Dr.喜作のブログ

2019年3月 の記事一覧

  • 3月31日 「大食い女子」の呼び方が いつの間にか「変食女子(偏食女子)」に変化していました

    私は 減量に取り組んでおりますが まだまだすごいデブ体型をしております。当然普通の人よりはたくさん食べている結果だと自覚しております。かといって極端な大食いが可能なのかと言えば全然そんな事はありません。以前 私が大好きでしょっちゅう見ていた「テラめし倶楽部」と言う 大食いチャレンジの結果を発表されている ホームページを運営されている前田さんと言う太ったおっちゃんに 凄く親近感を抱いてしまい 福井にお住まいなのですが 結構関西にも遠征されてくるので 関西のお店でチャレンジされた情報をもとに そのお店に出かけて 大盛りメニューに挑戦してみていたのですが 殆ど完食できませんでした。

    一般的に 大食いの方は 太め体型の方が多いようなイメージがありましたが 一流のフードファイターの方は 男女問わずむしろ細めの方ばかりだと思います。男声の場合は 太ってはいないけれど そこそこ大柄でいかにも逞しい方が多い様に思いますが 女性の場合 普通の女の子以上に ほっそりしていてきゃしゃで 抱きしめたら折れそうな位です。

    私が現在一番気に入っているテレビ番組が 松重さん主演の「孤独のグルメ」ですから オジサンがただひたすら初めてのお店で昼ご飯を食べているだけの内容ですが 何故か凄く心が癒されて それこそ繰り返し見てしまっております。ですから 男性フードファイターが 豪快に大盛りの料理を平らげていくのを眺めるのも嫌いではありませんが どっちかと言うと 可愛らしい女の子たちが 美味しそうにモリモリ食べている動画を見る方がやっぱり楽しいです。

    昔大食いの女子で若いこの代表格と言えば 有名なギャル曽根かもしれません。彼女は食べ方も美しいし 食レポやコメントも的確にできるし 女性フードファイターの鑑のような存在かもしれませんが やはり見た目がブスなので あまり好んでその食べっぷりを見たいとは思いません。というよりも 有名な大食い女子たちが みんな凄く見た目がチャーミングだから余計にそのように思ってしまうのかもしれません。

    見た目が一番可愛らしいと思うのは やっぱり現役アイドルとしても頑張っているもえあずちゃんかもしれません。とんでもない大食いなのに 見た目は本当に華奢で可愛らしいので その食べる量とのギャップに 逆に気持ちを萌えさせてくれます。もえあずに匹敵するぐらいに きゃしゃで可愛らしいのが つい最近その存在を知ったのですが三年食太郎と言う女の子です。本当にほっそりとしているので その目の前に置かれた大盛りの食べ物が余計に大きく見えているように思います。小柄な大食い女子としては おごせ綾と言う子がいますが 箸づかいが下手糞で 食べ方が汚いので 嫌いです。

    一世代前の大食い女子と言えば ロシアン佐藤さんや三宅智子さん アンジェラさん 木下さんなどいらっしゃいますが いずれも見た目はとてもチャーミングだし その食べる量のキャパシティは 間違いなく本物なので 大好きです。特に三宅さんは一番色っぽいので 注目してしまいますが この前大食いの現場に 自分の息子同伴で現れた時 いかにも優しいお母さんと言った感じで 新たな魅力を発見しました。

    そんな魅力あふれるチャーミングな女の子たちの呼び名が いつの間にか変食女子と言う風に変化していたことをつい最近まで知りませんでしたので 驚いたという話です。変食 というのは 例えば川田アナが何にでも餡子をかけて食べるのとか おごせちゃんが何でもやたらとアブラギトギトにした食べ方をするので 一般人には気持ちの悪い食べ方をする場合が当てはまるように思います。勿論もえあずたちの食べる量的には 一般人とかけ離れていますから それも変食と呼べなくはないのでしょうが 別に大食い女子と呼ばれて 特に不都合はない様に思いますので わざわざ呼び名を変えなくてもよかったように思いますが どうしたものでしょうか。

  • 3月29日 本日は自分の病院の日でした

    今年もいい年をしたジジイが 恥ずかしいのですが 体重を落とすことを一年の目標として掲げております。今年の元旦の体重が90キロ丁度でした。この年末には何とか80キロになっていたいと 減量に取り組んでおりますが 全然体重が落ちてくれなくて焦っております。もう今年も四分の一が過ぎましたのに 本日の体重も 元旦と変わらぬ90キロなのです。お正月には どうしてもおせち料理を食べましたし 大好物のおもちも少なからず食べてしまいましたので あっと言う間に十キロ近く体重が増えてしまいました。

