Dr.喜作のブログ

2016年7月 の記事一覧

  • 7月31日 松井秀喜五打席連続敬遠について思う事

    テレビでたまたま1992年8月16日の明徳義塾対星陵の試合で起きた 松井五打席連続敬遠について検証していましたから それについて私の思う所を書いてみたいと思います。日本人は 正々堂々と勝負することを潔しとする傾向が強いように感じます。敬遠と言う行為は 勝負を避けて四球による出塁を無条件に攻撃側に与える 守備側の作戦です。

    明徳義塾の投手としては 幾らレベルが非常に高いと評判の選手であろうと 自分のピッチングがどの程度通じるのか そしてどれだけ通じないのか 試してみたい気持ちは当然あったと思います。しかし監督からの指示を忠実に守って きちんとした形で敬遠したのですから そのピッチャーはそれなりに立派なプレイだったと思います。そして監督も 五打席連続で敬遠することを徹底したのは それなりに立派な作戦だったと思います。

    五打席連続して敬遠すれば 観客から 特に星陵を応援している松井ファンから かなり強烈なヤジが飛ぶことは 当然予想されます。当然マスコミもファン心理に乗っかって バッシングするであろうことは 誰にでもわかっていたはずです。しかし監督はあえて そのゲームに勝利する事に拘り 自分の判断をぶれずに押し通したのですから 立派な作戦だったと思います。

    それも臭いところをついて 勝負に言っているようなそぶりで カウントが悪くなったから 仕方がないから歩かせる といったスケベ根性が見え隠れする作戦ではなくて 初球からキャッチャーが立ち上がって捕球するような きちんとした形で敬遠したのです。ただし 一応キャッチャーが座っていた体勢から立ち上がったために 記録としては故意四球ではなくて 普通の四球として記録されているのだそうです。敬遠は勝負を逃げた卑怯な作戦のように勘違いしている人が多いのかもしれませんが 無条件に一塁に出塁を許すのは 守備側としてもそれなりのリスクをしょった立派な作戦なのです。

    松井は体が大きかったので あまり知られてはいませんが 高校生の頃は結構俊足だったと聞いています。プロ野球でよくバッターは打率三割を打てば一流と認められます。要するに七割は討ち取られていても一流と認められるスポーツなのです。明徳のピッチャーが普通に勝負していたとしたら それこそ本塁打を何本か浴びていたかもしれませんし 試合の結果はひっくり返っていたのかもしれません。勿論可能性としては五打席連続本塁打の可能性もありますが それまでの実績から判断して 五打数五安打の可能性は非常に薄いと思います。

    明徳としては 松井がヒットを打つことによってチームに勢いが出ることを防ぎたかったのかもしれませんが 結構俊足のランナーを五回も無条件で出塁させるリスクをしょったのです。逆に星陵は それだけチャンスをもらったのです。試合としては結果的に3対2で明徳が接戦に勝利しましたから もし松井が本塁打を打っていれば 試合の流れが星陵にかたむいてしまい 星陵が勝利する可能性は十分にあったのかもしれません。

    監督としては 試合をする以上は 勝つことを目指しますから ぶれずに自分の決めた作戦を貫いた監督も その指示にきちんと従って 試合に勝利した選手も とても立派だと私は思います。勝利至上主義を 軽蔑して考える人が少なからずいらっしゃるのかもしれませんが プレイをしている高校生にしてみれば 当然勝利を目指して苦しい練習を積み重ねてきたのだし それだけ注目される中で試合ができる事なんて 一生に一回しかない大舞台なのです。勝利にこだわって何が悪いのでしょうか。

    一度も勝負してもらえなかった松井選手が可哀想だ 等と浅はかな考え方をするよりも 5回全て出塁させてもらってかなり大きなチャンスをもらっていたのに 勝てなかった星陵は 負けるべくして負けたのだと言う事に気づくべきだと思います。松井選手は ドラフトで巨人に1位指名されて 日本を代表する強打者になって メジャーリーグにまで進出してそれなりの活躍をするぐらいの 後に国民栄誉賞を受賞するぐらいの 超一流バッターに成長したのですから 高校生の頃の松井選手のその能力を見付けて 認めていたからこそ 全打席敬遠する と言う前代未聞の作戦をとった 監督さんは 私は称賛に値するように思います。

    その日の深夜のニュース番組で そのメインキャスターが 「試合を見ている人たちの気持ちを考えたら 敬遠なんて絶対にありえない作戦だ」等と言っていましたが 私は呆れ返ってしまいました。プロ野球と言うのは はっきり言って見世物なのです。プロ野球は試合を見に来てくれている人やテレビで応援してくれる人に見せるために試合をしているのです。ですから 試合を見ている人の気持ちを考えて監督が作戦を立てるのは当たり前の事です。

    所が高校野球の試合と言うのは高校生のあくまで課外活動の対外試合の延長上に甲子園大会があるのです。自分たちが勝手に興味を持って 応援しているのにすぎません。高校生が課外活動として行っている試合で どうして勝手に興味を持って応援している人たちの気持ちを考えて試合をしなければならないのでしょうか。チャンチャラおかしくて そのキャスターが出演している番組は 2度と見なくなりました。

