Dr.喜作のブログ

2015年4月 の記事一覧

  • 4月30日  狂犬病集合注射の反省会が開かれました

    このブログでは何度も書きましたが 保健所さん主導での集合注射は今年が二年目です。昨年は保健所の職員さんのほとんどの方が集合注射は初体験ですから それなりに混乱したりトラブルが発生することを覚悟していました。ところが 保健所の職員の方が こちらの期待以上に頑張っていただけたみたいで その前年までの市役所さん主導の時よりも 反ってスムーズに事が運び 副作用などのトラブルも殆どなくて 苦情もほとんど来ない 素晴らしい集合注射となりました。今年は二年目なので 昨年と同様に無難に終了してくれることを願って 臨みました。

    はっきり言って天候的には これほど恵まれなかった年は記憶にありません。雨の日数が凄く多かったので 当然注射頭数は減少傾向でしたが 雨の中でも保健所の職員さんが 頑張ってくださいましたので 昨年同様に殆どトラブルもなく 苦情の電話も殆どかかってこなかったのだそうです。最終日に一頭だけ注射のアレルギーで顔が腫れあがる「ムーンフェイス]という症状を呈した犬がいましたが 適切な治療により 速やかに回復したのだそうです。

    そこで私が気づいた反省点として 注射を担当する獣医師はすることがほぼ決まっていますが 予診を担当する獣医師のやり方が これまで各自に任されていましたので 担当する獣医師によって個人差がありますし 会場の注射頭数によって予診できる範囲が限定されたりしましたので 予診のやり方に かなりばらつきが生じていたことでした。獣医師会なりに意思統一を図って 出来うる範囲で 可能な限り丁寧な予診を実施する。注射によるアレルギーやてんかんによる発作の既往歴のある犬については 絶対に注射しないことを再確認しました。その確認が不十分で前年に注射してもらった犬でも 確認できたのであったら注射を拒否することを徹底しました。

    但しかかりつけの獣医師から 注射しても大丈夫という了解の出ている場合には その獣医師の名前を確認して 予診票に記入してから 注射する形で対応することも再確認されました。出来るだけ 対応の足並みが乱れないように心がけることを 再確認しました。これらの形は何らかの文章にして 残していくことが 今後の為にも望ましいということになり 会議の書記担当者に頑張って文章に起こしてもらうことになりました。

    更に先日行われた獣医師会会員関係者の葬儀についての役員の関わり方について 他市の先生から批判された報告が入り 対応について話し合おうと準備していましたが 枚方市の役員ではなくて 北河内支部の役員の対応についての批判であったことが判明しましたので 勿論枚方市の役員としましても 出来る限りのお手伝いをするという方向で考えていくことになりました。

    本来なら 集合注射が無事に終了したことで 私の会長としての役目はめでたくおわるはずでしたが 最後まで気を使わねばならない問題が発生してしまいましたが これでほぼ私の会長としての仕事は無事終了しました。後は集合注射の打ち上げ と称する飲み会のセッティングだけになりましたので 無事にこの最後のお仕事をこなしたいと思います。

  • 4月28日 行列好きな不思議な日本人

    本日 遠く高槻市から来院された患者さんがありました。ラブラドールを二匹飼っておられて 例年春にする予防の費用が 近所の病院だと非常に高くつくので車でそこそこの時間をかけて来院されました。飼い主さんが仰ることには そもそもその病院の場合料金の明細が一切明らかにされずに 合計金額だけ提示されるのだそうです。昨年まで二匹とも30キロ前後ありますから 当然フィラリアの薬の料金が かなりかさむはずですが 十万円以上請求されておられました。

    当院は 他の病院に比べて 非常に安い料金設定になっているうえに 団体割引まで適用されますから フィラリア予防薬は 同時にノミダニの駆除までできる滴下薬を選択されましたのが 約六万円で済みました。六万円と耳にすると相当に高額に感じられたかもしれませんが その飼い主さんにすれば昨年までのほぼ半額で済みましたし 勿論当院では注射料金や検査代、薬代など明細表も同時にお渡ししましたから 非常に分かり易くて 納得がいったと とても喜んでおられました。

