Dr.喜作のブログ

2014年10月 の記事一覧

  • 10月31日 本日は月末の31日で蕎麦の日なのだそうです

    毎月31日若しくは30日の月末に 江戸時代から商家では 身代が細く長く続きますようにとの願いを込めて縁起物としてそばを食したことから月末を「蕎麦の日」と称するようになったのだそうです。大晦日に食べる「年越しそば」は これもまた江戸時代から定着した習慣だそうですが その年の厄歳を断ち切ってしまう為に食べるという説と 細く長く延命と長寿を願うために食べるという説があるのだそうです。

    蕎麦にまつわる習慣としては 「引っ越し蕎麦」というのがありますが これもまた江戸時代に定着した習慣だそうですが江戸を中心とする地域に広まったそうなので 私は岐阜よりも東に住んだことがないからなのか 全然馴染みがなくて 今まで一度も引っ越し蕎麦を配ったことも 貰ったこともありません。現在ではかなりすたれてしまった昔の習慣なのかもしれません。

    年越しそばというのは日本全国に行きわたった習慣で 日本人の大部分が食べているのかと思っていましたが ほとんど毎年食べる方は国民の六割にも満たないのだそうで、少し意外に思います。地域によっては元旦に食べる習慣があったり、うどん文化の色濃い香川県では二割以上の方が「年越しうどん」を召し上がっておられるそうです。関西ではやはり蕎麦よりもうどんを食べる機会が多いのかもしれませんが 大阪でも年越しうどんを増しあがっておられる方は結構いらっしゃるのかもしれません。

    私は子供の頃はうどんのもっちりした食感よりも 蕎麦のさらっとした喉越しの方が好きでした。所が そばを食べるときには 江戸っ子の粋な食べ方なんてものが幅を利かしています。私は東京弁を話す人にはいちいちむかつきますし、決して江戸っ子にはなりたくないし 江戸っ子の友達も欲しくありません。

    たかが蕎麦を食うのに 偉そうに 先ずはそばをそのまま食べて香りを味わえとか めんつゆにつまんだ蕎麦の三分の一ぐらいしか浸してはいけないだとか なるべく咬まずに飲み込んでのど越しを味わえだとか 薬味は最初からめんつゆにいれてはだめだとか そばつゆが注文しないと出てこないソバ屋は駄目だとか カッコばかりつけすぎていると思います。蕎麦は確かに美味しい麺類だとは思いますが そんなにカッコばかりつけて食べるような代物では決してないと思います。

    試しに「粋な蕎麦の食べ方」等と検索してみれば こう食べれば粋だとか ああいう食べ方は無粋だとか 喧々諤々一杯ヒットしますが 要は自分がそばを食べたいからそばを食べるのに どうして関東の人たちは 他人の眼ばかりを気にして カッコをつけて粋に見える食べ方、つまち江戸っ子の食べ方を真似したがるのでしょうか。

    そういえば私は東京に殆ど行ったことがないので 東京でもりそば(せいろそば、ざるそば)の類を食べたことがありません。関東のそば、うどんは殆ど醤油のような色をした真っ黒な御出汁に面が浮かんでいます。味も見た目ほどではないけれど かなり濃いめの味付けになっているようです。盛りそばについてくる麺つゆもさぞ味付けが濃いのだと想像します。凄く濃い味付けだから つまんだ蕎麦の全部をめんつゆに浸したら 味が濃すぎて食べられないから ほんの一部分しか浸さないのだと思います。

    まず最初にめんつゆに浸さないで蕎麦の香りを楽しむことを粋な食べ方としてすすめているのに どうして味が濃すぎるめんつゆに浸すのでしょうか。京料理は日本の各地の料理の中でも一番の薄味だと思います。素材の持つ味わいを大切にするために 極端に薄味の料理が出来上がったのだそうです。江戸時代まで天皇陛下は京都の御所にお住まいでした。明治維新があってから 天皇陛下のお住まいが 旧江戸城 現在の皇居に変わられました。現在では東京が首都であり 政治や文化のさも中心であるかのように思われていますが ほんの百数十年前までは江戸なんて片田舎にすぎなかったのです。それまでは全ての文化は天皇陛下のいらっしゃる京都を中心に回っていたのです。京都の文化の格式に比べれば 東京の文化なんてほんの金メッキにすぎません。薄味の京料理こそが日本で一番粋な料理であり 東京の濃い味付けの田舎料理なんて かっこをつけて 粋だ無粋だなんて全然次元の低い 目くそと鼻くその争いだと思います。

    そんな事を思うと私はうどんの方が 余程庶民的であり 身近な食べ物に感じられて 好きになりました。今年は大晦日に年越しそばではなくて 年越しうどんを食べてみようかと思います。

  • 10月30日 深夜に3件も急患が来られました

    当院では 深夜の時間外での急患が平均して週に三件くらい来られます。同じ日に二件来られたことは何度かありましたが三件も来られたのは初めての出来事です。まあ時間外で対応する場合 時間外料金として一万円頂きますので 三件も診察させていただき有難いのが正直な気持ちです。

    一件目は夜の十時ごろに 自分が飲むつもりの薬を足元に落としたところ その場にいた犬が飲んでしまったというお電話でした。飲んでしまった直後に電話をもらいましたし、一時間ぐらい前に晩御飯を食べたばかりという事だったので 催吐剤と用いて飲んだ薬を吐き出させるのが 一番簡単であり 確実な解決法だと判断したので 直ぐに来院してもらいました。

    初診の患者だったので 簡単にカルテを作り 診察室で一通りの診察を素早く終わらせて 早速催吐剤を口から流し込みました。体重7キログラムのダックスフントでしたので10ミリリットルぐらい飲ませて様子をみました。しばらくしても嘔吐する気配がなかったので 更に5ミリリットル飲ませると ようやく嘔吐が始まりました。晩御飯に食べた茶色のフードがふやけたものの中に 半分ぐらい融けた白い錠剤が確認できました。