    もう20年以上も前の出来事について むきになって語っている自分が 恥ずかしくなってきましたので 本日はこの辺りで終わらせていただきます。

  • 7月30日 夜中に何気なくテレビをつけたらエアレース世界選手権を放送していました

    正式にはレッドブル・エアレースと言うのだそうですが、高速で機動性に優れたレース専用の飛行機を使用し最高時速370キロメートル以内、最大重力加速度10G以内で、操縦技術、判断力、体力そして精神力の限りを尽くして3次元でタイムを競う世界最速のモータースポーツなのだそうです。具体的には高さ25メートルのエアゲートで構成されたスラロームコースを決められた順序と飛行方法に沿って次々と通過してタイムを競うのだそうです。

    基本的には決められたコースを飛行した時間を競う競技なのに 速度制限があるのは ちょっと不思議に思いますが 尚更コース取りや飛行テクニックが要求されるのかもしれません。最高速度を超えてしまうと ペナルティーとして一定時間が飛行時間に加算されるルールみたいです。重力加速度にも制限がありますが 制限を超えてしまうとすぐに失格になってしまうのだそうですから よく意味合いは分りませんが相当に重大な過失を意味するのでしょう。

    2009年からはアジア人初の選手として室屋義秀がエントリーしているのだそうです。昨年からパイロットとして初めてアジア人が参加したからか 日本でも世界選手権が開催されるようになったのだそうです。室屋さんのコメントによると このスポーツはテレビで見るのと実際に現場で観戦するのでは その迫力や面白さなどが丸っきりテレビでは伝わらないので 是非実際に観戦に来てほしいと言う事でした。

    今年は千葉の海岸で開催されましたが だだっ広くて直線的な海岸が無ければコース設定が難しそうなので 開催できる地域は日本の場合かなり限定されてしまいそうです。昨夜 何気なく観戦しましたが 室屋さんが初めて優勝した記念すべき試合を観戦できてラッキーでした。私は子供の頃から目が悪かったので 飛行機乗りは無理 と諦めていましたが こんなアクティブでカッコいい操縦テクニックを競う競技があるのなら 勿論操縦は望みませんが 二人乗りの飛行機で体験してみたいと思いました。多分絶叫マシーンとは比較にならない位に恐ろしいのだろうと思いますから恐らくおしっこ位はちびってしまうのでしょうが その独特の浮遊感みたいなものを是非一度味わってみたいものだと感じました。

    それにしても室屋さんの初優勝が決まった時に 観戦に来ていたファンが結構泣いていました。悲願がかなったのかもしれませんが 本日初めてこのような競技があることを知った私としては 取り敢えず優勝できてよかった とサラッと思った位でした。観戦するのには チケットが必要になりますが このチケット代が想像以上に高い価格設定だったので 驚きました。予選と決勝と二日間にわたって競技が行われるみたいですが 一番いい席だと二日間通しのチケットで三万円もするのにはビックリしました。

    世の中には 私が全く知らない様な競技が結構あることにたまに驚かされてしまいます。特にアメリカ人の遊び心から始まったような競技が目につくような気がします。競技名さえ全然知りませんが 4WD車にでっかいタイヤをつけて モトクロスのようなアップダウンのあるコースを走る競技や スカイダイビング中に 様々なパフォーマンスをしてその難易度を競うスポーツなんて 初めてみた時には唖然としてしまいました。そしてそのおのおのに打ち込んでいるプレイヤーや 熱狂しているファンが結構沢山いるる事にも 驚いてしまいます。

    この歳になってから 新しいジャンルのスポーツにチャレンジしようとは思いませんが 全然知らない競技にも結構興味深いものがあるみたいなので その辺りを調べてみて楽しんでいこうと思っています。

     

  • 7月29日 本日の誕生花は サボテンなのだそうです

    「サボテンの花」 というと財津和夫の楽曲で ドラマ「一つ屋根の下」と言う江口洋介さん主演のドラマの主題歌を思い出します。伴奏もメロディーも割と明るめの曲調なのに 歌詞の内容は 些細なことが原因で起こってしまった 男女の分れ と言う悲惨なものでしたから 何処となく違和感を感じながら聴いていました。歌詞の中で「君が育てたサボテンは 小さな花を作った」と言う部分がありますが サボテンに花を咲かせるのは 現実にはかなり難しい事のようです。

    中学時代 当然やんちゃ盛りでしたから 私は植物などには一切興味がありませんでしたが 仲の良い友人に一人 食虫植物とサボテンを育てるのが趣味という 一風変わった人物がいました。食虫植物と言うのは 甘いにおいなどで 虫をおびき寄せて 植物内に取り込んでしまい その栄養分で 成長していく植物です。結構残酷な話の様ですが 興味があったので 育て方や餌である虫の与え方等を教えてもらって 感心していました。

    サボテンについては とにかく手をかけすぎないことが大切だと教わりました。ちょくちょくサボテンを育てることにチャレンジして失敗する人がいるのだそうですが 原因は大抵手をかけすぎる つまり水を頻繁に与えすぎて腐らせてしまうのだそうです。その友人によると 水やりは月に一回だけで十分なのだそうで 後は日当たりのよい場所においてやることだけなのだそうです。サボテンを育てている と言うよりもほとんどほったらかしにしておくぐらいでちょうど良いのかもしれません。