    昨年まで通っておられた病院は はっきり言ってぼったくり病院だと 私は思います。所が みんながその病院に通っているので 何時でも行列が絶えない病院なのだそうです。日本人は何故か行列に並ぶのが好きな不思議な民族だと思います。病院なんかも 行列ができていると その病院は名医さんがいて 親切に治療してくれるとでも 勘違いするのかもしれません。

    料金設定が高いのは 高くても通ってくれる患者さんがいるのだから 病院の勝手ですが 診察を受けて治療してもらった場合には 人間の病院でも診察料幾ら、検査費用幾ら、薬代が幾ら ときちんとした明細書が必ず発行されるのが常識です。動物病院でも 当然治療にかかった費用は 予防を含めて その明細を当然明らかにすべきです。まあ、そんなボッタくり病院を喜んで 有難がって待たされながら通われるのは飼い主さんの御意志ですから 私がどうのこうの申し上げるのは 筋違いだとは思いますが、そんな不親切なうえに料金設定の高い病院が 好まれるのが私には凄く不思議です。

    インターネットが定着してきた昨今ですから 病院の情報もそれなりに明らかになってきているはずですから 飼い主さんがもう少し賢い選択をされるようになっていってほしいと思います。私がうちの病院の料金設定を かなり安く設定しているのは 勿論儲けるためではなくて 不景気な世の中 高ければ躊躇する もしくは止めてしまわれるかもしれないペットの予防をできるだけ幅広く実施してあげて頂きたいからです。自分が儲けるためならもう少し高めの価格設定をしているはずです。

    まあ、お寿司屋さんと病院は 流行っている所を選択したくなる気持ちは分らないでもありませんが 行列を作ってボッタくられるのは 滑稽な姿だと私は思います。

  • 4月27日 本日は「哲学の日」であり同時に「悪妻の日」なのだそうです

    「哲学の日」というのは紀元前399年の本日 ギリシャの哲学者ソクラテスが獄中で服毒により亡くなった日だからなのだそうです。そして「悪妻の日」というのはソクラテスの妻クサンティッペが とんでもない悪妻だったからなのだそうです。当時のギリシャでは妻であっても立場は殆ど隷属するような形が一般的だったのだそうです。なのに、クサンティッペはソクラテスと対等以上に文句を言い、振る舞いも荒々しくて ソクラテスに水をしょっちゅうぶっかけていたのだそうです。

    ですから、亡くなったソクラテスにちなんで本日を「悪妻の日」と呼ぶようになったのだそうです。私は結婚に一度失敗をしています。所謂バツイチという立場です。現在の奥様に対して 別れた奥さんを一人目とするなら 一人目の奥さんが悪妻だったとは 私は全く思いません。

    動物病院を開業した直後に結婚しました。長年幼稚園の先生を務めておられましたから それなりに面倒見の良い 家事もそこそこにできる優秀な奥さんだったと思います。ただ私に余裕がありませんでした。大学を二つも卒業したために 一般的な人よりも約十年回り道をしていました。ですから、正直焦っていたのだと思います。

    動物病院の経営なんて 非常にデリケートで難しいものだと思っていました。人よりも大幅に後れを取って始めたわけですから 尚更順調にスタートを切りたかったわけです。所が仕事なんて何でもそうなのだと思いますが スタートしたばかりの頃には つまずいたり 失敗を重ねたりしてしまいました。

    経験が浅いのですから 当然の結果ですが 仕事が上手くいかない原因を自分にではなくて 懸命に手伝ってくれている奥さんにぶつけてしまいました。今思い出すと 恥ずかしくなるぐらいに情けない話です。現在は それなりに経験を積みましたから 元来不器用な私が いろんな面で失敗を繰り返すのは 当然のことと受け止めることが何とかできるようになっているつもりです。また、現在の奥様が 何事においても非常に優秀な方ですから 私のしでかした失敗のかなりの部分を上手にフォローしてくれています。

    そんなわけで 私に余裕がなかったがために 一人目の奥さんとは 別れることになってしまいました。現在 その方がどのような境遇になっておられるのか 全然情報がありませんが 勿論幸せになっておられることをお祈りいたします。そして数年の歳月が流れて 仕事の経験もある程度積んで 自分なりに余裕も自信も出来た頃に 現在の奥様と巡り合いました。