    晩御飯として食べた分のフードを殆ど戻したので 後から飲んだ薬が腸内に進み吸収される心配はないと判断しました。催吐剤による嘔吐が終了してから 脱水を起こさないように点滴を背中の皮下に流し込み ついでに胃が落ち着いて 明日の朝からご飯が食べられるように作用する薬を流し込みました。明日の朝には恐らく落ち着いて日常の生活に戻れると思います。飼い主さんには薬を飲むときには 足元に犬がいないことを確認してから 同じことを繰り返さないようにお願いしてお帰り頂きました。

    治療が終わって片づけをして二階に上がり晩御飯を食べ始めた頃に 時計は十二時を回っていましたが また電話が鳴りました。犬が抱っこしている所から床に飛び降りた時に前足の爪を折ってしまい 出血が止まらないとの事でしたので またすぐに来院してもらう事になりました。急いで晩御飯をかけ込んでから 病院に下りました。

    来院された時には 一応出血は収まりつつありましたが 出血を抑えようとしてか足首の所をひもできつく縛ってありました。素人考えによると足首を縛ると出血量が少なくなるように思われるのかもしれませんが 中途半端に縛っても 動脈の血流の勢いは強いので足先に血液はどんどん流れ込み静脈を通って心臓に戻ろうとする血液がせき止められて かえって出血量を増やしてしまう場合がありますから 例え出血していても体幹に近い所で縛るのは慎重にされた方が賢明だと思います。

    爪と指の状況を観察すると 爪が完全に根元から無くなっていました。血管を収縮させて止血する薬を塗って様子をみていると 殆ど出血が止まってくれました。傷口の消毒をするために 足先の毛をバリカンで刈りました。相当に痛がり、嫌がりましたので 先ず首にエリザベスカラーを装着しました。続いて飼い主さんに手伝ってもらって なんとか押さえつけて 足先の毛を刈り傷口を消毒して抗生剤の軟膏を塗布する処置を終えました。暴れたので また少し出血が始まってしまったので 抗生剤と止血剤を注射しました。

    傷口を消毒してもらい抗生剤の軟膏を塗ってもらうのでその為の薬と 内服薬で抗生剤と消炎剤を出しました。10キロ前後の雑種でしたが 怖がりな子だったので かなりてこずりました。明日からの消毒も大変かもしれませんが 飼い主さんに頑張って頂くしかありません。爪については かなり根っこの部分から無くなっていましたから ひょっとしたら爪は再生してくれないのかもしれませんが 爪が無くても生活に支障はないでしょう。

    治療が終わって二階に戻ると二時近かったので 明日も仕事がありますから直ぐに眠ろうとしました。その時にまた電話が鳴りました。さすがにこの電話はパスしようかとも思いましたが こんな時間にうちの病院を頼って電話していただいているのだからと思って受話器を取りました。昨日からおしっこが出ていない猫が嘔吐を繰り返し 痙攣し始めたとの事でしたので 緊急事態ですから直ぐに来院してもらいました。

    普通おしっこが詰まってしまうのは 体の構造上雄が多いのですが 来院されたのは雌でした。お腹を触ると膀胱がパンパンに膨らんでいて うめくように泣き続けていました。膀胱を圧迫してみたところぽたぽたとおしっこが漏れました。雌の場合尿道が太くて短いので 上手に膀胱を圧迫してやると 尿道に詰まっているものを排除できておしっこが出るようになる場合があります。慎重に膀胱を捕まえて全体を絞り込むように圧迫すると まっかっかになったおしっこがぼたぽたと流れ落ちて やがて糸のように放物線を描いて出始めました。さらに圧迫してやると 糸のように細かったおしっこがだんだん太くしっかりと出るようになってきました。最後には圧迫しなくても本人の意思でおしっこが出るようになってくれました。

    溜まりにたまっていたおしっこがやっと出たので 当の猫ちゃんもホッとした様子でぐったりとしています。とりあえずおしっこが詰まって出ない状態から脱出できましたが かなり心配な状態なので 取り敢えず出てきたおしっこと 採血して血液の検査をしました、尿素窒素とクレアチニンの値が正常値の三~四倍でかなり危険な状態でした。おしっこはふつう三日でなければ死にますがこの子は丸二日出ていなかったので死ぬ一歩手前まで行っていたと言えると思います。おしっこが出てくれましたからは痙攣や嘔吐は鎮まると思います。

    取り敢えず自力で排尿できるかどうか確認するために一晩入院してもらう事になりました。点滴をたっぷりと皮下に流し込み、おしっこがスムーズに出るお薬を多めに混注しました。時分の意志でおしっこが出るようになれば一安心ですが 全身状態がかなり悪化していますから まだまだ要注意な状態ですが 後は明日の朝の状況で判断しようと思います。

    さて時間は四時近くになっており もうあまり眠る時間はありませんが 朝になればまた病院の仕事を始めなければなりませんから 少しでも睡眠をとっておこうと布団に潜り込みました。いつもは目覚ましが鳴る前に置き出しますが 今朝はさすがに目覚ましのお世話になると思います。ではおやすみなさい。

     

  • 10月29日 朝一で健康診断を受け保健所に書類を提出しました

    当院では手術の麻酔をかけるのに 導入麻酔薬として ケタラールという薬を使用しています。勿論他にも同類の薬があるのかもしれませんが 麻酔関係の薬は命に直接かかわるので 使い慣れた薬しか使いたくありません。以前はこのケタラールという薬は普通薬でしたが 何処かの馬鹿者が玩具にして遊んでくれたおかげで 麻薬として指定されてしまいました。おかげでこの薬を使用するためには麻酔施用者としての免許が必要になってしまいました。その為にわざわざ講習を受けて麻薬施用者の免許を取りました。