    元々が砂漠に育つ植物ですから 殆ど水のない環境であり 昼と夜の気温の寒暖差が凄く大きいのが 当たり前なのです。水のない時期は 休眠期となり 植物としての活動を殆どしていない次期が結構長いのだそうです。たまに雨が降った時に活動期となり その時期にせっせと成長するのだそうです。花を咲かせるのは勿論活動期なのでしょうが 色んな条件がすべて満たされた時に始めて花が咲くのだそうです。

    サボテンと一言で言いますが かなりたくさんの種類があり 形状も様々みたいです。ネットの写真を見ると 花の形は 他の植物と似通っていますし 色や大きさも種類によって 様々みたいです。中学の時の友人は 十年ぐらいサボテンの面倒をみているけれども 一度も花が咲いてくれたことがない と言っていました。世の中に サボテン愛好家の方がどれぐらいいらっしゃるのか知りませんし その中学の時の友人から後は サボテンを育てているという人に巡り合ったことがありませんので サボテンに花を咲かせるのが どれほど難しいのか見当もつきません。

    ただ色んな情報をかき集めた所では 日本で売っているサボテンは 日本生まれの日本育ちなので まだ日本の気候に順応しやすいようなことが書いてありました。焦らずにのんびりと面倒をみていれば そして凄く運が良ければ 花を咲かせてくれるのかもしれない 位のおおらかな気持ちで臨むのが大切みたいです。まあ私の様に短期な性格の人間には 全く向いていないみたいなので 最初から諦めた方が賢明かもしれません。

  • 7月28日 今年も土用の丑の日が近づいてきました

    今年は土用の丑の日に当たるのが具体的には 7月30日なのだそうです。そもそも土用の丑の日と言うのはどのような意味合いがあるのでしょうか。このブログで過去に取り上げたことがあるみたいですが その時にはインターネットで仕入れた情報で それこそ付け焼刃なのに 知ったかぶりをして 偉そうに説明したのかもしれませんが 付け焼刃なので 時間が経つとすっかり忘れ去っているようなので もう一度調べ直してみたいと思います。

    昔なら 何かの言葉の意味をきちんと調べようとしたら それこそ広辞苑等の大きな辞書でも引っ張り出して 調べなければならなかったはずですが インターネットの普及したこの時代は 「土用の丑の日」と検索するだけで その詳しい説明が羅列されますから 便利な世の中になりました。但し人間苦労して調べた情報はほんの少しずつでも自分に蓄積されていくような気がしますが 簡単に入手してしまった情報は 殆ど垂れ流し状態で 直ぐに忘れ去ってしまうみたいです。

    先ず土用とは 季節の区切りである立春、立夏、立秋、立冬の四立の前の約18日間を指すのだそうです。それから干支と言えば それぞれの歳に十二支から順番に振り当てられていることはご存知ない方の方が少ないのかもしれませんが 今年は申年なのだそうです。毎年年末に年賀状を作る時には 来年の干支を図案に反映させるかどうかで 一時的に干支を意識しますが 普段は申年だからと言って 普段の生活に猿が頻繁に登場するわけではありませんから 忘れてしまっています。私は毎年近所の枚方信金さんのカレンダーを貰って帰って トイレの壁に貼り付けています。信金のカレンダーはその年の干支を表す動物が無数に描かれていますので ウンコをするたびにそのカレンダーを眺めていますので 普通の人よりはその年の干支を意識できているのかもしれません。

    話が横道にそれましたが 干支は十二年周期で循環して各歳に振り分けられていますが 実は同様に一日ごとに干支が振り分けられているのだそうです。このことは日めくりの情報がたくさん載っているカレンダーでも見ると 分るのかもしれませんが 普段から意識されている方は 恐らく皆無だと思います。その日ごとに振り分けられた干支も当然十二日周期で循環していますから 土用の期間が十八日ありますので 年によって「土用の丑の日」が一回しかない年と二回ある年があります。

    昨年はたまたま一年に二回「土用の丑の日」があったのだそうですが今年は7月30日の一回だけなのだそうです。年に二回ある年は それこそクリスマスイブが二回あればケーキ屋さんにとって非常にありがたいようなもので ウナギを販売している業者さんにとってはとっても嬉しい巡り合わせなのかもしれません。昔は ウナギのかば焼きと言えば 多分魚屋さんやウナギの専門店みたいなお店でだけ販売していたのかもしれませんが 現在では普通のスーパーは勿論 コンビニや通販でも盛んに宣伝していますから それなりに売り上げが上がっているのでしょう。

    「土用の丑の日」にウナギを食べようと言い出したきっかけは 諸説あるみたいですが 一番ポピュラーなのは 平賀源内が知り合いの魚屋さんに相談されたので 丁度その時期が暑い盛りなので ウナギを食べて精を付けて乗り切ろう と言う宣伝を始めるように勧めたのだそうです。日本にだけある習慣 例えばバレンタインデーにチョコレートを贈る とか 節分に恵方巻きを食べる 等も もともとはチョコレート業界や海苔業界が売り上げを伸ばす目的で推奨していたのが 何時の間にやら 昔からのもっともらしいいわれがある習慣 かのように定着してしまったのと 同様な現象みたいです。

