現在ネルネルネールだけのひらがなけやきも募集しているみたいですから そちらも密かに楽しみにしています。

    正直申し上げて 来年には還暦を迎えようとしているジジイであることは そこそこ自覚しているつもりですが 私がアイドルに興味をなくしたならば それは死期が近いのかもしれません。人の世話にならずに生活できているうちは 今まで通りアイドルに夢中になって生きていこうと思っています。

  • 3月22日 本日ある決断をしました

    どんなことを決断したかと申しますと 昨年の夏から始めました合唱団の活動を辞めてしまおうと決断したのです。私は一つ目の大学時代に始めて合唱団に所属しました。その当時にできた友人は 卒業してから数十年が経過していますが現在までそこそこの数残っていますから 有難いことです。その後就職してからは社会人の合唱団を幾つか渡り歩きましたし、二つ目の大学でもしばらくの間 合唱団に所属していました。

    都合十年近く合唱活動をしていましたし 子供の頃から十数年ピアノを習っていましたから 音楽にはそれなりの経験と自信がありました。奥様は合唱の経験こそありませんが 学生時代にバンドを組んでいた経験もありますし カラオケでは私とほぼ互角に点数をたたき出されているぐらいに歌がお上手なので さして苦労されないはずでしたので お付き合いして入団して頂きました。

    まあこれまでも色んな団体に混ぜてもらった経験はありますが 数か月真面目にその活動に参加していれば それなりに友達が出来たものでした。別に高校生ではありませんから 今更親友なんか作れるとは思っていません。でも男性同士ならたまには酒を酌み交わしたり 食事をともにしたりして 私的な付き合いのできる関係が 勿論数は知れていますが 出来てきました。勿論私は下戸なので 酒を酌み交わすと言っても ウーロン茶でお付き合いしていましたが。

    所が この合唱団ではそのような関係になれる方が全く現れませんでした。理由としては この合唱団は私たち夫婦が一番の若手になるかもしれない位に 構成メンバーの年齢が非常に高かったことがあるのかもしれません。私たちのように仕事をしながら参加している方が殆どおられないのだと思います。何しろほとんど親しくなる機会がありませんでしたから 一緒に歌っている方々が どのようなご身分で どのような生活をしていらっしゃるのか全然わからないのです。ただ年齢からして 平均でも70歳を超えているかもしれない位ですから のんびりとリタイアしておられる方が多いのではないでしょうか。

    別に お姉ちゃん目当てで入団したわけではありませんから 女性団員が30人ほどいらっしゃいましたが 正直起つものもたたないだろうなあ という面々でしたがそれほどガッカリしたわけではありません。ただ私は友達を作りたくて入団したのに 全然個人的に親しくなれる方が男性でも女性でも一人も現れませんでした。

    私としては一人でも友達らしき方が存在していたら 合唱団の活動を続ける気になっていたのかもしれませんが 当初の目的が全く果たせていないので辞めようという気持ちになったのです。まあぶっちゃけた気持ちを明かすと 合唱団の活動自体にもかなりいろんな不満を感じていました。一つ目の不満は 以前にも書きましたが この合唱団特有だと思いますが 鼻濁音に対するこだわりが尋常ではない事です。

    鼻濁音とは例えばガ行やバ行から始まる言葉の場合 破裂音が強くならないように 鼻にかけて発音するのです。ローマ字で表現するとGAではなくてNGAと発音することを強要されるのです。私はいくつもの合唱団を渡り歩きましたが こんな合唱団は初めてです。指揮者の方は歌詞を大切にして歌いましょう、話すように表現しましょうと再三注意されますが 本当に普通に話すように表現するのであれば 普段の会話で鼻濁音は使われていません。もし頻繁に鼻濁音を使って話している人間がいたら 私はその人の事を鼻づまりやろうと絶対に呼ぶでしょう。つまり歌詞を自然に話すように伝えたいのであれば そこで鼻濁音が登場するのは絶対に不自然なのです。私は再三鼻濁音で歌うように注意されましたが 心の底で全然納得していないので その場では[次から気を付けます」と答えてはいますが 一向に直る気配がありません。直す気が無いのだから当然かもしれません。

