Dr.喜作のブログ

2014年9月 の記事一覧

  • 9月30日 香港の自立の為のデモの行く末が 心配です。

    このブログには何度も書きましたが 中国という国は自分たちの利益の為なら 約束なんて守るはずがないのです。そもそも香港という地域は 百年以上にわたってイギリスの植民地でした。アジアの経済活動の拠点として ロンドン、ニューヨークと並んで 世界の三大金融センターの一つにあげられるほどです。 1997年にイギリスから中国へ返還されましたが 社会主義国である中国に対して 香港はずっと資本主義社会だったのですから、いきなり本土と同じ制度に馴染めるはずもなくて 返還後も50年間は 一国二制度に基づいて あらゆる面で中国本土から独立した制度が確立されているはずでした。

    1997年の時点では 香港のGDPは中国本土の一割以上を占めていましたから イギリスと約束した手前もありますし 中国も香港の立場を尊重して それなりの対応をしてきました。所が その後の十数年で 中国経済が急速に成長して 香港の占める重要性がかなり薄れてきました。中国人にしてみれば 十年以上前にした自分たちに不都合な約束なんて 全く存在しないも同然なのでしょう。

    香港について無知なので 行政長官という役職が どのような立場で どのような権限を持っているのか 殆ど知りませんが まあ名前から想像すると香港において相当に重要なポストであるのは 間違いないと思います。行政長官という役職を決める選挙は 間接選挙なのだそうです。それは日本の総理大臣を決めるときにも国会議員が投票して決めるわけだから 日本も似たような選挙制度かもしれません。

    但し今回香港の市民が怒ってデモを起こした原因は その間接選挙に立候補できるのが中国政府が認めた人物だけ即ち中国政府の言いなりになる人物だけしか立候補できない事を中国政府が明らかにしたからです。少なくとも50年間は 政治や経済活動において中国の支配を受けない約束があるのにわずか十数年経過したら 政治的な活動を中国政府が思いのままに操ろうとしているので 香港の方々が反発しているのです。

    中国政府の香港に対する干渉は勿論これが初めてではなくて 中国語の教育の強制や 歴史における中国に都合の良い内容の教科書の押しつけなど様々にありました。しかしこれらは 香港の市民の反発によってなんとか排除されてきました。香港の若者たちは自分たちを中国人、香港は中国の一部だ等と微塵も考えていないのですから 反発するのは当然の事かもしれません。日本の歴史の教科書の内容に関して 中国や韓国がどうたらこうたらぬかしくさらすのを 真面目な顔をして対応する日本政府はれっきとした独立国家なのですから もっとフンドシを締め直すべきだと思います。

    中国が中央アジアなどの国や地域を併合した時に 行う政策に「洗国」という恐ろしい手法があります。個人が特定の人物の影響を受けて 人格を変えられてしまう事を「洗脳」といいますが似たような手口です。ある地域が中国政府の支配下に置かれたら まずはその国の結婚適齢期の男性を中国全土にばらまくように強制的に移住させます。ばらまかれた男性はそのうちに中国の風土に自然に呑み込まれてしまうでしょう。それから、その地域に典型的な中国人 主に漢民族の結婚適齢期の男性を送り込みます。そうすることにより その地域の女性は自然に漢民族の男性と結婚せざるを得ません。結婚すればその女性は当然漢民族の男性の家に入るのですから 嫌もおうもなく漢民族の文化。習慣に馴染まざるを得ません。そのまま数十年が経過すれば 自然と元あった国の文化は消滅して 漢民族 いわゆる普通の中国人が住んでいる地域に変化してしまうのです。

    中国政府は 香港を支配するために この政策は使えませんでした。なぜなら一般的な香港市民が漢民族だったからです。今回のデモに参加しているのは主に若い世代が中心です。これらの若者はイギリスの植民地として支配されていた時代を知らずに成長しましたから 理不尽な力によって支配されることに我慢が出来ないのは 当然かもしれません。

    私が心配なのは このデモの最終目標が曖昧な事です。例え行政長官の選挙に関して 香港政府が妥協したとしても 驕り高ぶった中国政府が妥協することはほとんどありえないとおもいます。最終的な着地点が曖昧なまま時間だけが経過してしまうと デモに参加している人たちの肉体的にも精神的にもいずれ限界が来ますから 徐々に下火になって自然消滅してしまいそうなのが心配です。

    但し 今回の香港の市民のデモは 世界中で同調する動きがあります。アメリカでも香港市民を応援するかなり活発な動きが報道されていました。恐らく驕り高ぶった中国政府の目にあまるやり方に反発を感じている人たちが世界中にいるのだと思います。これだけ世界の注目を集めてしまった以上は よもや天安門事件の様な極悪非道な大虐殺による決着のつけ方は いくら中国政府でもできないでしょう。

    中国国内では 香港のデモのニュースは一切報道されていないのだそうです。いとも簡単に情報操作されてしまう国が 世界で一番多くの国民を抱え その軍事力も経済力も侮れない位置にあるのですから 本当に中国という国は世界中の心配の種だと思います。こんな迷惑と心配しかない国なんて 早く消滅してしまえばよいと思っているのは きっと私だけではないように思います。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    されても特別な配慮が必要でした。

  • 9月29日 二日続けて病院で動物が息を引き取りました

    病院ですから 帝王切開の手術などで 新しい命の誕生に立ちあうこともしばしばありますが 逆に病気やけがで亡くなってしまう場面にも度々直面してしまいます。昨日亡くなった子は 18歳の日本ネコで 急に体調を崩して 前日から食欲と元気がなくなり 来院されました。ぐったりしていて体温も37.6度で平熱を下回っていました。相当に危険な状態です。直ぐに血液検査をすると 肝機能、腎機能の数値が正常値の数倍にあねあがってしました。