    そもそも夏と言う暑い季節は 人間にとっても辛くて過ごしにくい時期なのですが それはウナギにとっても同様のはずで 大きなストレスにさらされているわけですから体調がいいはずがありません。ウナギも他の多くの魚と同様に 旬は脂ののってくる冬なのです。私はこのことを知っていますから 土用の丑の日の前後にウナギを食べたことがありません。最近は普段でさえ凄く高い値段がついているウナギのかば焼きが 土用の丑の日が近づいてくるとますます高騰してしまいます。たまに多少安めの価格設定の商品がありますが 大抵は産地を確認すると中国産なので 食べたくありません。

    商品が品薄になるために高騰するのは 当然の市場原理だと思いますが もともとピンチの魚屋さんが始めた起死回生の手段にのって どうして旬でもないのに凄く高いウナギのかば焼きをありがたがって食べなければならないのでしょうか。源内の時代は それこそスタミナ食と言えば 魚ぐらいしかなかったのかもしれませんが 現代のスタミナ食の代表はやっぱりお肉だと思います。別に土用の丑の日だからと言って 焼肉屋さんの価格設定が高くなるなんて話は聞いたことがありません。

    確かに暑い季節だからと言って 涼しげなあっさりとした料理ばかりを食べていては 元気が出てこないのかもしれませんから 栄養価の高い食品をモリモリ食べて仕事を頑張るのはいいことだと思います。けちん坊な私は 今年も価格が一時的に高騰するウナギではなくて 恐らくお肉で暑さを乗り切る方向に向かうと思います。まあ私のようなデブは 夏バテで食欲不振に陥ってくれた方が 少しは体重も落ちて嬉しいぐらいの気持ちですが 勿論太っている分普通の人よりも余計に暑さを実感しているはずなのに 全く食欲が落ちてくれません。夏バテでお悩みの方には申し訳ありませんが 暫くの間でいいから食欲が低下してほしいものだと切に思っています。

  • 7月26日 本日は 萩原健一さんの66歳のお誕生日です

    私にとって萩原さんと言うよりも ショーケンと呼んだ方がぴったりくる感じです。若いお方なら萩原さんと言えば渋い俳優さん と言うイメージかもしれませんが 私にはテンプターズのボーカル の時の印象が強烈でやっぱり歌手と呼びたくなります。グループサウンズのボーカリストとしては ナンバーワンは人気からしても歌唱力からしてもジュリーこと沢田研二だったと思います。でも私は子供の頃から 巨人や自民党のようなナンバーワンには無条件に反発していましたから ショーケンを応援していました。テンプターズの「神様お願い」や「エメラルドの伝説」は今でも時々カラオケで歌うぐらいに大好きでした。

    まあグループサウンズのブームもそんなに長くは続かなかったみたいで ジュリーはソロの歌手に転向して活動をつづけましたが ショーケンは 役者さんとして映画やテレビドラマで活躍するようになりました。ソロになってからのジュリーは レコード大賞を二度も取るほどの大活躍でしたし 現在も体型はかなり丸くなられたみたいですが 現役の歌手を続けているみたいです。ソロ歌手になってからのジュリーの曲には大好きな曲が多くて 「抱きしめたい」とか「ヤマトより愛をこめて」は カラオケに出かけた時には 必ず歌います。

    ショーケンを役者として有名にした出世作は やっぱり「太陽にほえろ」のマカロニ役でしょう。当初は新人刑事マカロニの成長を描くドラマとしてワンクールで終了するはずだったそうです。所がショーケンのマカロニ役が 初めは刑事が長髪なんておかしい 等とつまらないクレームも届いたのだそうですが いつの間にかすごく人気が出てしまって 殉職するときの視聴率が凄くよかったので 急遽放送延長が決まって 若手俳優の登竜門のようなドラマになってしまったのだそうです。

    私が一番強烈なインパクトを感じたドラマは「傷だらけの天使」です。私に近い年齢の男性なら ドラマの始まりの朝食シーンを自分で再現してみた方は多いと思います。コンビーフを缶から直接かぶりついたり トマトに塩をぶっかけて丸かじりしたりしてみたはずです。牛乳瓶の栓を口で開けるのは真似したくてもなかなかうまくは出来ませんでした。正直言って このドラマは始まりの朝食シーンが凄く印象的でしたが 内容的には 今では渋い水谷さんが ちゃらちゃらした兄ちゃんを演じていた位しか覚えていません。

    その後も「前略おふくろ様」は毎週見ていましたが 他にもいろんなドラマに出演されていたけれども 殆ど覚えていません。何時の間にか忘れてしまっていたように思います。その後は 何度か問題を起こされた時にワイドショーなどで取り上げられるのを見て 昔ファンだったので 残念な思いをしていました。現在もテレビ出演は続けておられるみたいなので 元気に頑張っていただきたいと思います。

  • 7月25日 「ひまわりと子犬の七日間」と言う映画を観て 不覚にも泣いてしまいました

    もう十年ぐらい前に公開された邦画ですが たまたまお任せ録画に入っていたので 観てみました。あらすじは お年寄りに飼われていた犬が 不幸な運命の為に野良犬となってしまいました。その犬が出産直後に保健所に子犬ともども保護されました。保護されると表現すると聞こえが良いですが 要するに七日間施設で面倒をみてもらい その間に引き取り手が見つからなければ 殺処分されてしまう状況になってしまいました。その母犬は 野良犬生活で辛い目にあったのと 生まれたての子犬を抱えていたので 非常に神経質になってしまい 扱い辛い性格になっていました。