    はっきり言って 奥様は私よりもずっとずっと頭の回転も速いし 度胸は坐っているし 器用に何でもこなせるし 全く私の歯が立つような人間ではありません。よく私のようにどんくさくて 根性なしで 何のとりえもないアカンたれを 見捨てないで面倒をみてくれているのが不思議なぐらいに思っています。

    私の理想の女性は ナーチャンのように限りなく可愛らしくて優しい女の子のはずでした。でも現在の私の人生は 奥様のフォローが無ければ 成り立たない位に 私が一方的に奥様に頼り切っていますから 一生奥様に面倒をみて頂かねばしょうがないと諦めてしまいました。

    奥様にしても 凄く面倒な重たいお荷物をしょい込んでしまったけれど まあしょうがないからこれからも面倒をみてやるか といった広くて限りなく優しい気持ちでお付き合い願えればと期待しております。

    悪妻に対して暴君のようなご主人もいらっしゃるのかもしれませんが 私には到底暴君にはなれません。口げんかなんて始まる前に勝負がついているようなものですし、体格的には私の方が身長も体重もずっと優っていますが 実際に奥様と向かい合ってみると 力勝負でも私は敵いません。その為に私はもう長い事奥様のおっぱいを触らせてもらっていませんし、キスもさせてもらっていません。

    悔しいけれど 全ての面で 奥様に上まられていますので 屈辱的なこの関係を続けていかざるを得ません。私の理想の女の子は 何度でもかきますが ナーチャンやマイマイのようにひたすら優しい女の子です。誰でも理想と現実の狭間で悩んだりするのかもしれません。私の奥様も客観的に見れば太ったおばちゃんなのだと思いますが 私にとっては唯一無二の大切な大切な存在ですから これからも大事に大事に守っていこうと思います。奥様に言わせると 「私があなたを守ってあげているのよ、」となってしまいますが 強く否定できない自分が悔しいです。

    悪妻の日に 奥様の事を長々と書いていると まるで私が奥様を悪妻ととらえているような誤解を受けるかもしれませんが 私が現在何とか生きておられるのは 物理的にも 肉体的にも 精神的にも 全て奥様のお陰であることを確信しておりますから 奥様は類稀なな良妻であると私はここに断言致します。

  • 4月26日 1954年の本日「七人の侍」が公開されました

    私としては 日本の映画を代表する名作だと思います。世界の黒沢監督が インタビューで答えていましたが「この映画が「生きる」等ではなくて自分の代表作である」と断言していました。白黒映画ですし 三時間を超える超大作ですから 見るのにはかなりしんどい作品ですが 私も邦画ではこれまでに見た映画の中で一番面白い作品だと思います。

    私がこの映画を始めてみたのは 高校の文化祭の時でした。仲の良い友人が映研に入っていて 文化祭の為にわざわざフィルムを借りてきて 講堂で上映会を開きました。他にもいろいろとまわりたいクラスの催し物などありましたので どうしようか迷っていましたが 結局その映研の友人の顔を立てて 上映の始まる時間に講堂に出かけました。

    白黒映画であり 200分以上もある大作ですから 正直あまり気のりはしなかったのですが 一旦見始めると 非常に面白くてあっという間にラストまで見てしまいました。正直な感想は「面白かった」の一言につきました。強引に勧めてくれた 西川君という友人に感謝しました。凄く面白いストーリーですが このブログを読んでいただいている方には 是非一度見てみることをお勧めしたいので 敢えて内容には一切触れません。この映画の解説が読みたければ ネットで検索すれば幾らでも出てきます。

    余りに面白いのでハリウッドでリメイクされたのが ユルビリンナー、スティーブマックイーンの出演した「荒野の七人」です。こちらも非常に面白い作品に仕上がっているので大好きな洋画の一本ですが 映画会社の東宝が黒沢さんのきちんとした了解を得ないままに リメイクを許可してしまい またそのリメイク版が世界的に大ヒットしてしまった為に 東宝と黒沢さんの関係が非常に悪化してしまったといういわくまでついているみたいです。

