Dr.喜作のブログ

2013年11月 の記事一覧

  • 11月30日 二十年前の今日オランダで安楽死法が成立したそうです

     オランダという国は売春を公認しているなど 他の国と少し感覚が異なるのかもしれませんが 二十年前に成立した安楽死法により 条件さえそろえば自分の意志で安楽死を選択出来るようになったのだそうです。まあ。売春については人類最古の商売と言われ 日本でもどんなに取締りを強化しようと絶対になくならない商売ですから 下手に取り締まるよりも公認してしまう方が つまらないトラブルも減少して悪くないのかもしれませんん。こんなことを書くとまた良識ある女性の方々からいらぬ反感を買うだけかもしれませんが 普通の男なら大なり小なりそのようなご商売の女性のお世話になったことはあるのではないかと思います。

     ただ安楽死については 条件さえ整えば簡単に自分の意志で安楽死が選択できるとなると 一時の感情に流されたり、周囲への配慮が不十分になったりして 諸々のトラブルが発生しそうなので 一概に賛成はできません。日本では 勿論本人がいくら望んでも それを補助した医師が殺人の罪に問われる事件は過去に何度か起こっています。補助した医師にも 患者さんの辛さを熟知していれば安楽死のお手伝いをする気持ちは理解できないわけではありません。しかし残された家族が納得できるのかどうか等の非常にデリケートな問題が 必ず生じると思いますから 安楽死のお手伝いに重い罪を課せられるのは致し方のない事なのかもしれません。

     さて、動物病院を営んでいると 毎年ペットの安楽死を飼い主さんから希望されるケースに何度か遭遇します。当院で致命的な病気の治療をさせて頂いていて、これ以上の治療の継続が 患者である動物にとっても それを世話する飼い主さんにとってもプラスにならないと判断した場合には 安楽死を受け入れるケースもまれにはあります。薬剤を静脈注射することにより 速やかに呼吸中枢が麻痺して 本当に眠るように全く苦しまずに息を引き取ります。

     時々 他の病院で治療をしていて 安楽死を断られたので 当院に安楽死だけを望まれるケースがあります。その様なときにはまず細かく事情をうかがって 当院なりに十分な診察および必要と思われる検査を実施してから 安楽死をするかしないかを判断させていただいていますが その様に説明するとほとんどの場合他の病院に頼むからと断られます。恐らく治療を受けていた病院でも精一杯の治療をしなかったから安楽死を断られたのだと思いますが そんな無責任な飼い主に飼われた動物こそすごく不幸だと思います。

     人間でも同様ですが ある種の病気に対しては 全く有効な治療法がないケースも時にはありますが その様な状況を自分に当てはめて考えるとしたら 重大な苦痛を伴うのでなければ 一日でも長く生きていたい気持ちは誰にでも当然あると思います。ただ治療を継続しても治る見込みがないからとか 治らないのに治療しても金の無駄だ 等と判断して安楽死を望まれるのだとしたら ペットが可哀そうですから 私は絶対に安楽死を引き受けません。

     諸般の事情から どうしても致し方が無くて 安楽死を実施させていただく場合は 当院はできるだけ予防等の料金設定を安くしていますが 結構高額の料金を頂きます。することは必要な薬を調合して 静脈注射するだけですから それほど難しい作業ではありませんが 私も獣医師として越えたくないハードルを越えるので飼い主さんにもそれなりの負担をお願いしたいからです。安楽死を実施した日から二三日は 気持ちが落ち込んでしまいます。安楽死しか方法を見いだせなかった自分に対して 客観的には仕方がないことだし いつまでもそのことを引きずるのは獣医師として情けないことだとも思いますが なかなか理性ではコントロールできません。

     これからも動物病院を営んでいくからには 安楽死と向かい合っていかなければなりませんが あくまでも一方的に実施される動物の身になって考えて取り組んでいこうと思います。