    それからこの合唱団にいても全然歌いたい歌が歌えそうにないのです。次回の演奏会の予定が決まったのだそうです。一年以上先の話なのだそうですが 演奏会を開くことが決まったら 団員としてはまずどのような目標と言うかコンセプトの演奏会にするのか意識を持つべきだと思います。その為には どのような曲を歌うのか と言うよりもどのような曲を歌いたいのか 自分たちの希望を明確にする必要があると思います。勿論その時点での合唱団の実力や将来的な方向性に沿って考える必要がありますから 行き当たりばったりの選曲では困りますから 指揮者の先生などの意見に従う事は必要ですが 少なくとも自分たちの合唱団の自分たちの演奏会 と言う意識を強く持っていなければ 練習にも身が入らないと思います。

    所がこの合唱団の練習は 指揮者の方が選曲した曲の楽譜を渡されて歌うだけで 全然普段の練習から団員が歌いたい曲を選択する余地がないみたいなのです。指揮者の方の考え方で この合唱団では宗教曲を歌わない というのは聞いていました。確かに信仰心の非常に薄い日本人が宗教曲を歌うのは 私も胡散臭いとは思います。でも日本語の歌ばかりではなくて たまにはカンツオーネやシャンソン、黒人霊歌等の横文字の歌位は歌ってみたいのですが この合唱団にいては そのような希望もサッパリかないそうにありません。他にもこまごました不満は色々ありますが とにかく歌っていても楽しくない合唱を 仕事の忙しくなっていくこの時期に続けるのが苦痛になってきましたので 合唱団を辞めることにしました。

    只友達を作りたいという希望は依然として強く持っていますので 友達作りのための活動は今後も探してやってみようと思っています。このブログをお読みの方で 私の様に自分勝手で 相当に偏屈なジジイですが 友達になってやってもいいという方は ご連絡ください。一緒にご飯を食べたりカラオケに出かけたりする位の付き合いで十分ですので よろしくお願い致します。

     

  • 3月21日 1947年の本日 加藤和彦さんが誕生されました

    もう加藤さんが亡くなられてから そこそこの月日が経っていますから 加藤さんの事を御存知ない方も多いのかもしれません。私にとってはフォーククルセダーズ時代の加藤さんはあまり印象に残っていません。勿論フォークルのデビュー曲である「帰ってきたヨッパライ」は小学生の頃でしたが 非常にインパクトがあって 学校の余興で寸劇に脚色して演じたことがありました。色んな意味で凄くいわくつきの名曲「イムジン河」は結構ラジオで流れたので 何となくそのメロディーは覚えている程度でした。

    まだ中学校に上がるか上がらないかの年齢でしたから レコード会社の発売自粛の理由が理解できず 不思議に思っていました。要するにフォークルのメンバーが 朝鮮学校の友人から メロディーと歌詞を教わり 松山さんが歌詞を書き足した曲を録音したのだそうですが 北朝鮮側からは 北朝鮮の曲だから 作詞家と作曲者の朝鮮人の名前を明らかにすることを求められたり、歌詞の内容に注文を付けられたりしたのだそうです。韓国側からも 日本で北朝鮮の曲がヒットすることを望まなかったので それなりの圧力をかけてきたのだそうです。レコード会社は単なる一企業ですから 二つの対立する国からのプレッシャーに 発売を自粛せざるを得なかったのは仕方がなかったのかもしれません。

    そんなフォークルの活動が終わって 加藤さんの奥さんのミカさんをメインボーカルにしたバンド「サディスティックミカバンド」の頃から加藤さんの大ファンになりました。デビューアルバムもそこそこ良かったですが二枚目のイギリスからプロデューサーとしてクリストーマスを招いて作った「黒船」と言うアルバムは 日本のレコードの中で私の個人的なランキングでナンバーワンです。ちなみに私の好きなアルバムベストスリーはビートルズの「ラバーソウル」とカーペンターズの「アソングフォーユー」そしてこの「黒船」です。ちなみに「黒船」の中の楽曲「どんたく」や 「颱風歌」は今でも時々カラオケで歌います。

    加藤さんがミカさんと離婚してしまい 活動期間は短かったですが 私の中ではこのバンドが日本のロックバンドの最高峰だと思っています。かなりの年月が過ぎてから 桐島かれんさんをメインボーカルに据えて再結成されましたが 私はミカさんよりもかれんさんの方が美人でスタイルもいいし歌も踊りも上手でしたから 再結成後の活動を楽しみにしていましたが 何となく尻つぼみに終わってしまったような感じで残念でした。

