Dr.喜作のブログ

2023年1月 の記事一覧

  • 1月31日 あっという間に 一月がもう終わりです

    正直な気持ち 年が明けたなあ と思っていたら あっという間に一月が終わってしまいます。当たり前ですけれど 寒いなあと思って 震えながら過ごしていただけの一月でした。ただ毎日時間が来たら病院を開けて 患者さんが来院されたら 診察して 診断を下して治療を実施して 投薬してお帰り頂くことを繰り返していただけのようです。三十年以上継続してきております ペットの病気やケガと向き合って 自分のできる範囲ではありますが 精一杯の対応をさせて頂いてきたことを 繰り返してきただけの事です。遅かれ早かれ 今年の夏ごろには この仕事を終えて 恐らく生まれ故郷である福岡県に移住して 美しくて とても優しいパートナーとのんびりした余生を過ごすことになると思います。
    なので残り少ないじかんですが これ前以上に大切に思って そして頑張って 仕事に取り組もうと考えておりますので 宜しくお願い致します。

  • 1月28日 奈良の若草山の山焼きが 雪のために上手くいかなかったみたいです

    ここ数年 コロナのために中止されていた若草山の山焼きが 今年久し振りに行われたのだそうですが 朝から雨混じりの雪が降り続いていた為に 草に着火したのだそうですが 上手く燃え広がらず通常は 山全体がこんがりと 黒く焼け野原になるのですが ほんの十パーセントほどしか 燃えなかったのだそうです。先人の鎮魂を祈る行事として 伝統があり 毎年楽しみにされていた方も少なくないのかもしれません。ここ数年は新型コロナ感染症の影響で 久しぶりに何とか実施しようと 行政側としても 張りきっていたのかもしれませんが天候に見放されたみたいで上手くいかなかったようです。
    山焼きに先立って 六百発ほどの花火は 派手に打ち上げられたのだそうで 十数万人の人が集まっていたのだそうですが その時だけは 楽しめたのかもしれませんが 肝心の山焼きは 不完全燃焼におわってしまいガッカリされたみたいです。春を告げる行事として 人気があったのだそうですが 久しぶりなので 何とか強行しようとしたみたいですが 残念でした。まあこの時期に雪が降ったことは 過去にも何度もあったのでしょうから 実施す津川としては 上手くいかない予想はついていたのかもしれませんが 久しぶりであり 期待が膨らんで 沢山の人々が集まってしまったので 中止することは難しかったのかなあ と思います。
    もうサッパリ興味が湧きませんので 新型コロナ感染症の感染確認人数が増えているのだか減ってきているのだか 全然知りませんが このような行事が行われるのは 私は凄くいいことだと思います。たまたまこの山焼きは 上手く事が運ばなかったみたいですが 伝統行事や 芸能人のコンサート活動 スポーツの試合観戦など ドンドン実施していくべきだと思います。コロナなんて 所詮普通の風邪に毛が生えただけの病気で 感染者数を発表したり 次々に変異を遂げていくのですから ワクチンの効果など殆ど期待できない事を 国民にもっとアピールして この感染症騒ぎを一日で早く 解決していただきたいと 心底思います。
    この感染症騒ぎが継続すると 凄く儲かる人たちが 少なからずいるので なかなか終結に向かわないのだと思いますがマスク業界なんかも これだけ儲けまくったのですから いい加減マスクをしない正常な生活に戻ることを邪魔しないで頂きたいと思います。