    三か月ほど前に健康診断の為に検査した時はどちらもほぼ正常値でしたから 最近急激に肝臓と腎臓の機能が低下しているみたいです。人間で言えば90歳ぐらいの年齢ですから直ぐにも命に関わるような危険性も高いので 病院で短時間で終わる治療を施して 自宅に連れて帰ることをおすすめしました。所が飼い主さんから 入院して出来る限りの治療を望まれました。生きて退院できない可能性も示唆しましたが 飼い主さんの気持ちが変わらなかったので お預かりすることにしました。

    まずは静脈留置針を装着して 腕の静脈から 点滴で栄養分と水分、それに薬を投与しました。体重が3㎏くらいの子ですから 十数秒に一滴のゆっくりしたペースでしか 投与できませんが 静脈に入れたほうが薬の効果が早く現れますので点滴静注を選択しました。体温が下がっていますので この時期ですが暖房を入れて しっかりと温めました。夕方に預かりましたので 深夜には多少治療の効果が表れてくれるかと期待して 一時間毎に様子を見に行きましたが 12時を回った位から 軽い心臓の発作が始まってしまいました。

    かなり末期的な症状が現れましたので 飼い主さんに連絡しようかとも思いましたが 夜中の2時頃になってしまっていましたので なんとか明朝まで持ってくれることを期待して治療を続けることにしました。心臓が停止しかけていましたから 心臓に働きかける薬を投与してみましたが 期待通りの効果が出てくれずに 朝の四時ごろに息を引き取りました。私としては出来る限りの事をしたつもりでしたが やはり最後を病院で迎えるのは 本人にとっても不本意だったのではないかと思ってしまいます。

    朝八時ごろに 飼い主さんに電話をかけて お預かりした子が亡くなったことを お知らせしました。開業して結構な年数が過ぎていますが この類の電話をかけるときの辛さは変わりません。飼い主さんがすぐに迎えに来られることになり 体をきれいにしてあげて 料金を計算して伝票を作りました。

    来院された飼い主さんに もう一度最後の様子などを説明して お返ししました。このようなケースで料金を頂くのは いつも心苦しいのですが 出来る限りの仕事をしたつもりですから 悪びれずに頂きました。

    さて、そんな事があって始まった一日でしたが 夕方にまた 初診の患者さんでしたが 乳腺腫瘍の末期のポメラニアンを預かることになってしまいました。何時もかかっている病院から 「うちの病院ではもうこの子にしてあげられることはありません」と治療を拒否されたのだそうです。これまでも頑張って治療してこられた飼い主さんだったようですし 本人が相当に苦痛を訴えていましたから 安楽死をすすめてみました。飼い主さんの頭に安楽死という選択肢がなかったみたいで 一晩考えて結論を出すという事で とりあえずこんばんは預かって苦痛を和らげる治療をすることになりました。

    ところがこの子も 昨夜の子と同様に 12時を過ぎた頃から 容態が悪化しました。呼吸が停止しそうになり 人工呼吸で辛うじて息を吹き返す状態になってしまいました。三時を過ぎた頃に呼吸が停止してしまい残念ながら今度は息を吹き返してくれませんでした。二日続けて朝方に患者さんを死なせてしまいました。私としては 出来うる限りの治療をしたつもりですが さすがに二日続くと 精神的なダメージが相当に大きくなりました。

    朝から昨日と同様に電話をかけて 迎えに来て頂き 最後の状況を説明して 料金を頂きました。勿論飼い主さんも納得をして支払って頂きましたが やはり病院としては 元気にしてお返しするのが当たり前なのに 亡くなってからお返しするのは とても残念なことです。こんなことになるのならお預かりを拒否してでも 最後を自宅で迎えてもらった方が良かったのではないかと 後悔してしまいます。まあ、飼い主さんにしてみれば可愛いペットが苦しみながら死んでいくのを見ないで済んだことを感謝される場合もありますが 亡くなった本人にしてみれば 住み慣れた我が家で 大好きな飼い主さんに看取られて亡くなる方が嬉しかったのではないかと思ってしまうからです。自分の事に置き換え見たら 私は病院で治療を受けて 多少生きながらえるよりも 落着ける我が家で奥様に看取られて最期を迎える方を望むと思います。

    どの様な最期を迎えたいかについては デリケートな問題を含んでいますから 一概に論じることは出来ないのかもしれませんが とにかく二日続けて預かった子たちを死なせてしまったのは 動物の死に対してかなり鈍感になっている私でも かなり堪えました。でも気持ちを上手に切り替えて 明日からの仕事に取り組もうと思います。誠意をもって一生懸命に仕事をしていれば きっといい事があると思うからです。何時までもめげていないで 頑張りますよ。

     

  • 9月28日 本日は近所の小学校の運動会だったみたいです

    小学生だったころ 運動会というのは 学校の行事の中でも 私にとっては一番楽しみな一日だったかもしれません。他の行事で楽しかったのは 勿論春と秋の遠足がありました。プールの時期の締めくくりに行われる水泳大会も泳ぐのが得意だったので かなり楽しかったです。でも、運動会は本番の前に競技や開会式の練習を散々しましたから 特に思い出に残っています。それと普段は学校に来ない両親までが見物に来ましたから 尚更気合が入りました。