    安井かずみさんと再婚してからも ご夫婦で作詞作曲を続けておられましたし いろんな分野で活動をなさっていましたから それなりに幸福でリッチな生活をなさっていたのかと思っていましたが 結構経済的には苦しい状況が続いていたみたいで 2009年に自殺されてしまいました。音楽の才能には恵まれた天才だったと私は思っていますが ご本人としては それほど幸せを実感しておられなかったのかもしれません。亡くなられた時にはは ジョンレノンが殺された時と似たような喪失感に襲われました。

    久し振りに思い出しましたし、「黒船」のレコードは三階にありますが 残念ながら現在ではレコードを再生するプレーヤーを持っていませんから レコードを聴き直すことができません。ユーチューブで 有名な曲を再生することは出来ますから 懐かしい曲とはそのような形で再会しようと思います。幾ら才能に恵まれていても人生の終わり方が寂しいと やっぱり残念な人生だったように思います。私はあと数年現在のお仕事を頑張って 元気なうちに早めにリタイヤして 充実した第二の人生をスタートして 悔いを残さないような人生の終末を迎えたいと考えています。

     

  • 3月20日 本日は春分の日だそうです

    春分の日といっても 昼と夜の時間が等しくなることぐらいしかエピソードを思い出しません。夕方五時に病院を開けるためにカーテンをあげた時に 冬は既に暗くなっていたのに 今ではかなり明るいなと言う事を感じる位です。春分の日はお彼岸と言う呼び方もしますが 理由はよく知りもしませんがお墓参りをする日として認識しています。

    調べたところによると 仏教では、生死の海を渡って到達する悟りの世界を彼岸といい、その反対側の私たちがいる迷いや煩悩に満ちた世界を此岸(しがん)といいます。そして、彼岸は西に、此岸は東にあるとされており、太陽が真東から昇って真西に沈む秋分と春分は、彼岸と此岸がもっとも通じやすくなると考え、先祖供養つまり墓参りをするようになったのだそうです。

    それにしてもなぜ春分の日と秋分の日が天文的には 特別な日であるのかもしれませんが 国民の祝日になっているのか全然わかりません。ひょっとしたら 私がとんでもない馬鹿野郎だから知らないだけで このブログを読んで頂いている方には ごく当たり前の事なのでしょうか。まあ何にしても明日の月曜日も代休でお休みみたいなので 世の中は連休のようです。ペットホテルの方がにぎわってくれているので 有難いことです。

    これだけで終りにするのは ちょっとさみしいので 先日来た兎の事を少し書いてみようと思います。昼過ぎに電話がかかってきて 兎が昨日からおしっこが出ていないので 心配しているので診て欲しいと言う事でした。おしっこは三日間でなければほとんどの哺乳類は 人間も含めて死んでしまいます。かなり心配な状況なので 五時から病院が開きますので連れて来てもらうように言いました。五時過ぎに その兎がやってきました。

    数日前から下痢が続いていて 下痢便がおしっこの出口にこびりついているので おしっこが出ないのかもしれない とのことでした。年齢を尋ねるとなんと十歳とのことで驚きました。兎の寿命は六~七年と言われていますから 大変ご高齢のうさぎさんですので 慎重に対応する必要がありそうでした。

    診察台の上で 様子を見てみると 特にぐったりとしているわけではありませんが 普段は飼い主さんも殆ど触れない位の暴れん坊なのだそうで 人間に抱かれていること自体が 相当に元気のない状態なのだそうです。通常の診察の順番に顔から診ていきます。目や耳、口の状態は年齢の割には問題がありませんでした。毛並みや体格的にも殆ど問題がありません。心臓の音も正常であり正確なリズムを刻んでいました。爪がかなり伸びていましたが 定期的に爪切りをしてもらっているのだそうです。

    問題の下半身をみると 確かにお尻から陰部の辺りにうんちがこびりついていました。飼い主さんに兎をタオルにくるんでしっかりと押さえてもらってからお湯で濡らしたタオルでうんちをほぐしながら除去していきました。兎は当然嫌がって暴れていましたが 根気よくウンチを取り除いて 特におしっこの出口の辺りには 刺激の無い消毒液をスプレーして 奇麗な状態にしました。濡れたままだと体温が下がってしまうので 乾いたタオルで水分を丁寧にふき取りました。