  • 1月27日 確定申告の作業が 九割方終了いたしました

    私は 病院の仕事の決算の作業を毎年 パソコンにインストールしている ソリマチという会社の「みんなの青色申告」というソフトを利用して行っております。最初の段階では 一昨年の決算が完了した状態になっていますから 諸々の初期設定をやり直して 昨年のデーターを入力できるような状態に 持っていかねばなりません。私は悲しいかな 一応は理系の人間なのですが とんでもない機械音痴なので その操作が説明書を見ても サッパリ出来ません。なので 昨年ソリマチさんの サポートを受けられるようなサービス組織に入会いたしました。そのおかげで 何とか 昨年の決算と申告の作業も上手くいきました。
    このサポートサービスは 会員専用の電話番号に電話をかけて 上手く担当者と電話がつながれば こちらの事情を説明して こちらが求めるような指導を受けられるのですが 確定申告が間近に迫ってきますと どうしても相談を持ち込む人の数が鰻登りになるので 混みあってなかなか電話がつながらないのです。数日前に かなり待たされることを覚悟して 電話をかけた所 たまたま運が良かったのでしょうが 担当者の電話につながりました。そこで こちらの事情を説明して 今回の決算に向けての 作業をスタートできる状態まで 上手く誘導していただきました。
    なのでここ数日かけて 昨年一年分のうちのお金の出入りを すべてまとめてある振替伝票の情報を 一日ずつ正確に パソコンに入力しました。金銭出納帳や 銀行勘定帳 仕入帳などの手書きの帳簿の数字と 打ち込んだパソコン上の数字に まあ人間のやる事だから致し方のないことですが 何か所か入力ミスがありましたので その辺りをしっかりと見直して ほぼ正確に 入力が終えられたことを 確認しました。明日から土日なので 週明けの月曜日の朝一で 九時からサービス開始なので スタート時を狙って サポートセンターに電話をかけて 上手く担当者につながれたら 現在の段階から 決算を終える手順までの指導を受けて 今年の決算及び申告の作業は ほぼ完成します。
    現在は ネットで情報を送って 申告を済ませておられる方も多いのだと思いますが 私は年に一度は税務署を訪れて 書類一式を提出して こちらが保管しておく控えの書類に受領印を押してもらう所までが 確定申告だと思っておりますので 今年も二月の下旬辺り 税務署が一段落して 空いてきた頃を狙って提出に行こうと思っております。勿論車で行きますが 税務署の駐車場は停められるわけがないので 近所の簡易裁判所にいつも車を停めて 二三分歩いて 提出に行きます。今年も 何とか無事に決算が出来て 申告書の提出まで スムーズに終えられることを願っております。

  • 1月25日 春高バレーの試合を CS放送で見て思った事

    私は 中学校のバレー部に中途半端な形でしたが 所属していましたので バレーボールというスポーツには そこそこ興味があります。特に高校生が負けたらお終い というぎりぎりのところで頑張っているトーナメント形式の大会は好きです。年明けに行われる 全日本高等学校選手権大会 通称春高バレーは 各県の代表校がぶつかり合うので 野球の甲子園大会の様にちょくちょく試合を観戦して 楽しんでおります。男子の迫力ある試合も面白いですが やはり私はスケベ爺なので 結構胸の膨らんだ女子選手の躍動する試合の方が沢山見てしまいます。
    以前に比べて 最近の高校生が変わってきたなあと思う事は 地方の高校の女子選手が そこそこ可愛らしくなってきていることです。無論バレー選手ですから 手足がすんなりと伸びて スラっとしているのは 当たり前ですが 昔は 東北や北陸 中国 四国辺りの高校の選手は 男の子のような短髪で 何処の山猿がユニホームを着ているのか と言うぐらいに 可愛らしくない選手ばかりでした。ところが最近は そんな地方の高校の女子選手でも ショートカットではありますが それなりに可愛らしい髪形をしていて 顔立ちもそこそこ魅力的な女の子が多いのです。
    昔は 都会と地方では 色んな意味で文化に違いというか 少なからぬ隔たりがあったように思います。ですが 現在はテレビが一人一台は当たり前ですし 高校生ならパソコンやスマホを持っていて 使いこなすのは ごく普通の事でしょう。なので その地方独特の方言なども かなり薄まっているようですし 女の子のお洒落アイテムなども かなりのド田舎でも ネット販売を利用して 簡単に入手出来るみたいなので 別に都会の真ん中に住んでいなくても お洒落で可愛らしい女の子たちは 出来上がるという事かもしれません。
    私は 地方独特の方言などが 消失していっていることは 残念に思いますが 女子選手が それなりに可愛らしくなってくれていることは 大変うれしく思います。バレーボールも 私が活動していた頃とは ルールなどに変更がなされていますが 基本的な戦法などは あまり変化していないように思います。この競技は オリンピックに採用されたばかりの頃には 男女とも日本が金メダルを獲得したことがありますが ヨーロッパやアフリカに十分に普及してしまってからは どうしても日本人はフィジカルな面で 劣っていますので あんまり芳しい成績が 収められていません。国際大会で 日本が活躍する所を また見たいなあと思うのは 年寄りの虚しい願望なのでしょうか。
     