    今どきの若い方にしてみれば 白黒の時代の映画なんて今更見る気にはなり難いのかもしれませんが 非常に面白い映画なので かなりの長時間の大作ですが 是非一度ご覧になってみられる事をお勧めします。絶対に後悔はしないと思いますよ。

     

  • 4月25日 1719年の本日 「ロビンソンクルーソー」が出版されました

    イギリスの小説家ダニエルデフォーが 実在の人物アレキサンダーセルカークの実体験をもとにして小説化したものなのだそうです。私が小学生の頃に「十五少年漂流記(二年間の休暇)」、[シートン動物記」とともに最も繰り返し愛読した小説です。無人島に流れ着いたロビンソンが実に28年もの間 一人で生き抜いた物語です。無人島でたった一人で生き抜いていくための苦労や恐怖、絶望的な孤独感との葛藤などが描かれていましたから ワクワクする部分もありましたが 読んでいて落ち込んでしまう場面もたくさんありました。

    私は小学生の頃には 一人で昼間に家で留守番することでさえ 恐怖を感じていた位の根性なし野郎でしたから、たった一人で無人島の夜を過ごすこと自体が無理なはずです。中学一年の夏休みに 現在の交野の実家に引っ越しました。それまでが香里団地の2DKに家族四人で住んでいましたから プライバシーのプの字もありませんでしたが 交野の実家は当時二階建ての5LDKで 二階に待望の自分の部屋をもらえましたが 最初は二階に寝るのが私だけでしたので 恥かしいけれど怖くてたまりませんでした。本当に情けのない話だと思います。

    現在も奥様とは残念ながら別居状態なので 病院の二階に一人で暮らしています。さすがにこの年になると夜が怖いことはありませんが 休みの日に一人で過ごしていると寂しくてたまらなくなり どうしても奥様に電話をかけて 声だけでも聞かせてもらいます。ロビンソンは28年間も一人で暮らしていましたから その精神力の強さだけでも称賛に値するように思います。

    恐らく一週間と続かないとは思いますが 一度ぐらいは無人島での一人暮らしにチャレンジしてみたいような気持もあります。勿論病院の仕事からは解放されますが 食べることと寝ることなど生きていく最低の条件を満たすためには 朝から晩まで働きづめになると思いますので 現在よりもよっぽどしんどい生活になると思います。大変なことは想像がつきますが 一度は挑戦してみたいような暮らしです。まああと数年したら 奥様とのんびりした島暮らしを実践するつもりなので 楽しみはその時までとっておきましょう。

  • 4月24日 1942年の本日 バーブラストライサンドが生まれました

    私はバーブラストライサンドさんは 本来女優さんだと思っていました。「ファニーガール」で歌手の役柄ですが いきなりアカデミー主演女優賞を受賞されていますし、ロバートレッドフォードと共演した「追憶」のラストシーンは 凄く印象に残っている映画です。まあ、この映画は彼女の歌う主題歌が凄くよいので 余計に良い印象を持っているのかもしれません。

    正直申し上げて 顔だち自体はお美しいとは言い難い方だと思います。何しろファニーガールですから。ですが女優さんであると同時にグラミー賞を十回も受賞した 超一流の歌手であることを私はあまりよく存じ上げておりませんでした。映画「追憶」のストーリー自体は女性が理想に向かって突っ走り 男性が現実的に堅実に生きていくことを選択する、そのために別離ざるを得ないという極ありふれたラブストーリーのように思いますが ラストシーンでのレッドフォードの何とも言えない後悔なのか 逆に安堵している気持ちなのか それらが入り混じっているような非常に微妙な表情による演技は 本当に素晴らしいの一言だと思います。

    私は映画とは ラストシーンを楽しむための長い前ふりだと思っていますので この映画は傑作の一つに挙げられてしかるべき作品だと思います。久しぶりにこの映画のブルーレイでもツタヤで借りて鑑賞してみようと思います。誰かが言っていました「この「追憶」という映画は 三十代以上になってからみないとその本当の良さは分らないだろう。」と。まあ、学生運動なんて 私たちの世代ぐらいにしか 実感として理解できないのかもしれませんから 本当は現在五十代以上の方にしか その本当の素晴らしさは受け入れられないのかもしれません。