    獣医師会のかなりの割合のメンバーが講習を受けていましたから ケタラールを麻酔に使っている先生が多いのだと思います。免許は二年ごとに更新しなくてはならず 今年が更新の年に当たっていました。十月一杯で健常者であることを診察を受けて証明してもらい その診断書を添えて免許更新の申請書を四条畷の保健所まで提出しなければなりません。

    今朝は入院している子たちの面倒をみてから8時半ごろに寝屋川にある青樹会病院へ出かけました。他の病院でも診断してもらえるのかもしれませんがここの病院は空いているので待ち時間が少ないと思って出かけました。ちょうど9時ごろに病院に到着しましたが 驚いたことに駐車場に車が溢れていて停めるスペースがありません。困っていると職員の人が来てくれて 開いている場所に誘導してくれました。今日はたまたま何かの検針日に当たっているので混みあっているのだそうです。

    結構待たされるかもと 不安に思いながら受付を済ませました。待合室にも人が溢れています。とんでもない日に来てしまったと思っていると30分ほど待ってようやく名前が呼ばれました。例年だと二三分世間話をしたところで問題ないようですねと言われるのですが 何しろ混みあっているみたいで 椅子に座る前に問題ないですねと言われてしまいました。

    診察室に30秒も滞在しないで診察が終わりまた受付で診断書を貰い料金を払ったのが10時頃でした。これだけ混みあっているのだからしょうがないと思います。寝屋川と四条畷は隣接しているので道さえ間違わなければ15分位で保健所に着くはずでしたが 案の定道を曲がり損ねてしまい 迷ってしまいました。それでも何となく方向だけは分かっていたので行きつ戻りつしているうちに 30分ぐらいで保健所へ辿り着きました。申請書を提出した時に受け取ってくれた人から「麻薬年間届」をもう提出されましたかと問われました。この書類は毎年年末に提出しなければならない書類なのに 用意していませんでした。この書類も今月中に提出する必要があったので 病院に戻ってから ケタラールの残量などを調べて 書類を作成しました。毎年提出している書類をどうして一緒に持参できないのか 自分で自分が情けなくなってしまいましたが 落ち込んでいても仕方がないので提出する書類を封筒に入れて切手を貼って宛名を書いてすぐにポストに投函しました。

    そもそも本日慌てて出かけたのは 昨日保健所から電話がかかってきて 今月中に遅れない様書類の提出をと 連絡を貰ったからです。情けない話ですがだいぶ前に獣医師会から今年は麻薬免許の更新の年なので 手続きを忘れないようにと 連絡を貰っていましたが 時期が来たらやろうと思っていて すっかり忘れていたのです。奥様に言うとなんと二年前にも催促されて慌てて対応したことを告げられて 私という人間がいつも何時もギリギリになって慌てて物事をやる情けない人間であり 全く成長していないことを思い知らされました。

    まあ事実ですから情けない事を指摘されてしまいましたが 甘んじて受け入れるより仕方がない事と思います。本当なら病院と保健所に奥様に同行していただきたかったのですが 本日は奥様のアパートで何かの工事が行われるのだそうで 家を空けることが出来ないため拒否されてしまい 道に迷ったり 持参すべき書類を忘れたりしてしまいました。やっぱり私が何かするときにはしっかり者の奥様が傍についていてくれないとダメな事を改めて認識しました。

  • 10月27日 1993年の本日いわゆる「ドーハの悲劇」が起こりました

    私はスポーツでは野球が一番好きで その次に興奮するのがアメリカンフットボールで 続いてラグビーが面白いと思います。基本的にチームプレーが好きなので 個人でやるスポーツにはあまり興味がありません。従って 正直な所 サッカーにはあまり興味がないし 知識も殆どありません。勿論基本的なルールは知っていますが 細かいポジションの名前とかになると分かりません。

    そんな私でもサッカーのワールドカップがひょっとしたらオリンピック以上に規模が大きく 関心を集める大会であることぐらいは知っています。最近の数大会では 日本が辛うじてではありますが本大会に連続出場していることも そしてほとんど負け続けていることもある程度は知っているつもりです。

    1993年というのは そんな日本がどんなに頑張ってもワールドカップ予選を突破できず 本大会に進むことが夢だったころの出来事です。アジア最終予選に進み六か国による総当たりのリーグ戦でした。即ち五試合をしてその結果の勝ち点、得失点差、総得点などにより順位をつけて 上位二か国が本選にすすめることになっていました。

    日本は四試合終わったところで勝ち点、得失点差によって首位に立っていました。最終戦に勝てば勿論無条件に予選を突破できますが引き分けると他の試合の結果次第では 予選突破の可能性がある位置にいました。最終戦の相手国はイラクでイラクも勝てば予選突破の可能性が多少ありますが 引き分けでは本選にすすめない状況だったようです。

    試合は終盤まで日本が二対一でリードしていましたが 90分を過ぎて 数分のアディショナルタイムに入り イラクに同点ゴールを決められて引き分けに終わりました。勝てば確実に予選突破できたのに あと数分のところで引き分けて 結局韓国の方が日本よりも順位で上回って 本選に出場となりました。

    あと数分の所まで 本選に出場できていたのに 結果的には予選突破できませんでした。この出来事を何故かサッカーファンや関係者の人が「ドーハの悲劇」と呼びならわしているみたいです。イラクは引き分けたところで 本選にすすめるわけではないのに何故か頑張って最後の最後で引き分けに持ち込んだから 悲劇なのでしょうか。