    私の小学校は 各学年で50m走や100メートル走などの個人競技と 綱引きや騎馬戦等の団体競技とフォークダンス等の演技、の三つしか出番がありませんでした。個人競技は そこそこ走るのに自信がありましたが たまたま足の速いメンバーと一緒に走ることになった時には 凄く憂鬱でした。今でも覚えていますが四年生の時の100メートル走で クラスで足の速い一番目と二番目と三番目が私と同じグループで走ることになった時には 神様を呪いました。

    練習でどんなに頑張っても四番にしかなれませんでした。所が本番では 当然四番手を走っていましたが 一番早い奴が転んでくれて二番手と三番手を巻き込んでくれました。三番手から結構後れを取っていた私は巻き込まれずにすんで なんと一等賞でした。この時には神様に本当に感謝しました。神様を呪ったり、感謝したりと 節操がありませんが まあ子供の事ですから大目に見てあげてください。

    六年生の時は開会式でいろんな役割を務めますが 偶然にも六人で国旗を持って入場する係になりました。一年生から六年生までが入場した後で 国旗を持つ六人だけが音楽に合わせて厳かに入場しますから 凄く目立つ重要な役どころでラッキーでした。但し、100メートル走で途中で躓いて三位に終わり 練習ではいつも一位だったので悔しかったのを覚えています。

    一時期 競争で順位をつけると最後の子がかわいそうだから 皆で手を繋いで走っているのを ニュースで見ましたが 今でもその様な愚かな事を続けているのでしょうか。人間ですから各自に得手不得手があるのは当然です。運動の得意な子もいれば苦手な子もいます。勉強のできる子もいればできない子もいます。国語や算数が苦手でも 図工や音楽が得意な子もいると思います。

    神様は不公平ですから 勉強のできる子が運動もできるし 上手な絵を描くし 歌もうまいかもしれません。勉強が苦手で運動も不得意で 絵も歌も下手糞の子もいるかもしれません。その様なもって生まれた能力の違いは 努力してもなかなか解消されないと思います。しかし何でも上手く出来る子と 何をやっても上手く出来ない子がいることは事実だし そのような現実は子供であろうと早く自覚しておいたほうがその子の為になると 私は思います。

    走るのが遅い子供がどんなに練習しても それほど速く走れるようにはならないと思います。私は絵を描くことが非常に苦手で プラモデルなども殆ど完成させたことがありません。三年生の二学期の通知表で生まれて初めて図工の五段階評価で2をもらいました。私の人生の汚点だと思っています。でも中学三年の時の美術でやはり十段階評価で5を貰ってしまいました。当時の高校入試の時に提出する内申書は9科目の十段階評価の合計が上位1パーセントの者に評価10が与えられ,2から3パーセントの者に9が与えられましたが 私は美術の5がネックになって 内申書の評価は9どまりでした。

    ですから小さい時に苦手なものは成長してもずっと不得手なのだと思います。苦手な人 頑張っても上手く出来ない人は己の現実を少しでも早く認識して できないなりの対応策を立てるように努力すべきだと思います。中学では技術の授業もありました。ラジオを組み立てたり木製の椅子を作成したりしました。勿論このような作業も私は極めて苦手でしたが このような作業の得意な子と仲良くなって やり方のコツを手取り足取り教えてもらい 不器用なので作業に時間がかかりますから 皆よりも早めに始めてなるべく後れを取らないように気をつけました。それからペーパーテストでは十分に準備して必ず満点を取りました。そんな対応策が功を奏して 技術の評価は10を頂きました。体育でも走るのはそんなに早くなくても 筋力を鍛えて 柔道の授業でポイントを稼いだり 球技を沢山練習して上手くなり試合で活躍して高い評価を貰いました。

    ゆとり教育 というのが今では問題があったと認識されているようです。小中学校では同級生であっても 将来は東大を出てエリート官僚になる人間もいれば 中卒で働かざるを得なくて どうしょうもない学歴差を思い知らされる人間も必ず存在します。日本の中枢を担って 高収入を得る者があれば 社会の底辺を支える側に回って 低収入に苦労する人も存在するのが現実です。同級生ではあっても 将来が同等とは全然限りませんから 各自が自分の能力と立場の違いを若いうちから認識することは 決して悪い事ではないと思います。

    大分前の情報ですが 東大生の親の年収は 慶応の学生の親の年収よりも高いのだそうです。勿論高収入を得ている人間が優れているとは限りませんが 高収入を得ている人の子供が やはり将来高収入を得られるであろう大学に 沢山進学しているのが現実です。勿論 貧しい家庭で育って 東大に進学して 高収入を得ている方も少なからずいらっしゃるとは思いますが 一般的には お金持ちの子は高収入を得る人になり易い という現実があるのは事実だと思います。

    ですから、たまたま同じ教室で学んでいるからと言って 同じような未来が待っているわけではないのです。運動会の100メートル走で ビリになって恥ずかしい思いをしても それをバネにして勉強で見返そうと頑張る子もいれば その経験がトラウマになって グレてしまう子がいても しょうがないと思います。頑張る子は明るい将来が待っているでしょうし グレてしまう子は転がり落ちていくでしょうが それはその子の選んだ道だと思います。以上のように私は思いますから 運動会の徒競争ではきっぱりと勝ち負けをつけるべきだと思います。

  • 9月27日 御岳山が噴火でエライ事になっているのだそうです

    御岳山なんて山は 有名な木曽節で名前を知っているぐらいで 山に全く興味のない私にしたら 久しぶりにその名前を耳にしました。そもそも御嶽山に類する名前の山は日本中に二十以上もあるのだそうですが 今度の噴火騒ぎは 一番有名な木曽の御岳山で起こったのだそうです。季節がちょうど観光シーズンであり、丁度土曜日でもあったので 相当に沢山の人がその地域を訪れていらっしゃったのだそうです。