  • 11月29日 今日は日本で初めて「第九」が演奏された日だそうです

     私は立命館大学にいた頃に 混声合唱団に所属していましたので 大学に在籍していたころや卒業してからも塩野義製薬に勤めたいた頃には 社会人の合唱団に所属していたので 何度も「第九」のステージには上がりました。現在は巻き舌が出来ますが 二十代までは巻き舌が出来なかったのでどちらかと言えばドイツ語は苦手でしたので 歌っていてもそれほど楽しかったわけではありませんが 何となく年末の恒例行事として「第九」を歌える機会があれば 積極的に参加していました。

     今では自分で歌う事は無くなりましたが 年末の何とはなしに落ち着かない時期になると 「第九」を聴きたくなるから不思議です。私は岐阜大にいた頃 ほんの少しだけオーケストラにお邪魔させていただいて ファゴットと言う楽器を触らせていただいた時期がありました。ファゴット若しくはバスーンという名前をきいてどんな楽器が思い浮かべられる方は かなりオーケストラに詳しい方だと思います。木管楽器の一つで 木管楽器のパートの最低音を受け持つダブルリードの楽器です。かなり大きくて重たい楽器なので 首からストラップで吊るして持ちます。

     オーケストラを構成する管楽器には木管楽器と金管楽器がありますが 木管楽器は木製で金管楽器は金属製だと勘違いされていらっしゃる方が少なくないかもしれません。現在ではほとんどが金属製ですがフルートは木管楽器です。随分昔にはフルートと言えば木製の時代もあったのだそうです。サックスもキンキラキンですがやはり木管楽器です。要するに空気の通る管に沢山の穴が開いているのが木管楽器です。金管楽器というのは三本の指で 弁を開閉して管の長さを調節する楽器です。兵隊ラッパには管の長さが調節する弁がついていないので ドの音の倍音であるミとソの音しか出ません。

     ファゴットは低音部を受け持つ楽器なので木管のハーモニーを下から支える役割が多くて オーボエやクラリネットのように目立つソロのパートがあまり多くないので それほど華やかな存在ではありませんが 縁の下の力持ち的な役割であり それはそれで重要な役割を担っています。私は混声合唱団でもローベースという一番低い声のパートでしたから 似たような役割を頑張って歌っていました。

     ベートーベンは交響曲で「第九」は勿論好きな曲ですが 一番好きなのは五番の「運命」です。一番メジャーな交響曲かもしれなくて 少し恥ずかしいのですが特に第四楽章が大好きです。他に好きな交響曲はそれほど有名ではありませんが七番です。「のだめ」でフューチャーされたので多少は知名度が上がったのかもしれません。ベートーベンであと好きなのはミサソレムニスとピアノソナタの「熱情」です。ミサソレで好きなのは 合唱の部分ではなくてバイオリンのソロのパートです。最高に美しいメロディーだと思います。私は小学校の頃から高校までピアノを習っていたので このソナタは何度もチャレンジしましたが どうしても第三楽章が納得のいくように弾きこなせなくて 大好きだけれど大嫌いな曲でもあります。

     他に好きな作曲家としては ブルックナーやブラームスといったやはりドイツ音楽が好きみたいですがチャイコフスキーの抒情的な交響曲もみんな大好きです。近頃は落ち着いて音楽を聴く余裕がない生活をしているので たまにはのんびりと大好きな音楽に浸りたいと思います。入院中は暇はあるでしょうがまさか個室とはいえ病室で大音量での音楽鑑賞は無理だと思うので 無事に退院して年末から年始にかけてそんな落ち着いた時間が持てたらうれしいです。

  • 11月28日 本日遺言書を書きました

     本日が手術のちょうど一週間前に当たります。それでよい機会だから  恐らく手術では死なないと思いますが 生涯で初めて遺言書を書いてみました。インターネットで遺言書の書き方を少しだけ勉強したので 多分法的に有効であろうと思います。本人の手書きで 日付と署名捺印があれば恐らく有効な遺言書になると思います。内容は私が所有するすべての財産を奥様に遺贈する と言ったほんの数行のごく簡単な内容です。奥様は私にとって最良の伴侶でありますが 事情があって入籍していません。所謂内縁関係なのです。ですからきちんと遺言書を作っておかなければ 奥様に私の財産を とは言ってもたかが知れていますが 全然残してあげられないことになります。 