    一説にはイラクの選手はこの試合に負けると むちうちの刑が待っていたので 必死こいてたたかったと言われていますが それは後付けのどうでもいい理由だと思います。試合に出場しているのは サッカーで生計を立てているプロの選手ですから チャンスがあれば積極的に得点を狙うのは極ごく当たり前の事だと思います。最後の一秒まで全力で得点を取りに行くのは極当たり前の事です。ですから日本が引き分けに持ち込まれたのは 日本の実力が足りなかったからです。結果的に韓国に順位を抜かれて本選にすすめなかったのは 日本が弱かったからだと思います。

    私はサッカーに殆ど興味がないので 誰もが「悲劇」というのだから 例えばイラクの選手が明らかな反則を犯しながら審判が見逃してしまったり、審判の明らかな誤審があって 引き分けに持ち込まれたのかと思っていました。所が 後日になってその試合をじっくりと見る機会がありましたが 試合としては極普通であり公正に裁かれたゲームだったと思いますから 何故殊更に「悲劇」という表現を使いたがるのかさっぱり理解できません。

    確かに本選出場にあと一歩まで迫ったのは事実ですが 結局は実力が足りないから 弱かったから出場できなかっただけの事だと思います。ですから私は「ドーハの悲劇」という表現は自国の弱さを美化しようとしているだけの情けない惨めったらしい表現だと思いますから なるべく使わないようにした方が良いのではないかと思います。

    ちなみにタナボタで出場が転がり込んできた韓国ではあの試合の事を「ドーハの奇跡」と表現しているのだそうです。奇跡と言えば1996年のアトランタオリンピックで日本が予選リーグの試合でブラジルに1対0で勝ったことを「マイアミの奇跡」と呼びますがこちらは確かに奇跡的な出来事だと思います。ちなみにこの試合をブラジルでは「マイアミの屈辱」と呼ばれているそうです。

    日本はせっかく第一戦で大金星を挙げたのに結局D組三位に終わり(得失点差により)予選を突破できないという残念な結果に終わりました。まあ一位突破のブラジルが銅メタル、二位突破のナイジェリアが金メダルに輝いたのですから レベルが高すぎて 致し方のない結果かもしれませんが 当時としては予選リーグ戦で二勝をあげていて予選突破できなかったケースは初めてだったのだそうです。

    以上サッカーに殆ど興味のない私が一生懸命に過去のデーターを調べて書いても 面白い内容になる訳もないので 本日はこの辺りで御終いに致します。

  • 10月26日 秋の味覚について思う事

    秋の味覚と言って先ず思いだすものは人によってさまざまだと思います。まずはマツタケが代表選手かもしれません。日本産の上等のマツタケはもう長いこと口にしていないように思います。この時期に 高級な懐石料理でも食べる機会があれば 焼きマツタケなり土瓶蒸しなりで国産マツタケを味わう機会があるのかもしれません。第一に国産マツタケなんて私が出入りするスーパーでは扱っていませんから 手に入れようとしたら わざわざデパートまで出かけねばなりません。そんな面倒なことはしたくないので マツタケご飯を炊くときには 外国産のものをどっさりと入れて 永谷園のマツタケの味お吸い物を三つ四つ入れて炊き込みます。すると勿論本物のような強いマツタケの香りはしませんが それなりの雰囲気と食感は楽しめます。まだ食べたことはないけれど大き目に裂いたマツタケを炭火で炙ってポン酢でむしゃむしゃとたべてみたいです。

    次に秋の味覚で食べたいのは サンマです。子供の頃にははらわたの部分が苦いし気味が悪いので嫌いでお腹の部分は残していましたが、何時ごろからかはらわたの苦い所と薬味の大根おろしを同時に食べると何ともおいしく感じるようになりました。それ以来サンマを食べ終わると 頭と骨だけを残して きれいに食べられるようになりました。サンマは年によって価格が結構上下しますが 我々庶民の味方で 高いと言ってもしれていますので ドッザリと買ってきてサンマ三昧の日々が時々あります。サンマの調理法としては 煮つけたり フライにしたりといろいろあるのでしょうが 私はこんがりと塩焼きにするのが一番好きなので もっぱら塩焼きにして食べ続けています。

    サンマと言えば 昔からあるかば焼きの缶詰には学生時代特にお世話になりました。炊き立てのアツアツご飯を丼にたっぷりとよそって その上に湯煎して温めたさんまのかば焼きをのせて汁まで全てご飯にかけます。今食べてみるとそれほど美味しくは感じませんが 貧しかった当時は 凄く美味しく感じました。毎度のことで飽きてくると ネギやしょうがを刻んだり もみ海苔をかけてみたりして 目先を変えると これがまたとても美味しく食べられました。岐阜大学に通った六年間は 授業料から生活費まで全てバイト代で賄っていましたので かなり貧しくてサンマ丼にはとてもお世話になりました。

    次に思い出すのが栗です。子供の頃には塩ゆでした栗を母親が包丁で剥いてくれるのを妹と順番に待っては食べていました。栗が大好きだったので自分でも向いてみたかったのですが 危ないからとやらせてもらえませんでした。そこで思いついたのが 栗を半分に切って スプーンですくって食べる方法です。これだと割と簡単に食べられますが スプーンですくいだす時に実が崩れてしまいますから 味は変わりませんが 食感が違うので皮をむいた方がやっぱり美味しかったです。