  • 1月24日 コロナの第八波の最中だと思うのですが 皆さん沢山旅行に出かけられているのですね

    実は二月の四日と五日 お休みを頂いて 博多の方面へ 研修に出かける予定です。なので近所の平和堂の旅行センターに 切符とホテルの予約のために昼休みに出かけました。ここのところ何度か 博多まで遠征しておりまして飛行機という手もありますが 私は新幹線という列車が好きなので いつも新幹線を利用しております。新大阪から博多まで 約二時間半かかります。飛行機だと乗って飛んでいる時間は 一時間足らずですが 飛び立つ一時間ぐらい前には 空港に到着しておかねばなりませんし 伊丹空港まで結構かかるし ややこしいのです。新幹線だとJR一本で行けますし旅費的にも安上がりなので どうしても新幹線をチョイスしてしまいます。今回は一泊二日の予定ですので いつものパターンだと 津田駅を始発に乗って 五時八分発だったと思いますが 新大阪発六時二十五分発の さくらに乗りますと 九時四分に博多駅に到着いたします。
    出来るだけ早く 博多に到着して無効での滞在時間を長くとりたかったのですが なんとこの新幹線が 既に満員で切符が取れないという事でした。結局切符が獲れたのが 次の次ののぞみになってしまいました。七時十一分新大阪発で 博多着が九時三十九分になってしまいます。博多での滞在時間が 三十分以上も短くなってしまいますので 凄く残念ですが 現在あまり話題にはなっておりませんが 国の旅行支援を利用される方が多くて 希望通りの列車の切符が取れず 残念な思いをしました。現在の国の支援企画は アベチャンがやった ゴートゥートラベル ほど話題にはなっていないように思いますが旅行を待ち望んでいた国民が しっかりと調べて がっちり利用しているみたいです。とんだとばっちりを受けてしまいました。
    国のコロナ対応策は 本当に世界に比べて 凄く後手を踏んでばかりいるように思います。一刻も早く 新型コロナ感染症の集貝を五類相当にすべきなのに 何か問題が起こった時に責任追及をされるのを恐れて 遅々として進みません。本当に政治家も役人も 自分の仕事にもう少し責任と誇りをもって 取り組んでほしいのですが その不甲斐なさを一向に追及しない日本国民にも責任があるように思いますから どうしょうもないでしょう。マスクの装着問題にしても 未だに馬鹿の一つ覚えみたいに マスクを装着している国は 日本と中国位のものです。ワールドカップで応援しているお客さんだって 誰一人としてマスクを装着していませんでした。本来マスクはくしゃみや咳を頻発する人が 飛沫を飛ばして他人に迷惑をかけないための道具なのに 一般のマスクでは感染予防効果なんか殆どないのに 自分さえ感染しなければいいというせこい事しか考えないで何時まで経っても マスクを外そうとしません。政治家や役人が率先して マスクを外そうとアクションを起こせばいいのですが これまた何かあった時に責任を取りたくないので誰一人として マスクを外すことを促す人間がいません。
    私は マスクを装着する効果に 感染予防効果など全くないことを理解しておりますから それこそ病院や飲食店など マスクを装着していなければ 入れてもらえない施設以外では 一切マスクを装着せずに生活しておりました。またワクチンの効果にも懐疑的なので 一度も接種を行っておりません。不整脈と糖尿病という どちらも極軽度ですが 治癒することのない病気持ちの還暦過ぎの老人が こんな生活をしていても 至って元気に生活しているのですから 一日も早く このしょうもない病気を五類扱いにしてほしいし マスクを装着する愚かな習慣を一掃していただきたいです。 