     私はまだ当分死にたくはありませんが 交通事故などで突然最期を迎える可能性はないでもないので きちんと遺言書を書いておいた方が安心だと思い書いてみました。若い頃には遺言書なんて死にかけた老人が書くものだと思っていましたが 私も初めてそのようなものを書くことの必要性を感じたので書いてみました。こんなものを書くと本当に自分が爺さんになったのだなあと実感します。

     でも、私と同年代になられた方は 自分が死んだあとの事を少しだけ想像して 揉め事が起こらないように遺言書を書いておかれた方が良いのだはないかと思います。大して残すものが無くても 少なければ少ないなりに 兄弟や親せきでもめ事が起こった話はちょくちょく耳にします。別に自分が書いたからといって 偉そうに発言するつもりはさらさらありませんが 書き方を少し勉強すれば そんなに難しいものではないようなので いったい自分は何を所有しているのか 明確にするためにも書いて見られることをおすすめします。

  • 11月27日 不二家のケーキバイキングに出かけました

     今日は休診日なので 昨晩と本日の朝一から チラシのポスティングを頑張りました。合計で千枚以上配ったと思います。いつもポスティングをするときには携帯ラジオをイヤホンで聴きながら歩いています。朝一から聞き始めた番組とそれが終わり続いて始まった次の番組でも 続けてケーキの美味しい店の紹介をしていました。クリスマスが近づいたらしょうがないけれど やたらと美味しそうな話が聴こえて来て こちらは昨晩から歩きづめで くたくたに疲れ果てており お腹もペコペコだったので 自分でもどうしてもケーキが食べたくなり 奥様を誘って数か月前に出かけた東大阪の不二家までケーキバイキングを食べに出かけることにしました。

     一人1380円でケーキが食べ放題の上にソフトドリンクまで飲み放題です。前にも書いたけれど制限時間が一時間と少し短いようにも思いましたが 普通のペースで食べれば一時間が食べ続けられる限度なので 丁度良い時間設定だと思いました。前回来た時には暑い時期だったので せりーなどをふんだんに使った爽やかなケーキが多かったので結構食べたケーキの数が多かったように記憶していましたが かなり冷え込んできたこの時期なので かなりコッテリとした重量感のあるケーキが多かったのかもしれませんが 思っていたほどたくさん食べられませんでした。

     普通のプロぐなら ここらあたりで こんなケーキを食べました と写真がずらーっと並んで華やかになるはずなのですが うっかりしてデジカメを持って行くのを忘れてしまいせっかくこのブログ初の写真掲載のチャンスを逃してしまいました。やはり普段の生活の中で写真を撮る習慣が全くないので 取りたいと思ったときにはカメラがないといった失態をこれからも度々繰り返すと思います。このブログに写真が掲載される日は一体いつになるのでしょうか。

     いよいよ来週には恐怖の手術が迫ってきています。多分死なないとは思いますが 心残りの無いように残された日々を大切に生きていこうと思い 嫌がる奥様を強引に誘って ケーキバイキングに出かけました。他にもやり残したことの無いようにして手術の日を迎えようと思います。

  • 11月26日 久し振りに交野の実家に帰りました

     本日は昼から暇だったので 久しぶりに交野の実家に帰り父親と対面しました。訪問した理由はお歳暮にビールを届けるのと 来週に迫った手術の保証人として書類に署名をもらうためであります。父へのお中元、お歳暮は殆どがビールです。私が酒を飲むのが年に二三回なら 父が酒を飲まない日が年に二三回と言うぐらいにほとんど毎日飲んでいます。

     もうすぐ年が明けると八十七歳になります父ですが まだ殆どボケておらかなりずしっかりしていると思います。ただ普通に会話していて ふと言葉が出にくくなったり、文章を書いている時に よく知っているはずの漢字を思い出すのに時間がかかることが多くなったと話していました。でも それだけ冷静に自己分析が出来ているから 当分はボケる心配もないだろうと思います。