    それから栗ご飯も大好きでした。私は白ご飯も好きですが 具材を入れて炊いてあるご飯がもっと大好きです。グリンピースご飯や赤飯も大好きですが栗ご飯が一番好きです。お出しと薄い塩味で炊き上げただけなのに おかずなんていらない位に 何とも言えない甘みがあり 美味しくなるので不思議です。栗ご飯の素が市販されていますが 栗の量が少ないので自分で栗を買ってきて 自分で剥いて加えて 栗たっぷりの栗ご飯を作ります。最高に美味しいです。栗は外の固い皮は割と簡単に向けますが内側にある渋皮を剥くのがかなり面倒です、でも美味しい栗ご飯が食べられると思うと 丁寧に一生懸命皮を剥きました。

    私は赤飯も栗ご飯も大好きなので 栗の入った赤飯が究極に美味しいだろうと思って 売っているのを買って食べてみましたが 期待したほどには美味しくありませんでした。美味しいもの同士を同時に食べても美味しく感じることはあまりないのかもしれません。少なくとも赤飯と栗ごはんは別々に食べたほうが それぞれの美味しさを損なわずに食べられる事に気付きました。

    果物では 梨とか柿あたりでしょうか。私は梨は子供の頃から大好きで 品種によらず何でも凄く美味しく感じます。子供の頃には梨といえば二十世紀しかないように思っていましたが 最近では幸水や豊水などもとても美味しいです。梨狩りに行った時によくあるのが長十郎という品種ですが さすがに食べ放題の梨狩りに登場する品種なので ちょっと味が落ちるような気がします。

    柿は子供の頃からあまり好きな果物ではありませんでした。固くてシャリシャリしているものはまだ食べられますが 熟して柔かくなったものは あの食感が嫌いで 食べる気になりません。亡くなった母親が 柿が大好きでよく熟した柿の場合は へたの部分を包丁で落として スプーンですくって美味しそうに食べていました。信じられません。それから干し柿も母親は大好物でしたが 私はやはり苦手でした。岐阜は割と柿の産地みたいで土産物に一つ数百円もする干し柿をよく売っていましたので お土産に時々買って帰りました。

    ここまで書くと かなりお腹もすいてまいりましたので 今夜は栗たっぷりご飯を炊いて食べたくなりました。頑張って皮を剥こうと思います。

  • 10月25日 エボラ出血熱の事が不安です

    最近 世界で心配な出来事と言えば やはりエボラ出血熱の事です。この病気のウイルスが初めて確認されたのが1976年ですから もう40年近く前の話です。それから何度も小規模な発病 伝染拡大 終息を繰り返してきました。人類にとって非常に致死率の高い恐ろしいウイルスです。だから当然 この病気に対して治療する側も含めて安全性の高い治療法や 有効な薬の開発や 感染拡大へに対処法などが じょじょに確立できていったはずでした。所が 今回の場合はこれまでと比べ物にならない位に大規模な病気の拡大を見せています。

    西アフリカの諸国では 国によっては終息に向かっていると宣言する国もありますが どんどん感染が拡大している国もありますから、全然安心できません。例えば日本の様な平和ボケ 安全ボケした国なら かつてそのような致死率の高い恐ろしい病気による大きな被害を受けたことのない国ですから 病気に対する基礎知識もなければ 感染拡大を防ぐためにどのような行動をとるべきか 何も知らないのは当然かもしれませんが このウイルスを宿主とする動物と共存している国 即ちこの病気がいつ発生しても不思議ではない国に住んでいたら 自分と大切な家族の命を守るためにはもし病気が発生した時に取るべき行動や 慎むべき行動は 常識としてわきまえておくべきだし その国の医療従事者なら 感染拡大を防ぐための知識や手法を普段から徹底して身に着けておくべきだと思うのですが これだけ病気が拡大していることを考えれば 平常時からの気持ちや対策に対する備えが不十分だったとしか言いようのない事だと思います。

    この病気は患者の体液(血液や粘膜からの浸出液)や排泄物に直接接触することで感染するだけで 空気感染はしないと言われています。インフルエンザのように咳やクシャミを症状としていないからなのだそうですが もしこの病気に感染した患者が 一時的に風邪をひいていたり 慢性的な喘息もちだった場合はどうなのでしょう。当然咳やクシャミにより ウイルスが空気中にまき散らされますし、インフルエンザと違ってほんの数個のウイルスが体内に侵入しただけで感染すると言われていますから、その伝染力はインフルエンザよりもずっと強いのかもしれません。

    今回の感染者に医療従事者が500人以上いるというのも心配を煽ります。医療従事者ですから 病気そのものに対する知識や 感染の仕方、防ぎ方も熟知していて 当然ですが己の命は一番大切ですから 十分に安全と考えられる範囲で医療行為を行ったはずなのに これだけ大量の感染者が出ているという事は 従来言われているように 「この病気は簡単に感染しませんから」という言葉の信ぴょう性を貶めているように思います。

    外国で心配なのは 非常に厄介な多数の住人 中国です。一度数十人の感染者が確認された という情報がネット上に流れましたが 直ぐに削除されてその情報が誤りであると 訂正されました。本当に感染者は存在しないのでしょうか。中国はなにしろ 鉄道の事故が起こった時には その原因を隠ぺいするためにその列車を穴を掘って土中に埋めたことがあります。世界から非難されてしぶしぶその列車を掘り出して事故の原因を検証することに応じましたが とにかく自分の不利益になることは全てなかったことにしようとする国柄です。

    以前に航空機が事故を起こした時も 何時もうつされる映像に事故を起こした飛行機の機体に中華航空という文字がくっきりと写っていたのですが 中国がイの一番にした処置は白いペンキをぶっかけて 中華航空という文字をみえなくすることでした。本当に何か問題が起こった時に 根本的に問題を解決しようとする方法よりも 自分たちにとって不都合なことは隠し 自分たちの利益でありメンツしか大切にしない国民性なのです。