  • 1月23日 朝一で患者さんの訃報が届きました

    朝の九時過ぎに電話が鳴りましたので でてみると 十年来の常連さんである飼い主さんからの 暗い声での電話に 不安な気持ちで応対しました。15歳のダックスフントの男の子です。ここ数年 心臓弁膜症を患って キチンと投薬による治療を継続しておられました。昨夜十一時過ぎに 既に就寝していたはずのその子が普段とは異なる促迫した呼吸をしていたので 飼い主さんご家族が 心配して声をかけると 辛うじて目を覚ましましたが既に意識が朦朧としていたらしいです。ご家族全員が変わるがわる声をかけると それらに精一杯反応したみたいですが やがて力尽きたかのように 意識が薄れていき そのまま眠るように息をひきとったのだそうです。
    飼い主さんご一家が眠りにつかれる少し前に 呼吸の異常に気付かれたので 最期を看取ってあげられたのだと思うと 亡くなったことは悲しい事ですが 看取ってあげられたのは ある意味ラッキーな事のように思えます。呼吸不全が始まるのが もう少し遅かったら 朝になって冷たく そして硬直したその子とご対面することになっていたのだと思います。その子としても 長年大切に可愛がっていただけていた 飼い主さんご一家と最後にお別れが出来たのですから 凄く幸せな亡くなり方だったと言えるのではないでしょうか。
    15歳ですから 犬の平均寿命まで生きながらえてくれました。晩年の三年ほどは 直る事のない致命的な心臓病を患っていましたが 飼い主さんが 心底ペットを大切に思われていたのでしょうから なかなか計青くしにくい 心臓病の治療を頑張って継続されました。途中で断念されてしまって かなり寿命を縮められる飼い主さんが多いです。まあ人間 自分の事でも持病の治療をきちんとできない方も少なからずいるみたいですから しょうがないのかもしれません。でもこちらの飼い主さんは 最後まで心臓病の治療をきちんと継続されていたからこそ 最後にお別れが出来て 看取ってあげられて 本人もそれ程苦しまずに済んだのだと思います。
    全ての生き物が もちろん人間も含めてですが 生まれたからには 必ず間違いなく 何時か死を迎えるのです。出来たら一日でも長生きしたいのは 当然でしょうし のたうち回って苦しみながら 逝くよりも 安らかに眠るように 息をひきとりたいと望むのは 当然の事かもしれません。出来たら愛する家族に看取られながらなら 最高の逝き方のように思います。私もあと10年+αしたら その時を迎えるだろうと覚悟しております。この子の様に とても幸せな生き方 そして最期の逝き方が出来る事を期待して これからの人生 真面目に大切に生きていこうと考えております。