     それとほぼ毎日飲んでいるお酒が凄く美味しく飲めているそうなので お酒が美味しく飲めるうちは安心していてもよいのかなと喜んでいます。いつもビールの350ml入りの二十四缶入りを三ケースとおつまみをみつくろって持っていきますが おつまみは柿ピーといかり豆にしました。歯が弱っている話は聞いていたので するめとかは無理だろうと思っていましたが 最近ではピーナッツでもちょっとしんどいそうなので 昔は大好物だっただけに ちょっと可哀そうになりました。

     今度の手術で初めて全身麻酔をかけられることを話すと 父も全身麻酔の経験はないそうで その歳まで手術らしい手術を受けていないのは 健康であり大した怪我も経験していないわけだから 羨ましい人生のように思います。男性でもうすぐ八十七歳と かなり平均寿命を上まっている所まで頑張っていますが、やはり少しでも元気で長生きしてほしいと思います。数年前に母親を亡くしましたが 母の場合は若い頃にリュウマチ関節炎を患い 身体障碍者として晩年を過ごしましたから 最後の数年はかなり本人としても辛い思いをしていたみたいで 亡くなった時には やっと楽になれたのかもしれないと気持ちを切り替えやすかったのかもしれません。父親とは若い頃には意見がよく対立して 顔を合わせれば喧嘩口調で話をする時期もありましたが ここ数年はお互いに年をとったのもあるでしょうが 結構仲の良い親子になれていると思っています。それだけにもし父親を亡くした時の精神的なダメージは母を亡くした時よりもずっと大きくなりそうで 不安です。

     親が六十歳になった時に普通は還暦のお祝いを子供がするべきなのにしていません。古希や喜寿のお祝いも私がぼんやりしていて 本来長男が音頭をとってお祝いをしてあげねばならないのに 何もしてあげてこれませんでした。再来年の一月には八十八歳 所謂米寿のお祝いをする年齢になります。なんとか頑張ってその年まで元気ていてくれて これまでの私のぼんやりを埋め合わせできるくらい盛大にお祝いしてあげたいと心から思っています。もうこの歳になるとあまり望むものはありませんが 米寿のお祝いが出来るまで父に長生きしてほしいのが 現在の私の唯一の望みです。

  • 11月25日 今日からようやく写真がブログにのせられる様になりました

     本日の昼から ホームページ作成を依頼した会社の人が来て説明してもらって ようやくこのブログに写真を掲載できるようになりました。やり方はなんとか説明してもらって 一応理解したつもりなのですが 実際に写真を掲載しようと思ったら はたと困ってしまいました。私は本来コンピューターを含めてあらゆるジャンルの機械類が苦手です。

     以前にも書きましたが 私の携帯電話は通話しかできません。インターネットと接続していないので 勿論メールのやり取りすらできません。ですから携帯電話で 一応写真撮影は機能的にできますが うちのパソコンに取り込めないので ブログに掲載できないのです。ひょっとしたらできるのかもしれませんが やり方がさっぱり分かりません。

     結局デジカメで撮影した写真なら掲載できそうなのですが 私は自分の外見に凄くコンプレックスを持っているので 写真を撮られるのが苦手であります。そのこととは無関係なのかもしれませんが 写真を撮ることも苦手だし興味も全くなくて この歳になるまで自分のカメラを所有したことがありません。ですからこの日記を始めた時には一般の皆さんがやっておられるブログのように一杯写真を鏤めて 華やかなブログにしたいと考えておりましたが 実際に写真を掲載しようと思ったら いったいどんな写真をとればいいのか皆目見当がつきません。

     まあ、所詮私のブログなんて書きたいこと その時思いついたことを気ままに綴っているだけのものですから そのうちにどうしても写真に撮りたいものが現れた時に 拙い出来栄えの写真になると思いますが 掲載させていただこうと思います。あまり期待せずに 気長にお待ちください。

     

     