    現在の中国は 日本が想像するよりもはるかにアフリカ諸国と密接に結びついています。日本も従来からアジアやアフリカの諸国に技術協力をしてその国の発展に寄与しようとする動きはありましたが 最近では中国が非常に盛んにそれらの国に進出しているのです。但し日本と根本的に異なるのは中国人は自分であり自国の利益しか考えていないことです。例えば資源を開発しても優良な資源はすべて中国に持ち出して 当事国の利益などそっちのけです。工場を建設して 地元民を安くこき使って某かの利益を上げてもすべて中国に送り 当事国には何のメリットも与えないのです。

    さすがにこれらの国々も中国との関わりと持つことには 自国にとってメリットがない事が知れ渡ってきて 消極的にはなっていますが 執拗に進出する機会を狙っているのが現状のようです。ですからアフリカ諸国と相当に密接な関係である中国に 感染者が存在しても少しも不思議ではないと思います。感染を防ぐ技術が一番高いであろうアメリカですら かなりの数の感染者が見つかっているのですから。いずれ日本にも感染者が確認されるのは間違いないと思いますが 日本人らしく秩序ある行動で 感染の拡大をきちんと終息させてくれることを期待します。

     

  • 10月24日 深夜にフクロモモンガが来院しました

    普通のモモンガはこれまでに数頭治療した経験がありましたが フクロモモンガという動物は図鑑で見ただけでした。勿論飼い主さんには初めて実物を目にしました 等と言えるわけもなくて 久し振りみたいなポーズを取ってしまいました。この類の小動物について書かれている書物をあわてて引っ張り出して フクロモモンガについて勉強しました。標準的な体重や体長 平均寿命 餌として与えて良いもの、悪いもの 生活環境についての基礎知識 例えばゲージの大きさや室温管理、飲み水の与え方などなど確認しました。更にこの時期にかかりやすい病気とその治療法まで知識を整理して頭に入れ直しました。幸いに高槻市の方だったので 来院されるまでにタップリと時間があったので フクロモモンガについてしっかりと下調べを終えることが出来ました。

    今夜は冷え込んでいましたから 恐らく寒さによるダメージで食欲元気を消失したのだろうと予測していました。結構待たされてからやっと来院されたので早速診察を始めました。この動物は基本的に神経質であまり人に慣れません。赤ちゃんの頃にかなり濃厚に接触しておけば その匂いを覚えて馴染んでくれますが この子も人一倍神経質で 飼い主さんのご家族でも お母さんにはよく懐いていますがお父さんがうっかり手を出したら指を咬まれるのだそうです。

    初対面の小動物なので直接手で触れずにタオルにしっかりとくるんでから 診察を始めました。まずは目や耳、口の中の状態をチェックしました。特に気になることはありませんが下の色が白かったので 貧血傾向があるのかもしれません。ここ一月ほど食欲が落ち気味との話でしたので 体格的にはやせ気味で栄養状態が良好とは言えません。

    背中や腹部を触診した時に感じたのは やはり体温の低下でした。犬や猫のように検温できませんが 準備していたドライヤーで直ぐに体を温め始めました。ほんの一二分温めると かなり活発に動くようになりましたし 心音が温める前に比べて しっかりと落ち着いてきたように感じられました。とりあえず連れてきた巣箱に使い捨てのカイロをセットして帰り道で体温が下がらないように配慮しました。

    車で来院する途中に一度嘔吐したという事でしたので 体重60gの子でしたので ほんの数ミリリットルですが点滴を入れて ショック状態から回復して 食欲が戻るような薬を流し込みました。後は体温が平熱を維持できるぐらいに回復してくれたらまた元気になってくれる事と思います、まだ三歳と若いので 回復はスムーズに行ってくれることを期待して治療を終えました。

    最近 巣箱が古くなり汚れてきたので 新しいものと交換したそうで 巣箱にまだ馴染んでいないことも 今夜の不調と関係しているのかもしれません。何しろ小さい動物ですから 些細なことが身体には大きなダメージとして現れることは珍しくありません。人間でも大人であれば多少の事は影響を受けにくいのですが 生まれたばかりの赤ちゃんの場合は 小さなことが命に関わるような問題に発展する可能性があります。体重がほんの数十グラムの小動物の場合は 極小さな環境の変化が命取りになることはよくある事なので 細心の注意を払って面倒をみてあげて頂きたいと思いました。

  • 10月23日 プロ野球のドラフト会議がありました

    私はこのブログでは何度も書きましたが ドラゴンズファンです。落合監督を解雇した辺りから 正直な所あまり中日という球団が好きになれなくなってしまいましたが もう50年近く一筋に応援しているので なかなかほかのチームへ鞍替えすることが出来ません。好きな芸能人は 奥様が呆れるぐらいにコロコロ変わりますが アイドルは賞味期限が短いので必然的な事だと思います。勿論現在大好きなカズミン、ナーチャン、マイマイは一生続くと思っているのですが 多分三年後には全く別の女の子を追っかけていると思います。

    そんなわけでドラゴンズの今年のドラフトで指名できた選手について 考察してみようと思います。ドラゴンズの戦力の現状は燦燦たるものだと思います。落合監督が作り上げた常勝軍団の頃とメンバーが殆ど変っていません。毎年年齢を加えるのだからロートル軍団になるのは当然です。現在補強すべきは 投手力についてみれば 先ず安心して任せられる先発の枚数が全然足りません。中継ぎも浅尾ほどの完璧さを求めるのは酷かもしれませんが かなりレベルが低いし 特に左のワンポイントさえいません。抑えの岩瀬だってもう40歳を過ぎますからかつての活躍を期待するほうがおかしいのです。