    そこからちまちまと減量して前回の病院に行くときに 何とか92キロまで落としましたが プラス二キロと逆に増加してしまいました。病院で検査を受けてから 暫くはどうしても ある程度食べたいものを食べますので 毎回毎回あっと言う間に五キロぐらい増加していまいます。そこからちまちまと減量して本日は90キロジャストで 元旦と同じ体重で 結果的にこの三か月 全く体重が落ちておりません。

    私がじいさんなのに減量に励もうと思うのは 糖尿病を患っているからです。別に今更見た目をよくしたくてと考えているわけではなくて 元気で長生きしたいからです。その糖尿病の指針となる ヘモグロビンA1cの値は 前回が5.8で 今回が5.4といずれも正常値の範囲に収まっていますから 先生に褒められたぐらいなのですが つまり炭水化物を制限することによって 血糖値自体は上手くコントロールできているのですが 現実に体重が落ちてくれていないのです。

    理由は 自分ではよく分っています。大好物のご飯や麺類などの炭水化物を食べないようにしていますが 血糖値の上がりにくい タンパク質系の食べ物 つまりお肉や豆腐そして諸々の野菜などを中心に食べているのですが その量が多すぎるのです。野菜をたくさん食べるために サラダを食べる頻度が高いのですが これまたかなり大量に食べてしまうので ドレッシングなどをたっぷりとかけてしまうために 摂取カロリーが高くなってしまっているのだと思います。

    減量を目指しているのですし 私の場合現在スポーツを何もしていませんから なかなか筋肉はつかないし 定期的な運動によるエネルギーの消費も殆ど期待できませんから 例え炭水化物に比べて 血糖値を上げにくいとはいえ タンパク質の食べる量を減らして サラダにかけるドレッシングの量も控えめにしなければ 体重の減少は期待できません。自分で分かっている事ですから あとは自分で実行するだけの事なのですが 私は根っからの食いしん坊で 六十年以上も生きてきましたので しっかりと美味しいああ字がついていなければ 食べる気にならないので ドレッシングの類をたっぷりとかけてしまうのです。私は食欲不振に陥ったことの 記憶がありません。夏バテから来る食欲不振などを訴えている人を良く見かけますが 私には羨ましい限りなのです。

    まあ私の食欲が落ちた時には それこそ寿命が尽きかけているのかもしれませんから 結局私は自分の食欲とずっと戦い続けなければならないのかもしれません。まあこの歳になって 食欲があり過ぎるなんて 贅沢な悩みかもしれません。いい加減好きなものをお腹いっぱいに食べることによる満足よりも 美味しいもの上等のものを少しだけ頂いて その有難味で 満足できるようにならなければならない年齢を迎えているのかもしれませんから その方向に頑張ってみることが 直接減量に結びつく事かもしれませんので 出来ればそのような方向に頑張って生きていこうと思います。

     

  • 3月27日 消費税の引き上げについて思う事

    私の正直な気持ちとしては 今度こそきっちりと十パーセントに引き上げて欲しいです。引き上げるかあげないか 無責任極まりないアベチャンの胸先三寸で どう転ぶか決まりそうな 雰囲気自体が 不愉快極まりません。諸費税は使い道のある程度定まった 目的税的な意味合いの強い税金です。国として必要と判断された使い道があるから 引き上げられると もうかなりの昔に決められているのです。引き上げるか否かを 政治の道具 と言うよりも選挙の人気取りに使われそうなのが 納得できません。

    そうでなくても 既に一度 引き上げが決まっていた時期を 私にはさっぱり理解できない理由で 先延ばしされているのです。単なるアベチャンの国民に対する人気取りの為だけに随分と先延ばしされたのですから 今度こそは潔く 引き上げしてもらいたいものです。今度こそきちんと実行しないと 諸外国からの信用まで 失われるように思います。アベチャンが言う様に アベノミクスの効果で 本当に日本経済がいい方向に向かっているのであるのなら 猶更キチンと引上げすべきでしょう。

    もし今回も引き上げを先延ばしにすれば 昨年の国会では 私には滑稽に思えるような 引き上げ後の頓珍漢で派手で小手先の経済対策について 少なからぬ時間を割いて 議論したことをすべて無駄にするのですから その間の国会議員は 全く無駄の事について議論を重ねた事になりますので その分の給料を返上させるぐらいの事は 全ての国会議員に納得させたうえで 決断してほしいものです。

    それにしても 経済学者の言う事には みんな口をそろえてアベノミクスが功を奏して 景気が上向いている と合唱していますが 何故国民の実感とはかけ離れた論調に足並みをそろえるのでしょうか。アベチャンの執念深い 陰湿な性格からすると 何か重要なことを決めるときに 自分と対立した立場にいた議員に対する 情け容赦のない徹底的な冷遇は 有名ですから アベチャンを誉めそやしておかないと 何かの時に 民間人でも 嫌がらせでも受けるのでしょうか。そうでないのだとしたら 偉そうに経済学者などと名乗っていますが 国民の実感を全く理解していない 無能な人間の集まりだと思います。