    その施設に努める保健所の職員が その犬の心を開こうと懸命に努力しますが なかなか上手くいきません。職員の娘が 引き取り手の見つからない犬を父が殺処分をすることを知って 父親と口をきいてくれなくなってしまいました。しかしその娘も父親の仕事や気持ちを徐々に理解してくれて 扱い辛くなってしまった母犬に「ひまわり」と名前を付けて 何とか家族になろうと父に訴えます。

    殺処分の当日 いよいよ処分する直前になって やっとその母犬が職員に心を開いて 子犬ともどもその職員の家族として迎え入れられてハッピーエンド と言ういかにも御涙ちょうだい的な映画でした。映画を観始めて直ぐに 話の結末の見当がついてしまって 多少興ざめしながら観ていましたが、その職員を演じていた堺雅人さんの演技が秀逸で 娘や同僚の職員とのやり取りなどが 凄くリアリティがあって それなりにみごたえがありました。

    それと母犬を演じた(?)恐らく雑芝犬の演技も素晴らしかったと思います。まあご本人が演じている自覚があるのかないのかは分りませんが 警戒している時の険しい表情と 心開いた時の穏やかな表情が 凄く対照的で ひょっとしたら似たような犬を使い分けて撮影されたのではないかと思えるほどでした。まあ警戒心の強い犬とちょくちょく対面する仕事をしていますから いきなり犬が警戒心を完全に説いてくれることは 現実には殆どありえないことだとは思いますが 取り敢えずは娘さんに笑顔が戻ってよかったと思い不覚にも涙ぐんでしまいました。

    この映画の舞台は九州でしたが 全国でそしてこの大阪でも 毎年凄く沢山の犬たちが 殺処分されているのは 残念ながら現実です。たかが犬ですが その命は人間に劣らず 尊くて掛替えのないものだと思います。せっかく生まれてきた命ですから 何とか寿命を全うさせてあげたいものです。犬の平均寿命が15年と言う事をあらかじめ飼い主になる人間は知っておくべきだと思います。なんとか平均の寿命ぐらいまでは元気に生きられるように 出来る病気の予防はきちんとして 最低限度でいいから定期的に散歩をしてあげて その犬に適した質の良いドッグフードをチョイスしてあげて欲しいです。

    その犬が寿命を全うできるまで 責任をもって面倒をみる覚悟が出来ていないのであれば 安易に犬を飼い始めないでほしいと思います。勿論大事に面倒をみていても 先天的な病気や 不幸な事故によって 長生きできない動物を仕事柄少なからずみてきていますが 最後まで飼い主さんに愛情を注がれながら生きられれば たとえ短い人生であっても その子なりに幸せな人生だったろうと 私は思います。全国で殺処分される犬が少しでも少なくなってほしいと切に希望します。

  • 7月24日 リズムネタ芸人さんが 私は嫌いです

    リズムネタ芸人と言うのは耳に残り易い軽快なメロディーにのって ネタを披露する芸人の事だと思います。私は 六十年近く生きてきましたが リズムネタを聞いて 楽しいとか面白いとか一切感じたことがありません。クスリとも笑ったことがありません。私はやっぱり芸人さんと言うのは 笑かしてくれてナンボと思っていますから 全く面白くないリズムネタ芸人と言うのが大嫌いです。

    私には一定のリズムに乗って繰り返されるネタの一体どこに面白い要素があるのか全く理解できません。例えば現在結構人気のあるリズムネタ芸人と言えば 永野と言うオッサンかもしれませんが 「ゴッホより普通にラッセンが好き」と言うフレーズをやたらと繰り返し その場の状況に応じて 多少言葉を置き換えるぐらいの変化しかありません。その言葉の置き換えに 幾らかでも笑いのセンスが感じられるのなら まだしも全く面白みを感じられません。

    二十年以上も下積みの時代を過ごされてきて 現在やっと注目されて 人気が出て テレビなどへの出演機会なども爆発的に増えて 収入もそれに応じて相当に増加されたのだそうです。二十年と言えば日本人の平均寿命の四分の一に当たりますから 凄い長期間だと思いますが よくその下積みの時代を辛抱されてきたな と言う点では とても感心してしまいます。芸能人なんて デビューしてからどのようなタイミングで ブレイクするかなんて皆目見当がつかないはずです。永野さんだって 二十年辛抱すればブレイクすることが分っていたのだとしたら 普通の人間でも辛抱を続けられたかもしれませんが 昨年の今頃は 恐らくブレイクの兆しさえ見えていなかったと思います。

    取り敢えず永野さんについては ブレイクする保証がないのに 大変長い下積み期間を辛抱されたことは 称賛に値することだとは思いますが 一般の方々が どうしてそんなにこのオッサンをもてはやすのか さっぱり理解できません。まあ残念ながら 来年の今頃には 確実に忘れ去られていることだけは間違いないように思います。リズムネタ と言うのは一発当たれば デカくて ほんの一瞬ではあるけれども 非常にもてはやされて でも飽きられたらそれでほぼ確実におしまいになっていることは 過去のリズムネタ芸人さんたちが証明しています。