    この悲惨な状況は昨年も同様でしたから 当然も昨年のドラフト会議でも即戦力として期待のできるはずの大学社会人から一位指名すべきでした。所が実際は高校生のサウスポーを指名して外して 更に全く無名の高校生ピッチャーを指名しました。勿論今年全く戦力になっていません。広島に入った大瀬良投手は十勝をあげて広島は三位になりました。もし中日が大瀬良を獲得できていれば チームが異なれば同様に勝ち星を残すとは限りませんが 同様に十勝してくれていれば中日が三位に入れていたのです。

    勿論大瀬良投手には複数球団が指名して抽選になりますから指名しても獲得できないのかもしれませんが 同じ姿勢で即戦力の先発ピッチャーを獲得していれば 今年のような悲惨な成績には終わっていなかったと思います。落合さんがGMとして会議に参加しておられましたが 発言権は全くないのでしょうか。普通GMといえばチームの編成の責任者であり ドラフト会議においてその発言権は絶対のはずですが 一体どうしてしまったのでしょう。

    今年の一位指名にも大きな疑問が残ります。中日が一位指名した三菱日立PSの野村投手は社会人の投手としては そこそこ活躍が見込まれる優秀なピッチャーだとは思います。けれど一位に指名する気配があったのは中日だけでした。他のチームの下馬評では外れ一位や上位指名でも殆ど名前が挙がっていませんでした。スポーツ紙によると落合GMは亜細亜大の山崎を一押しだと書いてありました。亜大の山崎は早大の有原に次ぐ大学二番手の投手として評価されていました。

    私は落合さんの一押し山崎を一位指名してくれることと信じていましたが 実際には野村投手を指名しました。山崎投手は外れ一位で抽選になりDNAに指名されてしまいました。もし中日が一位の入札で山崎を指名していれば 単独で指名権を獲得できていたのです。中日は今年四位でしたから二位指名の五番目に指名権がありました。一位で山崎を指名しても二位で野村を指名できる確率はかなり高かったように思います。

    この時点で中日の今年のドラフトは大きなマイナスポイントだと思います。次に中日のチーム事情がらすると捕手を獲得するのが急務のはずです。ここ何年も言われてきましたが 谷繁の後継者が全く育っていません。それなりにドラフトで指名はしてきていますが 育て方に問題があるのか 指名した選手に能力が足りないのかは 分かりませんが 来年は谷繁監督に 監督業に専念してもらって 強引にでも後継者を育てていかなければならない時期に来ています。捕手はリードが下手でもキャッチングが下手でもある程度試合で経験を積んでいかなければ 何時までたっても一軍レベルには育ってこないのです。

    私が今年捕手で期待していた選手が二人います。春江工業の栗原君と 九州国際大付属の清水君です。どちらも日ハムとソフトバンクに二位で指名されてしまいました。高校生ながらかなりの強肩でありキャッチングもバッティング相当に能力が高いと評判でした。日ハムもソフトも一応一軍で活躍できている捕手がいるのに二位で指名したのです。どちらの選手も中日が指名しようと思えば指名できました。中日が二位で指名した九州産業大の浜田も変則的なフォームのサウスポーで それなりに期待できそうですが 私個人としてはどちらかの高校生捕手を指名してほしかったのですが残念でなりません。

    結局今年中日はドラフト9名 育成で4名と大量に指名しました。この秋に大量に解雇したから当然かもしれませんが それほど期待できる選手がいるとは思えないので 私の評価は60点位です。山崎と野村の両投手を獲得できていれば ほぼ満点に近かったろうし せめて高校生捕手のどちらかを指名できていれば80点以上だったと思いますから 来年にあまり期待は出来ません。FAで住谷を獲得するつもりなのかもしれませんがドラフトでろくな捕手を獲得できていないことは明らかなので移籍金を吹っ掛けられそうで心配です。

    今年阪神が久しぶりに日本シリーズに進みましたが 阪神は韓国のナンバーワンの抑え投手を大枚をはたいて獲得して シーズン中もそれなりに活躍してくれましたし クライマックスシリーズでは全試合に登板して MVPを獲得するほどの大活躍でした。チームを強化するのにはある程度お金をかけなければできません。安物の外国人ばかり獲得してブランコみたいな大活躍は宝くじに当たったようなものです。それなりに実績があって活躍が見込める選手に大金をはたいて獲得しなければチームの強化は出来ません。

    来年こそはわざわざナゴヤドームまで応援に行きたくなるような戦いを中日がしてくれることを今から期待しています。中日が弱いとこの時期が退屈でしょうがありません。日本シリーズがもうすぐ始まりますが 阪神にがんばってもらって 関西に元気が出てくることをちょっとだけ期待しています。

  • 10月22日 1797年の本日 初めてパラシュートによる落下が成功しました

    パラシュートと言えばダビンチのスケッチ画が知られていますから その構想はかなり昔からあったようです。現実のパラシュートを研究して 実際に試したのは フランスの軍人のジャックガネルランという人だそうです。彼はプロシアとの戦争で捕虜になり そこから脱走するための手段としてパラシュートを考えたのだそうです。しかしそのパラシュートを実践する前にプロシア軍が負けてしまったので 試してみることが出来ませんでした。

    フランスに戻ってからもジャックはパラシュートの研究をつづけ1797年に初めて実験してパラシュートによる降下に成功しました。やり方は当時浮き上がる唯一の方法である気球に乗って一定の高さまで上昇してから パラシュートを使って無事に降下したのです。当初のパラシュートは見世物として集まった人たちから料金を貰って行う曲芸のようなものでした。