  • 1月22日 スリッパの有難味を この歳になって知りました

    私は数年前まで 真冬でも素足でサンダル履きで 外出できるぐらいに 寒さに強かったのです。太っているので 分厚い脂肪が 寒さを寄せ付けなかっただけの事かもしれませんけれども。流石に還暦を通り越してだいぶ経ちますので 足先が 冬には寒くて指が痺れるような感覚に襲われるようになってきました。糖尿病が引き起こす 末梢血管の循環不足からくるものかと 不安にもなりますが ここ二三年は寒くなると 靴下を それもブ厚めの靴下を好んで履くようになってまいりました。
    真冬でも素足で生活していたころは 一冬に一度か二度 風邪をひいたときだけは 流石に寒気が強いので 仕方なしに靴下を履いたりしましたが 薄手の簡単に履けて脱ぐのも簡単な靴下ばかりを履いておりましたが足が冬の寒さに屈してからは 分厚くて暖かい靴下をチョイスするようになってしまいました。仕事を終えて 二階の生活空間に移動した時 1人暮らしですから 当然暖房などついておりませんので 部屋全体が冷え切っております。二階に上がったら まずは炬燵のスイッチを入れて炬燵を温めます。
    夏にこのブログで書きましたが エアコンが調子悪くて あんまり頑張ってもらえません。夏の暑さは 何とか扇風機と忍耐力で乗り切りましたが まさかまた冬までこの病院の二階で過ごす羽目になるとは思っておりませんでしたので 何とか炬燵と電気毛布 そしてまたまた忍耐力で乗り切らざるを得ないように思っております。幸いなことに 人生のパートナー探しは 最高のお相手に巡り合えて 何とか順調に交際しておりますから 暖かくなるころには はっきりした結論が得られそうなので 心の仲は 結構ポカポカしております故に 頑張れば 冬の辛い寒さも何とか乗り切れるだろうと思っております。
    とはいえ仕事を終えて 二階に上がった時の 寒さは厳しく感じます。室内の空気は勿論ですが 床も冷え切っております。例え靴下を履いておりましても 足の裏が冷たくなってしまい かなり辛い思いをしておりました。そんな辛い日々を過ごしておりますうちに そういえば普通の方々は よく室内でスリッパをはいて生活されていることを思い出しました。私はこの歳になるまで 殆ど室内でも 面倒なのでスリッパなんか履かずに生きて参りました。でも 冷え切った床の上を 例えぶ厚い靴下を履いていたとしても そこそこの時間歩き回ると 足の裏が冷たさに悲鳴を上げている現状を考慮すると スリッパを履いて 生活するのはどうなんだろうかと 思い近所のスーパーで ほんの数百円で 安物のデザインも陳腐なスリッパを購入してきました。本日初めて そのスリッパを履いてみました。
    基本的に 二階にいるときの殆どは 炬燵に足を突っ込んでいるか ベッドに潜り込んで暖かく過ごしておりますが 料理を作るときなどに 台所でウロウロしているときに 足が冷え切って ジンジンして参ります。所がスリッパを履いていると 料理をするそんなに長い時間ではありませんが 床の上に一応キッチンマットは敷いてありますが 立ちっぱなしの状態でも 全然足が冷たくなりませんでした。この歳になって ようやく普通の方々が めんどくさそうなスリッパを履いて過ごしておられる利便性に気づきました。
    本当に安物の 可愛らしくも美しくもございませんが そのスリッパは しっかりと役目を果たしてくれているのです。恥ずかしながら 65歳になって初めて スリッパの有益性に気付く事が出来て 良かったと思いますし スリッパの有難味に 今後大いに感謝することになると思います。寒さに極端に強かった私が 人並みに寒さが辛く感じるようになってきたのも 老化現象の表れだとは思いますが これまで気づけなかったことに 気が付けたことは 悪くはないのかもしれないと秘かに思っております。