    藤崎マーケットやオリラジなどは デビューして間もなく まだお笑い芸人としての実力も素養も一切ないのに リズムネタでブレイクしてしまって あまりに簡単に人気と高収入を手に入れてしまい  ある意味芸能界をなめてかかってしまって その後さんざん地獄を見た人たちかもしれません。藤崎マーケットは 自分たちと同じ轍を踏まないように 後輩芸人にリズムネタの恐ろしさを伝えているみたいです。所が オリラジは 一度リズムネタで地獄を見たのに 性懲りもなくまた 似たようなネタで勝負しているみたいです。ほんのひと時もてはやされても 直ぐに飽きられてしまうことが分っているのに 学習しない愚かさだと思います。まあ私も 虫歯が出来た時にすぐに歯医者さんに行くことが最善であることは分り切っているのに 毎回毎回我慢の限界までほったらかしにしてしまいますから 全く学習していない行動を繰り返していますから 他人を笑える立場ではありませんが。

    一発屋と言う表現は 芸人さんだけではなくて 歌手の方にも当てはまるのかもしれませんが デビューされる芸人さんにしても歌手の方にしても 一発でも当たれば まだ幸せなのかもしれません。ほとんどの方が一発も当らないで消えていくのでしょうから 芸能界という所は厳しい世界だと思います。そんな厳しい芸能界で 私の大好きなナーちゃんが スポイルされないで成長していってほしいものです。

  • 7月23日 ドラマ「徳山大五郎を誰が殺したか?」について思う事

    本日第二話が放送されますが 果たしてどれくらいの方が ドラマのタイトルを聞いただけで ピンと来られるのでしょうか。私の様に欅坂46の大ファンにしてみれば どうせこのドラマも関西では放送されないだろうと諦めていたのに ブルーレイプレイヤーのハードディスクのおまかせ録画に キーワードとして欅坂 が登録してあるので 知らないうちに録画されていた第一話を確認した時の喜びは 伝わりにくいのかもしれません。

    それにしても テレビ大阪もせっかく欅坂のドラマをネットするのであれば もう少し前宣伝をしてもいいのではないかと思います。欅坂は乃木坂に比べて はっきり言ってメンバー的に役者不足な気がします。乃木坂の場合は デビュー時から マイヤンやイクチャンのようにほぼ完成された美少女が数名いましたし、可愛らしいタレントもミナミちゃんを筆頭に数名いたように思います。

    欅坂の場合は ひらてちゃんやズーミン、アカネンなど 数名目につく子はいますが ドラマで主役をはるほどのオーラは まだ全然感じられません。結成されたのが去年の八月ですし CDデビューは今年の四月ですから まだほんの駆け出しで 当然と言えば当然かもしれませんが。演技力としては 高校生の学芸会レベルだと思いますが どっち道深夜に ストーリーも演出も下らないアイドルのドラマですから 視聴するのは欅坂のファンだけでしょうから とりたてて文句は出ないでしょう。

    それにしても演出で気になるのが ドラマの舞台は 恐らく高校の教室なので 当然授業の場面もあるのですが 教室ですから当然十分な蛍光灯があるはずなのに 全然ついていないのです。担任の先生の遺体が見つかるところから始まるドラマで 教室のロッカーにその遺体を隠そうとしたりするので あまり明るいと見つかり易いからなのかもしれませんが 少なくとも授業中の教室が薄暗いのは リアリティがなさすぎるように思います。それから 20名のメンバーになるべくセリフを均等に割り振ろうとするためなのか 会話が飛び交いすぎて 内容があまり伝わってきません。主役クラスの数名がどうしてもセリフのボリュームが大きくなるのは 致し方ありませんが それ以外の子のセリフが不自然に感じられるのが 結構気になります。

    乃木坂のドラマの場合は 選抜メンバーが ソフトボールチームとライバルチームのレギュラーに割り振られて 各人の個性が丁寧に確立されていましたから その各人の役柄の個性に合わせたセリフが割り振られていましたので 殆ど不自然さを感じませんでした。アンダーメンバーも対戦相手チームの主力として その一話しか登場しませんが メンバーの個性に合わせて役柄が設定してありましたから わざとらしくない自然な演技で まだドラマとして成立していたように思います。

    欅坂の場合 まだデビューして間がないので 各メンバーのキャラクターがはっきり確立できていないのしょうがないのかもしれませんが 機械的にセリフを割り振っても 誰がどの様な意図で喋っているのか 凄く分りにくいのです。私はかなりヘビーな欅坂ファンだと思いますが そんな私がピンときませんから 恐らくドラマを見ている欅坂ファンも同様の気持ちだと思います。もう少し各メンバーの個性を大事にして 各メンバーのセリフだけでもそのメンバーのキャラクターが感じられるようなドラマ作りをしてほしいと思います。

  • 7月22日 「碁覇王」と言うコンピューターソフトを購入しました

    私が囲碁の基本的なルールを覚えたのは 岐阜大学に通っていたころですから 既に三十前後の年齢になっていた時でした。日曜日のお昼に「囲碁講座」と言う20分ぐらいの番組が毎週放送されていましたが その時に番組のアシスタントを務めていたのが 島田洋美さんという 非常に可愛らしい女の子でした。たまたま見始めたころが本当に初心者向けのプログラムでしたので 裕美ちゃんの魅力にひかれて と言う部分も少なからずあったのですが 囲碁を始めるきっかけになりました。