    私はバーブラの歌手としての活躍を恥ずかしながら 殆ど知りませんので 映画の主題歌を集めたアルバムなどが発売されていますから 入門編としてその辺りからCDを買い集めてみようかと思っています。同世代の方で歌手バーブラストライサンドに詳しい方は お勧めのアルバムなど教えて頂けると嬉しいです。

  • 4月23日 信号無視をして捕まってしまいました

    本日の午後 奥様とお昼ご飯を食べに出かけてルンルン気分で病院に戻る途中で 一号線を走っていました。大きなT字路があり 正直赤信号になったのには気づいていましたが 敢えて無視して突っ切りました。そうしたら脇道からパトカーがどび出してきて 停止させられて お説教を食らいました。

    結局二点の減点 これは三か月も無事故でいれば形の上からは消えるそうです。それと9000円の罰金を喰らいました。私は別にほかの車と接触しそうになったわけではないので 自分としては全然危ない運転をした自覚はありません。大きなT字路を信号が赤になってしまってから突っ切っただけです。

    正直な気持ち運が悪かったと思うしかありません。同じ道を3分後に走っていて同様な運転をしても 全く問題はなかったはずだからです。私だってもちろん事故は起こしたくありませんし 自分の命は大切です。無謀な危険運転はしないように日頃から注意しているつもりです。只急いでいる際には 安全だと分かっている範囲で多少は強引な運転をします。そして本日ちょっと強引な運転をしたところを運悪く見つかってしまいました。

    減点はいずれきえますが 9000円のマイナスは正直勿体ないです。それだけあれば奥様と美味しい食事が二回は楽しめた金額だからです。まあ悔しくて不本意な授業料を払ったとでも考えます。これでまた免許の更新の時に面倒なビデオを長い時間眺めなければなりませんが ルールを破ったのは自分だからしょうがないでしょう。安からぬ授業料を払った以上は当分は普段以上に安全運転に心掛けようと思います。

    まあここで不運な目が出たわけですから何処かほかで 幸運の目が出てくれることを期待しようと思います。人生は長い目で見ればいい事あれば 必ず悪い事も起って 最終的には皆トントンになると私は思っています。正直に一生懸命に頑張っていれば きっと良かったなと思いながら死ねる人生をおくれると信じています。私の人生とこのつまらないブログを読んで頂けている極僅かな人たちの 人生に幸多からんことを祈って 本日は終了します。

  • 4月22日 無事に狂犬病集合注射が終了できたみたいです

    本日が狂犬病集合注射の最終日で 私は当番獣医師に当たっていたので 久し振りに朝から快晴の中 注射会場に出かけました。つい先日までは寒いように感じていましたが 本日は快晴でありましたから かえって汗ばむぐらいに暑く感じました。当番獣医師とは 会場に来た犬が注射をしても大丈夫か否かを判断するのが役割です。

    飼い主さんに郵送してある予疹票を見て 問題なければ 昨日今日の体調を確認してOKを出します。予疹票に何か異常があれば 飼い主さんに事情を確認して 必要があれば聴診器などを用いて診察して 注射をしてもいいのか悪いのかを判断します。

    本日は昨年近所の病院で混合ワクチンと狂犬病を同時に接種したところ 手足に震えが起こったが様子をみていたら治まった という犬がやってきました。ここ数日の体調は全く問題がないのだそうですが ワクチンの副作用は体調とはかかわりなくおこりますから心配です。昨年は様子をみていたら治まる程度で済んだかもしれないけれど 今年はもっとひどい症状が発現するかもしれません。

    普通の獣医さんなら病院で副作用が発現しても大抵の事には適切な対応ができるはずです。ところが注射会場ではろくな対応ができないのが正直な現状です。万が一にもそのような事態になった時には 近所の病院に駆けつける手はずはついていますが そのような事態になったら注射会場自体がかなりの混乱に陥ります。

    従ってそのような緊急事態を未然に防ぐために その辺りの事情を飼い主さんに十分に説明して せっかくお越しいただきましたが注射をせずにお帰り頂きました。以前ならここまで細かい予疹が出来ないうちに注射をしていましたからちょくちょく注射による重篤な副作用が発生して 獣医師会としても困ったことになってしまっていました。