  • 1月21日 昨夜深夜に 二件急患が来られたので 正直な所 眠たいです

    夜間に救急の患者さんが来られることは 珍しくありませんけれど 二件重なることは 珍しいのです。お一人目が 抱っこしていて 飛び降りてしまい 片足ビッコをひいているという事で 来院されました。近所の方でしたので 電話がかかってから まもなく駆けつけてこられました。床の上を歩かせてみると 右の前足を明らかに浮かせて ビッコをひいています。落下事件が起こったのは 二時間ほど前の事なのだそうですが 視診した所 腫れも見られず 熱発部位もありませんでした。それらしい部位を触診しても 特に痛がることはありませんでしたので 単なる打撲若しくは 軽度の捻挫と診断しました。レントゲンを撮っても 異常を発見できないでしょうし 血液検査を行っても まだ異常が発現するほどに時間が経過していないと思いましたので 取り敢えずは 小さなかごに入れて 半強制的に休ませるケージレストをお勧めしましたが 普段からかごに入れると 脱出しようとして 凄く暴れるという話でしたので 諦めました。仕方がないので 添え木を伸縮性のある包帯で装着して 口で外さないようにエリカラーまで装着することにしました。
    装着してしばらく様子を見ましたが エリカラーも添え木もそんなに嫌がるそぶりがなかったので この状態で出来るだけ安静にしてもらって 塗り薬と内服薬で 消炎剤と抗生物質を投与して 様子を見る事にしました。なるべく大人しく過ごしてくれれば 数日で症状が治まるだろうと期待しております。
    何とか治療を終えて その後片付けをして 二階に上がり 寝間着に着替えて 布団に潜り込もうとしたときに また電話がかかってきました。小型犬が嘔吐と下痢を繰り返して ぐったりしているというので来院していただきました。昨日の夜中から 症状が始まったとの事でしたが どうしてまたこんな真夜中に電話してくるのかと 不思議に思いましたが 夜までは 普通に元気にしていたのだそうです。嘔吐物と下痢を持参してもらい 診てみましたが 嘔吐物は 胃液のみを吐き出していましたし 下痢はかなり頻度が高かったみたいで 泥状の血下痢になっていました。検便をしましたが 特に虫卵や遺物は見つかりませんでした。血液検査をすると 当然脱水を示す項目が上がっていましたし 総蛋白と白血球が相当に高かったし 発熱してぐったりしていましたから 消化器系での細菌による感染症で その症状が全身にまで及んでいるのであろうと 診断しました。
    取り敢えずは たっぷりと皮下点滴をして 制吐剤や下痢止め 抗生物質と消炎剤を 点滴に混注して 投与しました。夕方までの分は 薬を注射で投与しましたので それまでに何とか嘔吐が鎮まってくれていたら 何とか内服薬が使えるであろうと期待して 抗生剤、消炎剤 制吐剤 整腸剤を 二種類のシロップにして 投与しました。たっぷりの量の点滴で 栄養分と水分が補われるでしょうし 投与した薬剤が期待通りに効果を発揮してくれれば 夕方には何とか嘔吐が治まってくれるでしょうから 内服薬の投薬と消化しやすい食餌を接種してくれることを信じてお返ししました。
    二件とも 飼い主さんが凄く心配されての来院でしたから 対応させていただいてよかったのだとは思いますが おかげで私の睡眠時間がだいぶ削られてしまいましたので 本日は午前中から 欠伸を繰り返しておりました。まあそこそこの売り上げにつながりましたから 正直な気持ち有難くもありましたが 出来たら昼間に来院していただきたいものです。