    御岳山は以前は死火山若しくは休火山に分類されていたのだそうですが 数年前に噴火したことから 現在は活火山として分類されているのだそうです。大体私は火山の噴火と言えば 溶岩が流れ出すものだとイメージしていましたが 今回の噴火は 水蒸気爆発を切っ掛けに ガスが噴出し 大量の火山灰や土、岩などが吹き上げられて落下してくる類の噴火なのだそうです。

    そういえば 最近は各地で地震のニュースが頻繁に流れていたようにも思いますから 日本の火山帯の活動が以前に比べて活発になっていたのかもしれません。それにしても山頂付近に噴火当時たまたまいらっしゃった人は 本当に不運な方だと思います。たまたま観光に出かけただけなのに そのスケジュールが噴火の時期と一致してしまっただけで かなりの人数が命を落とされているみたいです。

    震災による津波の被害で 海の近所は地震の際には恐ろしいエリアという認識は日本人なら持たれていても不思議ではありませんが 3000メートル級の山で 噴火によって深刻な被害を受けるなんて 誰も予想していなかったと思います。今年の秋の旅行は 久しぶりに石垣島に出かけようか 何時ものようにディズニーランドに出かけるか 意表をついて信州から富士山の周辺をゆっくりと観光してみようかと考えていましたが こんな噴火騒ぎがありましたから 恐らく無難にディズニーランドに落ち着くだろうと思います。

    噴火による被害として思い出すのは アイルランドで2010年に起こったエイヤフィヤトラヨークトルの噴火です。火山の噴火の規模としてはそれほど大きなものとしては認識されていませんが その噴火によって出来た雲により飛行機が飛べなくなってしまい 第二次世界大戦以来の航空機麻痺が起こったのだそうです。日本にはあまり影響がなかったので 大して報道されませんでしたが ヨーロッパへ出張していた友人から ひどい目にあったと散々ぼやかれましたので 割とよく覚えていました。

    何にしても日本は火山の多い国ですから 地震も恐ろしいですが 火山の噴火にまで注意をしなければならなくなりそうで 困ったことです。今回の噴火でお亡くなりになられた全ての方に対してお悔やみ申し上げるとともに 現在も辛くて不自由な避難生活を送られている方に心からお見舞い申し上げます。

     

     

     

  • 9月26日 中国が日本の赤サンゴを密漁しているのだそうです

    今更中国等という国に よその国の財産を盗むことが悪い事だという まともな道徳観を求めるのは愚かな事だと思いますから ここは日本の毅然とした対応に期待したいけれども 総理が安倍ちゃんじゃあ無理かもしれませんねえ。私はこのブログで散々ぼやいてきましたが 集団的自衛権について論ずるよりも もっと根本的な日本の国土や財産を守る 独立した国家なら持っていて当たり前の 個別的自衛権を行使すべき事態が続出していると思います。

    正々堂々と ある意味立派に思われるぐらい悪びれもせずに 日本の財産を盗んでいるという事実からして 犯人が中国人である事は明白なのかもしれませんが 日本の海上自衛隊は何故艦砲をぶち込まないのか不思議でしょうがありません。海上自衛隊の軍艦に装備されている大砲や機銃の類は 見せかけのインテリアなのでしょうか。日本という国が 何をされても全くの無抵抗でなされるがままだから 中国がやりたい放題を増長させる一方なのだと思います。

    中国のように 正義感や道徳観の欠片も持ち合わせていない国に 他国の財産を盗むことが悪い事である という日本なら幼稚園の子供でも身に着けている常識を 要求しても無駄な事であるのは 決まりきっていますから その密漁船団は 日本の領海を侵犯し、その大切な固有の財産を盗んでいる事に対して 正々堂々と 大砲の弾でも魚雷でも使って攻撃して 沈没させてなければ 日本が独立した国家であるという事を 世界にアピールできません。

    近所に 無法者の国があることを どんなに嘆いても どんなに口だけで文句を言っても 全く効果がないのは明白ですから 徹底的にそのような密漁船団を壊滅してやれば 多少はこれまでの勝手放題 我儘放題してきたことに 気が付いて 勿論中国の事ですから 一度や二度ぐらい 密漁船団を壊滅されようとも そんな事でこれまでの悪事を悔い改めることはないと思いますが 少なくとも密漁船団が全て沈没させられたとしても 国家として文句は言えないでしょう。いくら厚顔無恥な中国でも 密漁船団を鎮められて文句を言ったら 日本の領海を侵犯して 大切な財産を盗んでいたことに自国が関与していたこを認めたことになるのですから。

    密漁船団を壊滅させても 世界のどの国からも文句を言われるはずがないのだから 私は可及的速やかに大砲でも魚雷でも使って 密漁船団を殲滅してほしいと思います。

  • 9月25日  今年もプロ野球が終わろうとしています

    私のブログでは 落合さんが監督を務めておられる時期には 頻繁にプロ野球ネタを書いておりました。所が 愚かにも中日球団が落合監督を解雇してからは 数十年続いた私のドラゴンズ愛がかなり冷めてしまったので 敢えてプロ野球ネタには触れずにブログを書いておりました。落合さんに続いて監督となったのが 無能な高木の糞ジジイでした。一年目には落合監督の残した遺産で辛うじてAクラスに入りましたが 二年目はそのあまりに無能な指揮の取り方で ずたボロの状態にチームを陥れて 凄く久し振りにBクラスに転落しました。