  • 11月24日 今年の冬は寒そうです

     お天気の長期予報によると 今年は典型的な冬型の西高東低の気圧配置が続いて かなり寒い日が続きそうです。夏が暑いのは地球の温暖化が進んでいる と言う説明で何となく納得しています。日本はかつては温帯気候の国だったのが亜熱帯に近い気候になってきているようです。だとしたら冬も温暖化の影響で 過ごしやすい暖冬になるはずなのではないでしょうか。夏は凄く暑いのに 冬まで凄く寒くては日本はどんどん暮らしにくい国になってしまっているように思います。それでなくても過ごしやすい季節であるはずの春と秋がほんの一瞬で過ぎ去るように感じている方が多いはずです。
     まあ、私は太っていて脂肪を沢山蓄えているので 普通の方よりも寒さには強いのかもしれません。以前にも書きましたが 足元は年がら年中裸足にサンダル履きですが しもやけになったことがありません。逆に夏の暑さには普通の方よりも弱いのかもしれません。太っているので汗をすぐに沢山かきますし 股間が蒸れて痒くなることもあります。
     だいたい冬の寒さは暖かくなるものを身に着ければ 自分の力で対処できますが 夏の暑さはすっぽんぽんなったらそれ以上は自分の力では対処できません。昨今は夏の暑さによる熱中症の被害のニュースは頻繁に報道されますが 冬の寒さで命を落とされるというニュースはほとんど耳にしません。やはり夏の暑さの方が 人間にとって脅威になっているのかもしれません。
     とはいえ冬はやはり風邪の季節です。風邪は万病のもとであり こじらせて肺炎などになって命に関わるお年寄りは毎年少なからずいらっしゃるはずです。動物にも勿論風邪はあります。かなりの数の猫が風邪から始まる病気で命を落としています。比較的犬は寒さに強い動物ですが 勿論寒さが致命的ダメージを与える場合も少なくはないので、寒さ対策は今の時期から十分に考えてあげてください。

  • 11月23日 秋の行楽シーズンの連休は道路が凄く渋滞していました

     この連休は生憎と土日だったので普段から土曜日がお休みの人にはあまりありがたみ眼科ったのかもしれませんが 紅葉が見ごろでありニュースを見ると何処の行楽地も大賑わいでした。おかげで病院もペットホテルが満員で有難いことです。但し、うちの病院の近所でさえ307号線や水道道といった大きな道路は凄く渋滞をしていたので トリミングの送り迎えや往診はの行き返りは裏道を上手に選ばないとつまらない渋滞に巻き込まれるところでした。
     うちの病院では毎年二月、確定申告の書類が出来上がった時期と 秋の行楽シーズンに旅行に出かけていました。所が 今年の秋にはなんと私が手術を受けるために一週間も病院を休まねばならなくなって 旅行どころではなくなりました。あと手術まで十日あまりです。全身麻酔なんて自分は犬猫に千回以上かけているのに 自分がかかるのは初めてです。私の場合は心臓に持病があるので手術の三日も前から状態を整えるために入院します。先生に「死にませんよね」と尋ねたら「こんな手術で死んでもらっては困ります」と言われたので少しは安心しましたが やはり怖いし不安は無くなりません。
     人間なら生きているうちに全身麻酔をかけての手術位受けるのは当たり前だと思いますが やはり怖いものは怖いです。でも逆に一週間も病院を離れて 仕事から解放されるのだから のんびりと読書三昧を楽しもうと決心しました。その様に考えると早く入院したくなるから不思議です。早く入院して覆いっきり読書を楽しみたいです。強がるのに疲れたので今日はこの辺で終わりにします。