  • 1月20日 何故かミルクティーばかり飲んでおります

    私はもともとコーヒーか紅茶かと問われれば 何となくではありましたが 紅茶と答えていたように思います。大分昔には コーヒー通と呼ばれたくて 手動のミルやサイホンを購入して コーヒー豆を購入しては そこそこ面倒な作業をして 有難がってコーヒーを頂いていた時期がありました。私は料理の微妙な味付けの違いは そこそこ見分けられるように思っておりますが コーヒーの香りと味の違いは サッパリ判別できませんでした。何種類かの豆を購入して 同じようにコーヒーを点てて その違いを見極めようと 何度も試みましたが 結局は 運が良ければ当たるけれど 運に見放されたら サッパリ当たらない という悲しい結論に達してから コーヒーを極めようという方向を諦めました。
    しばらくしてから 紅茶党の テレビのヒーロー 杉下右京さんや パトリックジェーンさんに憧れて 今度は何とか紅茶の銘柄の判別に挑戦しました。コーヒーよりは 何となくですが違いは理解できますが かといって銘柄に辿り着くところまでは 行けず結局こちらも判別不可という結果に終わりました。私は 筋金入りの味音痴 香り音痴なのだと思います。結局現在は インスタントのコーヒーやティバッグの紅茶ばかり飲んでおります。まああんまり難しく考えないで 美味しくて楽しければそれでいいじゃないかと思っております。
    毎月月初めにインスタントコーヒーと紅茶のティバッグを同じ回数分ぐらい用意しているつもりなのですが 月末になると 大抵紅茶の方が 早く底をつきますから 私は無意識に その日の朝の気分で 紅茶かコーヒーを選んで 保温できる水筒にたっぷりの量 作るのですが どうやら紅茶の方が 沢山選んでいるようです。それから ミルクティーとレモンティーだと 圧倒的にミルクティーをチョイスしているみたいです。普通の方の場合 暑い夏場は 爽やかなレモンティーをチョイスされることが多いのかもしれませんが 私は夏場でもやはり ミルクティーを好んで飲んでおります。ですから年間を通して 一番飲んでいるのは ミルクティーだと思います。お酒を飲めない私としては 一番甘ったるいミルクティーが 一番口に馴染み易いのだと思います。
    いつかは違いの分かる 渋いジジイになりたかったのですが 何時まで経っても 味音痴香り音痴な 無能なジジイにしかなれませんでした。残念。

  • 1月17日 阪神淡路大震災から28年が経過したのだそうです

    その日の朝五時過ぎですから 当然眠っておりましたが 大きな揺れを感じて 目を覚まし 直ぐに飛び起きて 台所に行き 背の高い食器棚と本棚の間に立ち その二つが倒れないように 手を添えて立ちはだかっていたことを 割と鮮明に覚えております。後から考えたら 非常に危険な事をしてしまったと反省しましたが 取り敢えずは食器棚と本棚は 何かが転がり落ちたりしないで 全く被害が出ませんでした。揺れが止んだのを確認して 直ぐにテレビをつけました。NHKですぐに地震速報を流していました。神戸の辺りを中心に大きな被害がでたことを伝えていました。
    落ち着いてから 一階の病院に降りてみると 薬棚から 小さな薬品のプラスチックケースが転がり落ちておりましたが それ以外は異常ありませんでした。震源地から結構遠く離れた枚方では 殆ど実害はなかったのではないでしょうか。それからしばらくは テレビのニュースは 拡大する一方の被害状況を伝えるばかりで 日本全体が暗い雰囲気に包まれておりました。毎日毎日 被害で亡くなられた方の数が増え続けて 他人事にはあんまり興味を持たない私ですら 悲しくなり深く落ち込んでしまいました。
    神戸の街は 三十年近い年月の末 知らないものから見たら 以前と同じように復興してしまったように思っておりますが お亡くなりになられた方は 戻っては来られません。私は個人的には この震災によって 殆ど被害を受けておりません。獣医師会から派遣されて 現地のペットの救済所を訪問したことがあります。たった一日だけでしたが 被災地に立てられた バラック小屋にケージが並べられ 犬や猫がひしめいていました。劣悪な環境ですから 預かってもらっていても 体調を崩す子が多かったので 一日だけお伺いして 点滴や投薬の準備やお手伝いをしました。
    たまたま震源地が神戸だったから 自分は殆ど被害を受けずに済みましたが 震源地が枚方の近辺であったなら 自分が 働くところや 住むところを無くして 路頭に迷っていたのかもしれません。改めて 震災被害の恐ろしさを痛感したのを覚えております。こんな大事件 時間の経過とともに 風化させてはいけないと思いながらも 実害を受けなかった身の哀しさか ドンドン忘れ去ってしまっておりました。ニュース番組などでも 割とサラッと扱われていて 人々の関心の薄さが反映されているようで 残念でした。日本は地震大国なのですから 何時になっても 何処に住んでいても 自分が被災者になる可能性はあります。常にそのことを念頭に生きていくべきだと 思いました。

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