    中日球団にしてみれば 常に優勝を争う常勝軍団を作り上げた落合監督の後釜ですから それなりのネームバリューがあり 期待も出来る人物を持ってきたつもりでした。確かに選手としては高木守道は歴代のセカンドの中でも 最高の選手として推す人もいる位に優秀はプレイヤーだったことは間違いありません。華麗な守備や名人芸と言われたバックトス、そしてしぶとくて勝負強いバッティング 勿論私もその現役時代をよく知っていますから 一枝と組んだ二遊間は 荒木、井端のコンビに勝るとも劣らないドラゴンズの売り物でした。

    ただ、名選手が名監督になるとは限らないのがプロ野球です。現役を退いてすぐに短い期間監督を務めましたが 能力や適性ではなくて 自分の好みで選手を起用するし 一旦嫌った選手は意地になって起用しないなど その頃から監督としての無能さの片りんは認められましたが 当然成績が振るわず直ぐに解雇されました。球団としてもその辺りを心配したのか 優勝監督として実績のある権藤を補佐的な立場として ピッチングコーチに起用しました。

    ところがこの権藤がまた高木に輪をかけたような無能なコーチで 落合監督のもとで厳しい森ピッチングコーチがにらみを利かしている間は殆どけが人のいなかったドラゴンス投手陣が 一度に気が緩んだのか 怪我人続出で あっという間に野戦病院と化したのです。おまけにこの無能な老人たちの仲が最悪で 報道陣の前で大ぴらにののしり合いを演じました。そんな首脳陣の率いるチームの選手が優勝を目指して頑張る訳もなく 当然のように成績は低下していきました。チームの成績が下がると 各選手の成績も振るわず 年俸も当然下がりますから 選手のモチベーションがずっと低いままです。こんな状態のチームが優勝を狙えるわけもなく 数十年ぶりに二年続けて負け越したのも 当然だと思います。

    今年は谷繁が選手兼任で監督に抜擢されて 落合さんがGMとして球団に復帰されましたから かなり期待はしましたが これが全くの期待外れで非常にがっかりしました。監督業とはよほど能力のある人 ある程度経験を積んだ人でも凄く大変な仕事です。落合さんほどの監督として能力も実績もスバ抜けた人が サムライジャパンの監督を 重要な春季キャンプの最中にチームを離れることは出来ないという理由で 固辞したのです。監督として一年目のペーペーが取り敢えず監督に専念しても 監督としての仕事を全うできるのか覚束ないのに 自分の選手としての個人記録に固執して 監督としての仕事をほったらかしにして 選手としても出場しようと調整しました。

    現在のドラゴンズは 安心して先発を任せられる投手が足りないし 中継ぎにも不安があるし おさえもさすがに岩瀬はピークを過ぎてしまっているしで 先ず投手陣の再建が急務であるのは間違いありません。しかしそれ以上に急務なのがキャッチャーを育てることです。谷しげがキャッチャーとしてその捕球術や インサイドワークに卓越した捕手であることは否定しません。落合さんが監督を務めた八年間で四度のリーグ優勝は 谷繁の存在なくしてはあり得なかったのかもしれません。

    しかし現在の谷しげは 強肩が影をひそめてから盗塁阻止率は下がる一方だし 打率も自分の身長を超すのがやっと位で(一割六分か七分がいいとこ)次世代の捕手を育てるのが一番の急務のはずです。昨年のドラフトで巨人は一位に小林捕手を指名しました。阪神も四位で幸運にも梅野を指名できて 現在一軍で着々と経験を積んでいます。捕手は守備の要ですから覚えることが山ほどあって 取り敢えず一軍で経験を積んでいかないと 直ぐには使い物にならないのです。なのに谷しげは自分の記録に固執して自分の後釜をつくつ事に本気で取り組んでいるとは思えません。

    攻撃陣でもそうです。井端を放出したのは非情であるけれどチーム事情から致し方なかったと思いますが 何故すでにピークを過ぎて未来のないベテラン 例えば和田や荒木、森野を未練たらしく使うのでしょう。昨シーズンの暮れから 今シーズンはなんとか平田を四番に定着させたいチーム方針だったはずですし その方針には私も大いに賛成です。なのに平田が上手くスタートを切れなかった時に監督はすぐに平田の打順をさげました。平田を四番バッターとして育てようと思ったら 監督が平田と心中するつもりでどんなに不振でもどんなに三振を続けようと 四番で使い続けることが大切だと思います。

    日ハムの中田や巨人の坂本、広島の堂林などはたとえどんなに三振を続けようと エラーを重ねようと 同じポジションで監督が一年間使い続けました。その結果それらの選手はそれぞれにチームの看板選手として成長したのだと思います。谷繁みたいに調子が悪ければ打順を下げる、もっと悪ければ先発から外す、もっと悪ければ二軍に落とす等という事をしていては 選手は目の前の結果を欲しがるようになります。そんな選手が大成するはずがありません。

    四番バッターは必ずチャンスに打順が巡ってきます。試合の勝負どころで打席に立たなければなりません。そういう役どころの打順だからです。調子が悪ければ 当然良い結果は出ないでしょう。新聞でたたかれ ファンからも罵声を浴びせられるはずです。所が監督は何時まで経っても自分を使い続けます。良い結果を残したいし、褒められたいし、歓声を浴びたいのは人間として当然です。だからこそ必死になってなんとか打てるように練習するのです。外されることを心配しながらしている練習では何にも身に着くはずがありません。