    最初のパラシュートの形は私たちがイメージするものとは異なります。直径四メートルぐらいの木製の輪っかに紡錘形をした布が貼ってあるもので最初から開いた状態で気球に吊り下げてあります。約300メートルまで上昇すると 気球から切り離して その浮力によって安全な落下速度を保ちながら降下するものでした。相当に振動が激しくて かなり危険を伴う形なのでそれ以後に改良されて 私たちが知っているパラシュートに進化したのです。ただ、最初が見世物から始まっているのでパラシュートには卑しいイメージが付きまとい なかなか飛行機からの安全な脱出用具としては認知されなかったみたいです。

    ある程度実用化されたのは第二次世界大戦の時の落下傘部隊に用いられたことからだそうです。物事の進化には やっぱり戦争が絡んでいるものなのですね。それにしても 私たちはパラシュートと言えば 勿論飛行機から降下するための道具だというイメージがありますが ライト兄弟が初めて飛行機を飛ばすのに成功したのは1903年の事です。その百年以上も前からパラシュートで人が降下していたというのはなんだか不思議な気がします。

    物好きな人は娯楽としてスカイダイビングを繰り返し行っていますし、アメリカなどではパラシュートが開くまでの自由落下している最中のパフォーマンスを競う大会まであるのだそうです。私は 腰抜け野郎ですから 勿論高い所は凄く苦手です。ちなみに奥様は全く平気です。ですから絶叫マシーンに乗った後のダメージに大きな違いがあります。私としては絶叫マシーンなんて金輪際乗りたくありませんが 奥様に挑発されて乗ってしまい思いっきり後悔します。

    秋の旅行でまたフジQハイランドに出かけるプランが浮上していますが できたら避けたいものです。人間はみなどうして怖いものに乗りたがるのでしょうか。私には理解できそうにないし 一生理解したくもありません。遊園地はあくまで楽しく遊ぶための場所ですから 本当に楽しい遊具だけを置くべきだと思います。

  • 10月21日 宮澤大臣のいきなりの大失態に笑えません

    何故大臣になったばかりの人から ボロボロアラが見つかるのでしょう?自分のやってることに自信がないのなら大臣の要請を受けなければよいのにと思ってしまいます。今回の政治活動費の使い道についての疑問はいくつもあります。どっち道スケベったらしい顔をしたオッサンなのだから別にSMの趣味があったって 誰も驚かないのに 何故秘書がそのクラブへ出かけた事にするのでしょうか?もし大臣自身が出かけていないのに秘書が出かけていたSMクラブの料金が大臣の政治活動費として計上されていることの方が 更に罪が重い事に気付かないのでしょうか?静かに酒を酌み交わすのか芸者を揚げてどんちゃん騒ぎをしているのか分からない料亭での勉強会ですら 庶民にしたら納得がいかないのに、SMショーが繰り広げられているバーで いったいどのような類の政治に関する活動が成されていたというのでしょうか?秘書が出かけた事にして その金額を弁済させて 報告を修正すればそれでことが済むとでも思っているのでしょうか?

    こんな簡単な事さえ分からないようなおバカにとても内閣の主要ポストである経産大臣なんて勤まるはずがないと思うのは私だけでしょうか。こんな頭の悪いガードの甘いスケベな変態親父が国会議員をやっていること自体が凄く情けなくて恥ずかしい事だと思います。選挙区にお住まいの方ならなおさら恥ずかしくて 二度と選挙で投票して当選なんかさせないと 固く決意されている事と思いますから、民主党や共産党の方にはチャンス到来だと思います。

    親の七光りのお嬢ちゃんに主要閣僚のポストを与えていたこと自体 安倍ちゃんの大失敗だとは思いますが 次に立てたのが こんな変態親父では安倍ちゃんの任命責任を追及されても致し方のない事だと思います。

    安倍ちゃんの支持率は私にしてみれば凄く不思議だったのですが未だ高いままでしたが、さすがに内閣を改造した途端のこの連続大失態には さすがに国民も批判的にならざるを得ないと思いますが如何でしょう。そもそもアベノミクスなんて言う幻想にに騙され続けてきましたが さすがにいつまでたっても一般庶民の生活には何の恩恵もない事に そろそろ気付いてもよいのではないでしょうか。

    アベノミクスなんで所詮は今までの総理大臣もやりたかったけれどできなかった円安政策を実行しただけなのです。それによって輸出産業が息を吹き返したのは間違いがありませんし 連動したように株価が上昇しました。しかし冷静になって考えてみれば 円の価値が下がったという事は 日本の所有する全ての財産の価値が二割ほど目減りしたのです。決して喜ぶべき現象ではないのです。円が下がれば 輸出する時には有利になりますが 逆に輸入する時には大きな差損が発生するのです。

    小麦などの輸入価格が上がったことによって粉ものの価格が上がり いきなり庶民の生活を直撃しました。原発の事故以来 原発反対派が錦の御旗を手にいれたかのように勢いを増してしまいましたが その為に火力発電に頼る比重が高まり、凄く沢山の二酸化杏祖をまき散らかして 地球の温暖化に拍車をかけている事に気付いている国民は少ないのかもしれません。そしてその発電に使うための重油の輸入量が増大して いま日本はかつてないほどの輸入赤字を抱えているのです。

    このブログでは何度も書きましたが 今回の津波によっておこった原発事故は勿論取り返しのつかない大問題ではありますが、百年に一度あるかないかの津波に対する対策さえきちんと立てれば 原発ほど安上がりであり、二酸化炭素を全く発生しないクリーンなエネルギーはないと思います。闇雲に原発反対を唱えるよりも 現実的な原発を津波から守る対策を考える方がよほど日本の国益につながることだと思います。

    まあ安倍ちゃんの人気が落ちないのが不思議ですが 自民党がやっぱり期待外れでも 民主党にはもっと期待できないし、共産党が政権を取ったら日本の国がひっくり返るかもしれませんから 当分安倍政権が続くのは致し方ないみたいですね。