    せっかく囲碁を始めたのだからと 大学の囲碁部の門をたたいてみました。大学で碁を打っている人たちですから 皆有段者でとても相手をしてもらえないのかと心配していましたが 部室に入っていくと 意外にも女の子も数人いて にこやかに迎えてくれました。事情があって二度目の大学生であるのでかなり年をくっていることもありますし 殆ど基本的なルールを覚えただけの初心者でしたから 足手まとい扱いされないかと心配していましたが 囲碁部員には勿論有段者の相当に強い子たちもいましたが 結構初心者もいるので 歓迎してくれる と言う話を聞いて 喜んで入部させてもらいました。

    囲碁と言うゲームは 将棋に比べて 少し始めるのにハードルが高いように思います。将棋と言うのは 要するに相手の王将をとればいいだけだし そんなに種類の多くない駒の動き方さえ覚えれば 直ぐにでも打ち始められます。ですから小学生でも簡単に始められますし 勝負事ですから 私も強くなりたくて 定石の本や詰将棋の問題集を買い集めて 自分なりにかなり勉強しました。

    勿論囲碁もそれほど複雑なルールがあるわけではありません。簡単に言うと交互に石を置いて相手よりも広い陣地を囲った方が勝つという極シンプルなゲームです。私は囲碁と将棋のどちらにも熱中した時期がありますが あえてどちらの方が面白いかと問われたら やはり後から熱中したためか 囲碁の方が楽しい と即座に答えます。但し残念ながら 私なりに努力はして強くなろうと頑張ったつもりなのですが 私の棋力は恥ずかしながら五級ぐらいみたいです。

    以前少しだけ碁会所に通った時に 気力を判定してもらいましたが 大学時代から全然進歩していなくて やはり五級と言う結果をもらいました。当たり前ですが 碁は自分よりも強い相手と打って 叩きのめされて その悔しさをばねに少しずつ強くなってくるのでしょうが 私は歯医者さんにもなかなか行けない位の 腰抜け野郎のくせに 勝負事で負けるのが嫌いなので なかなか上手の人つまり 自分よりも碁の強い人と 打つことが苦手です。何故か萎縮してしまって 必要以上に遠慮してしまって 伸び伸びと楽しく碁が打てないのです。その為に碁会所にもあまりなじめなくて 結局行かなくなってしまいました。

    実力を表すのに級や段が ある競技の場合 やはり子供ではないので 一応段に値するぐらいの力量が無ければ 人に訊ねられた時に 「趣味で碁を打ちます」とは答えにくいので 何とか初段hラスまでは自分の棋力をあげたいのですが 年をとってから始めましたから 上達するスピードが凄く遅くて悔しいです。岐阜大の囲碁部でも 始めたころには同党位だった子たちが あっと言う間に私よりもずっと強くなってしまい 悲しくなってしまいました。まあ囲碁部の連中とは よく麻雀も打ちましたが こちらは私の方がベテランだったので 囲碁では子ども扱いされていましたが 麻雀では立場が逆転していましたから 何とか面目が保てました。

    囲碁で強くなるためには ある程度定石や手筋を覚えていかなければなりませんが 最近では物忘れに悩んでいるぐらいなので なかなか定石などの覚えている貯金が増えていってくれません。新しい定石を覚えると 悲しいかな古い定石が忘れ去られていくような気がします。でも人に尋ねられた時に「趣味は囲碁です」と答えたいので 何とかこのパソコンソフトをうまく利用して 初段を目指したいと考えています。

     

  • 7月21日 ロシア人選手のオリンピック参加について

    オリンピックと言うスポーツの大会は ある意味アマチュアスポーツの競技会の最高峰だとおもいます。ほとんどのスポーツで世界選手権は毎年開催されていると思いますが オリンピックは四年に一度しか開かれませんから その能力のピークが短い場合が多いスポーツ選手にとっては 生涯の目標となる大会かもしれません。そういう意味では ロシア人選手も 精一杯練習してきた成果を示す機会が与えられるべきではないかとも 思わないではありません。

    しかし 組織ぐるみのドーピングを公然と行っていた国の選手 と考えてしまうと 如何なものかとも思います。国ぐるみでドーピング隠しをしていたのなら 今回のようにドーピングが明るみに出てしまったのは 恐らく選手が良心の呵責に耐えかねて その類の情報を漏らしたのだと思いますが 良心の呵責に耐えかねた時期が遅すぎたのではないでしょうか。現在のロシアが 勿論帝政ロシアやソ連の時代のような極度に閉鎖的で封建的な国ではなくなっていることを期待しますが、そんな国ぐるみのドーピング隠しをある程度信憑性のある情報として 漏えいしたのですから その行為自体は称賛に値する事かもしれません。

    でもスポーツを志すものとして ドーピング行為が根本的なルール違反であることは 子供でも理解できることだと思います。どの様な競技のどのような年齢の どの程度のキャリアを積んだ選手が動いたのかも 皆目見当がつきませんが ドーピング行為を国ぐるみで隠ぺいしていることを 明らかにすることで 将来的に自分がオリンピックのような大きな大会に参加できないのかもしれない事は当然予測できていたように思いますから 尚更スポーツマンとして勇気のある立派な行いだったのではないでしょうか。

    勿論ロシア人の選手にだって ドーピングには一切手を染めていない選手も少なからずいてくれることを期待しますし そのある意味守って当然のルールですが その決まりを順守している選手には やっぱりオリンピックに参加する機会を与えてあげて頂きたいです。最近のニュースによると かなり厳しい基準の検査を実施して それをパスしたロシア人の選手には 参加資格を与えるような話だそうです。せっかく頑張って 真っ当に練習を積んできた選手には 是非その成果を発表する機会を与えて欲しいように思います。