    開幕投手にしても訳が分かりません。開幕投手に指名されることは その年の軸となる投手として首脳陣が期待していることを示すのです。今年は昨年の成績から当然大野を軸としてローテーションを回すはずでした。キャンプでもオープン戦でもそれなりの成績は残していましたから 本人もそれなりの期待はしていたはずです。所が 実際に登板したのは 昨年解雇されかけた川上でした。川上なんてドラフトで一位に指名されておきながら チームに背を向けてメジャーリーグへ自分の都合だけで 出て行った奴なのにです。何でドラゴンズがおめおめと夢破れて帰ってきた奴のしりぬぐいしてやっているのが納得がいかないのに なんで名誉であり重要な意味合いを持つ開幕投手を任せたのでしょう、

    わけの分からない開幕投手を指名して 本来今シーズン一番軸として頑張ってもらわなければならないはずの大野にいきなり精神的なダメージを与えておいて チョッと打ち込まれたら 直ぐに二軍に何度も落としました。チームのエースとして期待するのなら たとえどんなに打ち込まれてもローテーションを外さずに使い続けることで 真のエースとしての自覚が芽生えるのだと思います。

    はっきり言って今シーズンの開幕時の戦力を見て 今シーズンのドラゴンズに優勝を期待したファンは少なかったと思います。どうせ優勝を期待されていないのなら開幕当初から 三年後を見据えて これまで頑張ってこられたベテランには申し訳ないが お休みいただいて ガラッと若手に切り替えた選手起用をしてほしかったと思います。私が今年全く応援に球場に出向きたくなかったのは 何も成績が悪かったからではなくて 今シーズンは駄目でも三年先に楽しみのある選手起用がなされていれば 本当のドラゴンズファンは いくら負け続けても応援に駆けつけるはずです。

    今年も結果的には巨人が独走で優勝してしまいそうですが 今年に限ってみれば決して巨人は強くありませんでした。先発投手でも規定投球回数に達しているのは菅野と杉内だけだし、打撃ベストテンには巨人の選手は一人も入っていません。チーム打率はセリーグで一番低いのです。それなのに他の球団がもっともっと弱かったから 結局巨人が楽々優勝してしまったのです。こんな魅力のないプロ野球なんか当分見に行く気がしません。私にとってプロ野球はすごく大切な娯楽の一つでした。少しでも早くまた魅力的なプロ野球に戻ってほしいと思います。

    どうせ谷繁は一年目ですから解雇されないのでしょうから せめて現役からきっちりと引退して 監督業に専念して せっかくGMとして復活された落合さんの優れた能力をもっと活用して 強いドラゴンズを目指して欲しいと期待致します。

  • 9月24日 奥様に鞄をプレゼントしました

    先週お財布が古くなったので 新しいお財布を刈って差し上げました。以前に使っていたお財布が ボロボロになってしまい 新しいお財布が必要だったからです。実は先週 お財布を買ったのと同じお店でよさそうな鞄を見つけてありましたので 輸入雑貨のお店なのですがに又お邪魔しました。私はいつも言ってますが 自分の事にお金を一切かけたくありません。どっちみち見てくれが悪いので身に着けるものなどは 機能的でありさえすれば つまり暑さ寒さをしのげれば かつ清潔でありさえすれば 全く文句がありません。

    でも奥様の身に着ける物や持ち物は 勿論経済的にある程度の上限はありますが なるべく上等のものを選んで差し上げたいと思っています。残念ながら私には洋服や女性の持ち物についてのお洒落なセンスなど全く持ち合わせていませんから 選ぶときにアドバイスを差し上げることはありません。でもあまり派手なものや華美なものは私が嫌う事は奥様も十分にご承知なので 私が気に入る範囲で 上手に買う品物を選ばれます。ただ奥様は根っからの倹約家なので なるべくリーズナブルな品物 というか割安感 お買い得感のある商品を選ばれがちです。

    昨夜 緊急で時間外に手術をしましたので 今朝その子を飼い主さん宅に送り届けて 四万円弱の臨時収入がありました。ちょっと一人では手に余る手術だったので 奥様にも手伝って頂きましたので そのご褒美として その臨時収入で奥様の買い物をしようと思いついたのです。ですから私は予算として四万円を考えていました。所が奥様が選ばれたのは二万円足らずの商品でした。

    私は予算の半分にも満たないお買い物なので もう一品洋服でもアクセサリーでも選ぶようにお勧めしましたが 奥様がかたくなに拒否されましたので 仕方なくそのままくずはモールを後にしました。たかが鞄でもブランド品になると 数十万円どころか数百万円のものもあるのだそうです。さすがにその類の商品には手が届きませんが 私に出来る範囲で奥様には上等のものを身に着けて頂きたいのですが 奥様は質素、倹約を重んじられる方なので そこそこの商品しかプレゼントできなくて ちょっぴり残念ですが だからこそ私のお金の管理は殆ど奥様に安心してお任せできています。

    先日 深夜のバラエティー番組で 女性が鞄を必要以上に所有しているのではないかという検証をしていました。歯医者の爺さんの奥さんで 相当なばあさんのはずなのにやたらと若作りであり 顔はいかにも何度も何度も整形手術を繰り返したのであろう ひっつめて皺を伸ばして目のつり上がったばあさんが出演していました。開業歯科医師の奥さんなので経済的に余裕があるのは分かりますが ブランド物の鞄を数十個所有していました。

    私はブランド品に全く有難味も興味もありませんので羨ましくも何ともありませんでしたが、そのばあさんが言う事には「高級品を身に着けている人間は 当然高級な人間と判断できる」のだそうです。つまり高級品を所有している自分は高級な人間だとでも言いたげな下品な表情でした。こんな下品なばあさんと残りの人生を過ごさねばならない その歯科医師にすごく同情してしまいました。