    しかし予疹を徹底してからは 副作用の報告が激減しましたので わざわざお越しいただいた飼い主さんには 二度手間になって申し訳ない事をしているのかもしれませんが 獣医師会としては安心して注射業務に当たれるようになりましたのですごく助かっています。

    最終的に今年の集合注射では 最終日に別の会場で 注射の副作用で顔が真ん丸に腫れる「ムーンフェイス」という症状が一件報告されましたが かかりつけの病院に駆け込んで適切な処置を受けたので直ぐに症状は治まったそうです。「ムーンフェイス」は それまでにアレルギーの兆候のない犬に突然発症するケースが多いので 未然に防ぐことが難しい副作用ですが 大事にならずに済みそうなのでホッとしました。

    夜に保健所の責任者の方から電話を頂き 今年もトラブルが殆ど無くて 寄せられる苦情も全然なかったそうなので お礼を言われました。獣医師会としても昨年から保健所さん主導での集合注射が始まり 慣れない仕事だけにこまごましたトラブルが起きることを覚悟していましたが 市役所さん主導の時に比べて 却寄せられる苦情などがなくなりましたから 保健所さんの仕事ぶりには感心していましたし、凄く感謝しておりましたので 心からお礼を申し上げました。

    狂犬病集合注射は獣医師会と保健所さんの共同作業であり 勿論市民サービスの一つかもしれませんが 獣医師が短期間でそこそこのお金を稼がせていただける有難いお仕事です。市町村によっては 集合注射はかなりの手間暇や場所の確保など目に見えにくい所でのご苦労も絶えないので 市町村側にとってかなりの負担がかかりますが それに見合う収入が伴わないので 集合注射という行事をを辞めてしまう自治体も増えてきているみたいです。

    枚方市獣医師会としては 集合注射は私たちが短期間で稼がせていただける 凄く有難い行事でありますし、現在の所担当されている保健所さんとも 円滑で良好な関係が保てていると思っております。出来るだけこの関係を大切にして 集合注射が今後も長く続いて行ってくれることを期待致します。

    何度も書き増したが 私の会長としてのお仕事も 目出度くこれで御仕舞にしたいところですが 先日から書いていますように 獣医師会関係者の葬儀に対する獣医師会役員の関わり方と 予疹のやり方についてのガイドラインの設定という結構デリケートで難しい仕事が発生しましたので 各会員の先生方に メールで問題提議をして 意見をまとめていくお仕事を最後の御奉公のつもりで頑張ろうと思います。

  • 4月21日 久しぶりにお天気がよかったのでお弁当を持って出かけました

    久し振りに青空が広がりました。午後から暇だったので 以前ならカラオケにでも出かけたのかもしれませんが せっかくの良いお天気なので 万代でおにぎりやフライ物がまとめて安売りをしていましたので 買い込んで魔法瓶にコーヒーを入れて おやつのお菓子まで持って何時もの津田山手の展望台まで出かけました。

    何時もの場所に直行しようと思いましたが 久しぶりの良いお天気に同じような事を考えた先客がいらっしゃいました。本当に久しぶりの青空とポカポカ陽気でしたから 致し方ありません。いつもの場所があくまでそばのベンチでコーヒーを飲みながら待っていました。

    一時過ぎにようやく先客が帰りましたので 何時もの場所に移動しましたが それまで坐っていたベンチには普段坐らないので気づきませんでしたが 板の隙間に煙草の吸殻が沢山挟まっていました。煙草の臭い匂いはするし 灰でベンチが汚れていましたから 今後そのベンチには坐りたくありません。

    煙草を吸う人間は携帯できる灰皿を持参するなりして 他人に迷惑をかけない様に注意してほしいと思います。いっそ子供の遊ぶ場所である公園内は全面禁煙にしてほしい位に思いました。喫煙者にすれば 昔に比べて凄く迫害されている気分なのかもしれませんが 喫煙しない人間にとっては喫煙する人間はその存在自体が疎ましい位なので これ以上迫害を受けないためにも最低限度のマナーを守ってほしいと思います。