    私が国民の実感する所の 景気の良しあしを判断する材料としては ペットホテルの預かる期間があります。景気が良くなれば 例えばゴールデンウィークやお盆休みに 飼い主さんが出かける日数が長くなりますから ペットホテルで預かる日数も長くなります。但し景気が冷え込んでいると 飼い主さんの旅行自体が短期間になりますから ペットホテルで預かる期間も必然的に短くなってしまいます。極端な場合 毎年出かけていた旅行自体が取りやめになってしまったりしています。

    ペットホテルの預かる期間は 勿論バブルがはじける前の好景気の時代には 極端に長くて 飼い主さんたちが 海外旅行にバンバン出かけておられました。バブルがはじけてからは 国内旅行になりその期間はどんどん短くなっています。お土産を頂くケースが多いので 旅行先は分る場合が多いのです。アベノミクスが騒がれ出してから もうかなりの年数が経ちますが ペットホテルの期間は かえって短くなっているように思います。ですから私は景気が好転しているなんて絶対に思えません。

    なのにアベチャンは 消費税を引き上げることによって生じる国民の不満を和らげる為に 増税による収入増とほぼ匹敵するぐらいのその場限りのばら撒き対策ばかりかかげて 国民の不満の矢面に立つことから逃れようとしているのがみえみえです。なのにどうして選挙で皆が自民党に投票するのか理解できません。まあ今の野党に 期待できそうな魅力を持つ政党がないから と言われてしまえば 仰る通りと言うしかありませんけれども。将来を見据えるとしたら 消費税十パーセントは ゴールではなくて 通過点のはずですから 今後さらに増税するときのことを考えても すんなりと増税してほしいと思います。

    さんざん言われている事ですが 消費税を引き上げたら 経済が 特に消費が落ち込むと言われていますが 本当にそうでしょうか。私が病院を経営し始めてから 消費税は 三パーセントから 五パーセントへ そして五パーセントから八バーセントへ上がりましたが 病院の売り上げも 収益も殆ど変化はありませんでした。百円で購入するものの価格がたった二円上がるだけなのです。二パーセントなんて 国民の生活に対する影響は アベノミクスのせいで 円安になってしまったために 輸入品が確実に二パーセント以上値上がりしています。特に国民の生活に直結する食料品などに対する影響は少なくありません。ですから 経済的な指標としては 景気は上向きと言えないことはないのかもしれませんが 国民にその実感は全くないのだと思います。

    一日も早くアベチャンが退陣して 同じ自民党でも 石破さんのようなお爺さんではなくて もっと新鮮な若手がトップに立って クリーンで本当に国民の事を考えてくれる政治家に 日本のかじ取りを託したいと思います。

     

  • 3月26日 1827年の本日 ベートーベンが56歳で亡くなりました

    ベートーベンの名前を知らない人は いないと思います。私よりもずっと若くして亡くなられたのに その残した作品の素晴らしさについて 疑問を持つ人はいないでしょう。まあベートーベンは 間違いなく天才だったのでしょうから 凡人の私の人生と比較してみても 全く無意味なのは 分っているつもりですが やはり成し遂げた仕事の量を比較すると 圧倒されてしまいます。

    私は ピアノを十数年習っていましたし 大学では合唱をそこそこ頑張りましたし オーケストラにもちょこっと混ぜてもらいましたから 結構クラシック音楽とは 馴染のある人間だと思います。そんな私が一番好きなクラシック音楽の作品をあげると ベートーベンの交響曲五番「運命」なので あまりにもベタ過ぎて 恥ずかしくなりますが 好きな曲がたまたまあまりにメジャーな作品だったという事です。特に第四楽章が好きで そのメロディーを聴くと 思わず涙ぐみそうになります。

    第二次世界大戦後 敗戦国であったドイツでは当然しばらくの間 演奏会どころではなかったはずですが ベルリンフィルが損後初めての演奏会で メインに演奏されたのが やはりこの交響曲だったのだそうですから ドイツの国民にとっても 特に思い入れのある作品なのだと思います。ちなみにベートーベンの交響曲では 次に七番が好きです。荘厳ミサ曲のバイオリンソロは よく言われている事ですが 一番美しいメロディーだと思っております。

    ピアノを十数年練習していましたから ベートーベンのピアノソナタにも 何曲かチャレンジしました。私は体つきも ズングリムックリなので 当然指も短くて どんなに練習しても 技術的に及ばない曲が沢山ありますが ベートーベンのソナタは 有名なばかりではなくて 本当に魅力的な曲が少なからずありますので 時間をかけて 弾けるまで練習しましたので 何番目かに好きな「悲愴」は 第三楽章がかなり苦しいけれど そこそこ思い通りに弾きこなせたつもりです。