    お腹を触診すると かなり膨らんだ膀胱が確認できましたので それをつかんで圧迫すると 勢い良くおしっこが噴出しました。尿の状態は普段通りでしたので 後は自力で排尿できるであろうと判断しました。後は下痢止めのお薬を内服で渡して治療を終わりました。何しろ人間でいうと百歳を超えているぐらいのご高齢のうさぎさんでしたが 何とか無事に問題が解決できたみたいでよかったです。ウサギは体が汚れたからと言って全身にお湯をかけて洗ってしまったりすると 相当に大きなダメージを受けますから 注意が必要です。デリケートな動物ですから 異常を確認したら なるべく早めに病院にかかることが賢明だと思います。

  • 3月19日 消費税の増税について思う事

    消費税が現在の8バーセントから10パーセントに上がるのは 一応来年の四月からと決まっています。今日のニュースで取り上げられていましたが 何処とかの何たらというノーベル賞をもらった経済学者が 「来年日本の消費税を増税すべきではない」と発言したのだそうです。非常に不愉快な気持ちになりました。ノーベル賞をもらいはるぐらいやから 恐らくそれなりに博識な方なのでしょうが 日本の現状についてどれだけ正確に認識しているのか不明だし 何の責任も発生しない気楽な立場から 消費税の増税を望まない国民にとっては 耳触りの良い内容を勝手に発言しただけなのに マスコミがまた有難がって ニュースとして取り上げ報道してしまったら 権威に弱い日本人に増税反対の気運が高まってしまうのかもしれません。

    一番心配なのは この学者先生のあくまで私的な見解を アベチャンが消費税増税の再びの延期への 口実にされてしまうのではないか と言う事です。アベチャンの一大マジック アベノミクスによって 一般庶民はアベノミクスを信じてアベチャンについていけば 自分たちの暮らしが少しでも楽になるのではないか という大嘘に度々騙されて 馬鹿みたいに自民党に投票して 絶対多数の議席数をアベチャンに与えてしまいました。そのおかげで安倍ちゃんが何年も総理の椅子に踏ん反り返っていられるのです。

    しかしいくら大馬鹿な庶民でも アベノミクスについていったって 全く自分たちの生活が楽にはなっていないことにそろそろ気づいていることでしょう。円安になったのは事実だし それによって輸出産業の業績が回復したのは間違いありませんが 要するにいくら大企業が儲かっても 一般庶民にまでその分け前は殆ど回ってこない事は どんなに鈍感な国民でもさすがに気付いているはずです。

    次回の選挙は野党にとっては自民党の議席数を減らす大チャンスであるはずなのに 肝心の野党側のしっかりとした受け皿が見当たりません。民主党と維新の会の寄せ集めで慌てて新党を作ったところで 新鮮味もなければ 期待感も殆ど高まりません。次回の総選挙は野党にとってせっかくのチャンスなのに 結局は 自民党の天下は殆ど揺るがない結果に終わりそうです。

    色々と噂されていますが 結局アベチャンは元々与党にとって有利な結果の出る確率の高いと言われている衆参同日選挙を決定するでしょう。幾ら面の皮の厚いアベチャンでも さすがにアベノミクスでは いまさら国民をだませないことは自覚しているでしょうから 消費税の増税を再び延期することによって 国民のアベチャンに対する評価の点数を稼ごうとするはずだと思います。

    これまでの消費税の歴史を振り返ると 消費税を設けたり増税したりした政党は 必ず政権交代によって野党に成り下がっているのです。1989年の四月から竹下さんが総理の時に 消費税三パーセントが 始まりましたが 勿論他にも理由はありますが 日本新党の細川さんに政権交代が起こりました。村山さんが微妙に消費税をいじったら自民党に政権が戻りました。橋本さんが消費税を5パーセントにあげたら やっぱり民主党の鳩山さんに政権が移りました。野田さんが総理の時に 二段階で消費税を10パーセントにあげることを決めたら 現在のアベチャンが総理になりました。

    消費税とは 納税する本人が支払う訳ではないので 形としては間接税に分類されます。所得税や住民税のように 納税する本人が直接支払う形の税金を直接税と言います。橋本竜太郎がテレビで発言した言葉が印象に残っていますが「我々政治家は消費税を間接税だと思っていましたが 国民の感覚では買い物をするたびに支払わなくてはなりませんから直接税なんですよ」と言うものです。サラリーマンにすれば 直接税である所得税などは天引きされて本人に渡されますから 感覚的には殆ど間接税なのかもしれません。