    やっといつもの場所に移動してお握りとコロッケや串カツを食べ始めました。先客の人たちがきちんとした というか常識をわきまえた方だったみたいで ゴミ一つ落ちていなかったのがありがたかったです。以前には恐らく若者だと思いますが深夜にでもやってきて酒を飲み散らかして 花火でもした残骸が置きっぱなしになっていたことがあります。現在の若者に常識を求めるのは 無理な話なのかもしれませんが 日本の将来を考えると 暗い気持ちになってしまいます。

    若くてエネルギーの有り余っている若者が 深夜に集まって酒を飲んで盛り上がる場所としては近所に住宅がない分 迷惑をかけていないのかもしれませんが 自分たち楽しんだ残骸を持ち帰るマナーを そんな若者に求めても 所詮意味のない話なのでしょうか。

    まあその光景を見た私も 自分たちが利用するイスとテーブルからごみを取り除いただけで 散らかっていた現場をきれいに片付けようとはしませんでしたから あまり散らかした若者を批判できる立場にはいないのかもしれません。つい先日書いた山本五十六さんの名言に「近ごろの若者は」という表現は絶対に使うべきではない、というのがあります。どういう意味かと言えば 「近ごろの若者は」と言われていた者たちがある程度年をとってからやはり自分達よりも年下のものを捕まえて同じ表現を使っているだけの事だからなのです。

    即ち「今時の若い者は」と表現しているその人たちが若い頃には もっと年配の方々から同様の表現をされていたのに過ぎないのだから そのような偏見は無意味であるという事ではないでしょうか。ですから私も今どきの若い連中は とまゆをひそめるよりも先に 散らかっていたその場所を 次にその場所を使う人が気持ちよく過ごせるように 率先して片付けるべきだったはずです。

    人の無責任な行為を見て一方的に批判するのではなくて その時に自分が何をすべきか客観的に考えて 行動することが大切なのかもしれません。私のように道徳観に欠ける者が 偉そうなことを書いてもどうせ説得力がありませんから 今日はこの辺で終わりにします。

  • 4月20日 プロ野球が始まり 各チームの対戦が一巡したみたいです

    ひと月ぐらいの前にこのブログで宣言しましたが 私は今年五十年ぐらい続けてきたドラゴンズ一筋の応援をやめて セリーグでは広島、パリーグではオリックスの応援をすることを決意して その気持ちを発表いたしました。私はセリーグで嫌いな球団が 巨人と阪神、パリーグでは楽天なので それ以外の球団でどうせなら優勝争いをしている方が盛り上がるだろうと安易な気持ちから 前評判の高かった広島とオリックスを応援する事を決意したのです。

    所が 私の見限ったドラゴンズは開幕こそ三連敗と最悪のスタートでしたがその後持ち直して現在セリーグの二位にいます。そして私が応援しようと決めた両チームがスタートダッシュに大失敗をして いずれも最下位に低迷しています。正直な所前評判がよかった という安易な発想で応援する事を決めましたので 両チームの戦力や監督の目指しているチームカラーも殆ど理解していません。現在低迷している原因が一体なんであるのかもあまり情報を仕入れていませんので 何時頃から巻き返してくれるのか 見当もつきません。ゴールデンウィーク位までに もう一巡各チームと対戦するはずですから そのあたりまでには 何とか落ち着いて持ち直してくれることを期待しています。

    先日も中日対広島の対戦の時には 困ってしまいました。これまでの数十年の積み重ねで いつの間にか中日サイドに立って試合を眺めてしまい、慌てて広島を応援する気持ちに変えるように努力をしました。でも今年から広島を応援する気持ちに嘘はないので 今シーズンのうちに一度は広島まで応援に出かけようと考えています。昔の広島球場と言えばおうどんが美味しいのが有名でした。球場は新しくなっても やはりおいしいうどんがあるのかどうかしっかりと下調べをして出かけてみようと思っています。

    但し広島は相当に遠いので病院がある程度暇になる秋ごろの事だと思います。その時点まで広島が優勝争いをしていてくれれば凄く楽しみな出来事になりそうです。勿論大阪ドームなら簡単にでかけられますから 近いうちに一度応援に出かけてみようと思っています。それまでにはオリックスの抱えている大きな借金がかなり返済されていればいいのですが。