    ピアノを弾く者の間では よく言われている事ですが ベートーベンのピアノソナタの最後のいくつかの作品には 迂闊に手を出してはいけないという不文律のようなものがあるのだそうです。私も楽譜を手にしたことはありますが 弾くことは恐れ多くてチャレンジしてみませんでした。プロのピアニストでも 演奏会のプログラムとして 取り上げるのには それ相応の決意を持って 取り組まれるのだそうです。亡くなられてから二百年近くも経つのに そんな威厳に満ちた影のルールが存在するような作曲家は あまりにも偉大だと思います。

    そもそもが 一般人としても 落ちこぼれに近い人生を歩んできた私が 「今日は何の日カレンダー」に紹介されるような 輝かしい実績を誇られる方々の人生と 比較するだけでも おこがましいのに 自分の何も自慢できることのない人生を改めて嘆くことが 滑稽な話だと思います。もっと前向きに明るく考えて 生きていこうと思います。だって 大部分の人間が その多大勢の 平凡極まりない人生を歩んでいるはずですから。

  • 3月25日 桜の開花についての 報道が過剰で笑えます

    全国各地から 桜の開花宣言が聞こえてきていますが たかが季節を象徴する花が 開花しているかいないか なんてどうでもいい事で 近所の人が指標となる桜の木の周囲に押しかけるし 報道陣も大挙して大集合している状況をみると 笑えて仕方がありません。こんな風景を見ると 日本と言う国は平和なのだと思ってしまいます。政府のたるみきった役人どもは 「日本に領土問題は存在しない」等と寝ぼけたことをほざいていますが 日本はロシアに北方領土を そして南の島では 中国と韓国に日本の大切な領土と領海を蹂躙しまくられている現実を どうとらえているのでしょうか。

    アベチャンは プーチンにエネルギー問題などで健気に尽力するという形で 尻尾を一生懸命振り続けていれば 何時か北方領土を返してもらえるかもしれない等と 大甘な考えを持っているようです。最近では 南に位置する二島だけでも 返してもらえないかと さらに譲歩する提案をしているみたいですが 四島のうちの二島だから半分でも取り戻したい と表面的には聞こえるが 南の二つの島は 面積的にも 埋蔵されている資源の量でも 四島の二割ぐらいにしか満たないのですから 譲歩し過ぎでしょう。

    私は以前から 何度もこのブログでぼやいていますが 本気で北方領土をロシアから取り返そうと考えるなら 第二次日露戦争を行って 勝利を収めなければ そしてあわよくば樺太位おまけに奪取するぐらいの覚悟で臨まないと 絶対に無理だという事でしょう。中国や韓国の言いたい放題 やりたい放題にも ひたすら耐え忍んでいれば 何時の日かきっと撤退してくれるだろうなんて言う 都合の良すぎる希望的観測は 一刻も早く捨てるしかないでしょう。そんな国の根幹に関わる領土問題で あっちやこっちに大きな問題を抱えているのに 桜の開花が何時になるのか なんて本当にどうでもいい事で 大騒ぎしている日本人の平和ボケの勘違いは いい加減にしてほしいものだと 心底思います。

    私がたまたま見た ワイドショーのような番組では MCのオッチャンが 大変な報道陣のかずですね と呆れたような事を言っていましたが 自分の番組も同様にカメラとリポーターを送っているのですから なんて間抜けな発言かと 笑えて仕方がありませんでしたが この番組を見ている人たちはどのように感じているのでしょうか。兎に角日本はのんびりとしていて 幸せだなと感じましたが 重大な問題を見ないふりをして 先送りしているだけでは いつかこの国は 破たんすることは間違いない様に思います。まあ私が死ぬまでなんとか持ってくれれば それでいいやととも思います。

  • 3月24日 この所 天寿を全うされた動物が 相次ぎましたので 流石に落ち込みました

    動物病院と言う仕事柄 動物の死とは 常に隣り合わせですから 動物の死と直面しても これまで二十年以上のキャリアがありますから それなりに上手に気持ちを切り替えることはできるように思います。犬猫の平均の寿命と言われている十五歳を超えるまで頑張って来てくれた ペットたちが 所謂老衰で最期を迎えるのは致し方のない事ですから いちいち気落ちしていたら 仕事になりません。但し それだけの御長寿さんですから 長年当院に通ってきてくれていて 飼い主さんとも親しくなっている間柄の場合が多いので そんな老衰によるそれほど苦しまずに亡くなるケースとは言え 何例が続いてしまうと 表面的には平気な顔をしておりますが 流石に気分が滅入ってしまいます。