    誰だって苦労して稼いだお金から税金なんて 支払いたくないのは当たり前でしょう。消費税は 毎日買い物をする人にしたら 毎日買い物をするたびに 幾らかずつ支払わなければなりませんから 一番ダイレクトに税金を払わされている感覚が実感してしまうのでしょう。そんな消費税を作ったり増税したりしたら 国民は必ず強く反発して 政権交代を成し遂げてきたのです。

    今回の消費税を10パーセントにあげることは 確かに時期的には野田さんの政権の時に決まりました。しかしその決定をするときには自民党も承諾していたはずです。つまりアベチャン自身も 自民党の総裁ではないので表立ってはいませんが 増税を承認しているのです。それなのに 8から10パーセントにあげる時期を延期した時には さも鬼の首でも取ったかのように 国民に尻尾を振ってみせて点数を稼ぎました。

    今回も総選挙が近い時期なので さらに延期をして 国民の心証を良くしようとしているのは見え見えです。自民党が野党であった時期に総裁を務めた谷垣さんは 今回の消費税増税についても キチンと時期を守るべきであると発言しています。正論だと思います。政治家であるからにはいったん決まった約束事は 例え国民の反感を買おうと きちんと実行していくべきだと考えます。

    谷垣さんは自民党の総裁になりながら 総理大臣になれなかった 数少ない凄く不運な方だと思います。私の知っている限りでは 河野さんも同様だったと思います。谷垣さんからアベチャンに総裁が変わったとたんの選挙で自民党が大躍進をしましたから 何かアベチャンが救世主のようなイメージになってしまいましたが 谷垣さんは苦しい野党時代に 地味だけれども精一杯総裁としての務めを果たしておられたように思います。

    その不運な谷垣さんが また国民にとっては耳触りの悪いことを発言されていますから また風当たりのきついことにならなければと心配してしまいますが アベチャンの国民への点数稼ぎがまたまた始まらないことを祈っています。延期すれば 数兆に及ぶ税金が減りますから あげることを前提に予算をたてられている福祉関係の支出に対応できなくなってしまいます。延期する事を考えるのなら その支出が出来なくなることについての納得のいく説明をするべきだと思います。

    そもそも私は消費税が8から10パーセントにあがること自体が それほど国民の経済にダメージを与えるのか否かについて 大いに疑問に思っています。簡単に表現すると今まで100円で買えていたものが102円になるということだけです。私が普段買い物をするのは スーパーで食料品を買うぐらいのものですが 野菜なんか収穫量との兼ね合いで 同じようなレタスが 100円で売っていたり200円で売っていたりしても さして驚きません。粉薬を溶かすシロップを作る為に砂糖が安ければ買い置きしておきますが普段は一キロが200円ぐらいしますが 運がいいと一キロ100円で買えることもあります。

    台風が来たりして 野菜全体の収穫量が減少すると 殆ど全ての野菜の価格が三割から五割ぐらいは簡単に値上がりしてしまいます。魚や肉はあまり買いませんから よく分りませんが 要するに流通量が減少すれば価格が上昇するのは 資本主義の基本的な原則だと思います。つまり何が言いたいのか要約しますと 少なくとも毎日消費するので毎日買い物をする食料品の価格は 私が知らないだけで殆ど固定されているものも少なくないのかもしれませんが、普段からかなり上下動があるように思います。ですからこれまで100円だったものが102円になったとしても 少なくとも私は影響を実感できません。

    うちの病院も殆どが現金商売ですから 消費税が八から十パーセントに上がったら 単純に二パーセント売り上げが増えることになりますが それほど嬉しいとは思わないと思います。消費税の支払いも勿論増える訳ですから。但し患者さんに渡す明細書の計算が八よりも十パーセントの方が 分りやすくなり殆ど電卓を使わなくても済む分有難く感じるかもしれません。

    長々と書いてきましたが 要するにどっかの学者が 無責任な立場で日本の政治の重要な課題に口出しされたのが不愉快だったことと こんなつまらないニュースをアベチャンがまた自分の得することに利用しようとしている気配が感じられて腹立たしかったと言う事です。