  • 11月22日 死にかけの子猫を高校生の男の子が連れてきました

     八時少し前にもう病院を閉めようと準備をしている時に 高校生の男の子が二人やってきました。一人が一匹ずつ手に小さな子猫を抱いていました。話を聞くと学校帰りにスーバーマーケットに寄り道したら その駐車場にダンボールに入れられて子猫が捨てられていて 四率いるうちの二匹はすでに呼吸をしていなかったそうです。かろうじて生きている二匹も体が冷え切っていて虫の息なので見殺しにできなくて 取り敢えず病院へ連れてきたのだそうです。
     診察室で様子をみると確かに体が冷え切っていて体温計が反応しないくらいに体温が低下していて本当に死ぬ一歩手前の状態でした。生後一か月ぐらいかもしれませんが栄養状態も凄く悪くて骨ばっているガリガリの状態でした。何もしなければあと数時間で命がつきそうでした。連れてきた高校生に今後面倒をみる気がるのか尋ねると 一人は両親が猫アレルギーなので飼えそうにないとの事で もう一人が取り敢えず貰ってくれそうな人をさがすが見つからなければ二匹とも自分の家で飼うつもりだと答えました。
     まずは冷え切った体を温めるためにドライヤーの温風に当てながら体をさすってあげました。しばらく温めるうちに鳴き声に元気が出てきました。目は目ヤニだらけで瞼が開かなかったので お湯で湿らせた脱脂綿で目やにを落としてあげて やっと瞼が開くようになったので抗生剤と消炎剤の目薬を頻繁に点眼しました。濃いめに作った猫用のミルクに砂糖を加えてカロリーを高くして 十分に温めたものを哺乳瓶に入れて飲ませると余程空腹だったみたいでチューチューと元気よく吸い始めました。あまり慌てて飲むと 気管に入りむせてしまうので ゆっくりと慎重に飲ませました。
     体がかなり温まってきたので だいぶ活発に動き始めました。元気も出てきたし 食欲も旺盛みたいなので取り敢えず一安心です。目薬も頻繁にさしたので目も開いたままの状態で生命力が感じられるようになってきました。念の為にしっかりと温めた点滴とともに抗生剤や消炎剤を背中の皮下に流し込みました。後は、十分に暖かくして目薬や飲み薬を適切に投与すれば、二三日でかなり元気になるでしょう。
     面倒をみてくれる人をさがしても現実にはかなり難しいと思いますが 連れてきた男の子達が割としっかりしていて責任感もありそうだし 死にそうな子猫を見殺しにできなくて病院に連れてくるすごく優しい気持ちの持ち主であったことに 凄く私も嬉しくなりました。 勿論無料で 目薬や飲み薬 数日分のミルクを渡して帰ってもらいました。女の子なら死にそうな野良猫をほっとけない子もいるでしょうが 無精ひげの伸びた男の子でそんな優しい気持ちの子がいるなんて この世知辛い世の中も捨てたもんじゃないと嬉しくて温かい気持ちになれてよい一日でした。 

  • 11月21日 カズミンとナーチャンの生写真が届きました

     先日購入した 乃木坂46のファースト写真集「乃木坂派」の購入特典である押しメンの生写真プレゼントに申し込んでいたのが郵送されて届きました。二枚限定だったので 一押しのカズミン(高山一実)を二種類にしようか 二押しのナーチャン(西野七瀬)と一枚ずつにしようか結構悩みましたが 結局ナーチャンも捨てがたくて一枚ずつ申し込みました。
     どちらの写真も凄くチャーミングな二人が写っていて 大満足でした。さて、病院では年末が近づき来年のカレンダーの配布が始まっていますが 医局に張るカレンダーを来年はどうしようかと悩んでいます。今年はAKBの押しメンである横山由衣ちゃんにしましたが 来年もまた由衣ちゃんにすべきか 乃木坂46のカレンダーにすべきか凄く悩んでいます。カズミンかナーチャンの単独のカレンダーがあれば 文句なしにそれで決まりなのですが 残念ながら二人の知名度を考えると 現実には難しいと思います。
     そういえば今年の大みそかの紅白歌合戦にNMBが単独で出場が決まったそうで 関西人としては凄く嬉しい限りです。でも客観的に考えればNMBの顔である山本彩と渡辺ミルキーですら 乃木坂に入れば選抜に選ばれる確証がない位に 乃木坂のメンバーは粒ぞろいのチャーミングな女の子であることは間違いありません。来年こそは乃木坂が紅白歌合戦に出場できるように秋元さんが力を入れてプロデュースしてくれることに期待したいと思います。