    我々にとっては ある意味日常茶飯事の出来事も 飼い主さんにしてみれば 十年以上も生活をともにしてきた 家族同様のペットとの別れですから 泣きだされる方やひどく取り乱される方が 少なくありませんので その場面に同席することを繰り返しますと 辛い気持ちの切り替えが上手くいかなくなってしまうのです。人間を含めてすべての動物は 生まれ落ちたその瞬間から いずれは間違いなく死ぬことを宿命として背負いながら 生きているのです。寿命が尽きたら 死ぬのは当たり前のことだし ましてや平均の寿命を超える所まで 生きられたのなら 客観的に見れば 幸せな人生だったと言えるのかもしれませんが 現実的には飼い主さんたちがそんな風に単純に割り切れるものではありません。

    この一週間で 老衰による衰弱した患者さんを 三匹預かりました。長年の経験から 持ってもあと1日であろうという状況は ほぼ見当がつきます。これが病気や怪我で瀕死の状態なら 何とか手を尽くせば 回復してくれる可能性がありますから 最後までその見込みが低くても頑張ることを諦めません。でも老衰のために衰弱しているのであれば 勿論治療により 一時的に回復する場合もありますから 最初からさじを投げてしまうのは 獣医師としてはあるまじき考え方だと思いますが 出来る限りの治療をしても回復の兆しが 見られない場合には 飼い主さんにお返しして 自宅で飼い主さんに看取られながらながら最期を迎える方が幸せだと思います。少なくとも私自身は 式が近づいたと自覚したなら 病院で色んな治療を受けていたとしても 取り敢えずは自宅に戻ることを希望します。

    私もそのようなつもりで 飼い主さんに状況を説明して 迎えに来られることをおすすめするのですが 場合によっては 病院に見捨てられたと 勘違いされそうになる場合もありますし 息を引き取る姿をとても見ていられないので 入院の継続を望まれる場合も 少なくないのです。今回の3人の飼い主さんはいずれも 入院の継続を望まれました。ある意味病院を信頼して任せてくださるわけで 光栄な事かも知れませんが 私も他にも仕事がありますし その子にずっとついてあげられる訳ではありませんから 最期を看取ってあげられないかもしれないと お話しするのですが お迎えには来られませんでした。

    結局3匹とも朝起きて入院室を覗いたら 死ぬ直前の状態で 何とか蘇生を試みましたが 飼い主さんが駆けつけられるのが間に合わないまま 息を引き取ってしまいました。最期を私が看取ってあげられたと言えるのかもしれませんが 自分の無力さを続けて自覚させられたみたいで 気持ちのダメージが 積み重なって 現在少なからず落ち込んでおります。臨床獣医師としては 患者さんの死を真摯に受け止める必要はあるのでしょうが その度に落ち込んでいたのでは 前向きに仕事に取り組めませんから 適度な切り替えが必要な事は分っています。でも前日の夜にでも 迎えに来て頂いた方が 患者さんたちの気持ちとしては嬉しかったのではないかと思うと どうしても後ろめたい気持ちになってしまうのです。

    私の現在の最大の元気のもとは ナーちゃんの写真集を眺める事ですから せいぜいナーちゃんの笑顔で 嫌されて 立ち直っていこうと思います。泣き言を言っていても また有り難い事に患者さんは 来院してくださりますから 元気を出して仕事に取り組んでいこうと思います。

  • 3月23日 四つ葉のクローバーを栽培して 商売にしている人がいるみたいです

    徳島県の田舎の村で 落ち葉などをあつめて 形の良いものを料理などの添え物として都会の料理屋さんなどに販売している と言うニュースを昔見たことがありましたが 岡山県の田舎町で 四つ葉のクローバーを意図的に栽培している人がいるのだそうです。四つ葉のクローバーはラッキーアイテムとされているみたいですが それぞれの葉に 名声、富、健康、誠実な愛の意味が込められ、4枚すべてそろって「真実の愛」を表すと伝えられているので 縁起が良いとされているのでしょう。日本では「信仰」「希望」「愛」「幸福」を表すともいわれているのだそうです。

    岡山で 脱サラして農業を始められた方が 自然災害によって被害を受けて どうしたものかと 進むべき方向を模索しているうちに 徳島県の「葉っぱビジネス」を知り 研究して 自分なりにやってみていたのだそうですが ある日公園を散歩しているうちに 四つ葉のクローバーを偶然見つけたのだそうです。気をつけて探してみると その辺りには結構な頻度で四つ葉のクローバーが見つかったので その辺りのクローバーの株を家に持ち帰って 四つ葉のクローバーができやすい株同士をかけあわせて より四つ葉のクローバーが生まれやすい株を数年にわたって育て上げたのだそうです。