    私にその歯科医師ほどの収入がなくて 甲斐性が足りないだけであり 貧乏人の僻み根性であるのかもしれませんが 整形手術だらけの下品な顔の あさましい根性のばあさんよりもしっかり者で 質素倹約を尊ぶ奥様とこれからずっと一緒に暮らせる私の方が ずっと幸せだと確信しました。

  • 9月23日 本日は秋分の日で お彼岸の中日なのだそうです

    私は全くの無神論者であり信仰心など持ち合わせておりませんので仏教にまつわるお彼岸にも勿論全然興味がありません。ただ一般常識として彼岸とは春分、秋分の日を中日としてその前後三日間つまり春と秋の七日間 合計十四日を言うのだという事ぐらいしか知りません。迷いや煩悩を川に例えて それらを乗り越えて彼岸に到達した日をお彼岸といいい 先祖に感謝するためにお墓参りをするのだそうです。この辺りの解釈にはいろいろな説があるのだそうですが 細かいことにまでは興味がわきません。

    他に お彼岸について知っていることといえば もち米を蒸して半分潰してまとめたものにあんこを分厚く巻いたお菓子をお供えしますが 春は牡丹の作頃なので牡丹餅(ぼたもち)というのに対して、秋の彼岸の頃には萩が咲くので御萩(おはぎ)と呼ぶぐらいのものです。

    最近まではお墓が遠く九州にしかなかったので お墓参り自体と凄く縁遠くて どのようなタイミングでするべきなのか どのような意味合いでお参りするべきなのか 全く無知でしたが 母が亡くなり近所にお墓が出来ましたので 少しずつ勉強している最中です。昼から時間が空いていましたから 花を持って墓参りに出かけました。

    お盆に一生懸命にお墓掃除をしたので 本日はさっと水をかけただけにしておきました。墓石に水をかけると墓石にダメージを与えるので やめておいた方が良い等ともっともらしく口にする人がいますが 全くの大間違いだと思います。現在では屋内に団地みたいに詰め込まれた風情も有難味も全くないお墓と称するものがズラーと並んだ屋内型の霊園もあるようですが 大部分のお墓は屋外にあります。よっぽどお偉い方のお墓でもなければ その墓石に屋根がついているものを見たことがありません。というよりも実際に屋根のついたお墓など見たことがありません。

    つまり墓石というのは殆どのものが雨風にさらされ直射日光に照らされるように出来ているのです。墓石は雨が降るたびに水をかぶっているのです。ご先祖様を大切にする方で毎日お墓参りをされる方なら別かもしれませんが 年にほんの数回お墓参りをする人間が大部分のはずですから 墓参りのたびに墓石に水をたっぷりとかけたとしても 普段から雨水にさらされている墓石にすれば その水をかけるという行為によってダメージを受けるなどということはありえないはずです。論理的に全く根拠のないことを 偉そうにもっともらしく口にする人間を 私は軽蔑します。

    そもそも墓参りをすることに どのような意義があるのか 多少は疑問にも思いますが 私のお墓には母のお骨と 父の九州のお墓から分骨してもらったご先祖様のお骨が収められているのだそうです。お参りして母を思いながら手を合わせることで 少しでもあの世にいる母が救われるのだと聞いておりますので 普段は正直な所 母のことを忘れっぱなしですから 墓参りに出かけた時ぐらいは たっぷりと手を合わせようと心がけています。

  • 9月22日 毎月22日は「夫婦の日」だそうです

    夫婦について考えてみます。私は正直申し上げて バツイチです。このブログではもう何度も書いていますが 私は普通の人よりもちょっとややこしい道のりをたどって現在に至っています。普通に高校を卒業して 立命館大学理工学部化学科に入学して 無事卒業しました。立命館大学はぶっちゃけ目指していた大学とはだいぶ異なりますが まあ通い始めてからは それなりに楽しい学生生活でした。その四年間 頑張ったこともあり、勿論怠けたことも多かったし、あまり褒められた覚えはないけれど、そんなに人に迷惑もかけずに卒業しました。現在でもお付き合いしている友人が少なからずいますから それなりに有意義な時間だったと思います。

    人並みに就職活動をして 塩野義製薬に入社しました。一応有名な会社ですし、それなりに大きくて お給料などの待遇も申し分ありませんでした。そのまま普通にサラリーマンを続けていれば 現在とは全く違った人生になっていたと思います。働き出して数年してから 結婚を考えるぐらい好きな女の子が出来ました。何故かしらその女の子とは波長が合う、というか自分とよく似ているように感じました。

    その女の子と突き詰めて話していくと 獣医師になりたいという共通の夢を持っていて それを諦めてしまったので 何となく現在の自分に 満足できない虚無感を共有していることが分りました。その時私はすでに二十代半ばでしたが 自分の夢を完全に諦めてしまって これから先の人生 とても自分なりに納得できそうにはないという考えに至りました。

    そこでせっかく一流企業に就職できている現在の自分を捨てて 再度獣医師になる夢にチャレンジしてみようと決心しました。会社を辞めて 再び受験生に戻り かなり苦労しましたが 岐阜大学農学部獣医学科に入学しました。当然ですが同級生とは 9歳ぐらい年が離れていましたから 馴染むのにかなり苦労しましたし、年齢が進んでいる分 記憶力や吸収力も衰えているのを実感して テストの時にはかなりしんどい思いをしました。

    勝手に二つ目の大学に進んだので 授業料から生活費まで 全てアルバイトで稼がねばならず その意味でも結構負担が重かったです。何とか六年間頑張って無事卒業できましたが あくまでそれは通過点であり 自分の動物病院を持つまでは ホッとできません。研修医として数年病院に勤めてから やっと独立して開業できました。