    ロシアと日本が直接かかわっている問題としては 北方領土問題があるのかもしれません。あたしから見れば 北方領土問題 と言う呼び方からしてチャンチャラおかしいです。だいぶ前に読んだニュースなので うろ覚えの内容ですが 確かいずれアベチャンがロシアを訪問した時に 大統領が直にあってくれるために 現在ロシアにせっせとごまをすっているのだそうです。もし大統領が直に会ってくれたら ひょっとして大統領のご機嫌が麗しかったらひょっとしたら 北方領土を返すと言ってくれるかもしれない事を期待して 日本は対ロ外交を考えているのだそうです。

    チャンチャラおかしくて お腹の皮がよじれそうになります。そもそも北方四島を敗戦のどさくさに紛れて ソ連に持って行かれてからもう半世紀が過ぎているのです。当時は自分を日本人と思っていった人も その島々には少なからず住んでいたのかもしれませんが 五十年もたてば 殆どの方がお亡くなりになっているはずです。現在北方四島にお住まいの方で 自分の国籍を日本と思っている方は 恐らく皆無でしょう。

    世界の中で北方四島が日本の領土だ等と考えている国は 間違いなく日本しかないのです。現在の北方四島が日本の領土だと考えてくれる人は ロシア以外の国の人でも一人もいないはずです。そもそもロシアは つい最近 クリミア半島を圧倒的な軍事力を背景に 強引にウクライナから奪い取って併合したのです。世界から非難の声が上がりましたが 厚顔無恥というか 全く反省する気配さえ感じられない国なのです。それほど領土欲の強いロシアが 今更北方四島を日本に返してくれるはずがありません。

    北方四島をどうしても取り戻したいのであれば それこそ第二次日露戦争でも起こして 実力で奪い返すしかありえないように思います。そもそも自衛隊とは日本の領土を守るために組織されたものだと思います。憲法で戦争放棄をうたっていますから 勿論他国を侵略するためには使えません。しかしもし本当に北方四島が日本の領土であると堂々と主張するのであれば 自衛隊をすべて投入してでも 日本の領土を取り返すために働かせるべきでしょう。

    もし自衛隊が日本の領土を守るために使わないのであれば そんな金ばかりかかる役立たずの組織は 直ぐになくしてしまうべきだと思います。毎年自衛隊にかけている予算を 全て福祉に回せば 消費税なんかとる必要はなくなるように思います。まあ竹島を実効支配している韓国に対して 指をくわえて文句だけを言っているような腰抜け日本ですから 第二次日露戦争なんて 夢のまた夢だと思います。

    ちなみに日本人は かつての日露戦争において 劣勢が予想された日本が 大勝利を収めたと勘違いしておられる方が多いように思います。映画に描かれているのは乃木大将が 苦労して 203高地を占領して 日本海海戦でバルティック艦隊を殲滅したところばかりが描かれていますが 実情は 戦死者も戦傷者も日本側が被害は大きかったのです。要するに日本としては 全身全霊で戦っていたのに対して ロシアにすれば 極東の小さな紛争位にしかとらえていなかったのだと思います。

    当時ロシアは 帝政が崩壊寸前であり いずれむかえるロシア革命に向けて 国民は戦争なんて本気でする気分ではなかったのです。日本は真正面からこの戦争に全力で取り組んでいましたが ロシアにすれば 足の裏にできたお出来が化膿して 膿が溜まって腫れ上がっていた位の感覚だったのでしょう。ロシアにすれば足の裏のオデキよりも政治組織がガタガタになり それこそ風邪をこじらせて肺炎にでもかかっていた状態だったのです 足の裏のオデキどころではなかったのだと思います。

    ですからアメリカが仲裁に立つと 直ぐに取り敢えず戦争が終われるのであれば 結果なんてどうでもいい と言う事であっさりと手打ちにしたのでしょう。但しロシアにしてみれば 本腰を入れて戦争した気分ではないので 結果としては日本の勝利で手を打ったけれども 自国にとって不利な条件で講和する気持ちはさらさらなかったのでしょう。賠償金や領土の割譲も最低限度しか認めませんでした。

    日本からこの会議に参加した小村寿太郎は 日本にとってそれほど有利な条件でなくても ロシアが本腰を入れて戦争に取り組んで来たら 日本はそれまでで精一杯で既に息切れしている状態でしたから 困ったことになる事情を熟知していましたから 手を打ちました。しかし一般の国民にすれば 苦労して少なからぬ犠牲を払ってまで収めた戦勝ですから 日清戦争と同等の日本にとってすごく有益な講和が結べることを確信していましたから ポーツマス会議の講和内容を知った時には 暴動が起こったのだそうです。

    もし第二次日露戦争が起こったとしても ロシア軍はバリバリの実戦経験をヨーロッパで相当に積んでいますが 日本の自衛隊なんて 絶対に実戦に出る事等ないつもりで入隊したのでしょうから 戦う前から結果は見えています。だったら早めに未練たらしく北方領土に執着するのをやめて ロシアが理不尽な行動を取った時には厳しく非難すべきだと私は思いますが 如何でしょうか。