    通常 四つ葉のクローバーが見つかる確率は 一万分の一から十万分の一位なのだそうですが 育てたクローバーは 実に十分の一位の確率で四つ葉のクローバーが育つようになったのだそうです。最初は 四つ葉のクローバーが売り物になるのか 半信半疑で販売を始められたのだそうですが 何しろ縁起物ですから 特に結婚式などのお祝いごとで出される料理の添え物として 非常に人気が出て 今では四つ葉のクローバー一本に二百円の根がついているのだそうです。

    四つ葉のクローバーの存在は 誰でも知っているし 一度位は目にしたことがあると思います。その四つ葉に着目して 四つ葉の多いシロツメ草の株を 少なからず集めて 二年ぐらいかけて 丁寧にかけあわせて 四つ葉の出現する確率を自然界の千倍以上にも高めたのですから その地道な努力に拍手を贈りたい気持ちです。但し 四つ葉のクローバーがいい商売になると知れ渡ってしまうと 真似をする商売敵が少なからず現れるのでしょうから 稼げるうちに大いに稼いておかれることを期待します。

    結婚式の料理に四つ葉のクローバーが登場すると その会場が一気に盛り上がり 皆が一斉に写真を取りSNSで拡散するのだそうです。そういえば先日 犬の去勢の手術をしたときに 預かる時に飼い主さんから 摘出した精巣を記念に持ち帰りたい と言われました。子宮蓄膿症等の手術で 膿がパンパンに溜まった子宮を飼い主さんに見せて 切開すると膿が溢れ出る所を 病状を理解してもらうためにみてもらったことは何度もありますが 正常な精巣を持ち帰りたい等と言われたのは驚きました。

    夕方 迎えに来られた飼い主さんに 血液や余分な部分を取り除いてその構造を見易くした精巣をガーゼに包んで差し出しましたが 夫婦二人で見えていましたが 二人とも取り敢えずは携帯で写真を撮っておられました。友達にその写真を送るのだそうですが 犬のタマタマの写真なんて送って来られてうれしい人はあまりいないように思いますが 現代は 兎に角珍しいものに出くわすと 兎に角写真を撮り 拡散するのが一般的な行動なのだと知り SNSとは無縁の私は 驚いてしまいました。

    この四つ葉のクローバーの儲け話は 別に特許を取れるような事ではないでしょうから すぐにどこかの企業が組織として取り組んで 商売にするのでしょうし あっと言う間に儲けはしゅくしょうしてしまうのでしょうから 始められた方は本当に稼げるうちに稼いで頂きたいと願います

  • 3月22日 1934年の本日 大橋巨泉さんが誕生しました

    大橋巨泉大先生と呼びたくなる位 私にとっては あこがれの存在でした。あまりに色んな方面の才能に恵まれた人物だったからです。お若い方だと 名前すら聞いたことがない存在かもしれませんが 私が若い頃には 一世を風靡されたお方です。巨泉さんの肩書としては あまりに多岐にわたり活躍されましたから 一言ではとても表現できないはずですが やはり一番記憶に残っているのは テレビのバラエティー番組の司会者だと思います。

    司会を務められた番組としては 「11PM]から始まって 時系列が正しくないかもしれませんが「お笑い頭の体操」「クイズダービー」「世界丸ごとHOWマッチ」「巨泉×前武ゲバゲバ90分」「ギミアぶれいく」など いずれも凄い高視聴率を誇りかなり長い期間放送されたものばかりです。お飾りの司会者ではなくて 企画の段階からかかわって 殆どプロデユーサーのような存在だったようです。どの番組も それまでにはなかった画期的な内容であったように思います。

    巨泉さんの才能は 単なるテレビの人気司会者にはとどまりません。そもそも始めてお金を稼いだのは ジャズコンサートの司会業だったのだそうですが その他趣味が多方面にわたり いずれもお金の稼げるレベルだったようです。例えば競馬では 幾つもの競馬新聞に予想記事を書いていましたし メジャーリーグにも精通していたので全三十球団の選手名鑑を発行したりもしたのだそうです。NFL(アメリカンフットボール)中継の解説をしたこともありました。そしてゴルフの腕前も プロとラウンドしてもそれほど引けを取っていなかったように思います。

    スポーツだけではなくて 例えば将棋の腕前も 一流のプロ棋士と三枚落ち位で 互角に渡り合っていましたから 素人相手なら名人クラスだったのでしょう。麻雀も 阿佐田哲也さんや小島武雄といった 当時最強であったろうプロ雀士といい勝負の麻雀をうたれていましたから この才能だけでも 凄く憧れてしまっておりました。その他に趣味として釣りもなさっておられましたが こちらは私にはどれぐらいの腕前だったか分りませんが わざわざ番組で放送されるぐらいでしたから それなりのレベルの釣果を上げておられたのだと思います。