    開業するのに数千万円かかりましたが 蓄えなど全くなかったので30歳を過ぎて情けないですが実家を担保にして借金をするという状況でした。開業するかしないかの時に 周囲に勧められて見合いをして 結婚をしました。しかしその時の私は開業したばかりの病院を何とか軌道に乗せようと必死で、しっかりとした夫婦関係を築くことができませんでした。

    普通の人よりもかなり回り道をしているわけで 相当に焦っていたのかもしれません。結局はほんの短い間で夫婦間に大きな溝ができてしまい 離婚せざるを得なくなりました。それで私は一生一人で寂しく暮らしていくしかないと半ば諦めて生活をしていました。そんな時に現在の奥様と巡り合い 一生一緒に生きていきたいと思うようになりました。幸いなことに奥様も同じような気持ちになっていただけました。

    それで奥様と一緒に暮らし始めましたが 奥様には男の子の連れ子が一人いました。結局は私の心が狭いからとしか言いようがないのですが その男の子との生活がどうしてもギクシャクしてしまい無理して一緒に暮らすことが お互いにとって苦痛になりました。勿論奥様と別々の人生を歩むことは出来なかったので 取り敢えず近所にアパートを借りて 少しだけ距離おおいて生活するようになりました。この形の生活が始まって結構立ちますが それなりに奥様とは仲良くできているつもりです。

    きちんと入籍することも考えましたが 子供さんの事があるので慎重になってしまいそのような手続きはしないままに現在に至っています。ただ奥様が将来に不安を抱かないでよいように 去年全身麻酔を伴う手術をするときに 念の為 私のすべての財産を奥様に譲ることを遺書としてしたためて 奥様に預けました。

    奥様がその簡単な手書きではありますが 恐らく法的には有効であるはずの遺書を現在もお持ちなのかどうかは知りませんが 私もそろそろいつ死ぬかわからない年齢に近づいておりますので 正式な遺言書を作り しかるべきところに預ける準備をしようと思っています。

    ただ、死ぬまでには 奥様と南の島へ移住して 楽しいこと三昧の老後を過ごそうと計画しておりますので 楽しい老後をたっぷりと味わうまでは簡単に死ぬつもりはありません。

    私の人生はかなり変則的であると思いますし 結婚生活も不自然な形になってしまいました。奥様との間に今更子供をもうけるつもりもありませんから 猶更変わっているのかもしれませんが 私は奥様の事を自分の命よりも大切に思っています。奥様が私と同様の気持ちをお持ちかどうかは大いに疑問ですが とりあえず奥様と過ごしてきたこれまでも そしてこれからも少なくとも私にとってはとても幸せな生活だと思っておりますし これからも精一杯奥様を大切にしていこうと思っております。

  • 9月21日 1933年の本日 宮沢賢治さんが38歳でという若さで亡くなられました

    宮沢賢治さんといえば 詩人であり、童話作家としても有名です。私たちの年代(現在57歳)なら、中学だか高校だかの国語の教科書で「雨にも負けず」という詩を学んだことを覚えておられる方が多いと思います。結びの言葉「そういう人に私はなりたい」というのが かなり印象的でした。

    まだ大人になっていない年齢の人間には なかなかそういう達観した人生観は 本音の所では理解できなかったように思います。正直申し上げますと 賢治さんが亡くなられた年よりもずっと年上になった今でも なかなかそこまで達観した人物にはなれそうにもありません。

    賢治さんの一番有名なこの詩は 作品として発表されたわけではありません。死後 彼の手帳に書き残されたものが発表されました。ですから、途中で出てくる言葉「ひどりのとき」は「日照りのとき」の書き間違いとされて、私も教科書では「日照りのとき」として習いました。所が日照時間の短い東北地方では 日照りはむしろ有り難いものであるのに「涙を流し」と続くのは文脈的におかしいという説が持ち上がってきました。原文の通り「ひどりのときは」にすると日取りとは日雇いの事で 日雇いに出なければならないほど困窮している時には 涙を流しと文脈がつながると言いう事です。

    賢治さんはほかの文章でも 何度か[で]と書こうとして「ど」と表現する間違いをくりかえしているので「ひどり」よりも「日照り」の方が正しいのではないかという説もあります。どちらが正しいのかは ご本人に確認するしかありませんが 既にお亡くなりになられていましたから 確認の仕様がなかったみたいです。

    宮沢寛治さんは 童話作家として相当数の童話を残されています。有名な作品としては「銀河鉄道の夜」とか[風の又三郎」などがありますが 童話と言っても幼い子供に読み聞かせるような内容ではありません。感受性の豊かな中学生か高校生ぐらいが読んでやっと理解が出来そうなないようだと思います。

    いずれも賢治さんの死後に有名になった作品なのだそうです。代表作には他にもいろいろありますが「注文の多いレストラン」等は童話というにはかなりシュールな物語で自分勝手な大人に対するメッセージを強く感じます。

    まあ、何にしても38歳の若さで 急性肺炎で亡くなられたのは とても残念に思います。もっと人生経験を積まれてからの作品は更に深い内容の詰まったものになっていたのかもしれません。でも物理的には生きておられた時間は長くありませんが 亡くなられてからその作品が評価されて かなりの年月が過ぎた現在でも多くの人たちに愛読されているのですから 少なくとも作家としては十分に充実した人生を過ごされたのかもしれません。私の人生もあとどれだけ残っているのか分りませんが それなりに充実して 死ぬ時に後悔しないような生き方をしたいと思っております。