    その他に 海外に何店舗もお土産物屋さんを経営されていましたから 実業家としての才能もあったのだと思います。それから沢山のCMにも出演されていましたから コピーライターとしての能力にも長けておられたのは 間違いない様に思います。21世紀になると 民主党から参議院選挙に出馬して 比例代表で当選されて 辞職されるまでの期間は短かったですが 政治家としても活動されたことがあります。歯に衣着せぬはっきりした物言いの為に 民主党と主義主張の違いが明確になると あっさりと辞職されてしまいましたが ファンとしては もう少し政治家として活躍されるところをみてみたかったように思います。

    私が一番巨泉さんに憧れたのは 「セミリタイア」の計画を持っておられたことです。巨泉さんとしては 五十歳までにその後優雅にのんびりできるだけの財を蓄えて 殆ど引退してしまおうというプランです。仕事は趣味的にやりたい事だけを ほんの少しこなして あとは若くて元気なうちから 思いっきりのんびりしてしまおうという人生計画です。私は 巨泉さんほどに才能に恵まれておりませんので 老後優雅にのんびりできる財を蓄えるのにもう少しかかりそうですが 元気なうちに引退して 老後を優雅に楽しみたいという考え方は 巨泉さんからの影響が強いのは間違いありません。

    そんな才能に恵まれた巨泉さんも晩年は 癌などの病気に蝕まれて 苦しい闘病生活が続いて お亡くなりになられました。老衰や病魔は 誰しも平等に必ずやってくるものですが 臆病な私としては 痛かったり苦しかったりが続くのは 勘弁してもらいたいので くれぐれもぴんぴんコロリで逝きたいです。なかなか思うような死に方は出来ないのでしょうが 人生最後の望みがかないます様に 日ごろから善い行いに務めようと思います。

  • 3月21日 これまで日本で唯一鹿のいなかった茨城県で鹿の生息が確認されたのだそうです

    私は 最初にこのニュースを見た時 今まで自然環境が不十分であった茨城県の自然が少しでも回復したための現象であり 当の茨城県としても 喜ばしい出来事なのかと思っていました。所が 日本鹿と言うのは 害獣としての被害がとても大きい動物なので これまでいなくて安心していた茨城県の関係者は 頭を抱えている大問題なのだそうです。森林や農業と無関係な人間から見れば 野生の動物が生活しているという事は むしろ人間に荒らされていない自然が残っていて 望ましい事のように考えてしまいますが ペットを対象とする獣医師であるとは言え 動物に関する専門家であるはずの 自分が勘違いをしていたのは お恥ずかしい限りです。

    取り敢えず 森林の被害としては 鹿が樹木の表皮を食べてしまうために 材木としての価値がかなり下がってしまうのだそうです。知りませんでしたが 茨城県は材木の生産量が日本一なのだそうですから 尚更鹿が住み着いてしまうとその被害が甚大であり心配なのだそうです。木材にするために樹木を伐採した後には 次世代の為に苗木を植える訳ですが その苗木が鹿にとっては 有難い食糧になってしまうのだそうです。更には 下草を全部食べつしてしまうために 樹木の根元の土砂がむき出しになってしまい 雨水によって流出してしまいますから 大雨が降った時に 一時に水が流れてしまいますから 鉄砲水等による災害の要因ともなるのだそうです。

    そして鹿は生まれてから一年を過ぎれば 子鹿を産み十数年にわたって産み続けるのだそうです。現在の日本には鹿の天敵はいませんから 一旦定着して繁殖すると あっと言う間にその数が膨大になってしまうのだそうです。どうやらお隣の栃木県から 移動してきて 定住しようとしているらしいのですが 一昨年栃木県では 六千頭以上を駆除したのだそうですが その数は増え続けているので茨城県に移動してきたのだと考えられています。

    鹿による被害は 勿論森林に限ったことではなくて リンゴなどの農作物や 牧場等の飼料の為の牧草地が 格好のえさ場となってしまい 鹿にとっては凄く暮らしやすい環境になっているので 定着してしまって その数が膨れ上がるのは時間の問題であり ほぼ間違いなく莫大な被害を被るであろうと言われています。自分たちにとっては 直接被害を受けませんし 鹿にしてみれば 当たり前に生きているだけの事ですから 鹿を責める気にはなりませんが 大切に育てた樹木や農作物に莫大な被害を受けるであろう人たちにとっては 非常に深刻な問題であるのは間違いありません。

    人間の側に立って考えれば 鹿の行動は非常に迷惑な事 この上ありませんが 鹿と言う動物サイドから考えれば 人間に迷惑をかけるからと言って 殺されるのは如何なものか と主張したいのではないでしょうか。人間と野生動物が 上手く共存できればいいのでしょうが 現実には無理な話なのかもしれません。現在の力関係からすれば 鹿が人間に迷惑をかけている以上 駆除されてしまうのは 致し方のない事かもしれませんが 子供の頃に読んだSF小説では 人間よりも進んだ文明を持つ宇宙人が 襲来してきたとき 力関係として宇宙人の方が上であるのなら 支配されて 好きなように殺戮されても 文句は言えないはずだ と言う恐ろしい結末でしたが その時人類も潔くその運命を受け入れる事が出来るのかどうか と言うと大いに疑問だと思います。申し訳ないけれど 私の様な浅知恵の愚か者には 上手い解決法の糸口さえ見つかりそうにありません。残念。

  • 3月 20日 「トラペジウム」と言う小説を読んでいます

    この小説のタイトルを見て すぐにピンと来た人は 本屋さんによく通っている かなりの読書家さんか アイドル好きの方かもしれません。この小説は乃木坂で私が一押しのメンバーである 高山一実さんの処女作なのです。私も昔は かなりの読書家だったように思いますが 仕事を始めてからは 殆ど読書できていないのが正直な所です。本屋さんでこの本が 結構目立つところに 平積みされていましたから そこそこ売れているのでしょう。最近テレビで誰かが 既に二十万冊以上売れていると話していましたから いきなりお金の話をするのもなんですが 一冊千五百円ほどの小説ですが 印税は契約の仕方にもよりますが 一般的には十パーセントらしいので カズミンの取り分は 既に三千万円近いのかもしれません。

    カズミンは アイドルにしては しっかり者で 無駄遣いなど一切しないで これまでもしっかりと貯め込んできたらしいのですが アイドルなんて どうせ決まった金額しか受け取れない給料を貰っているのでしょうから トップアイドルを七八年続けているとはいえ たかが知れていたのでしょうが この副業はけた違いの収入をもたらしてくれたのかもしれません。カズミンの写真集は これまでに二冊発売されていますが どちらも数万冊の売り上げでした、アイドルの写真集としては 一万冊以上売れると ヒット作と言われるのですから 立派な売り上げですが 乃木坂の他のメンバーの写真集は 桁違いに売れているものが 何冊もありますから それほど目立つ売り上げではありません。

    アイドルのファンの実数は 写真集の売り上げに反映されているのかもしれませんが カズミンの小説は 写真集の三倍以上も売れているのです。勿論カズミンファンは無条件に買うのでしょうが 小説の方が三倍も売れているという事は 作家として それなりに評価されているのかもしれません、勿論カズミンのファンではなくても トップアイドルが書いた小説 と言う事で興味本位で買った人も少なからずいるのかもしれませんが 一般の読書家の方も購入してくれていなければ これだけの売り上げにはつながらないように思います。

    本来なら この小説をきちんと読み切ってから 自分なりの感想を書くべきなのだと思いますが 私はまだ全九章のうちの三章までしか読んでいませんので ちゃんとした感想は書けません。只正直な所 二十代半ばの女の子 それも飛び切り忙しいアイドルが 仕事の合間に書いたのですから 単調で薄っぺらい作文を読まされるのかと 覚悟していましたが 私の予想はいい意味で裏切られました。勿論表現法が 一般の小説家とは違って 拙いと感じられるところが ちょくちょくあるのは否定しませんが でもそれがかえって 初々しさに感じられて つまらないテクニックに走っていないようで好感が持てるように思います。

    私はカズミンの大ファンです。女の子としての可愛らしさでは このブログにしょっちゅう登場する ナーちゃんに残念ながら 遠く及びません。ナーちゃんは私が六十年以上アイドル好きを続けてきて 一番可愛い女の子だと断言できます。でも私の乃木坂の一押し つまり一番応援したなるメンバーは 私が乃木坂ファンになってから ずっとカズミンなのです。カズミンは本当に優しい女の子だと信じているからです。ですから そんなカズミンが書いた小説に対する評価が どうしても甘くなってしまうのは 否定しませんが でもこの「トラペジウム」と言う小説は カズミンの事を知らない人でも アイドルに興味のある方なら 読んでみて損はない小説だと思います。だって現役のアイドルが 自分自身や 周囲のメンバーの性格や考え方を参考にして書いているからかなり真実に近い部分が表現されているはずです。

    読む気になれば あっと言う間に読み終えれるたった二百ページほどの小説ですが 私は楽しみを残しておきたいので 一章ずつ区切って読んでいます。読み終えたら またこのブログで感想を書こうと思いますが きっとさらにこの小説をお勧めすると思います。アイドルとしては 写真集の売り上げが伸びる方が嬉しいのかもしれませんが 私としては カズミンの将来を考えると この処女作で 作家としてのポジションをしっかりとつかんだ方がいいと思いますので このブログを読んでいる奇特な皆さんなら カズミンの小説を買って そして読んでくださると信じていますので どうぞよろしくお願い致します。